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【有言実行】 のんびり家2F 鈴木

2013年05月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

お久しぶりです。どっこいしょ登場3回目の鈴木です。
皆様に昨年初めてのどっこいしょにて「一年で10キロ痩せる」と宣言させていただきました。これはなぜかと言うと「もてたい」ではなく(それもあるが…)とある朝入居者Mさんの起床時のこと、Mさんは開口一番に私に「おはようでなく」「あらー○○ちゃん太ったわね」とご自身の息子さんと私を重ね太った事にいつも驚かれるのです。
その事を境に私は「このままではいけない」と思いダイエットを決意しました。食生活では「食べないで痩せる」という事は私にとってストレスがたまり無理なので、毎日でも食べていた大好きなつけ麺を週一回にしたり、ご飯などの炭水化物より野菜類を多くしたり、間食をとにかくしないようにしました。
また週2回のペースでジムに通い、筋トレ、ランニングと、水泳とひたすら汗をかいた結果、約半年で15キロの減量に成功しました。今では、今まで履けなかった「スキニーパンツ」が履けたり、町行く女性の反応も少しは良くなったかなとも思います(笑)。
そして何より、のんびり家内で、今までは居間で椅子を引いてもらわないと通れなかった所が通れるようになり、それを見たTさんが「先生(Tさんがスタッフを呼ぶ際、先生と仰る)前より痩せたんじゃない、痩せましたよね」といわれたり、起床時のMさんにも「太った」と言われなくなりました。今思うと、痩せるきっかけを作ってくれたMさんに感謝の気持ちで一杯です。
そして、次回のどっこいしょまでの公約といたしまして、折角痩せたので以前から挑戦してみたかったハーフマラソンを完走してみたいと思います。皆様、是非次回鈴木のどっこいしょをお楽しみにしていてください。

07:08 | Posted by admin

【気付いた事】 のんびり家2F 新山

2013年04月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

最近、入居者が私の顔を見て笑顔で話してくれることが増えてきました。
私が、入社した頃は入居者への挨拶がやっとで何を話して良いのかよく分からず一言二言声掛けをして話がすぐに終わってしまった事を今で鮮明に覚えています。
それから1年半以上が経った今では、自然と入居者と会話が出来るようになりました。
その反面、慣れというか心を開きすぎて、時々タメ口で話したりしてしまうことがあります。人生の大先輩に向かってタメ口で話してもニコニコ笑って話してくれる入居者方。すごく心が広いなぁと、私だったら年下の方にタメ口で話されたら怒っているかも等と自問自答しました。今まで色々な経験をして乗り越えてきた入居者の「心の大きさ、広さ」にただただ感動。
私も入居者のように「心を大きく」したい。もっと入居者の心をしっかり受け止められる大きな心にしたい。この、のんびり家で私の「心の小さい」事に気付かせてくれた入居者に感謝です。これからも入居者に色々な事を教えて頂こうと思います。

08:07 | Posted by admin

【慣れ】 のんびり家2F 新山

2013年03月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

最近、入居者が私の顔を見て笑顔で話してくれることが増えてきました。
私が、入社した頃は挨拶がやっとで何を話していいのかよく分からず一言二言がやっとだった事を今でも覚えています。1年半以上が経った今では、自然と入居者と会話が出来るようになりました。反面、慣れというか心を開きすぎて、時々タメ口で話したりしてしまうことがあるんです。皆様は、こんな時ありますか?
人生の大先輩にため口で話してもニコニコ笑って話してくれる入居者方。
今まで苦労し色々な事を乗り越えてきた入居者の心の大きさにただただ驚くばかりです。
私は、気長な性格ではありません。入居者のように心を大きくしたい。もっと入居者の心をしっかり受け止められるようになりたい。
自分の心の小さな事に気付いてしまった年。この一年かけてどれだけ成長するのか試してみます。気付かせてくれた入居者方に感謝。

