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【猛暑に外行く入居者さん】  きみさんち 松林

2018年10月31日 | きみさんち

太陽の日差しが降り注ぎ、猛烈な暑さが日本中を襲った、今年の夏。
観測史上最高の気温を記録した場所もあり、熱中症で亡くなった方も数多い。
そんな殺人的な暑さの中、きみさんちのある入居者さんは、積極的に外に出られていました。
どうしてこんなに暑い中にと、不思議に思うのですが、兎に角、外に出て、ベンチに座って過ごされます。流石に直射日光は厳しいらしく、日陰までベンチを引きずって移動して、何をする訳でもなく、座って過ごされます。
日陰といっても、あの猛暑の中です、熱中症の危険が伴いますので、ちょくちょくと飲み物をお持ちしたり、食事の声掛けを早目にしたり、おやつに冷たいものを用意したりと、気を使います。
飲み物は良く飲んで下さいますが、食事やおやつが済むと直ぐに「ちょっと出掛けてきますね」と仰って、外に出て行かれます。
そんなに外へ向かう興味は何なのか?ある時、一緒にベンチに座ってみました。
ベンチに座って、外からきみさんちを眺めると、風に揺れるベランダの洗濯物や、青空と白い雲を背景にして日を受ける屋根があり、横を向くと、影の落ちていない長い坂道に、行き交うご近所の方達などが目に入りました。
そんな風景を眺めていると、外へ向かう気持ちが、何となくですが、理解出来た様に思えました。
ちょっと表現が難しいですが、他愛のない日常の風景を改めて眺める事で、どこかのんびりとした時間の流れを感じる事が出来て、その風景と時間を独り占めしている様な、感覚に陥るのです。
その方が同じ様に感じているかは分かりませんが、外から眺める風景には、色々な魅力があるのだと思います。
しかし、今年の猛暑は、現実です。私は、数分でギブアップをして室内に入り、エアコンの前で冷風を浴びさせてもらいました。
そして、その時、試しに外に置いておいた温度計を見てビックリしたのです。なんと45.1℃の表示!寒さすら感じます(湿度に至っては、カラカラに乾き過ぎて“Lo”の表示です)。
そんな記録的な猛暑の中でも、きみさんちの入居者さんはお元気に過ごされているというお話でした。
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08:37 | Posted by kimisanchi