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【生きる意味】  お寺のよこ 倉澤

2026年03月24日 | お寺のよこ

新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。
今年3月にご入居10年目のNさんが100歳を迎えられます。認知症とともに暮らしながら日々穏やかに、そしてお元気に過ごされており、その笑顔は私達職員にとっても大きな励みになっています。100年という長い人生を歩んでこられたNさんの存在は私達に「生きること」「寄り添うこと」の大切さを教えてくださっています。人は若い頃は「役に立つこと」 働く世代では「成果を出すこと」そして人生の後半では「そこにいるだけで誰かの心を動かすこと」 へと意味の形が静かに変わっていきます。認知症があっても、名前や時代を忘れても、笑顔、ぬくもり、人を安心させる力は最後まで失われませんね。つまり人は覚えていることや出来ることではなく、どう存在してきたかが残るようです。生きる意味は、遠くに探すものではなく誰かと共にある時間の中にすでに存在しているのですね。これからもNさんや他の入居者さんにどれだけ寄り添えるか、自分だけではなく誰かの喜びや豊かさにつながっていくことができるように生きていきたいです。

10:17 | Posted by kimisanchi