08:06 | Posted by admin

【歌の持つ力】 のんびり家2F 飛鳥井

2013年02月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。どっこいしょ登場5回目の、のんびり家2階飛鳥井です。
のんびり家2階で勤務を始めてから、早いもので3年目になりました。
今回は、少しプライベートを含めた内容になりますが、皆さんに是非お伝えしたいと思い、このお話を書かせて頂くことにしました。
法人の自己紹介文にも書かせて頂きましたが、私は趣味で歌を習っています。ジャンルは「ゴスペル」です。主に英語の歌詞で歌う事が多いのですが、中には日本語の歌詞や、英語を日本語に訳したものもあります。昨年の暮れに、私の地元足立区の老人保健施設で歌わせて頂く機会があり、私も休みを貰い、参加する事が出来ました。入居者の皆さんの前で歌を披露したのですが、一番前の列にとても乗りの良い方がいらして、手拍子をしたり、声を出したり、身体を揺らしてリズムを取ったりと、歌っている私たちも嬉しくなるような感じでした。その方が、「きずな」という日本語の歌を歌っている時に、顔を手で覆ったまま、じっと動かなくなりました。その方の様子や、歌の歌詞の内容から、恐らく泣いているであろう事が分かりました。この歌は「ありがとう、生まれてきたこと。ありがとう、きずなに感謝」という歌詞がとても印象的で、私も歌っていながらいつも涙が出そうになってしまうことが多いのです。この方がこの「きずな」という歌を聞かれたのは、この時が初めてではないかと思うのですが、歌詞の内容を理解して下さり、そして涙を流されたのだとすれば、とても感受性の強い、ピュアな心を持った方なのだと思いました。後日、施設長さんからお礼のメールを頂きましたが、その中で、「認知症で、日頃は椅子に長時間座っていることの難しい方が、一度も席を立つことなく観賞している姿を見て、歌の力に感動しました」というお褒めのお言葉を頂きました。私たちは素人ですし、決して上手な訳ではありませんが、歌の持つ力を改めて認識した出来事でした。歌っている私たち自身も「楽しい」という気持ちが強いですし、聞いて下さる方達の笑顔が私たちの喜びであり、励みにもなります。これからも、自分自身が楽しみながら、また、聞いて下さる方達が笑顔になれるように、歌を続けて行きたいと思っています。そして、いつか、入居者の方達の前で歌を披露することが私のささやかな夢です。

07:54 | Posted by admin

【知る?!】 のんびり家2F 石井

2013年01月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

久々の記事となります、のんびり家2階の石井です。この記事を作っているのは法人忘年会の日のため12月20日(夜勤勤務のため19日ですね。)です。この時期になるといつも1つの言葉を思い出します。それは、のんびり家で働き始めて始めての忘年会に参加した時、他事業所の管理者の自己紹介での言葉でした。
「・・・・・(何か自己紹介をしていたと思います。)入居者のことを知ってください。」
当時の私は右も左も分からない状態で日々打ちのめされることが多かったため、この何気ない言葉にもすぐに反応することが出来ませんでした。この何気ない「入居者のことを知る」ということがどれほど難しいことなのか当時の私はそこまで深く考えていませんでした。単純に「あー、そうか。」と安易に納得していた気がします。時間が経てば自然と入居者のことを知っていくのだろうと無意識に思っていました。
しかし、のんびり家に勤め1年半くらいが経過したあたりでふと立ち止まって考えた時に「自分は入居者のことを本当に知っているんだろうか。」と疑心暗鬼になりました。自分は入居者の「疾患のこと」「好きなこと」「癖のこと」「爪のこと」「靴のサイズのこと」「得意なこと」「歩ける距離のこと」・・・・・・・・・本当の意味で知っているんだろうか、それとも知っていると思い込んでいるだけではないのか、知っていることが古くなっているんじゃないだろうか・・・・・・・と。
そう自分で考えた時に忘年会での1言が蘇り、その何気ない言葉はとても深い言葉と認識することが出来ました。
先日、のんびり家2階のKさんの入浴対応をしました。とても小柄で時折見せる表情が穏やかな女性の方ですが、歩行が不安定なこともあり必ず歩行する際は職員が対応しています。何とか承諾を得て入浴となり浴室で身体を洗い終わる頃に私に向かって「ここ入っていい。」と聞きながらも既に右足を浴槽に入れていました。その行動に移すまでの動作のスムーズさに驚いたと同時に嬉しくなりました。Kさんの入浴している認識、お風呂場の空間の認識、浴槽の高さの認識、手摺の認識、浴槽をまたいで入ることが出来る身体能力・・・・私の想像した動作よりもスムーズに行われたその瞬間の出来事がとても素敵に思いました。その瞬間に、「この仕事の醍醐味の1部だろうな。」と思いました。
私たちの仕事では「知る」ことがとても大切なことだと日々実感しますが、どのように知っていくのか、新しいことを知るには、知っていることに間違いはないのか、他の可能性はないのか・・・・・私たちが日々考え、振り返り、自分たちの支援について疑問をもち続けチームで共有していくことが入居者のことを「知る」ことに繋がっていくと思います。

