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【東京の空】 松林

2012年03月27日 | きみさんち

夜空をふと見上げると、赤らんでいる時がある。
それは新宿方面だったりする。
あの空の下は、今夜も賑やかな都会の街なんだなと再認識する。

私は、暇さえあれば、空を眺めてしまう。

晴天の時の雲、夕暮れ時の太陽、夜空の星。
どれをとっても、二度と同じ光景がないから。
見る場所も違えば、雲の形や星の位置は、同形を留めない。

天気や風や上空の状況によって、形や流れる速さが変わる雲。
時間を忘れてしまう。
東京の夜空で確認できる星の数は少ないが、その星達が貴重で綺麗に見えてしまう。
月とのコントラストを併せ持つとこれまた、いつまでも見ていられる。

しかし、去年の冬、ある南の島に出掛けた際、夜空に浮かぶ星を目撃してしまった。

オリオン座の真ん中の3つ星の周りに、数十の星が点在していたのである。
逆方向を見ると柄杓型の星座、北斗七星がハッキリと見える。そればかりか、北斗七星を含む大きな星座、おおぐま座すらも確認出来てしまった。

感無量だった。

それから東京の夜空を何度も眺めているが、決してあの時のような星には出会えていない。

それは、星の明かりを消すほどの赤らむ夜空を作る東京だから。

空ではなく、現実を見ろって事なんだろうか??
現実を見過ぎてきたから、空を見上げているのに。。。?

東京に住んでいる限り、星の数には限界があるようだ。
限界が減らない事を願いつつ、大好きな東京の空を眺め続けて行ければ、それが今の幸せかな。
(キザな文章ですねぇ。)

09:55 | Posted by admin