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【夏祭り】  8月17日  とちの実 渡邉

2016年08月17日 | 未分類

上京してから4回目の夏を迎えています。毎日うだるような暑さで身体が溶けそうです。
通勤中に日差し照りつけられている花を見て、自分も頑張らなくては思うのですがへこたれます。そんな中時折、見かける浴衣姿の人たちは涼しげに見えるものです。
一体どこのお祭りに出向いているのか? あれ!昨日も今日もという感じに見かけるのですが、広い東京、至るところでお祭りがあるのでしょう。また、最近は浴衣で飲みに行く方もいらっしゃるので全てがお祭り絡みではないかもしれません。しかし私は、全く都内ならず近所のお祭りの予定すら把握しておりません。先日も自宅の近くからおはやしと子供の達の歓声が聞こえてきて、少し気持ちがソワソワしたのですが、探検するのには、仕事帰りの身体は疲れ果てていて実現できませんでした。

私の故郷夏祭りの代表的なものは「よさこい祭り」です。神社の夏祭りとは違い交通規制もかかるほどののイベントになっています。全国的に有名なのは「よさこいソーラン」だったりしますが、土佐の高知=本家です。
このお祭りは、徳島の阿波踊りほど歴史はではありませんが、スタイルは似ています。
まさに「踊る阿呆に、見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損損」といった具合に、踊り子隊が数百チームいて、一般から踊り子を募集します。お祭りは競技制で賞取り合戦です。
参加費は衣装代、当日の食事代、移動の貸し切りバス代、音響等が含まれ平均3万円程の高額な費用を出してでも踊りたくなるお祭りです。
しかも開催は8月のお盆時期ですが、早いところだと5月頃から各チームが思考を凝らしたオリジナルな振付を練習して、本番に挑むのです。

私も、数年前は何年か続けて参加しました。通勤の車では、常時踊りのサウンドを流し、振り付けを頭に叩き込みました。厳しい練習は、筋トレも含め厳しいコーチがいて辛く感じることもありました。開催日が近づくと練習は毎日になり、仕事がえりはとても大変でしたが、段々と上達していく自分が楽しかったです。いざ本番には、晴れやかな衣装に身を包み、まさに主役に慣れるのです。祭りは、2日間、高知の主たる街を踊り続けます。

もう悔いが無いほどやりきり楽しんで踊った事と、大変さを知っているのでもう踊りたいとは思わないのですが、お祭りを見たら「見る阿呆」に徹することができるかはわかりません。踊り子隊の華やかさが羨ましく、奏でられるリズムに心が踊らされるかもしれないほどの迫力があるからです。

よさこい祭りの良さを伝えきるには言葉が足りませんが 数年前に映画もありました。
先にも話をした「よさこいソーラン」の様に全国にファンがいて多くのチームいてや各地でイベントがあるようです。
都内でも「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい」が8月の終わりに行われます。
ご覧になったことの無い方は是非一度見ていただきたいです。
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13:30 | Posted by admin

【見守り】  8月9日 お寺のよこ光岡

2016年08月09日 | お寺のよこ

去る7月に、入居者のKさんがお寺のよこでお亡くなりになりました。
お寺のよこにご入居されて3年強のお付き合いでしたが、お亡くなりになられた今、互いに笑いあったり、楽しかった場面のみならず、時に言い合いをしたことすら、とても愛おしい思い出として残っています。
お寺のよこに入職してもう直ぐ11年となります。その間に、沢山の入居者さんとの別れがあり、Kさんの時のように、愛おしい思い出が勝る方ばかりではありませんでした。
「もっとやれることがあったのではないか」「あの時ああしていれば違う結果になったのではないか」等。人の「死」に対して謙虚に向かうべきであると分かってはいながらも、自問自答することもありました。
その際に支えてくれたのが、同じ環境で仕事をしている人達からの言葉でした。
対象となる入居者さんとの交感を「見ていてくれていたのか」「憶えていてくれていたのか」という思い。
我々介護職員が、入居者さんをさり気なく見守っていた・・・と思ったら、逆に入居者さんに見守られていたということは、ままありますが、職員間でもそのようなことがもっともっとあれば、互いに感じ合うことが出来れば良いと思います。比較的狭い世界の中で、ともすれば自分に価値はあるのかと、日々問われることが多い職場で、その体験はとても心強いものとなります。勿論自戒の意味を込めた言葉であることは言うまでもありません。