07:51 | Posted by admin

【当たり前が当たり前って素晴らしい】 のんびり家2F 佐藤

2012年12月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

こんにちは。お久しぶりの方と初めましての方がいらっしゃると思います。佐藤郁子と申します。
以前つげの実でお世話になっていましたが出産を機に退職し、この度また皆さまにお会いしたく戻ってまいりました。どうぞよろしくお願い致します。
おかげさまで息子はこの9月で2歳になりました。最近はかわいい盛りな一方、自分の意志が通らないと食べ物やおもちゃを投げたり私を叩いたりと、なかなか大変なときもあるのが本音です(苦笑)。
さて、時期的に寒い時期に入り、我が家でも息子が鼻を垂らして家中を走り回っています。そんな様子を見て、息子が生まれて1ヶ月ほどの頃を思い出しました。
生後1ヶ月の頃、ちょうど今頃と同じ、だんだんと秋が深まって気温も低くなってきた頃です。気がつくと息子の小さな鼻の穴が、乾燥した鼻くそで半分ほどふさがってしまいました。寒くはなってきたけれど、まだ外出はしてないし、母乳の免疫力もあるはずなのに…。そして、こんな鼻ではおっぱいを飲むときに息ができず満足に飲めません。恐る恐る綿棒でほじくってみるものの、大して取れず奥に入ってしまい結局また溜まる憎き鼻くそ…。まず私が鼻くそを少し取ってから母乳をあげるという一苦労が続きました。
そんなことをしばらく続けていると、母が耳鼻科への通院を勧めてくれました。機械で鼻水と鼻くそを吸い取ってもらい、塗り薬をもらうと、今までがうそのようにきれいな鼻になっていきました。何でもっと早く行かなかったんだろう。でも、良くなってよかった、よかった。
たかが鼻くそ、されど鼻くそ。思い返してみると、自分自身今まで鼻くそがとれてこんなに嬉しかったことがあっただろうか。鼻が鼻くそでふさがり、飲み食いに支障をきたしたことがあっただろうか。
鼻くそが取れて鼻から息ができて、食べたり飲んだりできることって、当たり前だけど素晴らしいことなんじゃないだろうか。
当たり前が当たり前にできるって本当に素晴らしい。もっと当たり前のことに感謝していこう。そんなことを生後1ヶ月の息子が気づかせてくれた出来事でした。
鼻くそ鼻くそと大変失礼致しました(苦笑)。
いっそう寒くなるこの時期、皆さまもどうぞご自愛下さい!

07:49 | Posted by admin

【初めまして。】 のんびり家2F 名倉

2012年11月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

のんびり家2階で働かせて頂いている名倉章夫と申します。のんびり家にきて3ヶ月がたちました。今回どっこいしょを初めて任され文章ながら、いささか緊張しています。今回は入居者様との日常を書きたいのは山々ですが、初めてのどっこいしょと言うこともあり、私の事を少しでも知って頂けたらと思い自己紹介をかねて私の事を書かさせていただきます。
年齢は今月の22日で33歳になります。顔が童顔からか若く見られがちですが、最近は居酒屋にいっても身分証明書の提出は求められなくなりました。(笑)
介護の世界は始めてであり何故この業界に踏み切ったかと言えば、僕の家は片親で父親が僕が15歳の時に病死で亡くなり母親1人で僕を含め兄弟4人を育て上げてくれました。そんな母親も今年で65歳になり、まだまだ元気ですが何れは面倒を見れたらと思いヘルパーの資格を習得しのんびり家で働かさせて頂いている現状であります。
今までは飲食店で10年以上働いており飲食業で培った目配り、気配り、心配りが介護の世界でも生かせたらと思っております。
趣味は最近見つけたのですが、デパ地下巡りです。僕は食に対してあんまり興味がないのですが、最近始めてデパ地下に行く機会がありましてデパ地下の活気や匂いに心打たれました。初めてデパ地下に行ってから2週間程でもう2回程行きました。これからも時間をかけ色々なデパ地下に行ってみたいと思っています。
最後になりますが、まだまだこの世界解らない事だらけであり入居者様を初め職員の方々にも助けられっぱなしの私ですが、時間をかけ1人1人の入居者様の事を知り、理解し何れはお互い心から笑い合える関係を目標に1日1日を大切にして行きたいと思っていますので、温かい目で見守って頂ければ幸いです。

