log

【寄る年並…】  きみさんち 田中

2025年02月04日 | きみさんち

一段と寒さが増してまいりました。
巷ではコロナに続きインフルエンザも流行っているようです。
皆さん大丈夫ですか??
昨年の話になってしまいますが、12月31日大晦日、父と2人で成田山新勝寺までお札を収めに行ってきました。父と2人での外出なんて何年ぶりの話でしょう…90近い父と共に参道を歩いていると、突然立ち止まり足を摩っている様子。帰宅すると、「非常に疲れた、もう行けないかもしれないな」と、淋しそうに言っていました。
父は昭和の集団就職組。消防官と言う仕事を経て今現在に至っているわけですが、仕事中は訓練の日々、火災が起こると現場に出動と言った、身体を張った仕事をしていた父の事です。私はいつも元気でいるのが当たり前のように感じていました。
そんな仕草を見てしまうと「寄る年波には屈強な人もダメなのかしら?」と、老いに対する淋しさを考えてしまう出来事でした。
かくいう私も、この原稿を書いている前日に一つ歳をとりました。
皆平等に一つづつ歳を重ねていく、それが早いか遅いかの違いだけ。
それでもバリバリに動けていた頃の父と比べてしまうと、歳をとる事の淋しさ、切なさが身に染みる、そんなお正月でありました。
こんな事年明け早々に書くものじゃないのかもしれませんが、これが独居の人だったら、老いの淋しさと共に一人でいる事の不安などを抱えて日々過ごされているのかなと思うと、父との時間の過ごし方、仕事であれば利用者さんとの時間の過ごし方を大切にしていかなければいけないなと、考えさせられるお正月でありました。
*父「お前も婆さんになったな」
 私「大じじに婆さん言われたかないよ」そんな会話を楽しみながら、いつまで歳をとって行けるのか楽しみでもある、今日この頃です。

10:50 | Posted by kimisanchi