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【上半期】  のんびり家3F 永辻

2021年08月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年も上半期が終わり。もう下半期です。
年々時間が過ぎるのが早く感じています。
今年の上半期は1月から6月の間で緊急事態宣言とまん延防止等重点措置がなかった日は30日もなかったそうです。ほとんど何かしらの宣言中の毎日でした。振り返ってみてもほとんど家と施設の往復で、休みの日も家で過ごしていました。制限がかかる生活の中でストレスもありました。
ワクチン接種が中々進まない所もありますが、入居者さん、職員、ご家族等が接種し終わって今よりも少しでも過ごしやすい環境になることを切に願っております。
下半期は生活を充実して、2021年が良い年だったと思えるようにして行きたいと思います。

22:19 | Posted by kimisanchi

【印象的な出来事】  のんびり家2F 池田

2021年08月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

最近とても暑くなってきました。水分補給や室温に気をつけて行かないとすぐに熱中症になってしまいそうな陽気が続いています。
最近の出来事で印象的だったのはいくつかあります。その中からお話をして行きたいと思います。
まずはKさんです。今まで家に帰りたいと言わないKさんが進んで家に帰りたいと動くことがあります。急に思い立ったのか、雨が降っていると言っても、いいよと言ってとにかく帰ろうと試行錯誤をしていました。階段から降りようとしたりエレベーターに乗ろうとエレベーター前の車椅子を自分でどかそうとしたりとしていました。
次にGさんです。誕生日会を行いましたが、本当の誕生日は過ぎてしまったのですが、ご本人と相談をして何とか行うことが出来ました。豪華な食事はご本人もとても驚いていましたし、プレゼントも気に入って頂けたようでした。
以上、印象的な事を書かせて頂きました。皆さんも水分補給や室温などに気をつけて、熱中症などにならない様にして行きましょう。

22:19 | Posted by kimisanchi

【Yさんとの想い出】  のんびり家2F 飛鳥井

2021年08月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

みなさん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
前号で石井さんもYさんについて書いていましたが、今回私もYさんについて書かせて頂きます。
2021年3月16日、のんびり家2階のYさんがご逝去されました。享年97歳でした。
2010年ののんびり家開設以来、共に時間を過ごして来たYさんがお亡くなりになりましたが、未だ実感が湧きません。そのうち、ひょっこりと現れそうな気がしてなりません。
当日、私は勤務でしたが、20時30分頃Yさんのお看取りをしました。ご家族のご意向で、「最期は自然のままに」という事で延命治療はしない方向で支援をしていました。
数日前から身体状況に変化があり、水分も殆ど摂れなくなっていました。
私たち職員に出来ることは、Yさんの体位交換をして少しでもお身体への負担を減らすこと。また、口腔ケアをすること位に限られていました。次第に呼吸が口呼吸になり、苦しそうな表情になっても、じっと見守ることしか出来ません。Yさんのお顔を見ながら、ご入居以来本当に色々なことがあったなぁと想い出していました。ご入居当時は認識力も高く、とても理路整然とされていて、理屈が通らないことにはご自身の意思を曲げない方でした。4点杖を持ちながらもご自身の足でしっかり歩かれていましたが、ここ数年は車椅子の生活になり、また食事や入浴、排泄など生活全般で介助が必要になりました。Yさんと日帰りや宿泊旅行に出掛けたことも想い出の一つです。また、担当者として誕生日企画を立ててYさんの地元(日本橋)に出掛けたことも楽しい想い出の一つです。日常生活の中でも、Yさんからは本当に沢山のことを教えて頂きました。
Yさんがお亡くなりになったことはとても残念で寂しい限りですし、ある意味家族以上に長い時間を過ごしたので、心にぽっかり穴が開いた様な気持ちですが、のんびり家でお看取りをすることが出来て良かったと思います。Yさんには、身を持って人生の幕を閉じる瞬間までのお姿を見せて頂き、「人が生きて最期を迎える」姿勢を学ばせて頂いたように思います。Yさんがお亡くなりになったことが分かった瞬間、「Yさん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。」と思わず口に出していました。最後の数日間は相当苦しかったに違いないと想像しますが、最期はとても穏やかな表情をされていました。
本当に色々なことがありましたが、Yさんと出会うことが出来て良かったと思います。認知症という症状がなければ、出会うことはなかったかもしれないと思うと、何か不思議なご縁を感じずにはいられません。
Yさんで一番印象に残っていることは、ご主人との仲睦まじい姿です。ご主人が来訪された際には、いつもYさんのお好きなものを持参され、お部屋で仲良く召し上がっていました。生まれ変わっても、ご主人と一緒になると仰っていたYさん。今頃は、天国でご主人と再会し、仲良く過ごされていると思います。新型コロナの影響もあり、Yさんと最期のお別れをすることが出来ませんでしたが、コロナが落ち着いたら墓前に伺いたいと思います。
Yさんから学ばせて頂いたことを忘れずに、またYさんから「あなた、しっかりしなさいよ」と言われない様に、これからも支援を続けて行きたいと思います。
最後になりましたが、Yさんのご冥福を心よりお祈り致します。