07:48 | Posted by admin

【Mさんと私】 のんびり家2F 福田(春)

2012年10月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

こんにちは、今回でどっこいしょを書くのは二回目です。のんびり家での生活は七ヶ月を過ぎ、初めの頃には中々難しかった入居者さんとの気楽な「お喋り」がやっとできるようになってきたことを楽しく思っています。顔を覚えてもらえるとは、そこにいることが自然だと捉えていただけることに繋がるでしょうし、お互い話しかけやすくなった半年以上という時間は人を変化させていくなと感じます。
そして私がのんびり家に来てから変わったのはお互いの距離感だけでなく、入居者さんの身体の状態でもありました。お料理が好きで、積極的に台所に立っていたMさんです。
Mさんは5月に体調の変化が起き、右半身の麻痺が見られるようになりました。ご本人も「どうしてこうなっちゃったのかしらね」と気落ちした内容をたびたび口にしました。しかし、人の身体とは凄いもので、当初やや困難だった歩行が軽い支えで歩けるようになり、最近は右手に玉葱や人参を持って左手で皮を剥く作業なども行います。徐々にですが、やればできるようになっていく、という感覚はきっとMさんの自信になるのだと思います。
夜勤中、眠たそうだったMさんに「もう夜も遅いですから、寝ましょうかね」と声を掛けると「あなたがまだ起きているのに寝られないわよ」と心配そうな表情で語る日があり、朝に目覚めて私の顔を見た途
端「あら、今日は学校行かなくて良いの?」と笑いながら言う日もありました。Mさんから見た私はきっともの凄く子供に見えるのだろうな、と思いつつも、今では表情豊かに、前向きになっていく姿に一緒になってお喋りしては笑ったりする毎日です。

07:47 | Posted by admin

【母親Yさん】 のんびり家2F 新山

2012年09月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

お久しぶりですどっこいしょ2回目の登場、鈴木です。初どっこいしょの時に公約した、「1年で10キロ痩せる」果たすべく、先月からジムに通い始めました。1ヶ月経ち4キロ痩せることができました。「よし!もっと頑張るぞ。」
話しは変わりまして、先日Yさんの誕生日企画で「エプソン品川アクアスタジアム」という品川にある水族館に行って来ました。以前から「生き物を見るのが大好き」というYさんのリクエストで企画されたもので、いざ水族館に入った際には、大きな水槽に泳ぎ回る海の生き物を見て「凄い大きいね」「少しおっかないよ」と驚かれた発言も見られましたが、ペンギンや小さな熱帯魚を見て居る時は目を輝かせながら「綺麗ね」「かわいい」と少しずつですが、楽しまれている様子が見られました。
そんな中で、世間は夏休み真っ最中、都内でも人気の水族館であることから、子供達がいっぱいで「わーわー」「きゃーきゃー」と館内あちらこちらを走り回っています。そんな様子を見てYさんも「うるさいわね、もっと静かに出来ないの」と次第に眉間にしわを寄せて言います。私も「夏休みですからね」と言うことしか出来ずにいました。そしてYさんがペンギンを見ているとき、騒いでいた子供達がYさん見ている目の前を「わーきゃー」言いながら走り過ぎたときでした。Yさんは堪忍袋の尾が切れたようで、子供達に「うるさいよ」と一喝、その様子を見て駆けつけた子供達の母親にも「しっかり親が見てなきゃ駄目だよ」とこちらにも一喝されました。私もその様子を黙ってみている事しか出来ませんでしたが、その後は特に衝突もなく、母親も子供達も反省したようでした。
その時は、私も「Yさん言いすぎでは」と思っていましたが。良く考えてみるとYさんも同じ母親として4人の子供を育ててきた身として母親に子供をしつける事の大切さを伝えたかったのかもしれませんし、今の世の中、こうもはっきりと物事を言う人も少なくなってきた中で、Yさんが子供達の母親に言うということは、人としてとても大切なことなのかもしれません。
その後も子供達の騒がしさを気にしつつも、イルカショーや海中トンネル等を楽しまれたYさん、のんびり家の中では見る事の出来ないYさんの新たな一面が見られて、大成功な誕生日企画でした。

