仕事をしているとどのような仕事であってもあっという間に時間が経過していきます。今回は日々の支援などから少し離れてみたいと思います。
夜勤中にふと振り替えると3月11日でした。東日本大震災から10年以上の歳月が流れてきました。震災の日、私は夜勤明けで帰宅し、家族と買い物に出掛ける予定でした。その時にあの大きな地震がありました。あの時の光景は今でも鮮明に覚えています。家族の無事を確認して原付バイクでのんびり家に急いで向かいました。その時の光景は異様なほどで今でも鮮明に覚えています。当時ののんびり家含め法人全体でも常勤職員の数も多かったですが現在では半分は派遣社員などがいるような現状です。10年以上前では考えられないことでしたが、常勤職員を募集しても年単位で募集がないような状況です。人員不足は福祉に限った事ではありません。おそらく、皆さんの近隣のバスなど減便が起きていることと思います。バスの運転手だけでなく、電車、運送ドライバー、や様々な飲食店、警察官や自衛隊など公的なものも例外ではありません。全ては少子高齢化が1番の要因になってきていると容易に考えられます。その中で、物価高で賃金上昇しているところに人は流れて行くことは理にかなっています。福祉職の賃金は法律などで規定されていることもあり他の分野のようにはいきません。介護保険制度開始以降、初めて福祉職員は減少になったようです。介護報酬減算の訪問介護などを中心に倒産や廃業も増えてきているようです。
今後も少子高齢化は改善する見込みは現状では見られず、今後益々働き手が少なくなり、住む地域や自治体によっては必要な福祉サービスの供給は難しいと思われます。需要はあっても供給側は減少していくことになるため福祉だけでなく様々な分野で合理的な判断や法改正がなされることになっていくのだろうなと時間の流れを見ながら立ち止まって考えてしまいますね。