11:21 | Posted by admin

【お店始めました!】5月29日 お寺のよこ光岡

2016年05月29日 | お寺のよこ

今年の1月まで「お寺のよこ」で勤務をしていた田口さんが、北区の志茂に素敵なカフェをオープンしました。ちょっとこの場をお借りしてご紹介。

点名:CAFÉ酒場 印(イン)
住所:北区志茂2-59-2クロスロード志茂1F
最寄駅:地下鉄南北線の志茂駅から徒歩5分、JR赤羽駅から徒歩10分
営業時間:12時~21時
定休日:月曜日

店内はテーブル席2席、カウンター3席の合計5席です。
カフェ酒場の名の通り珈琲から、お酒(ビール、ワイン等)までご提供。因みに珈琲は350円。お食事も焼きそば、カレーライス(キーマカレーもあり)といった定番料理から、サバサンド(焼き鯖をパンで挟んだもの)というトルコ料理や肉豆腐、オムレツ、酒のおつまみもあります。
お店は小ぶりかつシンプルな内装ながら、さり気ないお洒落もあり落ち着ける空間。喫茶、食事、少し飲みたい気分の時等、その時のご用途に応じて使えるお店になっています。是非一度足をお運び下さい。

08:33 | Posted by admin

【おじゃがに花が咲きました!!】  5月23日 きみさんち田中

2016年05月23日 | きみさんち

きみさんち畑の野菜たちに待望の花が咲きました。
咲いたのを見て分かったこと。
じゃがいもは白い花が咲くと思いきや、なんと紫色の花が
咲きました。普段芋を消費するのみで作る過程を知らない私は驚きで一杯。
農家さんは毎回この花を見ながら作り育てているのですね。
とても可愛くて綺麗です。
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トマトも赤くなるのを待つのみです。
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茄子ももうじきです。

11:41 | Posted by admin

【きみさんちの畑・これ私も楽しみ!!】  5月18日 きみさんち:田中

2016年05月18日 | きみさんち

4月の終わりから5月はじめにかけ、Oさん・KKさんと一緒に野菜の苗を植えた。
植えた野菜は、「なす」「きゅうり」「とまと」「バジル」「ハーブ各種」「じゃがいも」「パセリ」「スープセロリ」
パセリとスープセロリに至っては2度ほど収穫し、Oさん曰く「こんなもんさっと茹でてゴマ汚しにでもしたら美味いんだよ」とおっしゃり作っていただいた。
お味は、・・・・・
5/18現在、なすとじゃがいもに花芽が付き、トマトに至っては咲き終えた花のよこに小さな実をつけている。
いつも植物を見ては「可愛いね」「立派だね」と褒め称えているOさんの気持ちが
今になって分かる今日。
早くも入居者さんそっちのけで収穫を心待ちにしている田中がいるのでした。
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次々と芽が吹いてきます。これは茄子です。
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とまとにも花が咲きました!
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おおじゃがは田中家の台所収納場所に眠っていた芽のふいたおじゃがです。
「こんなに立派に育ってくれてあたしゃ嬉しいよ!!」

09:16 | Posted by admin

【本当の自分って】  きみさんち 浅井

2016年04月28日 | きみさんち

きみさんちで働き始めて約半年が経過しました。
ご利用者さんと接するなかで見習わなければならないなと思うことは、ピッタリくる言葉は中々見つかりませんが、根本にある優しさやピュアな部分をとても素直に表現出来ること。
わたしは中学・高校・そしていくつかの仕事を通して、斜にかまえた考えや素直に自分の感情を表せずに生きづらさを感じていました。
元々人見知りでコミュニケーションをとることが苦手でした。
そういった生き方を続けているうちに、表情が乏しくなり嬉しかったり感動したりといったプラスの感情を表に出すことがどんどんと苦手に・・・。
こんな性格で密にご利用者さんと接する仕事に就いていることに、不自然さを感じますよね。
この仕事に就きたいと思ったきっかけはいくつかありますが、その中の一つが『自分をリセットしたい』という想いでした。
テレビで介護施設の特集は最近特に頻繁にしていますが、それを観ていて<人間臭さ>を感じ、同じ環境で過ごすことで自分も変われるんじゃないかと、そんな風に考えたからです。
他の職員の方に比べてご利用者さんといる時間は短いですが、愛想笑いではなく自然と声を出して笑っている自分に正直驚いていますし、1秒・1分を大事にして向き合っていきたいなという気持ちが日々強くなっています。
まだまだ未熟ですし、ご利用者の方が平穏に過ごすことが出来る対応が出来ていないことが多いなと、自分の無力さを痛感することもしばしば・・・。
悩む時や苦しいと感じることもありますが、それでも皆さんに会うことが楽しみでありヤリガイも感じています。
小さい子が亡くなったニュースを観ていて親御さんの気持ちを考え、自分のことのように悲しむ思いやりに溢れるAさん。
親のありがたみや集団で生活するにあたっての心構えなど、忘れがちな感謝の気持ちを教えてくれるKさん。
笑顔を見ているだけでこちらまで自然と微笑んでしまう、優しさと愛らしさ兼ね備えるOさん。
そこにいるだけで誰もが気にかけてしまう、天性の可愛らしさで人を惹きつけるTさん。
シャイで繊細で、何だか可愛らしく笑顔が素敵なSさん。

