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【やれば何だって出来るのよ・・・。 】  のんびり家2F 石井

2021年01月28日 | のんびり家::のんびり家 2F

1度、短期間ですが退職した期間を除いて(苦笑)これまでどっこいしょの記事をどれくらい書いてきたんだろうと少し考えてみました。直ぐに忘れてしまうため、以前記事にしたのではないかといつも考えてしまいます。以前の記事内容でも、この仕事に就いて直ぐに辞めようかと思っていたことは書いたことと思います。まったく畑違いのところに来てしまったと若干の恐怖心もあったように思います。たまたま空いたのんびり家にポツンと入職する形になり日々、頭の中がグチャグチャでよくわからない感じでした。当時ののんびり家は東大前ではなく本駒込近くにありましたが、自分の入職後にのんびり家の入居者が数名入れ替わりました。そして、歳月は過ぎ、3年くらい経ったところでのんびり家の宿泊旅行を計画することがありました。計画内容自体が脆弱なものでしたが当時の管理者と仲間に支えられ何とか無事に宿泊旅行を終える事が出来ました。
その旅行の最中でカラオケをする機会があったのですが カラオケの最中に女性のSさんが満面の笑みを浮かべて「やれば何だって出来るのよ・・・・。」と力強く豪語しました。結局、カラオケ後にその女性の方は興奮してしまい、その翌日まで寝ないで過ごすことになるのですが・・・・・・。とても素敵な言葉でその旅行で、その瞬間にその言葉を聞くことが出来て今でもこの仕事を続けていられるのだろうなと思っています。新人の頃の自分でも、今後何年経ったとしても色褪せることなく刻まれていることなのだと思います。

17:22 | Posted by kimisanchi

【経験】  のんびり家3F 永辻

2021年01月28日 | のんびり家::のんびり家 3F

私が前回どっこいしょの記事を書いたときは、夏頃でコロナウイルスの状況も少し落ち着いていた頃ですが、12月に入り日に日に新規感染者数が増加している状況で、ご家族にも再度面会中止のお願いをしなければいけない状態になりました。
本当に私にとっても2020年は仕事もプライベートもコロナウイルス中心でいつも身近にいる気がしていました。ですが、コロナウイルスと1年間向き合ってきたこの経験を活かして、入居者さんに改めて今出来ることは精いっぱい支援していきたいと思います。
この様な状況ですが、2021年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。

17:21 | Posted by kimisanchi

【難攻不落の小石川植物園です。】  のんびり家3F 伊藤

2021年01月06日 | のんびり家::のんびり家 3F

ファイル 528-1.jpgみなさんお久しぶりです。のんびり家3階の伊藤です。まだまだ新型コロナウイルスには十分に注意して下さいね。秋になり少し肌寒い季節になってきました。風邪やインフルエンザにも注意して生活して下さいね。ちなみに自分は元気で食欲の秋なのでご飯がおいしいです。食べ過ぎて体重増加です恐ろしやです。
ファイル 528-2.jpg今回のお話しは、担当の入居者のEさんとお誕生日外出で小石川植物園に行ってきました。本人と話しコロナの影響も考えて、人混みを避けて野外の小石川植物園に決定です。
ファイル 528-3.jpg当日は、あいにくの曇り模様ですがEさんと張り切って行ってきました。10時過ぎにのんびり家を出発してタクシーにて小石川植物園に向かいます。到着しチケットを購入していざ行かんと入場すると出迎えたのは、なかなか長くて急な坂です先制パンチをありがたく頂戴しEさんとふんばりながら登ります。
 しばらく歩くと芝生と温室植物コーナーがあり、Eさんは植木やお花が大好きです。植木をみて喜んでました。温室コーナーを出て芝生で車椅子から降りて少し歩きます、少し座りたいとの事で芝生の上で座り、そのままころんと横になり気持ち良さそうに笑っていました。ちなみに自分もコロコロしときました。
 その後、お茶をしてまったりです、小石川植物園の攻略はちょろいぜと思った矢先、パンフレットを見ていたEさん「この建物キレイだな、行きたい」との事、もちろんお供します。Eさんの選んだ東京大学総合研究博物館、マップでみると真反対です。でも向かいます。     
芝生を通り過ぎると木がいっぱいの所に入り砂利や木の根っこに足をとられながらもつき進みようやく近くまで来たと安心も束の間近くまでくると階段を降りないと建物に着かず車椅子では降りられず、違うルートで行ってもそこも階段、時間があったのでそこで建物を断念し帰路につきます、帰り道自分は「ここどこ」と迷い遭難したと何度も思いましたが他のお客さんに着いて行きなんとか出口に着きました。その間、Eさんは大きい松ぼっくりを拾い大満足していました。
一つ言える事は、小石川植物園はとにかく広い本当に遭難したかと思いました。難攻不落はだてじゃないです。必ずEさんと一緒にリベンジしたいと思います。なんにしても楽しんでもらえたようで良かったです。まだまだ楽しい所はいっぱいあるので行って一緒に楽しみましょうね。

