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【Hさん】 のんびり家3F 新山

2014年10月23日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは。6月上旬から新しく入居者が入居されました。名前は、Hさんです。
初日の夜勤が新山でした。Hさんの情報を少ししか知らず、どのような状態なのか分からなくてとても不安だったのを今でも覚えています。
Hさんが、のんびり家2階に来訪。私は、少ししてからHさんに挨拶をしましたが「え?」って表情をされました。(そうだよね、いきなり誰?と思っているはず。と思い様子をみる)
夕食の献立の時間。試しに料理本を目の前に置いてみる。少しすると右手で料理本をペラペラめくり出す様子。
お肉とお魚を指差して「お肉とお魚どちらが好きですか?」と質問する。と、「嫌い。」と一言。(うーん。と悩む新山)
次に、歌謡曲を流してみる。すると、両手でパンパンと手拍子したり所々歌いだす様子。(あ、歌が好きなんだ。と知る)
ある日、食事作りは出来るのだろうか、と思い、Hさんが座っているテーブル席にまな板とネギと包丁を置く。すると、包丁を手に持ちネギを押さえてザクザク切り出した。(うわ、すごい。切れるじゃんと感動する新山)←(・・・)は新山の心の声です。(笑)
娘さんに、その事を伝えると「えー、料理なんてしたの何十年ぶりかな。すごいじゃん。」と喜んでいるご様子。
更にある日の出来事です。素敵な男性がHさんに挨拶をすると、くしゃっと表情を歪めました。素敵な女性が挨拶をしても表情を変えることはなかったのに・・・不思議です。
今思うと、表情をくしゃっとするのは嫌だからではなく笑顔の表現をしていたのだと。女性は、何歳になっても異性に対して喜びを持つものなのだなと感じました。私も、何歳になっても恋していたいなと思います。
それから3ヶ月後くらいに、Hさんは、のんびり家を退去されました。退去された日、新山は勤務ではなかった為、お別れの挨拶ができませんでした。それがとてもとても残念で仕方ありません。
近々、入居者とHさんに会いにいこうと思います。のんびり家2階で過ごした3ヶ月間、色々なことがありました。数あるHさんについて新山なりに知れたことを少し書かせて頂きました。どこへいってもHさんらしく生活して下さい。また、ご近所で会える日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。

01:00 | Posted by admin