log

【初めの一歩】 浅井

2014年09月20日 | きみさんち

初めまして、6月に入職しました浅井と申します。
3ヶ月が経ち業務の流れは把握できてきましたが、臨機応変に動くことの難しさを痛感し奮闘する日々です。
今回は自己紹介がてら、<きみさんち>で働こうと思ったキッカケを書かせて頂こうと思います。

京都に住む父の叔母がアルツハイマー型認知症と診断されたことが、介護職に就こうと思った動機でした。
最初はデイサービスや訪問介護サービスを受けていましたが、転倒でのケガを機に自宅を離れ老人保健施設に入所することになりました。
知らない場所で暮らさなければいけないストレスを少しでも緩和できればと、土日を使って京都と東京を往復する日々を送る父。旅行に連れていったり母が買った洋服をプレゼントしたりと、少しでも喜んでもらおうと叔母のために動く父を見て、尊敬すると同時に心配にもなりました。

これまで30年以上不動産業のサラリーマンとして働き続けてきた父にとって、介護は『初めまして』の世界です。
平日の仕事や京都までの移動、そして叔母の介護。体力面はもちろんですが、精神面でもかなりの負担の筈です。
そんな生活を続けること半年。その週も土曜に京都へ旅立ち、日曜に家に帰ってきてヘトヘトになっている父に「疲れてる時は行かなくてもいいんじゃない?」と声をかけた時がありました。
「施設の人を信用してないわけじゃないけど、100%信じきれていない部分もあるから、直接顔を見に行かないと不安なんだよ」と父。
それもそうだなあと思うと同時に、会っていない時間も心配しどおしなんだな、と父が日々どれだけ叔母のことを気にしているのかを改めて痛感しました。
そして、介護を受ける方が増えている現在、父と同じような思いを抱えて暮らしている方もたくさんいるんだろうなあと考えました。

日頃から漠然と「誰かの役に立つ仕事がしたい」と考えていたけれど、具体的に何がしたいか決められずにいた私にとって、目指すべき道が見えてきたように思いました。
ふと施設で暮らす家族を思った時に、自分がいなくてもきっと楽しく過ごしているだろう、いつもと変わらず暮らしているだろう、と安心して家族を任せられる介護をしたい。
それが私の目指す「介護」です。

これから色々な方と触れ合い、様々な経験をするなかで目標は変わり増えていくと思いますが、根っこにある今の気持ちを忘れずにいたいと思います。
作文のように畏まってしまった文章になってしまいました。
文章力も鍛えていかなければですね、、、
それでは、今後とも宜しくお願いします!

09:45 | Posted by admin