11:05 | Posted by kimisanchi

【節目の3年目】  のんびり家2F 荒野

2021年01月06日 | のんびり家::のんびり家 2F

のんびり家の隣の公園には生垣に金木犀が植えられており、この季節になり芳醇な香りを漂わせています。コロナ禍で世界中の生活の有り様が一変しましたが、自然は今年も変わらぬ姿を見せていると感じる事が出来て少し心がほっとします。
さて、私がのんびり家に入職して8月で2年が経ち、3年目に突入しました。この3年目というのは介護の仕事をする上で一つの節目になります。
というのも、私のように福祉系の学校を出ていない人間は「介護福祉士」の受験資格を得るためには3年の実務経験が必要になるからです。
私は来年度にようやく条件を満たし受験する予定です。そこで、現時点での到達度を計るために過去問に挑戦してみることにしました。
介護福祉士の試験は制限時間120分で1問1点の125問マークシート方式で、合格ラインはおよそ60%程度と言われています。
ちなみに4年前までは筆記試験に加えて、実技試験があったそうですが現在は実務者研修を修了していると免除されます。
この実技試験は5分前まで問題が伏せられ、考える間もなく「はい、やってください。」というものだったらしく、緊張しいの私は免除になって心底良かったと胸をなでおろすばかりです。
話は戻って、過去問に挑んだ結果は…65点でした。ちょうど合否ラインの微妙な結果です。介護福祉士というと高齢者福祉を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は大きく分けて「高齢者福祉」「障害者福祉」「児童福祉」の3つがあります。
当然、職務上、高齢者福祉の問題は分かるのですが障害者福祉と児童福祉の問題が全くわかりませんでした。試験は1年に1回なので万が一にも不合格になるわけにはいきません。   今回過去問をやって自分の弱点を明確化出来て本当によかったと思います。
これからの1年をかけてじっくりと課題を克服して、来年のどっこいしょで無事合格した事をご報告出来るよう頑張ります。

11:05 | Posted by kimisanchi

【9月までの出来事 】  のんびり家2F 池田

2020年10月13日 | のんびり家::のんびり家 2F

先月はとても暑い日が続きとてもクーラーなしでは過ごせませんでした、さらにコロナや台風といろんな事が重なり嫌になってしまいます。
新しく入った入居者がいれば去っていった入居者も居てあっという間に今年の半分以上が過ぎてしまいました。
新しい入居者が入ってきました。名前をKGさんと言います。何とこのお方、大正生まれの100歳越えをしているお方で、ご飯もしっかりとお召し上がりになりますし、更に、杖なしで歩いていて、とてもお元気なお方です。テレビが好きなようで色んなチャンネルを見ています。特にサスペンスが好きなようで良く見ています。夜遅くまで見ていることもあります。お風呂にも一人で入っていただけます。身体を洗う際は念入りに洗っています。少しふらつくこともありますが、一人何でもできるお方です。
逆に去っていった入居者も居ます。名前はNさんです。自分が担当をしていました。兎に角元気なお方でした。食べ物や飲み物に強いこだわりを持っており、自分の食べたくない物や今まで食べたことのない食べ物などは絶対に食べませんでした。そればかりか、飲み物も嫁いびりをしている姑のごとく、ついさっきまでいいと言っていたのに、いざ出すと、これには毒が入っているから飲まないなどと、良くも悪くもとても元気なお方でした。自分の生きてきた人生に誇りを持っており、急に馬鹿にするななどと言ってくることもあります。
亡くなる前日まで自分が対応をしていたので信じられませんでした。元気にご飯を食べて、元気に飲み物を飲んで、元気に自分の主張を押し通すお方でした。まだ介護の仕事を始めて4年目程度ですが、とても印象に残っているお方です。
これからもこの仕事を続けて行きたいので、皆様コロナに気をつけて、暖かい目で見守っていただければ幸いです。

