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【早すぎますね】  のんびり家3F 新宮

2017年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

8月17日に、Nさんと池袋の西武デパートへショッピングに出かけてきました。
ご入居されてから早7か月。
日ごろから、新聞広告をみては、「これいいね」「買い物はいつも西武」などと意気揚々と話されています。その時にはいつも、今度一緒に行きましょう。と言いますと「うんうん。何も買わなくても、見てるだけでもたのしいですよ」と話されていました。
当初は、靴と低反発のクッションを買い、食事は鰻だね。と話しが盛り上がりました。
実際は、きれいに陳列されているクッションより、セールのワゴンの中のクッションや、籠を買われました。
いろいろと、喜怒哀楽があった外出中、ご自分が手に取り、肌ざわりや色や形などこだわりながら選び買われている姿に、一瞬でもご自分を大切にされているのを感じられ、忘れられない光景となりました。

10:38 | Posted by kimisanchi

【初めまして】  のんびり家3F 松山

2017年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

初めまして。今年の2月からのんびり家3Fでお世話になっています。
松山淑美と申します。よろしくお願い致します。
介護職は未経験ですが、諸事情に加えて、御年○歳という妙齢にもかかわらず、未だ不出来な娘で何の親孝行もできておらず、両親が動けなくなった時にはせめて自分でお世話できるようになりたい!と、のんびり家のドアを叩きました。
研修も無事終了し、現在週に1度夜勤を担当させていただいています。
認知症の方に接するのは初めてでしたので、戸惑うこともありましたし、5か月過ぎた今でも、毎回びっくりの連続です。でもなんとか乗り越えながら、その対応の仕方をひとつひとつ先輩方に質問しつつ実践しています。
そして1日も早く利用者様たちにとって快適なサポートをご提供できる介護者であるとともに、何よりも信頼関係を構築していきたいと思っています。
そんな新人の私ですが、最近一番嬉しかった体験談を一つお伝えさせていただきます。実は、女性の利用者様で、お一人、なかなか信頼していただけず、着替えのサポートを受け入れていただけなかった方がいらっしゃるんです。その方がなんと先週、初めてなんとか私の着替えのサポートを受け入れてくださいました。
凄く嬉しかった!!
とはいえ、ご機嫌の良い時と悪い時がありますので、まだまだ道のりは長いようですが…(でもめげずに頑張ります)
人と言うのは、やっぱり嫌われるのは悲しいもの。まだまだ利用者様たちとの信頼関係は発展途上ながら、私も先輩たちのような家族のような温かい関係性を築けるように精進していきたいと思っています。

10:08 | Posted by kimisanchi

【自己紹介】  のんびり家3F 吉田

2017年07月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは、のんびり家3階の吉田です。
今日はのんびり家3階の自己紹介をしたいと思います。
場所は文京区向丘、最寄り駅は東大前に白山、周囲には根津神社や白山神社、東大や西片周辺の歴史ある街並みの中にあります。
入居者さんは6名。
寝たきりではありますが、素敵な寿司職人の旦那さんと文京区から福祉を変えようと頑張ってらっしゃる立派な息子さんをお持ちの最年少のMさん。
起きているときは常に睡魔と闘っていて、負けてしまうとクッションやタオルに顔をうずめてしまい、息が出来るのかといつも心配になってしまうMさんの次に若手のSさん。
のんびり家3階の食事つくりの大半を担っていて、スーパーでの買い物では椎茸を代表にしたキノコ類、薩摩揚げなどの練り物、ポテトサラダなどにいつも目を奪われてしまうHさん。
全裸でいることが大好き、ベランダの植物には日に数回は水やりを欠かさぬ植物思い、ボクシング中継が始まるとうんちくとシャドーボクシングで解説が始まる米寿のEさん。
男性職員を支部長と呼び、いつも誰かに話しかけ、男性には優しく、女性には厳しく、そうかと思えばいつもすいませんと謙虚にお礼を言ってくれる、入居から1年以上ですっかりのんびり家3階に馴染んだKさん。
美味しいものは全て九州産になり、なにか不満があると常に犠牲になってしまう妹さんがいて、自慢のお父さんや犬のちびちゃんが大好きな最高齢のNさん。
以上の女性5名、男性1名の入居者さんです。
職員は常勤職員3名、派遣職員1名、パート職員2名、この6人です。
基本的に、毎日食べるものを入居者さんと毎日買い物に行きます。
出来るだけみんなで献立を決め、出来る人たちで食事つくりを行います。
起きる時間、寝る時間はそれぞれバラバラでタイムスケジュールはありません。
献立決めや調理を一緒にしているので、ご飯を食べるのはいつも一緒になることが多いですが、食事の時間も決まっていません。
皆さんの生活と全く一緒です。
出来ないことだけ職員が行ったり、手伝ったりします。
間違ったことや分からないことを職員が教えたりもしますが、大先輩の入居者さん達が教えてくれることも沢山あります。
そうは言っても職員も入居者さんも毎日てんてこ舞いです。
てんてこ舞いなのも皆さんの生活と一緒ですかね。皆さん生きるのに毎日必死です。
それでも苦しいときばかりではありません。楽しく笑っていられる時間もあります。
そんな認知症対応型共同生活介護施設、いわゆるグループホームのんびり家ですが、職員不足で困っています。楽しい時間を作るために、入居者さんの能力を活かせる環境を作るために、歩くこと、食べること、掃除洗濯や食事作り、趣味の時間を一緒に過ごしたり、色々教わったり教えたり。
そんな時間を作るための職員が足りません。
介護職員の待遇改善の一つとしてお給料も少し上がりましたので、やってみたいと思う方がいれば今がチャンスだと思います。
興味のある方がいれば、のんびり家3階までお電話下さい。

