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【Sさん「おかえりなさい」】  のんびり家2F 新山

2017年01月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

9月下旬から入院していたSさんが、11月上旬のんびり家に帰ってきました。

とある日、仕事が終わりSさんが入院しているK病院にお見舞いへ行った時の事です。
個室へ入ると変わり果ててベットに横になっているSさんをみてびっくりしました。
ボーっと白い天井をただ眺めている様子で目を見ると、とても元気のない悲しそうな目をしていました。
挨拶をすると「はて?どちらさまですか?」と小さい声で私に話し掛けました。
マスクを外し「お久しぶりです。私の事わかりますか?」と問いかけると「はい。わかります」と頷き、「あなた、ずいぶん忙しかったのね。」と私の顔をじーっと見ていました。
私は胸中で「ずっと待っててくれたのかなぁ、、、」と申し訳ない気持ちになりました。
ここには書きませんが色々お話しをしました。
帰る時に「あなた、外は寒いから気を付けて帰るのよ」と涙をツーっと流すSさんの姿が忘れられません。
駅に向かいながら涙が止まりませんでした。
その夜は、色々考えてしまってあまり眠れませんでした。

そして、のんびり家に帰って来たSさん。「おかえりなさい」と。

08:19 | Posted by kimisanchi

【おじゃりもうせ】  のんびり家3F 吉田

2017年01月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

どっこいしょの文章を書くのは数か月ぶりです。お久しぶりです、のんびり家3階の吉田です。
今日は種子島出身のHさんとの旅行の話しを書いていきたいと思います。
旅行の計画が持ち上がるようになったのは1年半ぐらい前だったでしょうか、ADL(日常生活動作)の状態も良好で歩行などにも問題はなく、一般的に言われる迷惑行動のような周辺症状も滅多にないHさん。
家事をばんばんこなし、健康状態も良好。
そんな状況でしたので、遠距離の旅行でも行ってみてはいいんじゃないかというような話が時折り出るようになっていました。
ところが一昨年の秋に転倒して利き手の右手首を骨折してしまったのです。ギプスをして治療をしてはいましたが、長年使用してきた右手は習慣で動かしてしまいます。
その結果、右手首は少し変形して治癒してしまいました。
ファイル 294-1.jpg
しかし動かしていたことが良かったのか、その後の痛みもなく、心配だったADLも維持されていました。
鴨川への宿泊旅行も楽しんでくることができました。
しかし時折り話しに出ていた旅行先は種子島です。鴨川へ行くのとはわけが違いますし、スケジュールやリスク管理、マンツーマンで寝ずに丸二日対応をする職員の体力などなど。
課題はたくさんありましたし、そこまで現実味はないのではないかと考えていました。
そして年が明け2016年、Hさんの様子が少しずつ変わってきたのです。
今まで職員の手を借りずに行ってきた家事に職員の支援が必要になってきました。春から夏になるころには能力の低下が顕著になってきたのですが、経験不足の派遣職員が短期間のうちに入れ替わりで関わるような状態も重なり、混乱しているような状況も見受けられるようになってきました。
Hさんは「待つ」ということが出来る方です。
これは施設などでは諸刃の剣だと思います。待つことが出来ると事故のリスクはぐっと減るのですが、待つことが出来るがゆえに後回しにされる可能性があるのです。
実際にHさんの能力低下も、後者の理由が一番影響しているのではないかと考えています。
私たちは入居者さんに等しく必要なサービス(支援)を提供する必要がありますし、入居者さんは等しくサービスを受ける権利があります。
しかし人手不足が話題に上がる昨今、大半の施設でそれが出来ていないのでないのかと思います。
そんな影響をもろに受けてしまったHさん。それを挽回したいという気持ちをずっと持っていました。
そして能力の低下を目の当たりにしていると、行くなら今年しかないという思いもありました。
「鹿児島県、西之表、田屋敷」
色々なことを忘れてしまっていても、この地名はいつもHさんの口から出てきます。
そんな場所。
ファイル 294-2.jpgファイル 294-3.jpg
写真は西之表市の田屋敷地区で見つけた古そうな石橋の上で撮ったものです。
田屋敷地区は住所としては存在せず、地区としてもそれほど広くはないエリアでし
た。Hさんの昔の記憶が目を覚ますことはありませんでしたが、このあたりで育ってき
たのではないかと考えられ、Hさんと同じ名字の方もこの地区に複数いらっしゃるようでしたので、かなり近いところまではたどり着けたのではないかと思います。
到着した直後は少し表情の硬かったHさんですが、田屋敷地区や宇宙センターを訪れた翌日の表情はガラッと変わっていました。
36時間マンツーマンで睡眠時間は合わせて1時間半程度、とても大変な旅行ではありましたが、少しはHさんとの関わりを挽回できたかなという気持ちにさせてもらいました。
空港への帰り道でとても海が綺麗な砂浜に寄ったときに、「こんな綺麗な種子島ならこのまま住んでもいいね」と聞いてみました。「1人じゃわかんないから」とボソッと言っていましたが。
お土産屋さんでは同じものをいくつも手に取り「みんなに買って行こう」と話していました。
種子島に来られて良かった、でも帰る場所はのんびり家。そう言ってくれたような気がしました。
「Hさんの出身は、種子島の西之表の田屋敷」「良く知ってるね、うふふ」
そんな会話がいつまでも出来るよう年を重ねていってもらいたい、そして必要な支援を提供できるのんびり家でありたい。
あらためてそう感じさせてもらった種子島でした。ありがとうHさん。これからもよろしくね

