去る1月11日に「お寺のよこ」の入居者でいらっしゃいましたIさんが救急搬送後転院先の病院にて90歳でお亡くなりになられました。Iさんは「お寺のよこ」で約5年間に渡り生活されておられました。明るく元気で達筆なIさんからは誠実に生きる姿を学ばせていただきました。それは終末期を迎えられた入居者の方にさりげなく寄り添う姿(肩を揉んであげる)だったり、毎日ペン習字の練習をされている姿だったり、Nさんと時には口げんかしながらもトランプの七並べをされていたり、スタッフに労いの言葉をかけてくださる優しい心遣いでした。毎日Iさんは健康が1番よ。お互いに頑張りましょうねと声をかけてくださり、いつか自宅に帰れるという希望を持っていきいきと生活しておられました。残念ながら今年のお誕生日(2月8日)のお祝いをすることが叶いませんでしたがいままでに沢山のことを教えていだだき心から感謝いたします。
そこで今回はIさんを偲び大好きなサムエル・ウルマンの詩を載せさせていただきます。
青春
青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ちかたを言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。
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青春時代を勤務先のボート部で情熱を燃やされたIさん、ありがとうございました。