10:07 | Posted by kimisanchi

【気付くこと】  のんびり家3F 永辻

2017年06月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に去年末頃に入所されたNさんと一緒に散歩しながら買い物に行って来ました。
Nさんは散歩や買い物などの外出の声を掛けると、いつも「行かない。」や「めんどくさい。」と言い断るのですが、この日は「行こうかな。」と本人も乗り気でした。
まだ少し寒い季節だったので、上着を着ると「これでいいかな。変じゃないかしら。」と言い、出掛けるにあたって洋服を気にしている姿がとても女性らしく素敵でした。出掛けなければこの姿が見られなかったと思うと、まだまだ知らないことがあると改めて気付かされました。外に出ると風が強く、被っていた帽子が飛ばされないように必死に手で押さえていた姿がとても印象に残りました。
まだ付き合いは短いですが、Nさんこれからもよろしくお願い致します。。今度はもう少し遠くへ出掛けましょう。

16:56 | Posted by kimisanchi

【早いですよね】  のんびり家3F 新宮

2017年05月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

桜の花の季節になりました。
今年は、通常よりも2週間ほど長く咲いていたようですね。ちょうど満開になったころ雨が降りましたが、その後も私たちを楽しませてくれました。
毎年この時期になると、近所の浄真寺の桜を見に行きませんかとお誘いしたり、買い物帰りに寄り道してみられたり。
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Sさんは、「いいね~、いいね~。ね~。」と満面の笑み。
Kさんは、「いいもんですね、こういうのもね。来年もまた見たいですね」とまったり。
H さんは、「わ~。(花びらが)舞ってるわ」と、うっとり。
「(頭の上の花びらを)取ってくれる?」と笑って指をさし。
むかし、ある入居者さんが「花を見て怒る人はいない」と話されたことがありました。わりとよく断言する言い方をされ、そのことを信じて今まできました。桜の花の季節になるとその方が話されていたことを思い出し、今年も入居者さんと一緒に見られたことに感謝です。
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17:16 | Posted by kimisanchi

