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【婆ちゃんワールドINデイケア】 田中

2013年09月19日 | きみさんち

自分で通いたいと言い現在週2回通っているデイケアでの出来事をこんな風に話す。
私「デイケアで友達出来たの?一人ぼっちで辛かったら行かなくても良いんだからね」
婆「皆、一人になると誰かしら話かけてくれるから居眠りしてる暇も無いんだよ(笑)」
この言葉を聴いて一安心。

婆「この間なんか、年の話になって、ある人が大正10年生まれで70歳なんですよと言っているのを横で聞いていた婆さんが『あんたが70だったら昭和うまれの私はいったい幾つになるのさ』って喧嘩を始めたんだよ。それでお幾つですかって尋ねたら59って言うんだおかしいよねぇー(笑)漫才みたいだ」と言って笑っている。
私「じゃー婆ちゃんは幾つになったんだっけ?」
婆「確か98歳だと思うけどな」「大正14年だから・・・」
私「・・・?類は友を呼ぶとはこういう事を言うのか?」
保健証には94歳と書いてあるけど一体幾つ逆サバ読んでいるのよ(笑)

また16日の敬老の日にはお祝いのお祭りがあったらしく、駄菓子とヨーヨー(水入り風船)
片手に「今日は御神輿を担いできたんだ。歩かなかったけど担ぐだけ。」「それで射的と輪投げがあってやってきたんだけど上手く入らなくてこれサービスだって言ってもらってきた。」と駄菓子の入った袋を満面の笑みをこぼしながら見せてくれた。童心に返っているのが分かるほど本当に嬉しそうな表情なのである。

今では楽しさが波に乗ってきたのか送迎の来る2時間も前から支度をはじめ、「今日は行く日だから鍵閉めお願いだよ」と。時間は午前7:20。まだ寝ていたい私は「分かった」となま返事を返すと「本当に分かっているのかい」と何度も私の部屋へ言いに来る。
送迎は9:40なのに待ちきれないのである。
福祉施設の利用は何かと誤解されやすく、近隣の目を気にし利用を渋る人も少なからずいると思いますが、本人・家族がホッと出来る瞬間をお互いが作るとでこんなにも笑って会話が出来る環境になるんだなと改めて思い知らされている今日この頃なのです。

12:31 | Posted by admin