コロナ禍もずいぶん長い時間となりました。季節は移り変わり多くの時間が費やされ、他方では多くの時間が失われてきたのであろうと思います。人々はマスク着用が義務になり(現在では多くの国や地域が解除していることもありますが・・)、人と人との距離が広がり、互いの心の距離も感じるような場面も増えてきているようにも感じます。
現在、職員は通勤含め、仕事中(のんびり家の内外でも)必ずマスクを着用しています。その姿を見て、度々女性の入居者の方は「あなたマスクなんておかしいわよ。」と言われることもしばしばです。理由を説明し、その時点では納得されても、時間が経過してしまえば再度同じことを言われてしまいます。マスク姿では、職員の表情も乏しく私のような滑舌の悪い職員の声はスムーズに伝わりません。その他で常行ってきたような当たり前のことが改めて現状では難しいなと感じます。買い物は空いている時間帯で短時間
で少人数で実施すること、または職員が代行することとしていますが、職員側の都合での生活のリズムになってしまうのではと当初やや悲観していましたが、ここまでコロナというものが身近に根づい
てくると、現状を前提とした上での「生活」というものを考えることが必要になってきます。今までの固定概念も一旦白紙にしてしまうような思い切った、ちょっとした工夫が生活に変化を与えてくれるのではないかとも考えます。