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【元大工のAさん】  のんびり家3F 松山

2019年02月15日 | のんびり家::のんびり家 3F

早いもので、2019年が始まってしまいました。
2017年の終わりから、のんびり家3階には3名の新たな入居者様が入居されました。
まずは、目鼻立ちのはっきりされた美人で品の良くて優しいQさん。
次に自立度が一番高く散歩が好きな大工さんをしていらっしゃったAさん。
そして、90歳というご高齢にも関わらず、ご自分の足で移動ができ、嬉しそうに息子さんや娘さんのお話をしてくださるUさん。おかげでとてもにぎやかになりました。
皆さま、程度の差はありますが、入居されてしばらくは、帰宅欲求が高く、落ち着くまでに時間が多少かかります。
状況を受け入れるまでの葛藤があるのだと思います。
でも、時間の経過とともに、3名とも、落ち着いて過ごされるようになっていただけたようで安堵しています。
今回はその中でも、元大工のAさんとの一コマをご紹介させていただきます。Aさんは自立度が高く、頻繁に外出を繰りし、たまに道に迷って帰って来られなくなってしまうことがあります。そして先日、私も初めてのお迎えに行かせていただきました。本人同意の上で携帯電話を持参してもらっているので、GPS検索で近くまで行き、電話をかけて位置を特定、その場で待っていてくださるようにお願いすることで、迷うことなくスムーズに会うことが出来たのです。そして2人で茗荷谷から30分ほど歩いて帰ってきました。そんなAさんは、歩きながら「面倒かけてすまない。」「仕事もしないで、毎日ぶらぶらして、他人様の世話になって、親が生きていたら怒られる。」「自分はここに入れて運が良かった。」という言葉をずっと繰り返していらっしゃいました。私は真面目な人なんだなと、Aさんの人柄を感じながらも、最初は管理されるのが嫌で、みんなを手こずらせていたAさんが、今ではすっかりのんびり家を頼って受け入れてくださっているのだと実感しました。のんびり家のスタッフって素晴らしい!!(私は週一の夜勤パートなので客観的にそう感じました。)

08:39 | Posted by kimisanchi

【18年間にありがとう】  のんびり家3F 吉田

2019年01月22日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の夏は過去最高の記録づくしでした。
皆さんはどんな夏を過ごされたでしょうか。
のんびり家3階の夏はいつもと同じ方のいない初めての夏を過ごし、そして秋を迎え、年を越しました。
開設から、そしてご入居から18年目の夏を迎える前に、Mさんは亡くなられました。
私の知っているMさんは、既に言葉を話すことは出来ず、視力も失われ、口から食べものを摂ることも出来ない状態ではありましたが、3年間多くのことを教えてもらいました。
グループホームに入居される方は、ある程度の自立度を維持されているかたが大半です。
職員はそういう方の自立を日々支援しているわけですが、そうなると必然的に、寝たきりのような方々への介助の技術を習得して行く機会は少なくなります。
しかし多くのグループホームは5年、10年、15年と開設から期間が経過し、ともなって入居者さんの能力も低下、自立を支援しているだけでは能力に応じた支援をしているとは言えない状況になってしまいます。
そんな中で、Mさんは多くの技術を教えてくれました。
どのようなことが必要で、必要な事が行われないとどのようなことになるか、本当にたくさんのことを教わりました。
本当にありがとうございました。
教えてもらったことを活かし、今後関わる入居者さんに、Mさんに出来なかったぶんも恩返しして行きたいと思います。
最後に、3年の間にあった思い出を一つ紹介させて頂きます。
それは鴨川シーワールドへの宿泊旅行です。
Mさんは通常のバスでの移動が難しったため、社会福祉協議会から介護車両をレンタルし、他の入居者さんのバスとは別に、私が運転手を務めて現地へ向かいました。
旦那さんも同行してくださり、車内ではMさんの昔の話しをたくさん聞かせてくれたのですが、そのうちの一つは入居される前の訪問ヘルパーさんとのやり取りを録音したものでした。
その内容が、旦那さんがいつも知らない間にパチンコに行ってしまう、いないと思うとパチンコ屋さんにいるというような愚痴を繰り返しヘルパーさんに話しているというものでした。
初めて聞いたMさんの肉声がそんな内容だったので、旦那さんと一緒に車内で大笑いしたのを覚えています。
ファイル 413-1.jpeg
その日の夜は旦那さんと二人部屋で一緒に休んでいただいたのですが、まさか
また一緒に寝ることが出来ると思わなかったと、とても喜んでくださいました。
写真は道中で休憩した海ほたるSAでの記念写真です。
Mさん、どうもありがとうございました。
同じように今後も入居者さんと思い出を作っていけるように、頑張っていきたいと思います。