08:32 | Posted by kimisanchi

【いつもの風景です。】  のんびり家3F 伊藤

2021年08月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

お久しぶりです。のんびり家3階の伊藤です。まだまだ新型コロナウイルスの影響はありますが感染予
防対策に努めて乗り切って行きましょうね。今こそ元気が大事になってくると思います。ワクチン接種も着実に進んでいるのでもうひとふんばりです。
あっ、ちなみに自分は、昔から身体が丈夫な事だけは取柄です。まあそれしか取柄がないんですけどね(汗)。精進していきたいと思います。
さて今回のお話しは、のんびり家3階リビングルームのいつもの風景です。
リビングルームは、誰かしら入居者さんがいらっしゃる事が多いのですが、新聞を読んだりテレビを観ていたり、スッタフや入居者さん同士でお話しを楽しんでいたり(井戸端会議みたいなの)と、結構賑やかであります。元気な証拠です。そうゆうのが楽しいです。自分も大好きです。張り切って参戦します。
たまに入居者さん同士でそりが合わずに口論になってしまう事もありますが、なんだかんだで治まります。人間ですから時々そうゆう事もあります。
そんな感じでのんびり家のリビングルームは、入居者さん賑やかで楽しまれていますが、時々、お部屋で休まれていたりして、何方も居ない時があったりして、寂しいです。落ち着かないです。
でも仕方ないです。もちろんお部屋で休むのも大事だし、くつろぐのも大事ですし、入居者さんの自由です。でも寂しいです。いつもいる人達がいないとかなり寂しいし、ぽっかり穴が開いた気分になってしまいます。
いつも居ることが当たり前に思わず、その日その日、その時その時を大事して欲しいし、自分も大事にして行きたいと思いました。
これからも元気に楽しく一緒に過ごしていきましょうね。

08:32 | Posted by kimisanchi

【早いですね。】  のんびり家3F 新宮

2021年06月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

6年間のんびり家3階で生活されていたKさんが3月にホームでお亡くなりになりました。目玉焼きやサーモン、トマトなど「美味しいよね」と美味しそうに食べられていたのを思い出します。また、よく頭や肩を優しく撫でて頂いた優しい手も忘れられません。最後は穏やかなお顔でした。主観的ですが。もしかしたらお身体が辛かったかもしれません。そのとき周りの人に気配りされていたのではと見たとき、私も辛いときこそ笑顔を心がけようと強く思いました。最後までお疲れ様でした。ありがとうございました。
量子力学の知恵に基づく独自の教育法をもとに講師などされている「自分発振」の著者村松大輔氏。
そこには量子力学では、意識や感情にはちゃんと実態があってフォトンという素粒子で出来ているそうです。実態があるということにびっくりです。
ざっくりいうと、「うれしい」と思えばフォトンもうれしいの振動を帯びて発振。「不安」と思えばむかつくのフォトンが発振される。「共振」というのもあり、思ったこと「うれしい」と思えばうれしいこと、「不安」と思ったら不安なことが返ってくるそうです。とてもシンプルなことですが、これが科学で証明されているととても興味深いです。あっ、気持ちが伴わなくとも、ポジティブな言葉を思ったり言うとそれが「返って」くるので日々訓練しています。

