今年も早いもので残すところ、1ヶ月あまりとなりました。毎年の事ですが、年末から年始にかけては季節のイベントが続きます。
まずはクリスマスツリーの飾りつけ。小物を吊るしたりと、手先が器用な利用者さんと準備ができればと思います。ピカピカ光る電飾が目を楽しませてくれるので、時間を取って、早めに飾り付けをしたいですね。当日はやっぱりクリスマスケーキ、シャンペン、丸ごとローストチキンでしょうか。ケーキはデコレーションにするかノエルにするか、チラシの写真を見て決めてからケーキ屋「風子」に予約に行きましょう。昨年は残った骨付きチキンで夕食にカレーを作りました。
30日はのんびり家やつげの実もお誘いしてのお餅つき大会。職員も含めての大人数となるはずで、今年は何人が参加されるでしょうか。つきたての美味しいお餅を食べる事ができる嬉しい日でありますが、職員にとっては利用者さんがお餅を喉に詰まらせないかとドキドキの緊張の日。吸引の掃除機も用意してもしもの時に備えます。お供え餅も皆で手作り。去年は3段重ねのちょっといびつなお供え餅が居間に飾られることになりました。小さいお供え餅はご近所のいつもお世話になっている所にも配ります。
31日の大晦日の日中は、昼食を簡単にして御節作り。昨年はお煮しめと栗きんとんを作りました。栗きんとんは特に好評で、男性利用者さん達が奪い合うようにして召し上がり、あっという間になくなってしまいました。今年は御節を毎年作っていたというE子さんと黒豆作りが出来ればいいなと考えています。ちなみに黒豆を皺がよらず、ふっくらと仕上げるには、何日も時間をかけてゆっくりと煮る事だと教えて頂きました。M子さんも大晦日になると、「伸し餅買いに行かなくちゃ」「サッポロラーメン!(年越しそば)」「本みりん!(お屠蘇の代用)」等とお正月の準備で買い物に出かけようとします。普段は出不精で、買い物にお誘いしても殆ど出掛けない方でありますが。お正月の用意をされていた昔の姿が目に浮かびます。大晦日の夕食は年越しそば。何年か前には職員と利用者とで蕎麦を打ちました。切り方が不揃いでしたが美味しかったですね。その後は紅白歌合戦を見てから布団に入ります。
元旦は御節や雑煮を食べながらゆっくり過ごして、昼頃より根津神社に初詣に出掛けます。今年はA男さんが買ったばかりの破魔矢をぶん回し、付いていた鈴が外れて神社の地面をコロコロと転がっていきました。大丈夫なのか、破魔矢の扱いが荒いけど。ごめんなさいと神様に謝っておいたせいか、罰は当たらず、お寺のよこは安泰でした。
季節感のある行事やイベントは、利用者さんにとって楽しみでもあるかと思います。
職員にとっては、利用者さんの普段と違った顔が見られたりすると、それだけで大変さは帳消しになります。今年はどんな顔を見せてくれるのでしょうか。