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【新しいご入居者さんを迎えて、きみさんちはまた新たな1ページを描いています。】  きみさんち 志寒

2017年06月30日 | きみさんち

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髪が白くなったと嘆くKさんに「まだ白くなってもあるだけいいじゃないですか!私は家系的に髪そのものが無くなってますよ!」と話していると。
「そら、あんた!無くなったら無くなったで魅力だよぉ~」と新入居者さんのOさん。
続けて「白くなるにしても、薄くなるにしても、歳とったら、変わるのが当たり前だよお、生きてんだもの」
「歳とっても変わんないね~って、変わんないってことは生きてないってことだよぉ」
この言葉の深さにしきり、唸らされたのでした。
ついでに、たまたまあった養毛剤のチラシをお見せして「これ、効くのかなあ?」とおたずねしたところ「そら、あんた!効くよぉー。たくさんだよぉー」と。
なんとも、なんともポジティブです!

別の新入居者さんのSさん。
以前飼っておられた猫の写真を話題にしながら「猫、飼ってみたいんだけど、病気になったりとか、死んじゃったりとか、寂しくなるからね」と私。
「でも、あなた。独りもんなんでしょ?どっちにしても、そのうち寂しくなるわよ」とズバリ。そして話題は私の結婚に。
「いい?レストランとかあるじゃない?そこになじみになるの。そしてそこのウエイトレスさんに仲良くするのよ」
「いつも通ってくるようじゃ独身だろうし。ウエイトレスって、割とそういう眼でお客さん見てること多いの!(全国のウエイトレスさん、すみません)」
「ウエイトレスって自分たちのような店員相手に優しくする人か、どういう態度とる人かで、お付き合いにふさわしいかどうかを仲間内で評価しあっているのよ!」
「何で私がわかるかっていうと、私がウエイトレスだったから!」
「それで仲良くなってきたら、アタシを田舎から上京してきた親戚とか言って、連れて行って」
「そしたらアタシがさりげなく水を零して、その態度で、いい娘かどうか、見きわめてあげる」
「なんで分かるかって言うと、アタシ、結婚相談所に勤めてたから!」
「あ~、でも、ずっと続くかどうかは保証外だからね!」

なんとも愉快な新入居者さんとのひとときでした。

17:02 | Posted by kimisanchi