08:19 | Posted by kimisanchi

【はじめまして。】  のんびり家2階 鈴木千恵子

2016年12月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

縁あって7月からのんびり家2階で勤務している鈴木と申します。
介護職は全く経験がありませんが、利用者の皆さんと先輩スタッフに支えられアッという間に3か月が経ちました。

今月からは、初任者研修にも通いこの年で机に向かい介護とは、、、と、勉強しています。
勉強したことを実践して利用者さんとここで少しでも長く一緒に楽しく生活して行けたらと思っています。

まだ未熟ではありますがどうぞよろしくお願い致します。

08:25 | Posted by kimisanchi

【散歩】  のんびり家3階 永辻

2016年12月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に入居者さんのKさんと一緒に散歩しながら買い物に行って来ました。
Kさんは道中マンションが見えると「俺ここに住んでいたな。」や車が停めてあると「俺の車か。」などと言って歩かれていて、周りをあまり気にしないので、歩行者や自転車にぶつからないか、いつもドキドキしています。Kさんが「歩かないと足が駄目になってしまうな。」とふと言ったので、のんびり家に居る時は元気に過ごされていて、聞いたことがなかったので、新しい発見が出来ました。やはり気分転換も兼ねて外に出掛けることは大事だと改めて思いました。この日は天気も良かったので、二人で重たい買い物袋を持ちながらいつもより少しだけ遠回りをして帰宅しました。
これから冬本番ですが体調を崩さずに、Kさんまた一緒に散歩しましょうね。

08:23 | Posted by kimisanchi

【えをえがく・・・・・・】  のんびり家2F 石井

2016年11月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

冒頭にある「え」というのは一般的な「絵」ではありません。日ごろから仕事をしていると、そのように感じることがあります。それは、入居者の方々の生活を日々見ていきながらも職員間で、チームとして同じえをえがくということが非常に重要に思っています。
以前、林田代表より「サッカーチームをイメージするんだよ。」と助言を受けたことがあります。私も下手くそながらサッカーをかじった人間として非常に興味深かったことを覚えています。当初は意味があまり良く分かっていませんでした
が、徐々にその真意が理解できるようになってきました。サッカーは当然のようですがチームスポーツです。しかし、複数の局面があります。数的不利な状況や1対1の状況など様々です。相手チームよりも多くゴールを奪う必要がありますが偶然が重なってのゴールはほとんどありません。そこで、ゴールを取るために必要な事は相手チームの事を知ること。相手チームの長所や短所などを知る事です。相手チームを知った上でどのようにゴールを奪うのかそのプロセスが重要になります。どのようにパスを回し、どのような局面を作り出し最終的にゴールを奪うのか考えなければいけません。その考えることもあらゆる状況に対応するためにその瞬間の判断が重要になってきます。そして、チームとしてゴールを奪うイメージを共有しなければなりません。
今現在仕事をしているとそのようなサッカーと同じ感覚を覚えることがあります。1日の生活の中で何を優先しそこで入居者の方の自立支援にはどのような動きをすることが出来るのか、または試せるのか、職員が複数の時は、職員が1名しかいない場合は等々多岐に渡ります。そんなことを考えながら仕事をしていると身体はほとんど動かしていない状態でも非常に疲れを感じることがあります。各職員が日々勤務にあたりながらえをえがき、チームとして同じえをえがけるようになることがとても重要であり、入居者の自立支援には不可欠だと思います。

