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【守ること】  のんびり家3F 松山

2021年12月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは。のんびり家3Fの松山です。
8月に初任者研修、無事取得させていただきました。
なにもわからずに介護の世界に飛びこんだ私にとって、この研修は本当に有意義なものでした。
研修を受ける前の私は、介護はお世話をすることだと思っていました。
しかし、介護士の仕事は単なるお世話はとはまったく異なるものだったようです。
利用者の皆様には今更で、大変申し訳なかったと反省しています。
今の介護保険法が基本理念としてうたっているのは「自立支援」と「尊厳の保持」。たとえ要介護状態であっても、本人の力をできるだけ保って、誇りをもって、“そのひとらしく”暮らしていけるように支援するといった姿勢が重視されているのです。
私は、カウンセリングを学んできたので、人の心に寄り添うこと、傾聴は得意でしたが、ご本人のできることを奪わない、見守る、ということにかなり欠けていました。着替えや食べる事、時間がかかってしまうのでつい手をだしていました。
ご本人のできることを奪ってはいけないのですよね。
誰でも、なるべく人に頼りたくはないし、自分のことは自分でやりたいという気持ちがあるのですから。
また、こちらのよかれ、思うこと、そして都合を押し付けていたように思います。
人にはその人の歴史があり、生活があります。利用者様が、たとえ介護状態になったとしても、残された機能を最大限に生かしつつ、心に寄り添い、そのひとらしく、そのひとなりの満足感を感じていただけるようサポートするのが介護のプロとしての仕事なのだと知りました。
介護は深い!
そしてなんて尊い仕事なんだろうと深く感じた初任者研修でした。
がんばらなくては。

10:50 | Posted by kimisanchi