13:32 | Posted by kimisanchi

【女性らしさ】  のんびり家 永辻

2018年12月27日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に入居者さんのKさんと1年ほどぶりに一緒に美容院へ行って来ました。
この日は小雨が降っていて少し寒い日でしたが、傘をさしながら行って来ました。
美容院に着いてカットが始まると、どんなヘアースタイルになるのか嬉しい気持ちと変にならないか心配な気持ち、この両方の表情をしながら終始鏡を見ていました。この時にKさんらしい女性の部分が見られて、ほっと嬉しくなりました。カットが終わり「短くなって、また雰囲気が変わって、似合っていますね。」と言うと、まだ緊張しているのか、少しだけ柔らかい表情をして「ありがとう。」と一言。
これから季節は冬になり寒さがまして行きますが、寒いからと言って外に出ることを億劫にならず、今度は外食にでも行きましょう。

17:18 | Posted by kimisanchi

【教えてQさん】  のんびり家3F 伊藤

2018年11月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお久しぶりです、のんびり家3階新人職員の伊藤です。もうすぐ秋の季節ですがまだ暑い日もありますので熱中症等に気を付けて下さいね。
もうすぐのんびり家に異動になってから半年がたちます、まだまだ慣れない事だらけで先輩職員に迷惑をかけてしまっています。精進しないとです。頑張ります。
今回のお話しは私、伊藤がいつも心を癒せて頂いている入居者Qさんのお話です。
自分は、料理が苦手でいつも困っています、特に味付けと使った事のない食材に相対したときに非常事態発生です。この見たことがない野菜様どう料理しようか、脳の中は、8割方?で埋め尽くされてしまいます。そんな時は、隣で料理している、Qさんにお願いします。お願いすると何事も包み込んでくれそうな笑顔でその野菜様は、料理されていきます。なんてできた人なんでしょう。味付けに関しても長年の、経験にもとづいた匠の技が振るわれます、さすがお姉たま。人格良し、笑顔さらに良し、料理最良、パーフェクトヒューマンだと思います。世の中の大抵の男連中は、虜となるでしょう。さすがです。
失敗して落ち込でる時や疲れて元気が出ない時でもその笑顔をみせてもらえればこっちのもの一千万馬力発現です。これからものんびり家職員や、入居者に迷惑をかけてしまうと思いますが頑張って行きたいと思います。よろしくお願いいたしますね、これからも元気に楽しく生活して行きましょうね。

14:09 | Posted by kimisanchi

【早いですわ】  のんびり家3F 新宮

2018年10月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

今日は、Kさんの歯科通院付添いに行きました。
Kさんは、のんびり家に2012年の夏にご入居されています。
そのころ私はのんびり家にいまして、「根津にかえるわ」と帽子を被りどんどん迷いなく根津方面に向かわれることが日常でした。
その日も今年と同じ猛暑のなか歩かれ、途中交番で涼ませて頂いたときに、お巡りさんがKさんにどうぞ、と飲み物を渡された時に「これなんだ。ポカリスエットか」と愛嬌よく聞かれていたことが思い出されます。買い物に行かれた時には「持ってやるよ」とポカリスエットのペットボトルなど持って帰られました。現在では、歩くことで一所懸命なようですが、今日の歯科通院の時も「あ、俺あそこに住んどった」「あ、あれ俺の車だ」と言いながら歩かれていました。この時の目力や声の張りは6年前とお変わりなく、
あの頃一所歩いていたことを懐かしんだ今日一日でした。
Kさん、これからもお元気でお過ごしくださいね。