【インフルエンザ】  のんびり家3階 吉田

2017年04月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階の吉田です。
今日は2月にのんびり家3階で流行ってしまったインフルエンザについて書きたいと思います。
今シーズンのインフルエンザは、東京でも警報レベルの流行となっていたのですが、のんびり家3階では入居者さん、職員ともに感染せずに2月を迎えることが出来ていました。
しかし2月の初旬、とうとう感染者が出てしまい職員2名、入居者さん3名が被害にあってしまい、お一人は入院する事態となってしまったのです。
幸い大事には至らず2週間ほどで退院されたのですが、ここまで広がったのはこの仕事に就いて6年で初めての経験でした。
まず感染しないのが一番ではありますが、今回足りなかったのは感染者が出たあとの対応でした。
最初に感染が疑われた方が一晩で解熱し、その後もこれと言って体調不良が見られなかったためにインフルエンザではなかったと安心してしまったのです。
その結果、翌日と翌々日には他の方も感染されたようで発症されてしまいました。
インフルエンザを代表とした感染症が疑われた場合、まずは自室で待機していただきます。待機していただくと言っても認知症による記憶障害を持った方が大半ですので、動ける方は自由に動こうとされます。
インフルエンザで他の人に感染させてしまうかも知れないと思えば部屋に留まるのですが、自分は元気だと思っていれば当たり前のことです。
もちろんその都度説明し、納得してもらったうえで待機してもらうわけですが、数分おきに説明をされて自室に戻され、留まっていたとしても自室で何をしたら良いかもわからず横になったりとで、耐え難い苦痛であっただろうと思われます。
そして食事に介助が必要な方もいらっしゃいました。
そうは言ってもグループホームでは職員の人数は少なく、他の入居者さんの支援もこなしながら全てに対応していくのは容易なことではありませんでした。
幸い、ご家族の大変なご協力もありなんとか乗り切ることが出来ました。
入院されてしまった入居者さんは、病院での治療と支援の結果、今では元気に生活されています。
このような事態になってあらためて、グループホームは地域と密着していてこそなんだと再確認することができました。
もしご家族と遠く離れた施設にいたら、協力するにも時間と距離が許さなかったでしょうし、地域に入院できる病院がなかったら直ぐに退院やその他の連絡が出来なかったかも知れません。
もちろん感染者を出さないことが一番です。
でも地域密着型だから乗り切れた部分もある。そうも感じることが出来ました。
今回関わっていただいた皆様には大変感謝するとともに、今後は同じことが起きないよう心に誓って文章を終わらせていただきます。
今回被害にあってしまった入居者さん本当に申し訳ありませんでした。
そして皆様、本当にありがとうございました。

08:45 | Posted by kimisanchi

【電車に乗って】  のんびり家3F 永辻

2017年03月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前にHさんと後楽園に買い物に出掛けました。
最近洋服を買っていない話しをしたので、一緒に買いに行きました。
お店に着くと商品がたくさんあり、何を買うかは具体的には決めていなかったので、ゆっくりと店内を見て回り商品を選びました。
Hさんが購入したのはご自身で色や柄を選んだ、赤のチェックのシャツと薄いピンクのカーディガンです。久しぶりに洋服を買って、嬉しそうな表情も見られて良かったです。
この日は風も強く、東京ドームでコンサートもあったようでたくさんの人が居て、人混みの中を歩いて疲れてしまったようですが、帰りにご飯をしっかりと食べて、寒さにも風にも負けずに帰りました。Hさん買った洋服を着て、また買い物に行きましょう。

16:19 | Posted by kimisanchi

【早いですねっ】  のんびり家3F 新宮

2017年02月28日 | のんびり家::のんびり家 3F

あっという間に新年を迎えました。
早いですねっ。
12月に新しい入居者、Nさんがのんびり家に仲間入りされましたよ。
好き嫌いのはっきりされた、芯の強さを感じさせる素敵な91歳の女性です。
カメラを向けますと、ちょっとはにかんだ表情をされ、なにか惹きつけられるものがあります。
昼と夜の区別を見失い、夜中に元気はつらつ「おはよう」と居間に来られました。
流しの食器を「こんなに溜めて」と洗われていました。
洗濯物を「こんなに、しわくちゃだわ」と丁寧にシワをのばし畳まれていました。
毎度、どんな感じですか等とお聞きすると、話しをはぐらかされていましたが、この間は、「いつまでも人の役に立ちたいです、うん。」と手を動かしながら話されていました。
日常の、行動に良い気持ちをのせておられるかな、どうなのかな。