07:46 | Posted by admin

【最近、感動した事。】 のんびり家2F 新山

2012年08月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

こんにちは。のんびり家で働いて、約1年目になりました。
今回は、感動したことを伝えたいと思います。
7月上旬、私は入居者と(Kさん・Yさん・Tさん)巣鴨まで遊びに行ってきました。
車椅子での電車旅行は初めてということもあり、不安と緊張色々な事をモヤモヤ考えながら外出しました。東大前の駅にて切符を購入し駅員さんに「巣鴨まで行きたいのですが初めてで。」と伝えると「分かりました、では案内します。」と笑顔で対応してくれました。ホームへ下りて車椅子の乗り場を発見。今まで、意識して電車に乗っていなかったので車椅子専用の電車乗り場を見つけた時は感動しました。
巣鴨に着くまで、各駅員さんが親切に対応、電車の乗り降りする時も台のような板を使用して詳しく説明してくれた
おかげで電車移動がスムーズにいきました。しかし巣鴨に着くまでの距離がやけに遠く感じましたね。(笑)巣鴨に着くと車椅子に乗っているKさんYさんTさんの表情がみるみる笑顔になり「懐かしいわ、久しぶりの巣鴨だわ」と入居者同士話しながら笑っていました。
巣鴨周辺を観光しながら買い物や外食をして、入居者と楽しんできました。
帰りの電車では「楽しかった、また行きたいわね」と話しているのを聞いて嬉しかったです。
今日、車椅子の方でも安心してどこまでも電車を利用して行ける事を知り本当に感動しました。グループホームで勤めていなかったらこのような体験で感動する事もなかったのだろうと思います。今回の経験を活かし次に繋げていきたいです。
そして車椅子で電車に乗りどこでも行ける事を知っているようで知らない方もいると思うのでまわりの方に語っていきたいです。
グループホームで1年勤めて決して楽しい事ばかりではありませんでしたが、これからも考え続ける事や学ぶ事、色々な事に興味を持つ事を止めない自分でありたい。
最近、自分の壁にぶつかりモヤモヤしていましたが、また新しい感動ができて良かったです。

07:44 | Posted by admin

【K・Yさんのこと】 のんびり家2F 飛鳥井

2012年07月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。梅雨真っ只中のこの時期、いかがお過ごしでしょうか?
どっこいしょ登場も4回目になりました、のんびり家2階の飛鳥井です。
今回は、K・Yさんのことをお話したいと思います。K・Yさんとの出会いは、忘れもしない2年前の7月で、のんびり家2階開設時にご入居されて来ました。
ご入居当初は、自室で殆んどの時間を過ごされ、居間にいるのは食事の時間くらいでした。自室のドア付近にある椅子に座り、居間の様子をじっと伺い、「ぴしゃっ」と言う感じで、ドアを閉めてしまうことが多かったように思います。今にして思えば、とても警戒心の強い方で、新しい環境に慣れるのにご苦労なさったのでは?とも思えます。
K・Yさんの出身地は、江東区の門前仲町(ご本人は、深川と仰います)で、チャキチャキの江戸っ子です。子どもの頃は、花街があったため、近くの銭湯に行くと、お座敷前の芸者さん達がいて、水おしろいを塗っていたこと。一回り違いのお姉さんがいて、一緒に三味線等を習っていたこと。若い頃は、旧海軍省で、タイピストの仕事をしていたこと。また、大阪で喫茶店を経営していたこと。以前は馬主で、ダービーなどに出走する馬を持っていたこと(私は、競馬のことは分からないのですが、結構名前の知られた馬であったとのこと) など、次第にのんびり家の生活に慣れるに従って、ご自身のことをお話して下さるようになりました。
K・Yさんの好物は「お寿司に天ぷら。果物ならメロン」と本当の贅沢を知っている方です。調理も、「面倒くさい」とあまり積極的になさらないこともありますが、実はとても料理上手で、目分量で味付けをしても、ぴたっと味が決まります。昔摂った何とかと言いますが、やはり若い頃に身につけたものは、幾つになっても、例え認知症であっても衰えることはないのだと、K・Yさんから学ばせて頂きました。
K・Yさんは、とてもしっかりした方で、話の内容も明確ですし、理路整然としていて、お話をしていると、一瞬K・Yさんが認知症であることを忘れてしまうくらいです。しっかりしている上に、気が強い方なので、時には他の入居者と衝突することもあります。私とも、意見が合わずに「あんた、あたしに喧嘩売ってるの?」と江戸っ子らしい啖呵を切ることもあります。そんな時、私もK・Yさんに負けず劣らず気が強いものですから、「喧嘩を売っているつもりはありませんが、売られた喧嘩なら買いますよ」と言い返してしまいます。
傍から見ていると、成り行きにハラハラしているかもしれませんが、これがK・Yさんと私のコミュニケーションのとり方なのだと、自己満足かも知れませんが、私は思っています。
ご入居当初は、あまり他の入居者とも職員とも交流を持たないK・Yさんでしたが、実はとても面倒見が良い方で、他の入居者が困っていると助け舟を出したり、職員にも労いの言葉を掛けてくれる等、とても優しい方です。
K・Yさんは、とても整ったお顔立ちで、若い頃は相当もてたに違いありません。今も十分その名残があり、啖呵を切る時のきりっとしたお顔も好きですが、笑った顔がとてもチャーミングで、私は好きです。
ご家族曰く、「若い頃は、相当気が強い人だったが、最近は随分大人しくなって、いいおばあさんになった」のだとか。大正12年生まれで、今年89歳になったK・Yさんですが、いつまでも今の潔さとチャーミングなところを失わず、お元気で生活して頂きたいと思います。
K・Yさん、いつまでもお元気でいて頂くために、私も売られた喧嘩は、いつでも買いますよ。