08:36 | Posted by kimisanchi

【これから】  のんびり家3F 松山

2018年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは、のんびり家3階の松山です。
介護の世界に触れ、そして、”のんびり家“でお仕事をさせていただいて1年4カ月が経ちました。
新参者の私に、最初は一晩中騒いで、まったく寝なかったEさん。
女性があまりお好きではないKさん。
悪戦苦闘の日々が続き、週に1回の夜勤勤務なので時間はかかりましたが最近はやっと慣れて落ち着いて対応が出来る様になりました。
特にKさん。髪を引っ張られたり、手を引か枯れたりと、なかなか素直にサポートさせていただけなかったですが。
ようやく、ありがとうございます。すいませんね。という言葉を掛けていただけることが増えて参りました。
認知症でなかなか言葉で意思疎通が出来ない時でも、人は心を尽くせば伝わるものだと痛感しています。
“ありがとう”という言葉は魔法の言葉です。
言う方も言われた方もとても温かい気持ちになります。
週に一度ではありますが、出来るだけたくさんの“ありがとう”の気持ちと心を込めて支援させていただきたいと思っています。

15:58 | Posted by kimisanchi

【散歩】 のんびり家3F 吉田

2018年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

数か月前のニュースで、徘徊という言葉を見直そうという動きがあるという記事を読みました。
ちなみに辞書には「どこともなく歩き回ること」とあります。
この言葉、意味、皆さん違和感ありませんか。
私はこの記事を読んだとき、ようやくかと思い、自分のずっと感じていた違和感や価値観は間違ってなかったんだなと安心しました。
というのも、認定調査だったり、医療関係者やその他の方から入居者さんの状態などを聞かれる際に「徘徊はありますか、迷惑行動はどんな感じですか」と、毎回のように聞かれます。
今年の春頃にも、連日散歩に出掛ける入居者さんに付き添って外出中に、毎回職員についてこられることを不満に感じてその方が交番に助けを求めたのですが、警察官の方から出た言葉が徘徊でした。
良く徘徊されるんですか?そうですね連日散歩には出られます。
徘徊じゃなくて散歩ですか?う~ん、外出される時は意味なく行かれるわけではないので・・・と私が言葉を濁していると、理解していただけたようで、あっそうですねと言っていただけました。
これも同じ頃のことですが、介護保険の更新の認定調査にきていただいたケアマネさんが入居者さんに聞き取りを終えたあとで、迷惑行動はどのようなことがと立ち会っていた私に聞いてきたのですが、
う~ん、迷惑かどうかは受け取る人によって違うのですが・・
理解のない方からしたらほとんどが迷惑行動に・・
これも言葉を濁していたのですが、これも分かっていただけたようで、そうですよねと笑顔で返してくださり、その後の私の説明に、すごく素敵なおじいちゃんですねと言っていだけました。
やっぱりこれらの言葉を使う際に、意識的に悪意を持って使ってる人はほとんどいないんだと思います。
認知症をいまだに痴呆と言ったり、認知と略してしまったり、こちらの声掛けに、応じて理解して会話や行動が出来ると、指示が通るなどと言ったり、認知症や障害者の方を差別する意図で使う方などほとんどいないです。
でも無意識ほど残酷なこともありません。
差別感情を持って使う人は、差別を意図する時以外は使わないでしょう。
でも無意識だと日常的に使ってしまいます。
状況を単純に比較することは出来ませんが、昔は目の不自由な方や耳の不自由な方を指して使う言葉がありました。
今では差別用語として、テレビやラジオ、公共の場所で使うことはNGとしっかり認識されていますし、個人個人の日常会話でも使用する人はほとんどみかけません。
今回私が感じた言葉も、近い将来にみんなが同じ意識になってもらえるといいなと思います。
さて、徘徊と言われてしまった入居者さんですが、今では昼食前に一人で散歩に出かけ、お昼を食べたあとは飲み物を持って食後の散歩へ。
夕方前には戻って一緒に夕食を食べ、夜はしっかり眠って朝は一番の早起きです。
ご本人がお写真を好きでないので後ろ姿ですが、根津神社や湯島天神、調子のよいときは不忍池や上野まで足を延ばしているそうです。
こういう散歩をいつまでも続けていただければいいなと思っています。
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17:33 | Posted by kimisanchi

