かなり前のことになりますが、お寺のよこでは、昨年の11月に箱根まで1泊2日の宿泊旅行に行って来ました。残念ながら、入院されている方や体調が思わしくない方が2名いらっしゃった為、全員参加とはなりませんでしたが、入居者さん、スタッフ総勢12名で賑やかな旅行となりました。
寺のよこでは3年連続の宿泊旅行となります。その前の6年間は、都内を対象とした日帰り旅行がメインで、時には複数の入居者さんの体調もあり、旅行自体を中止にせざるを得ない年もありました。そんな中、3年前に7年ぶりの宿泊旅行が実現出来たことは、個人的にとても嬉しかったです(因みに3年前も行き先は箱根でした)。皆さんが楽しまれるか、無事にお寺のよこに帰宅出来るかといった不安感はありましたが、入居者の皆さんが、古くから馴染みのある箱根という行楽地で温泉に浸かりながら、ゆったりと宿泊旅行を楽しまれているご様子や、普段の生活とは異なる多様な表情を拝見していると、本当に企画をした甲斐があったと思いました。
「企画をした」と記載しましたが、実際に綿密な計画を立てて、旅行の下見や予算配分、関係各位への交渉等は、企画担当のスタッフが2名いましたので、そのスタッフ達が実働部隊として動いてくれました。緊張や不安を抱えていたのは勿論私だけではなく、企画担当のスタッフ、旅行に参加したスタッフ全員にあったかと思いますが、皆旅行から帰宅した際に、充実感を漂わせていたことが印象に残っています。
この3年間の宿泊旅行では、それぞれに印象に残っている場面が数限りなくあります。それはスタッフ一人一人に聞いても返ってくる答えは違うような気がして、それもとても素敵なことだと思っています。そういった宝物のような場面をそれぞれ胸に抱えながら、今年も宿泊旅行を入居者さん、スタッフ全員参加で実現出来ればと考えています。