新型コロナウイルスの感染状況が少しずつ落ち着いてきました。
まだまだ油断は出来ませんが、一時的に中止をしていた入居者さんとの買い物も6月から再開しています。
約3ヶ月ぶりの買い物ですので、入居者さんも以前どのような物を買っていたのか、どこに買い物に行くのか少し戸惑われているご様子もありましたが、少しずつ思い出されてくるのではないでしょうか。
現在お寺のよこでは8名の入居者さんがおられて、5名の方が90代です。皆さんとてもお元気に過ごされています。
お寺のよこでは7年前の2013年に5名の方がお亡くなりになることがありました。2013年~2014年に掛けて約半分以上の方が新たにご入居されて来ました。その時にご入居された方でお亡くなりになった方もいらっしゃいますが、お元気にお寺のよこで生活されておられる方も3名いらっしゃいます。
短期間で入居者さんの入れ替わりがありましたので、皆さんのそれぞれの特徴や性格、ご本人の思いをスタッフが把握することはとても大変でしたが、入居者さんのそれぞれの思いや願いを理解しどのようにすれば具現化していくことが出来るのか、スタッフ同士で一生懸命に考え具現化出来た時に、入居者さんが(もしくは入居者さん同士が)喜ばれている姿を見ると、とても嬉しくて毎日がお祭りのような夢のような日々でした。
その時にご入居された3名の方、その後ご入居されて来られた方、年月が経過しお年を召したなと感じる場面も増えてきました。出来ることや認識する力が少しずつ少なくなってきていることも感じます。しかし、その中でもはっきりとご自分の意思を仰ったり、他者を気遣われたり、スタッフにアドバイスをして下さったり、それこそ食事作りではまだまだ敵わなかったりと、思う存分に力を発揮されておられます。6年前と状況は変化したとしてもまだまだ醒めない夢のような日々です。そしてそのような日々を一緒に見続けてくれているスタッフにも感謝します。