08:41 | Posted by kimisanchi

【おじゃりもうせ】  のんびり家3F 吉田

2017年01月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

どっこいしょの文章を書くのは数か月ぶりです。お久しぶりです、のんびり家3階の吉田です。
今日は種子島出身のHさんとの旅行の話しを書いていきたいと思います。
旅行の計画が持ち上がるようになったのは1年半ぐらい前だったでしょうか、ADL(日常生活動作)の状態も良好で歩行などにも問題はなく、一般的に言われる迷惑行動のような周辺症状も滅多にないHさん。
家事をばんばんこなし、健康状態も良好。
そんな状況でしたので、遠距離の旅行でも行ってみてはいいんじゃないかというような話が時折り出るようになっていました。
ところが一昨年の秋に転倒して利き手の右手首を骨折してしまったのです。ギプスをして治療をしてはいましたが、長年使用してきた右手は習慣で動かしてしまいます。
その結果、右手首は少し変形して治癒してしまいました。
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しかし動かしていたことが良かったのか、その後の痛みもなく、心配だったADLも維持されていました。
鴨川への宿泊旅行も楽しんでくることができました。
しかし時折り話しに出ていた旅行先は種子島です。鴨川へ行くのとはわけが違いますし、スケジュールやリスク管理、マンツーマンで寝ずに丸二日対応をする職員の体力などなど。
課題はたくさんありましたし、そこまで現実味はないのではないかと考えていました。
そして年が明け2016年、Hさんの様子が少しずつ変わってきたのです。
今まで職員の手を借りずに行ってきた家事に職員の支援が必要になってきました。春から夏になるころには能力の低下が顕著になってきたのですが、経験不足の派遣職員が短期間のうちに入れ替わりで関わるような状態も重なり、混乱しているような状況も見受けられるようになってきました。
Hさんは「待つ」ということが出来る方です。
これは施設などでは諸刃の剣だと思います。待つことが出来ると事故のリスクはぐっと減るのですが、待つことが出来るがゆえに後回しにされる可能性があるのです。
実際にHさんの能力低下も、後者の理由が一番影響しているのではないかと考えています。
私たちは入居者さんに等しく必要なサービス(支援)を提供する必要がありますし、入居者さんは等しくサービスを受ける権利があります。
しかし人手不足が話題に上がる昨今、大半の施設でそれが出来ていないのでないのかと思います。
そんな影響をもろに受けてしまったHさん。それを挽回したいという気持ちをずっと持っていました。
そして能力の低下を目の当たりにしていると、行くなら今年しかないという思いもありました。
「鹿児島県、西之表、田屋敷」
色々なことを忘れてしまっていても、この地名はいつもHさんの口から出てきます。
そんな場所。
ファイル 294-2.jpgファイル 294-3.jpg
写真は西之表市の田屋敷地区で見つけた古そうな石橋の上で撮ったものです。
田屋敷地区は住所としては存在せず、地区としてもそれほど広くはないエリアでし
た。Hさんの昔の記憶が目を覚ますことはありませんでしたが、このあたりで育ってき
たのではないかと考えられ、Hさんと同じ名字の方もこの地区に複数いらっしゃるようでしたので、かなり近いところまではたどり着けたのではないかと思います。
到着した直後は少し表情の硬かったHさんですが、田屋敷地区や宇宙センターを訪れた翌日の表情はガラッと変わっていました。
36時間マンツーマンで睡眠時間は合わせて1時間半程度、とても大変な旅行ではありましたが、少しはHさんとの関わりを挽回できたかなという気持ちにさせてもらいました。
空港への帰り道でとても海が綺麗な砂浜に寄ったときに、「こんな綺麗な種子島ならこのまま住んでもいいね」と聞いてみました。「1人じゃわかんないから」とボソッと言っていましたが。
お土産屋さんでは同じものをいくつも手に取り「みんなに買って行こう」と話していました。
種子島に来られて良かった、でも帰る場所はのんびり家。そう言ってくれたような気がしました。
「Hさんの出身は、種子島の西之表の田屋敷」「良く知ってるね、うふふ」
そんな会話がいつまでも出来るよう年を重ねていってもらいたい、そして必要な支援を提供できるのんびり家でありたい。
あらためてそう感じさせてもらった種子島でした。ありがとうHさん。これからもよろしくね