17:22 | Posted by kimisanchi

【アテンション プリーズ?】  のんびり家2F 佐藤

2021年06月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

ファイル 559-1.jpeg誰が言い始めたのか、のんびり家2階では入浴介助の時、入浴にかけて「ニューヨークへどうぞ」とお誘いする事があります。
先日、男性のKさんの入浴介助をしたときの事。Kさんは体の片側がやや不自由な為、杖を使ってゆっくりと歩く方です。その日は前日に長時間の通院があった為、少しお疲れの様子でした。
最初に声を掛けたときは「入る」と言っていたものの、なかなか腰が重い様子。今日は入らないのかなと思いながらも、咄嗟に「当機はまもなくニューヨークへ出発しますので、お急ぎ下さ~い!キャビンアテンダントは佐藤で~す」と言ってみたところ、「クックッ」と笑いながらゆっくりと腰を上げてくれました。
その後、ちょっと味をしめた私は、湯船から出た後シャワーチェアまでの数歩がなかなか重いKさんに、「まもなくニューヨークから東京へ出発しますので、こちらにお掛け下さい、お客様~!」と言ってみたり。
シャワーチェアから脱衣所に準備していた椅子までの足取りもなかなか重い時には、「羽田から文京区役所のヘリポート…文京区はありますよね、ヘリポート!ヘリポートまであと少しです!ヘリコプターです!お客様~!と言うより、機長?機長、あと少し!」と言ってみたり。
Kさんも笑いのツボにはまってしまったようで、終始ケタケタと笑いながら茶番につき合ってくれました。
ちょっとおふざけが過ぎたかな…と思いながら、入浴後脱衣所からリビングルームまでゆっくりと歩いているKさんを近くで見守っていると、椅子に腰掛けたKさんが、こちらにすっと手を差し伸べてくれました。私も手を差し出し、がっちりと握手を交わしました。
Kさんは普段からとても紳士的で女性に優しく(女性が大好き?笑)、私もKさんと冗談を交わす間柄でした。ケアする側とされる側という垣根を越えて、人と人として通じ合い、自分がいる事で入居者の皆さんの日常が少しでも彩り豊かになった時。そういう瞬間って、堪りません。
Kさん、こちらこそありがとう。私の方こそ、自分で言っておいて、お腹がよじれる程笑ってしまいました。またいつでも、ニューヨークにお連れしますからね!

17:21 | Posted by kimisanchi

【傍を楽に】  のんびり家3F 松山

2021年05月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階でパートの仕事を始めて3年が経ちました。
この3年の間に、5人の方が天国に旅立たれました。
介護の仕事を始めるまでは、身近に死を感じることはなかったのですが、「人は必ず死ぬ」という当たり前のことをこの仕事を通して、そして自分の父親を見送ってひしひしと感じている昨今です。
今年の3月に旅立たれたKさんは、食事をしっかり召し上がる方でした。
私は夜勤専門なのですが、朝食のサポートをさせていただいて、いつもパクパクと召し上がってくださるので、嬉しく思っていました。
そのKさんが、いつしか気づいたら全然召し上がってくださらなくなり、そしてしばらく後に天に召されました。食べれなくなるということは、やはり旅立つ準備だったのでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします。仕事を始めたばかりのころは、Kさんは、慣れない私に対して、かなりの拒否がありましたが、時が経つとともに、いつしか身体を任せてくれるようになりました。誠意をこめて介助をしていると、通じるものだなと学ばせてくださった方です。
そして、最近は、とってもアクティブだったEさんの元気がありません。
常に騒がしく声が大きく、あちこち歩き回られたり、かなりの暴れん坊で、支援が大変だった時期も長かったのですが、今は立ち上がることもやっと、トイレにいくこともままならなくなってしまっていらっしゃいます。
ご自分では、着替えもなかなかままならないご様子で、介助をさせていただくと、「凄いなあ、速いなあ」と感心しながらお金を払おうとなさいます。
そんなEさんの姿を目の当たりにして、なんだか切ない気持ちになっています。
身体が思うように動かないのは、自立心が高い方だけに、余計にしんどいことでしょう。
「働く」とは「傍を楽にすること」
少しでものんびり家の利用者の方々が楽になるお手伝いがもっと上手ににできるようにならなくてはと感じています。
ということで、無資格でしたので、初任者研修の資格をとることにしました。
週に1回のスクーリングの長期戦ですが…