08:44 | Posted by kimisanchi

【働き続けるということ】  のんびり家3F 吉田

2016年11月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階に異動してから、ヘルプ勤務の時期を合わせるとようやく2年半になりました。
入居者さんとの人間関係もしっかりしたものが出来てきたと実感することが増え、信頼関係も築けてきたのではないかと思います。
それと正反対に、この2年半の間に常勤職員として定着出来たのは一人としていませんでした・・・
入って来るのは派遣会社から紹介される派遣社員さんばかり、たまに常勤職員として入職される方は皆さん短期間で退職されていきました。
いまとなっては学生の方でもご存知であろう、介護職の人材不足。これは現場で働いていると皆さんの想像を遙かに越える状況だと思います。
わたしは8月で勤続6年になりますが、働いた当初からこういう状況ではありませんでした。3、4年前からこのような状態が見られるようになり、ここ1、2年は残っているのは勤続3年以上の職員ばかりで、勤続1~2年の職員はほとんどいない状態に感じます。
そこで最近感じているのが、働き続けるということです。
私は40を越えたところですが、私と同じぐらいか私より先輩の年齢の方々は、仕事をしてから数年は新入り同然の感覚を持っていたのではないかと思います。しかし20代30代前半の社会人の感覚では、3年も務めればベテランぐらいの感覚を持っている方が多いように感じるのです。
直ぐに結果を求め、過程より結果を評価する社会、育てることより即戦力を探すことに必死にならざるを得ない構造。
30半ばで介護職をやって行こうと決めた私は、3年近く必死で色々と覚えて学んできました。法人内の複数の事業所の応援に入ることも行い、グループホーム勤務でありながら多くの入居者さんと接する機会をいただき、同じ法人でも事業所によって様々な違いがあることを知り、その都度学んできました。
のんびり家3階に異動が決まってからは、それらの経験を支援に活かそうと現在に至ります。
それでもようやく6年です。のんびり家3階の入居者さんとの関係作りも1年以上はかかっています。
皆さんのお父さんやおじいちゃんは勤続数十年ではないでしょうか。
働くスタイルが昔とは違いますので一概に比較はできないとは思いますが、そうして皆さんを育て、日本を成長させてきたのではないかと思います。
1年働けば驚くことがたくさんあります。
3年働けば思い出と知識がたくさん貯まります。
5年働けば働き方が上手になり、要領もよくなります。
10年働けば・・・
さて、私は10年続けることが出来るでしょうか。
収入面、体力面、仕事環境、人間関係、色々な障害が立ちふさがっており、続けるためには何かを捨てざるを得ないとも思っています。
続けることの一つの楽しみとして、10年後の入居者さんの姿があります。
10年以上一人の認知症の方に関わり、可能であれば最後までその方に接することも出来るかもしれない。
これ以上収入は上がらない、仕事環境が改善されない、中年期を迎えた自分にはとても重大な障害ではありますが、10年関わることが出来るのも大変魅力的なことです。
とてもとても迷っていて、でも入居者さんのある姿を見たり、言葉を交わすと思いとどまることが出来る。
Hさんの優しさ、Sさんの笑顔、寝たきりのYさんやMさんらお二人が見せる表情や小さな仕草、のんびり家に馴染んできた新しい入居者Kさん。
皆さん魅力的です。さてどうしたものでしょうか…。
認知症の方の介護に少しでも興味がある方がいたら、是非のんびり家へ電話を下さい。
皆さんの驚く介護の姿があると思います。