【喫茶店】  のんびり家3F 永辻

2018年07月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日入居者さんのKさんと近くの喫茶店に行って来ました。
席でコーヒーを飲みながら外の景色を見ていると、「俺、珈琲学校行ってたからね。」と言い、そこから家族の話しや何処に行ったことがあるなど、昔話をしながら時間を過ごしました。普段はあまり飲み物が進まないKさんですが、専門店のコーヒーは美味しいのか全部飲み干しました。帰る時は「ありがとう。」と言って下さいました。
Kさんは職員に助けてもらった時にたまに「何かご馳走しなくちゃね。今度喫茶店に行こう。」と言います。
約束を果たせて、のんびり家で過ごしている時とはまた違う表情が見れて、私も楽しかったです。今度は違う喫茶店にまた一緒に行きましょう。

09:32 | Posted by kimisanchi

【新天地です。】  のんびり家3F 伊藤

2018年06月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさん初めまして、2月にぶなの実からのんびり家に異動してきた伊藤です。
慣れない事も多いと思いますが、地域の方と連携して、頑張って行きたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。
季節的にも暑い日が続いているので、みなさん熱中症には、十分に気をつけてくださいね。
のんびり家に来てまず思ったのが、みなさんとても元気で自分らしく生活しているという事です。自分はグループホームの経験が浅いのですが、ご自身で食事作りや洗濯、掃除など行える方の支援は、身体介護の多い特別養護老人ホームや老人保険施設の関わり方とまったく違い、難しい半面、やりがいがある事だと感じました。その為、自分えの課題は、山盛りなんですけど、、、頑張ります。
話しは変わるのですが、自分は、かまってちゃんなので、入居者さんにいつ何時であっても所構わずかまってほしい訳で、いつでもどんと来いな訳です。ですが、入居者さんにもそれぞれの生活があるわけで、そこは、自粛しないといけません。でも、かまって欲しいので、時にはあの手、この手を使いかまってもらおうとします。いっぱい話し掛けたり、甘えてみたり、変顔してみたり、面白い動きをしてみたりするのですが、反応は今一つです。ですが、
かまって欲しいのでこの努力はおしみません。かまって欲しいのにかまってもらえずガクっとしていると「あなたも大変だねー」とちょっと優しいひと言を頂いたりします。普段つれない入居者さんですが、落ち込んでる状態での優しい言葉にメロメロです。ギャップが激しすぎです。
入居者Sさんは、笑ってくれただけでうれしい気持ちになれます。これからどんどん積極的にかまわれに行くので覚悟して下さいね。苦手な所を10個言えても好きな所を100個言えるぐらいになって行きたいと思います。これからも安心して楽しく元気に生活していきましょうね。

08:38 | Posted by kimisanchi

【早いですよ】  のんびり家3F 新宮

2018年05月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

「米が炊けてないなんて」と怒りながら出て行かれたAさん。あれから5か月。
早いですよ。
今現在では、怒って出て行かれることはありませんが、所在を確認する為に後方から見守りを続けています。
大体、「ここは落ち着く」と上野公園のベンチや、花壇のふちに腰かけ、柔らかい表情で遠くを眺めています。そのうちふらっと立ち上がり、別のベンチに腰かけ景色を眺め。
私も隣りに座ります。すると後方から音がするので振り向くとネズミがチョロ。足元をみるとアリや見たことのない
虫たちがニョロウヨ。頭上からは鳥のフンがペチャ。
日が暮れる前からカップ酒を飲んでる男の人二人が目の前で茶番をはじめたり。私の隣で弁当を食べ始めたおじさんが何も言わずに缶コーヒーを手渡されたとにおびえたり。
いままでみたことの無いようなこと事が次から次へとおこり、早くここから立ち去りたいなあと思いました。
これが非日常的かと思っていましたが、何度かその場所にいくと毎回おなじような光景がみられました。
それをAさんに話すと「いつも大体そうだよ。みんな同じだよ」「ここはいいよ。見てごらん空がきれいだよ」と話されたAさんはいつも顔をあげられ、私はというとAさんの足元や下ばかりみていたことに気がつきました。