10:57 | Posted by kimisanchi

【10年の年月】  のんびり家3F 永辻

2021年04月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

東日本大震災から今年で10年の年月が経ちました。
震災当日、私はのんびり家で働き始めて半年ほど経つ頃でまだまだ新人の時でした。
その日は夜勤明けで帰って寝ていて、大きな地震の揺れで目が覚めて、覚めたと同時に今までに経験したことのないこの大きな揺れに危機感を感じて、慌てて外に飛び出しました。地震が落ち着いてから部屋に戻ると、棚などが倒れておりグラスも割れており、部屋の中は酷い状況でした。この時に命の危険を感じ、とても怖かったことを今でも鮮明に覚えています。
私ものんびり家で働き始めて10年の年月が経ちました。振り返ってみると10年の年月が早かったように感じますが、一方でまだ震災から10年しか経っていないのかと思う自分もいます。色々な出来事があった10年間でした。これからまた10年、20年と経った時に震災を知らない人が今よりも増えています。私達が出来ることは何年の月日が過ぎようが、東日本大震災のことは決して忘れずに風土かしないようにしていくことが大切だと信じています。

17:25 | Posted by kimisanchi

【死と向きあう】  のんびり家2F 荒野

2021年04月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

この仕事をしていく上でどうしても避けられないものがあります。それは入居者さんとのお別れです。私がのんびり家に入職して約2年半、この間に5人の方々とお別れをしました。一人目の方は、インフルエンザで入院し入院先の病院で心不全でお亡くなりになりました。二人目の方は、経管栄養での誤嚥が続き、IVH(太い血管から直接栄養点滴を行う医療行為)に切り替えた結果、のんびり家を退去され病院へと移られました。3人目の方はある朝突然、急性心不全でお亡くなりになりました。4人目の方は経口摂取が出来なくなり入院されていましたが、ご年齢的に治療が難しくのんびり家に戻られ数日後に亡くなられました。そしてこの記事を書いている数日前に5人目の方が老衰のためお亡くなりになりました。
 それぞれに理由は違いますが、いつも同じことを思います。果たして自分のケアは入居者さんにとって最善のものが出来ていただろうかと。もちろん、日々の支援は考えながら行っていますし、今こうして振り返ってみても他に何が出来たかと言われても浮かんできません。ただどうしても言われえぬ不安感や空虚感があるのです。おそらく入居者さんとの別れに対して気持ちの整理が出来ていないのだと思います。日常の多くを入居者さんと共に過ごし関係性を築いてきたので、仕事をするうえで避けられないとは分かっていてもそう簡単に割り切れるものではありません。
以前、介護関係のコラムを読んでいて「その人に対して何が出来たか」で振り返るのではなく、「何を遺してもらったのか」という捉え方をするというのを目にした覚えがあります。 なるほど、あらためてそう考えてみるとお一人お一人との思い出と共に教えてもらった事、気づかされたこと、遺されたものが浮かんできます。皆さんと過ごした日々が介護職としての今の自分の血肉となっている事を実感できます。そう思うと感謝の念がわき別れの辛さも少し和らぐような気持ちです。ただやっぱり本音はちょっと寂しいです。