08:19 | Posted by kimisanchi

【散歩】  のんびり家3階 永辻

2016年12月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に入居者さんのKさんと一緒に散歩しながら買い物に行って来ました。
Kさんは道中マンションが見えると「俺ここに住んでいたな。」や車が停めてあると「俺の車か。」などと言って歩かれていて、周りをあまり気にしないので、歩行者や自転車にぶつからないか、いつもドキドキしています。Kさんが「歩かないと足が駄目になってしまうな。」とふと言ったので、のんびり家に居る時は元気に過ごされていて、聞いたことがなかったので、新しい発見が出来ました。やはり気分転換も兼ねて外に出掛けることは大事だと改めて思いました。この日は天気も良かったので、二人で重たい買い物袋を持ちながらいつもより少しだけ遠回りをして帰宅しました。
これから冬本番ですが体調を崩さずに、Kさんまた一緒に散歩しましょうね。

08:23 | Posted by kimisanchi

【働き続けるということ】  のんびり家3F 吉田

2016年11月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階に異動してから、ヘルプ勤務の時期を合わせるとようやく2年半になりました。
入居者さんとの人間関係もしっかりしたものが出来てきたと実感することが増え、信頼関係も築けてきたのではないかと思います。
それと正反対に、この2年半の間に常勤職員として定着出来たのは一人としていませんでした・・・
入って来るのは派遣会社から紹介される派遣社員さんばかり、たまに常勤職員として入職される方は皆さん短期間で退職されていきました。
いまとなっては学生の方でもご存知であろう、介護職の人材不足。これは現場で働いていると皆さんの想像を遙かに越える状況だと思います。
わたしは8月で勤続6年になりますが、働いた当初からこういう状況ではありませんでした。3、4年前からこのような状態が見られるようになり、ここ1、2年は残っているのは勤続3年以上の職員ばかりで、勤続1~2年の職員はほとんどいない状態に感じます。
そこで最近感じているのが、働き続けるということです。
私は40を越えたところですが、私と同じぐらいか私より先輩の年齢の方々は、仕事をしてから数年は新入り同然の感覚を持っていたのではないかと思います。しかし20代30代前半の社会人の感覚では、3年も務めればベテランぐらいの感覚を持っている方が多いように感じるのです。
直ぐに結果を求め、過程より結果を評価する社会、育てることより即戦力を探すことに必死にならざるを得ない構造。
30半ばで介護職をやって行こうと決めた私は、3年近く必死で色々と覚えて学んできました。法人内の複数の事業所の応援に入ることも行い、グループホーム勤務でありながら多くの入居者さんと接する機会をいただき、同じ法人でも事業所によって様々な違いがあることを知り、その都度学んできました。
のんびり家3階に異動が決まってからは、それらの経験を支援に活かそうと現在に至ります。
それでもようやく6年です。のんびり家3階の入居者さんとの関係作りも1年以上はかかっています。
皆さんのお父さんやおじいちゃんは勤続数十年ではないでしょうか。
働くスタイルが昔とは違いますので一概に比較はできないとは思いますが、そうして皆さんを育て、日本を成長させてきたのではないかと思います。
1年働けば驚くことがたくさんあります。
3年働けば思い出と知識がたくさん貯まります。
5年働けば働き方が上手になり、要領もよくなります。
10年働けば・・・
さて、私は10年続けることが出来るでしょうか。
収入面、体力面、仕事環境、人間関係、色々な障害が立ちふさがっており、続けるためには何かを捨てざるを得ないとも思っています。
続けることの一つの楽しみとして、10年後の入居者さんの姿があります。
10年以上一人の認知症の方に関わり、可能であれば最後までその方に接することも出来るかもしれない。
これ以上収入は上がらない、仕事環境が改善されない、中年期を迎えた自分にはとても重大な障害ではありますが、10年関わることが出来るのも大変魅力的なことです。
とてもとても迷っていて、でも入居者さんのある姿を見たり、言葉を交わすと思いとどまることが出来る。
Hさんの優しさ、Sさんの笑顔、寝たきりのYさんやMさんらお二人が見せる表情や小さな仕草、のんびり家に馴染んできた新しい入居者Kさん。
皆さん魅力的です。さてどうしたものでしょうか…。
認知症の方の介護に少しでも興味がある方がいたら、是非のんびり家へ電話を下さい。
皆さんの驚く介護の姿があると思います。

