去る3月31日に、前職の上司(室長)の定年退職:送別会に出席致しました。
前職を退職して9年余。そんな私に送別会のご案内を頂き大変恐縮しましたが、ご好意に甘え有り難く出席させて頂きました。
送別会に集まった人数は総勢60名。関係各社の様々な人々が室長の退職を惜しむべく集まり、とても温かで素敵な送別会でした。
私が前職に従事していた期間は約5年。短い期間ではありましたが、室長とともに仕事が出来たことは現在の私の糧になっています。今回、出席した60名全ての人が、室長のことが好きなんだなということが、送別会に出席してひしひしと感じました。勿論たった5年間の上司、部下の間柄とはいえ私もその末端の一人であったかと実感しました。
室長はどんな人かと一言で表すと、「格好いい大人」でしょうか。人とべたついた関係性を持つということは一切されない方であったかと思いますが、どのような相手でも相手を尊重し、人との出会いを大切にされてきた方のような気がします。そのことを上下隔たりなく貫き通されたことが、格好いい大人として私の目には映ったのかもしれません。勿論その格好良さは60歳になられても健在で、久々にお会いして嬉しくなりました。私の退職の際、そして今回と室長に挨拶させて頂いた時に「この仕事(前職)をやって楽しかったか」と尋ねられたことが印象に残っています。室長からすれば、5年間という期間であったけれど、その経験が私の今後に少しでも糧になっていればという思いがあったのかもしれません。
「お寺のよこ」に入職してから8年半が経過しようとしています。この仕事でも格好いい上司、諸先輩方にご指導頂いたことは私の糧となっています。前職の室長を始め、この仕事で出会った格好いい人達の足下にはまだまだ及びませんが、少しでも近づけるよう日々考えて仕事をしていくこと、その大切さを、前述した送別会に出席して思いを新たにしました。