17:24 | Posted by kimisanchi

【頼りになる男性現るです。 】  のんびり家3F 伊藤

2021年03月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお元気でお過ごしでしょうか?お久しぶりです。のんびり家3 階の伊藤です。新型コロナウイルスもまだまだ蔓延しているので十分に手洗い、うがいをして感染予防対策していきましょうね。ワクチン接種も迫ってきましたので気を緩めずにお身体に気を付けて下さいね。
さて今回のお話しは、頼りになる男性現るです。あっ、ちなみに自分ではないのであしからず。
1月からのんびり家の3階に新しい入居者さんがいらっしゃいました。男性のMさんです、ダンディで紳士な殿方です。Mさんは、大体いつも就寝されるのが22:00から23:00過ぎなのですが夜勤でよく隣に座りお話しをしたりします。
話し上手で冗談もお上手です、さすがです。こうゆう男性が世の中の女性にモテるんだなーと感心させられます。時には悩み事を聞いて下さいます。
ある日の事、日中に地震があり戸惑う入居者さんもいらっしゃいましたが、地震がおさまり安全確認して戻ってくると、Mさんが他の入居者さんに「これくらいなら大丈夫」と安心できるように声掛けをしている姿に男を感じた次第であります。さすがモテる男は違います、思わず「さすがアニキ」と言ってしまうくらいです。
その他にも、夜勤の前日に怖い映画をみてしまい背後が気になったり、暗闇がおっかなかったりでビクビクしながら夜勤をしているとトイレ行きたくなってしまい、ビビりながらトイレに行き、起きているMさんに「Mさんいるー?」と声掛けると「いるよー」と一安心です。再度、ビビッて「Mさんいるー?」と声掛けると「いるよー、どこにも行かないから大丈夫だよ」ともうこれは、自分のお兄ちゃんではなかろうかと思う始末です。
さすが頼りになる男性です。こんなビビり者ですが、これからもどうかよろしくお願いします。元気に楽しく生活していきましょうねアニキ。

17:22 | Posted by kimisanchi

【全員揃う事を願います】  のんびり家2F 池田

2021年03月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

 3月に入り2月までの寒さが嘘のような日があり、寒い日と暑い日が混ざっているような月になりそうです。
 最近は新しく入って来た入院も居ます名前をSさんです、とてもお元気なお方で外にもよく出てはいろんなところを歩いたり、時にはタクシーを使い遠くに行ってしまう事もあります、とてもお元気なお方です。
 入院から帰ってきた入居者も居れば入院をしてしまった入居者も居ました、最初にYさんは2月に2週間入院していた、心配をしていましたが帰って来た時は安心をしましたが今までのYさんと違い大分身体能力が弱まっていましたが戻ってこれて良かったと思いました、次にGさんは1度12月から1月まで入院をしていたのですが帰ってこられたときはとてもうれしかったです、比較的にお元気で帰ってこられてきてお過ごしになっておられたもですが、2月に再度入院をしてしまいました、戻ってきてそんなに日付が経っていないのにとても残念です早く回復をして戻ってくることを思っています。
 1度は8人全員そろっていたのですがまた減ってしまいさみしいのです、早く帰ってこられることを願っています。