07:16 | Posted by admin

【日常生活において】 のんびり家2F 石井

2012年06月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

昨年度末の2月の下旬に右足の靭帯損傷してしまい、のんびり家の入居者、職員に迷惑をかけてしまいました。
現在では、完治とまではいきませんが歩くのには支障はない程度になりました。怪我直後は、松葉杖を使用していたこともあり、様々なことを考えるきっかけとなりました。
とにかくあらゆる日常生活、動作に時間を要するということです。外出するまでの支度から移動まで回り道ばかりです。エレベーターの場所を確認したり、階段の昇降にも通常の倍くらいの時間がかかりました。どれだけ今までの自分がスムーズに「意思決定」をしてきたのか改めて実感することができました。そして、今まで考え続けていることの確認をすることもできました。
最近ではのんびり家の入居者のTさんYさんがお昼の時間を気にする、または気づくことが増えてきました。居間の椅子に腰かけているとTさんとYさんが「あら、もうこんな時間、時間が経つのは早いですね。」と話が始まり「もうお昼ですね。何か買いに行きましょうか。」と会話が進んでいました。そこから重い腰を上げ、支度に入りました。
それぞれお手洗いを済ませ、それぞれのお部屋に向かい支度を進めます。そこで問題が生じました。「買い物に行こうと思ったけどお金がないのよ。」と。
そこまでの様子を何気なく見ていた職員が「のんびり家の食費のお金があるのでどうぞ。」とお財布と携帯電話を預けます。そうすると苦笑いしながら「恥ずかしいけど、貸しておいてね。」と2人で買い物に出かけられました。
最初にお昼と気づいた頃からは既に30分以上が経過していました。職員が2人に気付かれないように動向を確認していると、のんびり家から本郷通りに出るとすぐパン屋さんがあります。2人で左右を確認し悩みながらも相談しパン屋に入っていきました。店内でも相談を重ね最終的には同じものを購入されたようです。帰りものんびり家から近いこともあり迷わずにのんびり家に帰ってきました。そして、他の入居者から「あなた、それどうしたの。」と聞かれ「今自分で買ってきたのよ。あなたも行って来たら。」と返す2人でした。
時間をかけてでも自分たちで物事を解決しようとする姿が逞しく見え、日頃から自分たちが行っている支援の在り方を考えます。日々の日常生活において色々な面で時間が作用することが多いですが、入居者の日々の生活を間近で感じると時間とともに大切なものがあるのだと改めて感じることが出来ます。その瞬間で様々なことが起こり対応に苦慮することもありますが「有する能力に応じた自立」を考え続けていくこと、常に疑問を持ち続けて入居者との時間を大切にしていきたいと思います。

07:15 | Posted by admin

【初めまして】 のんびり家2F 福田(春)