19:22 | Posted by kimisanchi

【早いですね。】  のんびり家3F 新宮

2020年10月13日 | のんびり家::のんびり家 3F

9月、Kさんのお誕生日の外出企画で、テーブルを買いに出掛けました。
その後、巣鴨の鰻屋さんにて昼食を摂りました。
息子様ご夫婦とご一緒でしたので、そこはかとなく安心感もありながら、どこか仕切っておられるような、そんな印象にみえました。
Kさんは耳が殆ど聞こえず、言葉でのコミュニケーションは無理な状態です。
手の動きで意思の見当をつけたり、メモを読んでいただいたりしていますが、コミュニケーションをとることに難しさを感じます。
今回の外出中は、私の言動のひとつ一つを振り返ることを意識してご一緒に過ごしました。
うんうんと頷いておられたら、私も同じように頷いているのは何故か。車椅子を商品が手に取れない距離に止めた理由は。興味深そうに親子の買い物客を見ておられたので、暫く止めてみたのはどんな気持ちがあったからか、などなど10分に1回は振り返っていたので、その日は自分の事を沢山知ることができました。そもそも自分のことなので答えられますね。あとは自分の考えるクセ、みたいなものも笑ってしまいます。もう認めるしかありませんね。
今回、ご自分のお気に入りの商品を購入できましたので、日常に使われ豊かな気持ちになられますように。

19:21 | Posted by kimisanchi

【笑顔の大切さ】  のんびり家3F 松山

2020年09月14日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階の利用者さんの中で、一番重い介護度5のSさんは、とても可愛いらしい方です。何が可愛いらしいのかと言いますと、それは時々魅せてくださる、とびきりの笑顔です。介護の仕事に関しては、のんびり家が初めてで、携わっている期間もそれほど長くないので介護施設や認知症の方の施設については詳しくないのですが、現状、利用者さんの笑顔に触れる機会はなかなかないように思います。そんな中でのSさんの笑顔は、ほっこりとした気持ちにさせてくれるとても癒しの存在です。
 私には、のんびり家とは別に長年、携わっているライターの仕事で、インタビュー記事を書くことが多いのですが、「仕事をしていて一番の喜びを感じるのはどんな時ですか?」という質問を投げかけることが度々あります。そうすると、「お客様に喜んでもらった時、お客様の笑顔に触れた時」との回答が返って来ることが大半です。そう、笑顔というのは人の心を明るくしたり、幸せにしたりする力があるのです。私がSさんの笑顔に遭遇するのはいつも夜勤明けの起床や朝食のサポートをしている時。“やりがい”という意味とは少しずれてしまいますが、何かの拍子に魅せてくれる屈託のないSさんの笑顔に出会うと、徹夜の疲れが吹き飛んでしまいます。そしてそのたび事に“笑顔でいることの大切さ”を改めて感じさせていただいています。