08:35 | Posted by kimisanchi

【ほっこりとした気持ち】  のんびり家3F 松山

2018年05月05日 | のんびり家::のんびり家 3F

最近、排泄の失敗が多くなり、自力での処理を見守っていると、自室での汚染が大変なことになってしまうEさん。
先日も自室での処理を見守っていると、今回は大変だと思い、お布団を整え、着替えの手伝いをさせて頂きました。
すると、Eさんから「すまないね。お金を払わなくちゃだな」や「今度食事をご馳走するよ」とのお言葉をいただき、この様なことを言っていただいたことに私は驚きました。
そして、Eさんのこの心遣いに、私はほっこりとした気分になり、優しい気持ちになりました。仕事とはいえ、自分のしていることが、人のお役に立てるのだと実感出来るのは嬉しいものですね。

08:04 | Posted by kimisanchi

【8年目の新人】 のんびり家3F 吉田

2018年03月28日 | のんびり家::のんびり家 3F

8月で勤続年数がまる8年となります。のんびり家3階の吉田です。
この仕事についてぶなの実で約3年、人員不足の事業所の応援として約2年、のんびり家3階で約3年、一つの事業所にずっといたわけではないので、その分沢山の認知症状態にある方に関わることが出来ました。
同時に、どんな状態の方であってもある程度は上手に接することが出来るし、入居者さんが伝えたいことや考えていることもそれなりに理解出来るつもりでした。
そんな自信を昨年末にご入居された方に挫かれてしまいました。
もうすぐ8年目だというのに、どのように関わるのが一番なのかまったくわからず、まるで新人のときの心境でした。
それは或る日の昼、ここを出ていくと言って荷物をまとめるその方の姿から始まりました。
理解力や会話する力は充分な方でしたので、年末年始であることを説明したり、不満を聞いたりした結果「出てはいかない、荷物おいて散歩に行って来る」ということになり、それならということで外出されました。
勿論それが真実でないことは分かっています、気持ちを刺激しないよう気づかれないように遠方見守りでついていきました。
追跡から2時間、千石の住宅街を右へ左へと歩いた後、巣鴨駅前にたどり着きました。
大晦日の前日ということもあって人も多く、油断すると見失いそうです。
すると次の瞬間、パチンコ店の中へ入っていったのです。
これはまずいと思って大急ぎで自分も店内へ、通路をうろうろされていたので、〇〇さんと肩を叩いて声をかけました。
「なんで来たんだよ」表情が険しくなりました。
それからはちょくちょく後ろを振り返ったり、信号を渡るとみせかけて引き返してみたり、点滅してから走って横断したり。着いてきているというストレスをかなり強く感じている様でした。
落ち着いてもらおうと思って距離を取り、西ヶ原の住宅街を歩いていたのですが、飛鳥山の交差点の信号で止まる様子もなく、歩く速度も緩めず17号線を横断しようとしたのです。
慌てて駆け寄り、道路に少し出た○○さんの襟を後ろから掴むことが出来ました。
間に合わなければ間違いなく事故にあっていたと思います。
これには肝を冷やしましたので遠方見守りは止めて、少し後ろをついていきました。
この入居者さんですが、路上生活の経験をお持ちです。
そのため自分一人でやっていけるという自信や、人の世話になりたくないと言う気持ちがとても強いようでした。
そんな背景もあり、17時を回って暗くなっても全くへこたれる様子がありません。
途中で何度か足を休めている最中、なんとか心を許してもらえないものかと色々な話しをしてみましたが、「大丈夫ですから帰ってください」の一点張りでした。
18時、19時、外出してから既に7時間が経っています。
疲労とストレスもだいぶ溜まっているのでしょう、声をかけても「金魚の糞みたいについてきて、覚えてろよ」などと返ってくる言葉も荒っぽくなってきてしまいました。
次の日は夜勤を控えていることや、今の状態では戻ってもらうことは難しいということになり見守りを交代してもらい、22時過ぎにようやく戻っていただけたようでした。
この一日を経験して、自分の経験では上手く行かないことがまだまだあることを思い知らされました。
10年目を迎えるころには、この日のようなシチュエーションでも対応できるような人間になっていたいと思うし、〇〇さんと8時間歩き回った日のことを思い出話としてできたら良いなと思います。
〇〇さんはまだ70代前半ですので、90代になるころには自分も60近くなっているはずです。お互い爺さまとなってどんなやりとりをしているのか、楽しみが一つ増えました。