08:44 | Posted by kimisanchi

【早いです。】  のんびり家3F 新宮

2016年10月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

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今年もあと3か月。もう本当に一日一日が早く、家賃の督促状に「えっ。もう一ヵ月たったの?」てなもんです。あっという間に人生が終わってしまうと、ちょっと恐怖を感じていました。
一日の終わりに、よくEさんが「一日なにやっとっただ。」と話されます。わたしもそんな気持ちになることがあります。ここ数か月、夜勤で入ることが多く、夕食時は極力入居者さん方と、今日はどうだった?などお喋りしながら過ごすように心掛けています。
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「毎日おなじだよ」「仕事にいっとった」などなど。その時に、ほぼいつもと変わらないお味噌汁を一口すすり「美味しいひ」ご飯を一口ほおばり「うまいな」「作るの大変だったでしょ」など言葉がこぼれ、その場の温度が2,3度上がったような感覚をおぼえます。
いつもと変わらない夕食時。「美味しいの一言で、特別な日になった感じがする」と話す
と、Hさん「どう感じるかは自分次第だねえ」と一言。
いま起きていることを意識して感じていれば特別な日になるよ。それからは、日が経つのが早いことにスコシ恐怖心はなくなりました。

10:32 | Posted by kimisanchi

【久しぶりに】  のんびり家3F 永辻

2016年09月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に入居者さんのHさんと久しぶりに一緒に美容院へ行って来ました。
片道を歩いて20分ほどかかる道のりを一緒にゆっくりと歩いて行って来ました。天気も良く風も心地良くて、歩いていて気持ち良かったです。美容院に着くと美容師の方に「今日はどうしましょうか?」と聞かれると、Hさんは前もって髪型をスタッフと一緒に相談して決めたショートヘアーの写真を美容師の方に渡して「これでお願いします。」とはっきりと言っていました。髪の色も前までは茶色や紫色などをお願いしていたのですが、最近は黒色がお気に入りみたいで、今回も真っ黒に染めてきました。帰り道に新しい髪型の感想を聞くと、「短くなって、さっぱりして良かった。」と答えてくれました。前に一緒に行った時も帰り道に感想を聞いた時に嬉しそうな表情をしていたことを思い出しました。これから季節は夏になり暑くなりますが、暑さに負けずに出掛けて、これからも一緒に思い出を作って行きましょうね。

10:56 | Posted by kimisanchi

【育児休暇より復帰しました】  のんびり家3F 市川

2016年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

皆さん、ご無沙汰しております。市川です。
2015年6月より産休に入り、7月に長女を出産し育児休暇を頂いておりました。10か月間、家族や周りの方に支えら
れ育児に専念することが出来ました。4月より、のんびり家3階に復帰しました。
初めての出産の時は、すべてが分からない事ばかりで大した事の無い事でも眠れないほど気になり、育児本や
ネットで検索をして情報に左右されていました。確かに「なるほど~」と思うことも有りましたが「本当なの?」と思う
ことが多く一喜一憂する日々でした。息子も3歳になり毎日元気に過ごしています。そんなことも有り、今回は本や
ネットの検索は止めて、家族の話や長男の時の事を思い出し、育児をしました。娘を見ていると成長の過程で「こん
なことが出来るようになったんだ。」と驚きと嬉しさを感じることが出来ました。携帯を見るのでは無く目の前に居る
子供を見ることが大事なのだと感じました。
仕事をしながら育児をすることは色々大変だと感じていますが、のんびり家の皆さん
と一緒に働ける事を嬉しく思っています。

09:55 | Posted by admin

【自己紹介】  のんびり家3階 小原

2016年06月14日 | のんびり家::のんびり家 3F

初めまして、今年の二月に入社致しました。小原久仁彦と申します。過去の介護経験は施設などで一年ほど介護技術や考え方や大切なことを学びました。
入社致しまして感じたことは前に勤務していました施設に比べ、入居者さん一人ひとりにケアが行き届くところに魅力を感じました。例えば、特養では入居者さん20人に対して1人の介護職員という状況でして、とても一人ひとりに介護サービスを提供するというところまでは行き届きませんでした。それに比べてこちらのグループホームでは一人ひとりに介護サービスが行き届き皆さん安心してご入居されているように思います。職員の方も入居者さん主体の介護サービスで極力ご自身でしていただくということに考えられていると思いました。
まだまだ一年程度の経験で学ぶこともたくさんあると思いますが、先輩方からいろいろ学び取り、介護福祉士の資格も今後目指していき、精進していきたいと思いますので、よろしくお願致します。

09:33 | Posted by admin