09:37 | Posted by kimisanchi

【Nさんと過ごした時間】  のんびり家2F 飛鳥井

2020年09月14日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
新型コロナウイルスの猛威は留まるところを知りませんね。
一体日本は、いや世界はこの先どうなってしまうのでしょうか?
このような不安な毎日ではありますが、日常生活は続いて行きます。
そんな中、のんびり家2階では悲しい出来事がありました。
8月8日の朝、ご入居者のNさんがご逝去されました。享年99歳でした。
当日の朝、背中の痛みを訴えられ、身体状況が急変し、救急要請しました。
救急隊の方が心臓マッサージなどの蘇生を行ってくれましたが、搬送先の病院でお亡くなりになりました。
前日は暑い中買い物に出掛け、入浴もされていつも通りに就寝されました。
Nさんですが、前号のどっこいしょに佐藤さんが書いた記事に登場していた方です。また、以前に私が「今日も一日」というタイトルで書かせて頂いた方です。Nさんがお亡くなりになったことはあまりにも突然であったため、私たち職員も未だに実感が湧きません。前日一緒に買い物に出掛けた入居者の方や、居間でいつもNさんのお隣に座っていた方にはNさんがお亡くなりになったことをお伝えしました。お二人ともNさんの不在を分かっていらっしゃるご様子でした。
Nさんはとても偏食気味の方で、召し上がるのはほぼ和食中心でした。そのNさんが、昨年ののんびり家合同日帰り旅行で、横浜中華街に出掛けた際には、中華のコース料理を箸が止まらない勢いで誰よりも沢山召し上がり、私たちは事あるごとに「あの時のNさんは凄かったね」と笑い話になるほどでした。
また、入浴の際に湯船に浸かっていると、「私は水泳をしていたの。指ヶ谷小学校にプールがあってね」と実際に泳ぐ仕草をしながら良く話してくださいました。
Nさんはとても自立心の強い方で、「誰にも迷惑を掛けたくない」と言う気持ちが人一倍あったように思います。ご入居後に転倒して足を骨折され、車椅子の生活となっていましたが、支援をする職員に対して「あんたに迷惑かけて済まないね。ありがとう」といつも労いの言葉をかけてくださる優しい方でした。
職員が「Nさん、お互い様ですから」と答えると涙ぐむこともありました。
Nさんの就寝支援をする際、「今日も一日」と私が言うと、Nさんが「お疲れさまでした。ありがとう。あんたも早く休んでね」と言うやり取りをしていましたが、もうそれが出来ないと思うととても寂しいです。
Nさんは最期の時まで「誰にも迷惑を掛けたくない」と言う気持ちを貫かれたようで、Nさんらしい最期の迎え方であったなと思います。今は、Nさんが苦しまずに最期の瞬間を迎えられたのであるならと思わずにはいられません。
Nさんがのんびり家で過ごされた時間は2年半ほどですが、私にはそれ以上に濃密な時間に思えます。Nさんから沢山のことを学ばせて頂きました。もっとNさんと沢山の時間を共有したかったのでお亡くなりになったことは残念ですが、教えて頂いたことやNさんとの思い出を忘れないようにしたいと思います。
Nさんと過ごした時間は、私にとってとてもかけがえのないものです。 
最後になりましたが、Nさんのご冥福を心よりお祈り致します。

09:36 | Posted by kimisanchi

【「当たり前」の有り難さ】  のんびり家2F 佐藤

2020年08月11日 | のんびり家::のんびり家 2F

Nさんは先日99歳のお誕生日を迎えられた、生まれも育ちも「東京の人間」です。ご本人の話では、ご自宅にいた頃、近所の某天丼チェーン店によく出掛けていたとの事。のんびり家にご入居してからも、おいしいのはもちろんの事、「安いのよ」が口癖で、何度も出掛けて美味しい天丼を頬張ってきました。
ですが、この状況下。出掛けたい想いは募りますが、入居者の皆さんのご年齢を考え、皆さんと一緒の買い物や外食は暫く控えていました。
6月、対策をしながら、近所の買い物に出掛けることを少しずつ再開しました。
下旬、混雑していない時間を狙い、久し振りにNさんを某天丼チェーン店にお誘いしました。Nさんにとって本当に久し振りの外食です。二つ返事で出掛けることになりました。
店内に入り、いつもの天丼を注文して暫くした後の事。Nさんが穏やかな笑顔で「心が躍る。あんたと来られて嬉しい」との言葉。そして、「今度はお母さん連れて来なさいよ!」と。
こんな状況になり改めて、自由に往来できた世の中の有り難さを感じます。私も心が躍りましたよ、Nさん。
まだまだ油断ならない状況ではありますが、また空いている時に天丼食べに行きましょうね!