17:37 | Posted by kimisanchi

【ありふれた光景】  のんびり家3F 永辻

2018年02月28日 | のんびり家::のんびり家 3F

お正月、朝食を食べ終わった10時過ぎ頃。
お二人の入居者さんと居間で過ごしていた時、近くに新聞があったので、一人の入居者さんに見せると手を差し出して読み始めました。すると、途中で席を立ってお部屋に戻ってしまいました。「どうしたんだろう。」と思っていると、眼鏡を持って戻って来ました。
今度は眼鏡を掛けながら真剣に読んでいました。
読み終えて、隣りの入居者さんに眼鏡姿の顔を近づけると「いいわね。素敵ね。」と言われ、とても嬉しそうな表情をされていました。
この入居者さん同士のありふれた光景がこれからも続くように、私達は支援して行かなければいけないと強く思いました。

08:39 | Posted by kimisanchi

【ほんと早いですね】  のんびり家3F 新宮

2018年01月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

月日の流れは、ほんと早いですね。
入居者さんとクリスマスのシールを張ったり、写真を撮ったりして過ごしていたことが、ついこの間のようです。
11月30日に、男性の方が入居されました。Iさんは笑顔が柔らかく、すてきな方です。入居して間もなく、昼食を食べようと台所に行かれたのですが、ご飯が炊けてないことに腹を立て、「買って来て食べるからいい」とそのまま出かけられました。引っ越してこられて間もないことや、歩行の様子。そもそもお財布を持っておられないことから、Iさんと一緒に出掛け、買い物や外食に誘いましたが、「飯が炊けてないなんて話になんねえ」「俺一人でなんとかするから、もうついてこなくていいよ」と足早に去っていかれました。その後は、やや遠方から見守りをすることにしました。そして、ある場所に差し掛かると、そこは以前お寺のよこで勤務していた時に、今回と同じように出られた入居者さんを見失ってしまった場所でした。ホームに戻る気はなく先を急がれている入居者さんは、今何を思いながら歩かれているのだろう、私は今その方にどんな支援をするべきなのだろうか、などと考えながら見守りしていました。ですが、その時とは何かちょっと違うなと感じました。年を取ったというのもありますし、昨今では、地域の方の認知症の症状のある方への理解が広まったのもあるかもしれません。実際道を尋ねられたとき、優しく接してくださる方が殆どでした。これからも引き続きじっくり考えて行きたいと思います。

08:55 | Posted by kimisanchi

【思い出】  のんびり家 松山

2017年12月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは。夜勤パートの松山です。
のんびり家での仕事を始めて、早9ケ月です。
ここで入居者Hさんとのエピソードをひとつご紹介させて下さい。
いつも汚いジーンズの私が珍しく真っ赤なスカートで出勤したときの出来事です。
私のスカートを見て、スタッフの新宮さんが「Hさん、赤いスカートはいてみたいですか?」と声をお掛けしたところ、なんとこっくりと頷かれたんです。
「はいてみたいの!?」と突然のことにちょっとびっくりしてしまいましたが、せっかくですので早速、仕事着に履き替えて、Hさんに真っ赤なスカートをはいていただきました。もちろん記念写真もばっちりです。Hさん喜んでくれたかな。

08:14 | Posted by kimisanchi