08:44 | Posted by kimisanchi

【コミュニケーション】  のんびり家2F  飛鳥井

2016年10月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
今回は、Oさんについて書かせて頂きます。Oさんは、現在食事に介助が必要な方です。食事中には、傾眠してしまうことも多く、その都度声を掛けたり、身体を少し擦ったり、時には一度立位になって頂き、しっかり覚醒してから食事を再開するなどしていますが、中々覚醒せず、食事量が少なくなってしまうこともあります。
そのようなOさんですが、週に3、4回、ベトナムからの留学生のKさんが勤務している時には、少し様子が違ってきます。
Kさんはまだ20代の若い女性で、日本語学校に通いながら、のんびり家でアルバイトをしています。来日してからまだ日も浅いのですが、日本語も上手ですし、職員や入居者の方ともコミュニケーションを上手くとっています。Kさんが勤務の時には、必ずOさんの食事介助をして貰います。Kさんも心得ていて、Oさんが傾眠傾向になると、介助の手を止め、「Oさん、起きて」と声を掛けます。その際、私たち職員が声を掛けるよりも、心なしかOさんの反応が良く、パッと目を開けるように感じます。
Kさんが勤務の日には、私たち職員も朝から「Oさん、今日はKさんが来てくれるよ。お昼ご飯は、Kさんと一緒に食べようね。良かったね」と声を掛けます。
最近は、自ら声を発したり、話をすることが少なくなっているOさんではありますが、前述のように声掛けすると、表情が和らぎ、嬉しそうな様子が見受けられます。Kさんの介助で食事をすると、Oさんも進みが良いように感じます。
Oさんは、Kさんと直接会話をする訳ではありませんが、OさんとKさんの間には、目には見えない不思議な繋がりがあるように思えます。コミュニケーションとは、言葉を介さなくても十分成り立つものだということを、OさんとKさんのお二人から学ばせて頂きました。

10:48 | Posted by kimisanchi

【早いです。】  のんびり家3F 新宮

2016年10月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

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今年もあと3か月。もう本当に一日一日が早く、家賃の督促状に「えっ。もう一ヵ月たったの?」てなもんです。あっという間に人生が終わってしまうと、ちょっと恐怖を感じていました。
一日の終わりに、よくEさんが「一日なにやっとっただ。」と話されます。わたしもそんな気持ちになることがあります。ここ数か月、夜勤で入ることが多く、夕食時は極力入居者さん方と、今日はどうだった?などお喋りしながら過ごすように心掛けています。
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「毎日おなじだよ」「仕事にいっとった」などなど。その時に、ほぼいつもと変わらないお味噌汁を一口すすり「美味しいひ」ご飯を一口ほおばり「うまいな」「作るの大変だったでしょ」など言葉がこぼれ、その場の温度が2,3度上がったような感覚をおぼえます。
いつもと変わらない夕食時。「美味しいの一言で、特別な日になった感じがする」と話す
と、Hさん「どう感じるかは自分次第だねえ」と一言。
いま起きていることを意識して感じていれば特別な日になるよ。それからは、日が経つのが早いことにスコシ恐怖心はなくなりました。

10:32 | Posted by kimisanchi

【おじいちゃんの生き方を受け継ぐ孫】  のんびり家2F  新山

2016年09月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

私事ではありますが、6月に母方のおじいちゃんが他界しました。
誰に対しても平等に接してくれる自分の事より人の為に行動する偉大なおじいちゃん。骨折しても自力で治してしまうような強いおじいちゃん。
苦労してもいつも笑顔で愚痴一つ言わないおじいちゃん。

そんなおじいちゃんが亡くなったなんて今でも受け止めることが出来ません。

田舎に帰ってから、庭でよくBBQしてもらった事、本家が農家をしているので桃やブドウ、野菜など一緒に取りに行った事、私たち四姉妹に同じお菓子を買ってきてくれた事、色々思い出しました。

まだ気持ちの整理がつかない中ではありますが、おじいちゃんのような生き方を受け継いでいけるように生きていきます。
まだまだ成長途中ではありますが今後とも宜しくお願い致します。