11:49 | Posted by kimisanchi

【或る意味で感染拡大中】  のんびり家3F 吉田

2020年08月11日 | のんびり家::のんびり家 3F

私事ですが、この四ヶ月で体重が20キロ減りました。
そしてこの体重減少が入居者さんにも広がっていまして、のんびり家3階の大半の入居者さんの体重がこの数か月減って来ています。
これがタイトルにある感染拡大中の中身です。
もちろん、感染するものではないので一種の比喩ではあるのですが、これは喜ばしいことではありません。
私の場合はそれほど問題ではありません。元々かなり体重が多かったので寧ろ体調は良いかもしれません。
原因も色々な、ストレスからくる食欲不振とはっきりしています。
食欲不振は入居者さんも同じのようで、とにかく食が進まなくなった方が増えています。
現在ののんびり家3階は、食事に介助が必要な方が3人いらっしゃいます。
土日などは、昼食作りから介助して服薬までを一人で対応しています。
そうなると、食が進まない方のケアまで手を回す時間がとれないことも増えています。
そうして対応している最中にお手洗いを手伝ったり、散歩に出る方のケアをしたり、完全にてんてこ舞いになるような日も増えています。
そして何よりどうにもならないのが、この体制で人員配置基準を満たしているという現実があります。
もちろん最低人員より多く配置している事業所もありますが、利用料などに付加価値をつけて上乗せしていたり、なにかしらで人件費をカバーする必要があります。
介護保険でいただく利用料は決まっていますので、人員を増やすにもいただけるお金が増えない以上は、人員を増やせないというのも現実です。
また、低賃金であるために思うような募集が出来ずに、人件費が割高な派遣職員さんに頼り続けているところも多いです。
低賃金というのは具体的に言うと、勤続10年でも夜勤手当や諸手当を入れて手取りで20万に届きません。夜勤を行わなければ16万前後です。
これは介護職のなかでもかなり低い待遇だと思います。
それでも認知症の方は増え続けますので、グループホームは必要だと思います。
思いますが、しっかりと機能させるには介護保険料の見直しや助成金の増額などで待遇改善が必須だとも思います。
とにかく、給料はともかく一人で対応するというのは限界が近づいていて、その影響が入居者さんにも及んでいる現実をお伝えしたいです。
そんな中でコロナウイルスです、状況が辛い中で会社はコロナ対策手当を支給してくれました。
これはとても感謝しています。
国からも医療と介護の全職員を対象に5万円(コロナウイルス感染者の出た施設は20万円)の手当を助成する話が決まったはずですが、その後音沙汰がありません。
のんびり家の近所でも、図書館や大型入浴施設、柔道団体、保育園では20人以上のクラスターが発生しています。
自粛解除に合わせて、入居者の外出やご家族との面会も解禁されましたが、どこから感染するか想像も出来ないぐらい身近に存在しています。
せめて施設内での生活は維持したいと職員一同頑張っていますが、マンパワーにも限界があります。
最初に書きました体重減少は、これからの対応でまだ拡大を防ぐことができると思います。
しかしもし職員や入居者に感染者が出たら、限界点を越えます。
土日などは面会に来て、昼食介助をしてくださるご家族もいらっしゃり大変助かっていますが、根本的に足りないのは人員です。
現在の人員配置基準だと日中に2時間だけ、職員が入居者3人に対して1人いれば基準を満たします。
のんびり家3階は土日は16時から2時間だけ職員が2人体制になるので、基準は満たしています。
この基準がおかしいのです。この基準を引き上げ、伴って必要になる人件費を介護保険料か助成金でカバーする必要があるのです。
でなければ職員の限界を越えます、いや既に越えています。
今はなんとか支えていて、満足とは行かないまでも最低限のQOLは確保しています。
なんとかこのギリギリの状態による悪影響が今回の体重減少だけで留まり、他に感染しないことを願っています。
そうでないとQOLを確保できないばかりか、ADLを低下させ、医療が日常的に必要になればのんびり家では対応出来なくなります。
まさに小池都知事の言う、感染拡大重大局面です。
普段は入居者さんのエピソードや生活をご紹介していますが、今回は目を背けて欲しくない現実を書かせていただきました。
今年90歳を越える方も3名いますが、合わせて6名全員の生活をこれからも支えていきたいと思っていますので、国や自治体はどうか改善をお願い致します。