2012年05月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

2012年2月11日からのんびり家の一員として、そして4月1日からは正式に入社となりました、福田春菜と申します。今までは文学部人文学科、近代日本文学専攻で夏目漱石や谷崎潤一郎などを学んでいました。そのため、介護業界は全くの未経験です。
のんびり家での生活が一ヶ月程経った頃、入居者の方と
「もう慣れた?」
「まだまだですかねー」
「あらーそうよね。でも私はあなたのことちょっと見慣れてきたけど」
といったやり取りに嬉しくなったりもしました。
これからは一人夜勤も始まるので、私にできるだろうか、本当に大丈夫だろうか、との不安は消えませんが、まずは安全第一に、入居者の方々と楽しめればなと思っています。

07:14 | Posted by admin

【初めまして!】 のんびり家2F 鈴木

2012年04月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆様、初めまして!昨年の12月よりのんびり家2階で入居者の方々と一緒に生活させてもらっている鈴木 真一(すずき しんいち)と申します。
もうかれこれ、のんびり家での生活も3ヶ月目になりますが、のんびり家の入居者の方々の「たくましさ」には私も圧倒され、日々驚くばかりであります。また入居者全員、そしてスタッフもほとんど女性で、肩身の狭い事もありますが、そこは唯一の男手、石井さんと2人で盛り上げていこうと思います!
さて、話変わって、私自身介護の現場は、のんびり家が3つ目で、以前は特別養護老人ホームに2年、介護付きのケアハウスに2年勤めていました。どちらも介護者としてたくさんの事を学ばせていただきました。
しかし今までの私の支援が、入居者の生活の中で、食事の配膳、下膳にしろ、居室の掃除にしろ、何でも私自身「入居者の為」と思い、手を貸していたという事がありましたが、のんびり家に来てからは、入居者自身が考え、時間を掛けてひとつひとつ行なっていく姿を見て、私自身とても新鮮な光景であり、最近では、「あぁ、いままでは、なんでも手を出しすぎていたなぁ」と思う事が多々あります。
また入居者ひとりひとりを「知る」と思う事がとても大切であり「この人はこうすればどうするだろうか?」「こうきっかけを持って行けばこの人は出来るんだ」と気付きも増えました。
でもまだまだ知らない事も多く、余計に手伝ってしまうという支援もまだあるので、もっと入居者ひとりひとりを深く知って行きたいと思います。
最後に、今年の目標を!ひとつ目は先ほど話したように「入居者ひとりひとりをたくさん知る」事。そして、ふたつ目は、私自身体が大きく、少しこわもて…なので、入居者に威圧感を与えないよう、笑顔絶やさず、出来るだけ体を小さく、入居者と同じ目線で話すよう心がけているのですが、最近「お兄ちゃん大きいねー」ならまだいいのですが、「お腹が出てるね」「(お腹の)中になにはいってるのー?」と入居者の方々から言われる事が多いので、今年こそ「夢の70キロ台」を目指しダイエットできたらなと思います。
こんな私ですが皆様今後とも宜しくお願いします。

07:09 | Posted by admin

【お久しぶりです。】 のんびり家2F 新山

2012年03月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

入社して間もなく、8ヶ月が経とうとしている中、私は入居者の事を、どれだけ知る事ができたかな・・・?今、自分にできる事は何だろう?
今まで以上に更に色々悩む事が増えてきました。悩んでも悩んでも一日は、アッと言う間に過ぎますけどね。(笑)
さて、今回は入居者と共同生活をして喜びを感じた時の体験を一話だけ紹介します。
(Kさんとの出来事。)
Kさんは、なかなか私に心を開こうとしなかった方で、普通に話しかけてもムシされ、外へ誘っても何度も断られ続けました。
何でだろう?毎日、傷つきながらも自問自答する日々。
そして、何気ない挨拶から始め対話を重ね、何度、断られても諦めずに笑顔で誘い続けた、ある日。
コーヒーが好きだと話していたKさんは昼時に「もう、こんな時間?コーヒーが飲みたいわね」とボソッと、つぶやいたのです。
私は、今だ。と思い「Kさん、下まで買いに行きませんか?」と声をかけました。すると「近いの?遠くは行かないよ、近いなら行ってみようかな」とKさんは笑って席を立ってくれました。
その瞬間、「やったあーーーーー」と心の中で、喜び叫びました。
初めてKさんと買い物へ行く事ができた時の、あの喜び?嬉しさ?は今でも忘れられません。
この体験を通して、声を掛けるタイミングって大事なのだと感じる事ができました。決して自分都合ではなく、相手の立場になり常に考え抜き接する事。これが、簡単なようで難しいのであります。
のんびり家の入居者、全員の笑顔を見られて私は幸せ者です。

07:07 | Posted by admin