10:56 | Posted by kimisanchi

【久しぶりに】  のんびり家3F 永辻

2016年09月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に入居者さんのHさんと久しぶりに一緒に美容院へ行って来ました。
片道を歩いて20分ほどかかる道のりを一緒にゆっくりと歩いて行って来ました。天気も良く風も心地良くて、歩いていて気持ち良かったです。美容院に着くと美容師の方に「今日はどうしましょうか?」と聞かれると、Hさんは前もって髪型をスタッフと一緒に相談して決めたショートヘアーの写真を美容師の方に渡して「これでお願いします。」とはっきりと言っていました。髪の色も前までは茶色や紫色などをお願いしていたのですが、最近は黒色がお気に入りみたいで、今回も真っ黒に染めてきました。帰り道に新しい髪型の感想を聞くと、「短くなって、さっぱりして良かった。」と答えてくれました。前に一緒に行った時も帰り道に感想を聞いた時に嬉しそうな表情をしていたことを思い出しました。これから季節は夏になり暑くなりますが、暑さに負けずに出掛けて、これからも一緒に思い出を作って行きましょうね。

10:56 | Posted by kimisanchi

【育児休暇より復帰しました】  のんびり家3F 市川

2016年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

皆さん、ご無沙汰しております。市川です。
2015年6月より産休に入り、7月に長女を出産し育児休暇を頂いておりました。10か月間、家族や周りの方に支えら
れ育児に専念することが出来ました。4月より、のんびり家3階に復帰しました。
初めての出産の時は、すべてが分からない事ばかりで大した事の無い事でも眠れないほど気になり、育児本や
ネットで検索をして情報に左右されていました。確かに「なるほど~」と思うことも有りましたが「本当なの?」と思う
ことが多く一喜一憂する日々でした。息子も3歳になり毎日元気に過ごしています。そんなことも有り、今回は本や
ネットの検索は止めて、家族の話や長男の時の事を思い出し、育児をしました。娘を見ていると成長の過程で「こん
なことが出来るようになったんだ。」と驚きと嬉しさを感じることが出来ました。携帯を見るのでは無く目の前に居る
子供を見ることが大事なのだと感じました。
仕事をしながら育児をすることは色々大変だと感じていますが、のんびり家の皆さん
と一緒に働ける事を嬉しく思っています。

09:55 | Posted by admin

【一瞬の想い】  のんびり家2F 石井

2016年08月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

この記事を書いているのが6月中旬頃なので少しづつ暑くなってきました。のんびり家が移転をしたのが2010年7月なので丸6年が経過しようとしています。そんな中日々起こっていることで印象深いものを紹介したいと思います。

のんびり家が移転してから入居されているYさんですが、入居当初に比べると年月が経過している分様々なことが時間を要したり、難しかったりすることが増えてきました。6月のある日の服薬時の出来事です。食事を終えてやや傾眠ぎみのYさんに対して「気持ち良く寝ているところ申訳ないな。」と思いながらも服薬の声掛けをしました。(いつも本当に気持ち良さそうに、絶妙なバランスで椅子に腰かけて傾眠する姿を見ると自然に私はそう思ってしまいます。)Yさんの身体に触り「Yさん、飲むのがあるよ。」と声を掛け、薬の袋をYさんの視野に入れるとYさんが手の平を出します。この何気ない一連の動きですが一見当たり前のように思える行為ですがよく考えてみると奥深いものがあります。

服薬の声を掛けた際に可能な限りYさんの視界に入ります。そこで大きな拒否がないということは何となくでも危害を加えられることはないだろう、何となく見たことがある人だな、見かけたことのある人だななどと思ってくれているのかなと判断します。そこで、薬の袋を見せると掌を向けてくることが多いのです。それは、この人が(職員が)何かくれるだろうとの思いから掌を差し出すのだろうと感じます。その一瞬の表情からはどのような想いをもっていらっしゃるのか推測することしか職員は出来ません。そして、入居者のその時々の瞬間の想いを全て知ることは残念ながら不可能だと思います。しかし、不可能だからこそ入居者のことを知ることに終わりはないとも考えられます。グループホームだからこそ、一瞬の想いに考えを巡らせ立ち止まることができるのかなと強く思います。