11:47 | Posted by kimisanchi

【あらためて思う・・・大切なこと】  のんびり家3F 永辻

2020年07月13日 | のんびり家::のんびり家 3F

緊急事態宣言が4月7日に発表されて、その後解除になってからもうすぐ3か月が経とうとしています。私自身この3か月の間、自宅と会社の往復以外、ほとんど外出することなく、ステイホームこと自宅で過ごしていました。長い間自宅に居て時間ができ、自分、家族、友達、仕事のことなど、自分の周りのことを考えていました。
改めていろいろなことを見つめ直し、何が大事なのか考えることが出来たのはとても貴重な時間でした。まだコロナウイルスの状況は続きますが、一日でも早く今までの日常が戻って来ることを願い、私が入居者さんに今出来ることを考え、精いっぱい行動していきたいと思います。

10:37 | Posted by kimisanchi

【自分で・・・・】  のんびり家2F 石井

2020年07月13日 | のんびり家::のんびり家 2F

 のんびり家も長く1室が空き状態でありましたが、ようやく男性の入居があり久々に8名揃いました。現在、のんびり家は女性が5名、男性が3名の8名です。偶然か必然かわかりませんが、たまたま男性の方は頭文字がKさんです。(時折、様々考えながらお名前を呼ぶ時に間違えてしまうことがありました、申し訳ありません。)

 話をのんびり家に戻しますが、女性のTさんですがいつもの口癖が「私はパーになっているからやってください。」と話されることが多いです。しかし、食事の場面ではその都度違いますが女性のKさんと相談、言い合い(?)のようなやりとりをし最終的には調理をされることが多いです。何もわからないと豪語するTさんですが、魚を焼く姿は真剣そのもので、隣で女性のKさんが「もういいかしら。」と話しても身体を少し横に傾けながら火の調節をしながら「まだよ。」と一括。最終的には焦げ目がつくまで焼いていました。 
 まだ入居されて間もない男性のKさんが、ある日食事の時間帯で片腕を高く上げている事がありました。それに、気づいた私ですがそのKさんの心理状態を周囲の環境も含めてある程度理解が出来ていた私は気づかない振りをして様子を見ることにしました。すると、隣に座っていた「私はパーになっているから」が口癖の女性のTさんがKさんに一言告げました。「ここはね、誰もやってくれないから自分でやらないと駄目だよ。」と神妙な面持ちで。私は気づかない振りを継続し、その後男性のKさんは自身で立ち上がり台所に向かい何やら作業を始めました。いつもは、ご自身が眉間にしわを寄せながら「やってくれたらいいのに。」と口癖のTさんですがのんびり家での「先輩」らしい姿を垣間見る事が出来ました。

10:30 | Posted by kimisanchi

【一世紀前】  のんびり家2F 荒野

2020年05月26日 | のんびり家::のんびり家 2F

先日、のんびり家に新たにご入居された男性がいらっしゃいます。私が入職した当初、入居者さんは全員女性でしたが、今は男性が3人と時の移り変わりを実感します。
 さて、こちらの男性ですが、なんと御年101歳。大正7年生まれです。なんでものんびり家に限らず、法人内でも過去最高齢でのご入居になるそうです。大正7年で調べますと、日本では米騒動が起き、世界に目を向ければ第一次世界大戦が終結した年でもあります。学校で近代史として歴史の授業で習う時代です。同じ年に生まれた有名人では元内閣総理大臣の田中角栄や中曽根康弘といった昭和という時代を作った方たちの名前が挙がります。
 そんな御年101歳のKさんから何度か「一世紀生きてきたからね。」というお言葉が聞かれます。一世紀…、実際に過ごしてきた方の口から出ると、言葉の重みが違います。これからKさんの壮大な一世紀に自分がどう関わっていくのかを考えると身が引き締まる思いです。Kさん、色々勉強させていただきます。
 ところでKさんはいい意味で101歳とは思えません。多少足元がふらつく事はありますが、矍鑠(かくしゃく)と歩くお姿や鏡を前にきちんと身支度を整える様は、自分の100歳像を覆すものでした。何と言いますか、5年後もお元気な姿をイメージ出来るほどに心身ともにしっかりしていらっしゃいます。もしかしたら、ここのんびり家から男性の世界最高齢者が誕生!なんて日がくるかもしれません。

