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【新米管理者です】  お寺のよこ 荒野

2022年05月31日 | お寺のよこ

過ごしやすい季節になって参りました。行楽日和な日が続きますが、まだまだ新型コロナには気が抜けません。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 
さて、世間では田植えの季節ですが、ここお寺のよこでは昨月に新米が出来ました。新米といっても食べるほうではありません。新米=ルーキーのほうです。私、荒野は4月よりのんびり家からお寺のよこに管理者となるべく異動して参りました。着任して1ヶ月余、まだまだわからないことだらけで頭を悩ませながら精進しておりますが仕事量が体感的には1.5倍から2倍に増えたような気がします。特に大変だと個人的には感じるのは2つ。1つは書類仕事です。行政提出書類の作成と管理や職員からの提出書類の確認、運営推進会議資料や、事業所内研修に向けての資料など枚挙に暇がありません。私は前職ではこういった事務作業が得意だったのですが、介護職になってからというもの自立支援で入居者さんに直接かかわる仕事の楽しさに目覚めてしまったので、最近は書類仕事があまり好きではないのが本音です。おまけに量が多すぎて勤務時間内にはとてもとても終わりません。最近は書類仕事に追われているせいか夢の中にまで出てきてハッと目が覚めることがありました。

もう1つは職員のマネジメントです。介護というのはチームケアなので、個々の職員の能力を見極めて入居者さんのニーズを実現するために力を結集しなければなりません。お寺のよこはベテラン職員も多いのですが経験が浅い職員や外国人職員もおり、その育成が管理者としての重要な役割になってきます。そのためには職員の仕事ぶりを見て何が出来て何が出来ていないのか、理解が足りていない部分はないかなどを把握しないといけません。
日々の業務はまず入居者さんの支援があって、自分がどう動くか何を支援していくかなどを3日後までの職員の体制を念頭に状況に合わせて考えます。そして排泄や入浴、食事などの身体介助をしつつ、入居者さんの状況から考えられる転倒や怪我などのリスクに気を配り、ご家族や医療機関、行政との対応も随時行います。その上で他の職員の仕事ぶりにも目を配りながら同時進行となると、あと目と脳がもう1つずつ欲しいところです。

新米管理者としてまだまだ周囲にご心配やご迷惑をおかけしておりますが、食べるほうの新米が世に出てくる頃にはなんとか管理者として形になっていたいものです。今後のお寺のよこが入居者さんにとっても、働く職員にとっても健やかな場所になれるよう力を尽くしていきたいと思います。

10:36 | Posted by kimisanchi