09:54 | Posted by admin

【自己紹介】  のんびり家3階 小原

2016年06月14日 | のんびり家::のんびり家 3F

初めまして、今年の二月に入社致しました。小原久仁彦と申します。過去の介護経験は施設などで一年ほど介護技術や考え方や大切なことを学びました。
入社致しまして感じたことは前に勤務していました施設に比べ、入居者さん一人ひとりにケアが行き届くところに魅力を感じました。例えば、特養では入居者さん20人に対して1人の介護職員という状況でして、とても一人ひとりに介護サービスを提供するというところまでは行き届きませんでした。それに比べてこちらのグループホームでは一人ひとりに介護サービスが行き届き皆さん安心してご入居されているように思います。職員の方も入居者さん主体の介護サービスで極力ご自身でしていただくということに考えられていると思いました。
まだまだ一年程度の経験で学ぶこともたくさんあると思いますが、先輩方からいろいろ学び取り、介護福祉士の資格も今後目指していき、精進していきたいと思いますので、よろしくお願致します。

09:33 | Posted by admin

【繋がり】  のんびり家2F 飛鳥井

2016年06月14日 | のんびり家

皆さん、こんにちは。ご無沙汰しています。のんびり家2階の飛鳥井です。
今回は、入居者さんのご家族について書かせて頂きます。
私が担当していたKさんは、昨年の7月にご逝去され、早10か月になりました。
時折過去の生活記録を読み返したり、写真を見ては思い出していたのですが、先日Kさんの息子さんに久し振りに連絡をし、あることをお願いしました。あることとは、「傾聴ボランティア」です。以前に「母は亡くなってしまいましたが、これからも何か協力出来ることがあれば致します」という有り難いお言葉を頂いていました。その言葉を思い出し、今回傾聴ボランティアを引き受けて頂ければと思い、依頼をしました。Kさんの息子さんは、「お引き受けしたいと思いますが、心配なことがあります。傾聴ボランティアの経験も、介護に関しての知識もない私でも、大丈夫でしょうか。」と仰いました。私は「経験や知識はなくても大丈夫です。気楽な気持ちで、お話しをして頂ければと思います。」とお答えしました。Kさんの息子さんは、「それなら、お引き受けします」と快く引き受けて下さいました。
6月から始まる予定ですが、のんびり家で、入居者さんと洗濯物を畳んだりしながらお話をして頂こうと考えています。傾聴ボランティアは、のんびり家2階開設以来初めての試みです。
今回は、ご家族のご協力があって、実行出来る運びとなりました。退去されてからも、のんびり家のことを気にかけて下さり、今回の依頼を快く引き受けて下さったことに本当に感謝しています。また、ご家族と新たな繋がりを持つことが出来たことは、とても嬉しいことだと思います。
日々忙しさにかまけて、感謝の気持ちを忘れがちになることがありますが、入居者さんやご家族、近隣の方やスタッフなど、周りの方達あっての自分だと改めて感謝の気持ちを忘れずに、精進して行きたいと思います。

09:28 | Posted by admin

【女優】  のんびり家2F 新山

2016年05月15日 | のんびり家::のんびり家 2F

のんびり家2階に(Sさん)が入居されました。
初対面で挨拶をした時の出来事です。「はじめまして、新山です。よろしくお願いします。」と元気に笑顔で挨拶しました。
Sさんは「・・・あら。あたな何か気が強くて怖そう。」と一言。
初対面で、そんな風に言われた事がないので正直、ショックが隠し切れません。
その日からずっと考えています。
数日たち、一緒に買い物へ行く機会がありました。Sさんとの買い物帰りに近所の公園でカフェオレを飲みながらベンチに座り色々語り合いました。
すると「あなた・・・話すといい人ね」ニコリ。と、笑ってくれました。
その瞬間、心がフワッと軽くなり何だか照れくさいような嬉しかったのを覚えています。
生活の中で「みんな女優ね。」とSさんの言葉が気になり考えています。
女優・・・何かの役を演じる女優。それ以来、考えている途中ですが、(そっか・・・。女優なんだ。)と納得した私です。
さて、今日は何の女優を演じようかとおもしろおかしく自分に言い聞かせてのんびり家の玄関ドアを開ける私でありました。

11:31 | Posted by admin