17:21 | Posted by kimisanchi

【出会い】  のんびり家2F 飛鳥井

2021年03月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
昨年の春以降、新型コロナウイルスはまだ終息しそうにありませんね。
生活する上で、様々な制限があり、知らず知らずのうちにストレスも溜まってくると思いますが、上手にコロナと付き合いながら、ストレス発散もしましょう。因みに、私のストレス発散方法は、大好きな甘いものを食べる事です。
お陰で、体重が増えてしまいました。(笑い)
今回は、ある方との「出会い」について書いてみたいと思います。
先日、仕事を終えて帰宅途中での出来事です。あるマンションの前を通りかかると、マンション前の階段に座っていた高齢者の方(女性、70代から80代)と目が合い、「交番はどこかしら?」と声を掛けられました。「ごめんなさい、私はこの辺に住んでいる訳ではないので、交番の場所を知らなくて。」と答えました。話はそこで終わらず、「そう、困ったわね。」と言いながらその方が話を始めたので、耳を傾けることにしました。
実は、その方とは面識はないのですが、そのマンション前に時々座っていて、私が通りかかった際「行ってらっしゃい。気を付けて」などと声を掛けられたことがあり、私も「はい、行ってきます」と返事をしたことがありました。
また、一度遅い時間に(夜の9時過ぎ)マンション近くをお巡りさんと一緒に歩いている姿を見かけたこともあり、「もしかしたら一人で出掛けて、迷子になったのかな?」と思っていました。仕事柄、「もしかしたら認知症の方かもしれないな。」と思っていたのですが、今回話をしてみて、同じ話を繰り返していたこともあり、認知症であることを確信しました。話の内容ですが、ご主人とは
証券会社で職場結婚したこと。仕事柄海外への赴任が多くて、ご主人が単身赴任していたこと。病気になり、ご主人が40代でお亡くなりになり、それからはお一人であること等々。初めて会うに等しい私に身の上話をしてくれました。
立ち話で15分程度であったと思いますが、この日は風が強く、夜間で寒かったこともあり、そのまま立ち去る訳にも行かず、一通り話を聞いた後で、それとなく「どうしますか?お巡りさんを呼びましょうか?」と聞いてみました。
ご本人は、「ここのマンションに住んでるのよ。」と言っていましたが、オートロックで入れないかも知れないと考え、ご本人の了承を得て通報し、保護をお願いしました。
間もなくお巡りさんが現れ、その方に向かって「また出てきちゃったんだね。」と声を掛けたところを見ると、やはり今までにも保護されていた様子です。もう一人お巡りさんが現れ、「寒いから、入ろうか」と促してマンションに入って行きました。その際、その方が「遊びにおいでね。風邪ひかない様にね。」と言ってくれたので、「はい、おやすみなさい。お互いに風邪ひかない様にしましょう。」と返事をして、マンションに入っていくのを見届けて、私も帰途につきました。帰りの電車の中で、「マンションにお一人で住んでいるのかな?ご家族がいれば、心配して迎えに来るはずだけど?」などあれこれ考えてしまいました。
将来、認知症の高齢者が増加すると言われています。その際には、専門職である私たちだけではなく、やはり地域の住民の協力がより必要になると思わされ
た出来事でした。この日以降、そのマンションの前を通る度に、その方が座っているかな?と楽しみに思うようになりました。小さな出会いを大切にしたいと思います。

17:00 | Posted by kimisanchi

【早いですね」】  のんびり家3F 新宮

2021年03月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

あっという間にお正月が過ぎ、節分が過ぎました。
1月下旬、のんびり家3階に、新しくお仲間が増えました。80代男性の方です。
以前は寿司職人でご夫婦二人三脚でご商売されておられました。
お寿司の話題になると、とても活気があり、今にでもほお張りたくなってしまうくらいの、職人技の握りの手つき。優しい手、笑顔の素敵な方です。
ご入居されてから間もないですので、徐々に環境や人に慣れていって頂ければなと感じています。
私は最近、早朝に近所のゴミ拾いをさせて頂いています。帰宅の路は、お菓子の箱や包装紙など落ちていますが、早朝にはないです。地域の方が毎朝お掃除されておられるのだと思い,朝清々しい気持ちでいられること、ポイ捨ては無くならないことは事実で悲しいけども、拾っている時は、見て見ぬふりをしない自分がいることに感謝しています。
私たちは日々ゴミを出し続けてきています。出さないようにすることは無理ですが、行動し考え続けていこうと思います。
追伸 たばこのポイ捨てがすごく多いです。缶を灰皿代わりにして捨ててあることもあります。缶切りで開け出すのも大変です。なぜ、書くか追々お伝えしていおうと思います。

