新型コロナウィルスが世界的に猛威を振るっています。
日本も例外ではなく、沢山の感染者が出ています。
東京では、連日200人を超える感染者が発表されているほどです。
そんな状況ですから、人々は感染予防のために、外出を控えたり、他者との距離を取ったり、マスクを嵌めて会話をするのが常識となっています。
きみさんちでもそれは例外ではなく、勤務中はマスクをしたままですし、入居者さんと買い物に出掛ける事はなくなっています。
ウィルスの終息までは仕方の無い事ですが、常識の変化に対応して行かなければならないと思っています。
しかし、きみさんちの入居者さん達は、それぞれの常識を貫きながら生活されております。
一日の殆どを外のベンチで過ごされる方。
帰らなきゃと仰って外に出られる方。
大きな声で歌を歌っている方。
新型コロナウィルスの猛威は、世界的に広がっていますが、どうやらきみさんちの周りにはバリヤーが張り巡らされているようで、その猛威が振るわれる恐れは無さそうです。
また、窓辺にしがみ付くカマキリの姿や、庭から玄関先まで行列を作っている蟻達を見付けたり、神社の木々から聞こえる蝉の声を聞いていると、新型コロナウィルスが猛威を振るっているなんて嘘なのではと思ってしまいます。
どこかのんびりとしたいつもと同じ風景といつもと同じ入居者さん達に囲まれていると、ウィルスが蔓延している世界とは別次元の世界にいるかの様な錯覚に囚われてしまいます。
しかし、現実は、、、。
何時でも何処にでも気兼ね無く出掛けられ、誰とでも会話を楽しめる日が早く帰って来る事を節に願います。