去年の12月30日、お寺のよこにて餅つき大会を開催しました。
僕にとっては三回目の餅つき大会です。
他の事業所の入居者様を招き、いつもよりもにぎやかな居間での開催になりました。
重い木の杵を入居者様と二人で手にとって、照れながらつく人、楽しそうにつく人、張り切ってつく人、杵の重さに驚く人がいたりと、十人十色の反応がみられて、とても楽しいものになりました。
木の杵と石の臼を見て、餅をつき、入居者様の皆様が「懐かしいわね」と仰っていたのが、すごく印象に残っています。
昔はよく集まって餅をついていた。と仰る方が多く、また、最近は餅をつくこともなくなったわねと、どこか寂しげに仰っていました。
僕の地元でも、幼いころ地域のお年寄りが集まり、子供らに餅のつき方を細かく教えながら、一緒に餅をつき食べていました。毎年やっていましたが、ある年から餅つきはなくなってしまいました。今、思うとお年寄りの方が餅を食べるリスクを考えて、なくなってしまったのだと思います。
それからは、店先で出来あいの餅を買ってすませることが多く、なかなか餅つきに参加する機会はありませんでした。
入居者様との餅つきの際 餅の返し方やつき方について助言を頂き、ふと、幼いころ一緒に杵を持ちながら、餅つきを教えてくださったお年寄りの方を思い出し、懐かしい気持ちになりました。