そんな皆さんが大好き。
わたしの名前を憶えていなくても、過ごした時間が頭の片隅にでも残って、きみさんちという場所で安心して暮らせる介護がしたい。
以上、勝手な決意表明でした。
まったく話は変わりますが、坂本龍一の『Marry Christmas Mr.Lawrence』はいい曲ですね。
まあクリスマスはだいぶ過ぎてますが・・・。
あまりにポピュラーですが聞いたことのない方は、ぜひぜひ☆
寒さはそろそろ落ち着いてくると思いますが、気候の変化に気を付けて気持ち良く春を迎えましょう!


退職されたスタッフですが、『どっこいしょ』の文章として残していったものです。
折角ですので、こちらに掲載させて頂きました。(きみさんち松林)

09:40 | Posted by admin

【16歳のおじいちゃん】  きみさんち 松林

2015年05月05日 | きみさんち

家にいる猫、めちゃ君です。
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先日誕生日を迎えて、なんと16歳になりました。

人間の歳に換算すると、80歳程だそうです。

今年は、健康食品とオモチャをプレゼントしました。
オモチャは、大変気に入ってくれたようで、沢山遊んでくれました。
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結果、一日で、オモチャの脇がパックリです。
相変わらず元気なおじいちゃんです。

もう一度言いますが、人間の歳に換算すると80歳。
何時までも元気なめちゃ君でいてほしいと、強く思います。

08:47 | Posted by kimisanchi

【贅沢は敵か】 松林

2014年09月23日 | きみさんち

スーパーなんかで買い物をする時、一円でも安く買いたいと思っている次第。
だもんだから、目的の物を買う時は、他のスーパーにも足を延ばして、値段のチェックをしてみたりする次第。
結果、安い方のスーパーで購入して、得した気分になる次第。

その逆がたまにあったりもする。

絶対このスーパーが安いと思っていて、購入し、他の物を買いに他のスーパーに行った際、さっきのスーパーで購入したものをついでに見てみると、こっちのスーパーの方が幾円か安かったりして。
結果、物凄く損をした気分になったりする次第。

なんて事を、常日頃考えている次第の私は、“贅沢”を敵だと思っている次第である。

さて、“贅沢”とはどういう事だろう。
辞書には、『必要な程度を超えて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。(コトバンクより)』とある。

正に、敵なんである。

“必要な程度を超える”とは?意味が分からない。
お腹が空いて、それが満たされれば、必要が満足される事になるんじゃないのだろうか。
その必要を超えるって、満腹でも食べるって事なのだろうか?