10:26 | Posted by kimisanchi

【俄然、無敵です!!!】  のんびり家3F 伊藤

2020年05月26日 | のんびり家::のんびり家 3F

 みなさんお久しぶりです。のんびり家3階の伊藤です。新型コロナウイルスが蔓延していますが安全にお過ごしでしょうか。緊急事態宣言に伴い外出自粛も続いています。
 一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息とみなさんのご健康を心よりお祈り申し上げます。自粛期間の為、必要最低限の外出以外は控えて辛抱強く頑張って行きましょうね。
 さて今回のお話しなんですが、のんびり家の入居者さんはとにかく風邪など体調を崩す事がほとんどありません。
 季節の変わり目や寒い時期などまわりでは、風邪が流行ったりするのを聞いたりしますが、のんびり家の入居者さんはみなさん、体調崩しません。えっへん!さすがです!ステキです!無敵です。昔から運動をして、食事をおいしく頂いて、働く。そして今があるという事なんでしょうね。さすがです、強いです、尊敬です、無敵です。
 それに引き換え自分はというと「Haaaaaa」言うのもためらいます。風邪など体調を崩す事は幸いないのですが、この前運動不足だなーと思い近くの土手に珍しくランニングに行くと5分くらい走ったら息切れがものすごい事になり少し歩く事に、落ち着いたのでまた走り出すとその瞬間に足首をひねるという連続技を繰り出す始末です。挙句のはてに筋肉痛です。なんて様です、運動不足です、脆弱です、ガッカリです。あっちなみに腕立て伏せをすると肘がパキパキと音します。(なんでだろ?)
 この話を入居者さんに話したら笑っていました。でもやっぱり元気の秘訣は、笑ったり、お喋りしたり毎日を楽しむって事なんだな~と思いました。
 あらためて言います、のんびり家の入居者さんは俄然、無敵です!!!
これからも一緒に元気に生活して行きましょうね。

10:26 | Posted by kimisanchi

【早いですね】  のんびり家3F 新宮

2020年05月06日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年は子年。良いことも悪いことも増える年のようです。
なので、ハードルを低くして毎日良い日だったと実感したく、「靴を揃える。服のブラシ掛け。食べる前に手を合わせる。」と今年の目標を立てました。
靴のお陰で外を歩けたことに、ありがとうと足元から整える気持ちで手で持ち揃えています。
立春過ぎ、映画館でいただきますと手を合わせホットドックを食べると同時に斜向かいの小さい子供が小声で「あのおばさん。いただきますしてたよ。」母親「日本人はお食事の時はいただきますして食べるんだよ。」子供「食べ終わったら、ごちそうさま言うのかな、あのおばさん。」そうですよね、食べ終わった時は手を合わせてが抜けてました。この日も多き気付きがありました。この日から今現在も、ご家族様も面会自粛の状況です。いつも細やかなご配慮に、いつも以上に感謝の思いでいっぱいです。日常些細なことですが感謝の気持ちを日々持つ為に出来ることをかたちにして続けていきます。
スタッフNさん、いつも話を最後まで聞いていただきありがとうございます。Iさん、いつも土壇場で力を発揮されていること頼もしいです。Yさん、指摘にいつも新鮮さを感じています。Iさ
ん、臨機応変な対応いつも助けて頂きありがとうございます。
Mさんいつも朗らかで明るくなります。

10:27 | Posted by kimisanchi