17:00 | Posted by kimisanchi

【自分を必要としてくれる存在の大切さ】  のんびり家3F 松山

2021年02月25日 | のんびり家::のんびり家 3F

半年前に山形の実家で父親が旅立ちました。享年88歳でしたので、大往生の部類には入るのでしょうが、私はずっと父に寄り添い介護してきた母親が鬱になったりしないかとずっと危惧していました。それで東京で一緒に暮らさないかと提案もしていました。実家にはバツイチの弟が一緒に暮らしていますが、なかなかの気難しいタイプで…。ところが、事態は思わぬ方向へ。弟が、母親に子犬をプレゼントしてくれたのです。その子犬のお陰ですっかり電話の母の声に覇気が戻りました。母は、ずっと飼いたい気持ちがあったのですが、父が家が汚れるからと嫌がってなかなか実行に移すことができないでいたのです。お正月に実家に帰った時に、荷物を置こうといつも寝泊りしていた8畳の和室を空けたら、そこは、すっかりお犬様のお部屋に。名前は茶々丸。犬種はパピヨンです。驚くほどやんちゃで、ずっと飛んだり跳ねたり、ウサギみたいに走っています。家が見違えるほど賑やかになりました。そして母が、本当に元気になりました。やんちゃでものすごく手がかかるのですが、可愛くてしかたない様子。自分を必要としてくれる無邪気な存在は何よりの癒し、薬なのだなあとつくづく。ペット効果恐るべし。おまけに無口な弟とのコミュニケーションが増えて、めでたしめでたしな実家でした。

08:33 | Posted by kimisanchi

【コロナ禍に思う事】  のんびり家2F 佐藤

2021年02月25日 | のんびり家::のんびり家 2F

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$file1何回か前のどっこいしょの記事に今のスマホを7年使っていると書きましたが、今年の春ついに買い換え、とても快適な通信環境になりました。その為、気づいたらいつもスマホを見てばかり。
これはちょっとまずい、本を読もうと思いながらも中々ピンとくる本との出会いがなく、暫くして書店で目に留まったのが、その時の記事にも書いた鴻上尚史氏の本でした。
佐藤直樹氏との共著で、タイトルは「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」。
著者は、元々日本にあった「同調圧力」が、新型コロナによってはっきりとしたかたちに、それも凶暴で陰湿なかたちになって現れてきたと感じているようです。
数人の小さなグループや集団のレベルで、職場や学校、PTAや近所の公園での人間関係等、その時の多数派や主流派の集団の「空気」に従えという命令が「同調圧力」で、日本は世界で突出して高い国との事。
「同調圧力」を生む根本に「世間」と呼ばれる日本特有のシステムがあり、「所与性」(変わらないこと・現状を肯定すること)を求める「世間」に、苦しむ事がある。その為に「世間」の正体を知ることが大切な一歩だという事です。
ただ、日本に「世間」はこの先もずっと残ると両者は考えており、「世間」の風通しを良くする為に「社会」を見つける。強い「世間」ではなく「弱い」世間に複数所属して自分を支えたり、「社会」と気軽に繋がって自分を支えたりして、方法を見つける事。要は、自分をたった一つの強力な「世間」で支えようとしないという事が肝心のようです。
私自身は、マイペースであまのじゃくなところがあるので、そういった事はあまり感じず、むしろ抗って過ごしてきたような気がしますが、世の人がいかに空気を読み、読み過ぎるが故に息苦しくなっている理由が良く解りました。また、自分で気が付いていないだけで、よく考えもせず空気を読んで行動している事が多くあったかもしれません。
現在の自粛や感染対策は、自身や周囲の人が新型コロナウイルスに感染しない為のものだったのに、いつの間にか世間のルールを守り白い目で見られない為、保身の為のものに変わっていっているような気がしていました。
でも、本質は、自身や周囲の人、社会の人が感染しないように、仮に感染してもすぐに対処して拡大させないようにする事。特に私達の場合、高齢の入居者の皆さんに感染させないことが一番重要です。
厳しい日々が続きますが、入居者の皆さんと「コロナが落ち着いたら、温泉でも行きたいね」と話しながら、その日まで皆が健康に過ごせるようにしたいと思っています。

08:33 | Posted by kimisanchi