“金銭や物などを惜しまないこと”とは?一円でも安く物を買おうと思っている私には、全く伝わって来ない。

また、『限度や、ふさわしい程度を超えること。また、そのさま。』ともある。

限度を超えたら、翌月、生きて行けないのは目に見えているし、そう考える時点で、そのさまが似合わないのが分かっているんである。

そう、贅沢は敵だと、程度や限度を超えない様に、ここまで生きて来た。
生きて来たのだが。。。

先日、物凄く美味しい食パンを食べてしまったのである。

入居者さんが食べたいと言うので、軽くトーストにして出したところ、「美味しいからあなたも食べてみなさい」と、耳の部分をちぎってくれたのである。

あははは、耳の部分かよ。何て苦笑いしながら頂いた所、食パンの耳とは思えぬほどの柔らかさと、口の中に広がる甘い香りが、私の心に花を咲かせてしまったのである。

「こんなに美味しい食パンがあったのか!」
「今まで食べていた6つ切り78円の食パンは食パンだったのだろうか!」

もう既に、人生の折り返しを迎えた私は、これまで、自分の程度や限度を知り、それを超えない様に慎ましく、一生懸命に生きて来たと思う。

だから、これからの人生は、少しくらいの“贅沢”をしても、罰は当たらないんじゃないかなと、強く思う。

だから、これからの朝食は、ヤマザキのダブルソフトにしようと、更に強く思う次第である。

でも、それを一番安く買えるスーパー巡りは、止めないんだろうな。

15:13 | Posted by admin

【女の意地】 田中

2014年09月20日 | きみさんち

「コレで最後になるかねー」との呟きから始まった今回の旅企画。
父の実家である山形県まで田中+バーちゃんの2人旅をしてきました。

足の事を考慮し、車椅子を持って行こうと話し始めたとたん、「車椅子では行かないよ」と。挙句の果てには「お前が疲れるんだったら一人で行くからいいよ」とこれまたびっくりする位のことを言い始める。
それまで近くの会館まで用があるたびに、「椅子押していってくれよ」と頼んでいた人がいざ親戚の家に行くとなると体裁や周りを気にしこのようなことを言い出すのである。

いざ当日。道のり行程としては、田中宅→中野駅→東京駅→新幹線乗り場→さくらんぼ東根駅→親戚宅。途中タクシーや電車など使用するが、普段歩く3倍以上の距離。
元々心臓の病気を患っている事もあり、こちらとしてはハラハラのしどうし。

それに、皆さんも経験したことがおありと思いますが東京駅は広く、中央線乗り場から新幹線乗り場までかなり距離があり、しかも連休初日と言う事で人もわんさかいる状態。
ゆっくり歩く高齢者にとってはもみくちゃにされるのがおち。
でも歩ききった。本当に歩ききった。往復何事もなく・・・

それから4日ほど過ぎた頃、会館に用があると一人で出かけようとしているバーちゃんに、「今日は歩いていくの?」とちょっと意地悪く聞いてみると、「暑くないからね」とシルバーカーを自分で用意し始める。そのとき丁度日勤だったもので、自転車を押しながら一緒に会館まで歩いてみた。すると、歩くスピードが旅行以前に比べ速くなっているのに気づいた私。「足大丈夫なの?」と聞くと「歩いたせいか調子が良くなった」と。

車椅子を用意しようとしていた意地の悪い孫が言うのもなんですが、「結果オーライ」95歳の女の意地をまざまざと見せ付けられた今回の旅行だったのです。

17:24 | Posted by admin

【うちのばあさん大忙し】 田中

2014年08月16日 | きみさんち

久しぶりの田中家のばあさんシリーズ?
今回は、お盆時期のお話しをしたいと思います。
東京のお盆は新盆の7月。迎え火や提灯を飾り、御先祖様をお迎えする儀式をしていた最中に起った出来事です。
娘である母と、爺さんをお迎えするんだと張り切って玄関先に出たときです。「なんだ、もう来てたのかい」「二人して何してんだい」と見えない誰かに語りかけているのです。これは不思議ではありませんよね。だって、亡くなった方々が唯一家に戻ってこられる日なのですから。
しかし、そんな話の後におかしなことを言い始めたのです。
「ミーも来たのかい」「そんな寒そうなかっこしてないで早く家に入りな」と。
ここにでて来る「ミー」とは、私の呼び名。一美のミーなのです。
えっ私ここに居るでしょ。まだ死んでないでしょ。と思いつつお迎えをし夕飯を済ませ寝床に着いたのですが、それからが大忙し。
ミーが寒いと言っているから布団を出してやんなきゃとせっかく乾してしまった冬布団を押し入れから全部取り出し自分の部屋に引きつめ出したのです。
怪我さえしなきゃ何しても大丈夫と思い、やるだけやってもらい、本人納得をしたのか眠りに付き、こちらもやっと安心して眠れると思ったのも束の間。
今度は私に向かって「ミーがいなくなっちゃったんだよ」「消えちゃったんだよ」と悲壮感たっぷりの表情で私に訴えてくるんです。
眠たい目をこすりながら聞きました。
「ミーって誰の事」「ミーならここにいるでしょう」と。そうするとこう答えました。
「ちっちゃい子なんだけど・・・」「あっ!いたんだねー」幼少期の私はとてもおばあちゃんになついており、何処に行くにもおばあちゃんと一緒で育ってきていますから、そのちっちゃい頃の私の記憶が妄想となって現れてくるのかもしれません。が、私きちんと生きてますから。きみさんちで働いていますから、大丈夫心配しないで下さいまし。これを次の日叔母に話をしたら大笑いされました。あんたの生霊でもみてるんじゃない。と・・・

09:44 | Posted by admin