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【知ってわかって出来ること】  のんびり家3F 新宮

2016年05月15日 | のんびり家::のんびり家 3F

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新しいお仲間です。
ずっとここに暮らされている感じでどっしりと落ちついた雰囲気のKさん。知っていることはわずかですが、ゆっくりとわかりあっていきましょうね。
整理、収納の本質やノウハウを知ってわかったことが沢山。

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おかえりなさい、市川さん。
職場復帰 初日から頑張っている図

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フラワーアレンジの基礎を知ってやってみるとわかってきたこと「行き当たりばったりではだめだね」
箱に花をいけてます

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ふくらはぎ筋膜ケアの講習を受けて筋膜のこと少し知りましたよ。
体感しわかって、びっくりぽん。
イメージです
これ知ってるよ~が、
わかってるよ~、に変わっていくには、実際に動くしかないね。
わかったことが出来るよ~に変わるには、行動し続けるしかないね。

11:24 | Posted by admin

【おかえりなさい】  のんびり家3F 吉田

2016年04月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階にはもうすぐ95歳を迎える入居者さんがいます。
背が小さく元気なおばあちゃんだったのですが、去年の冬が始まる頃に脳出血で入院生活となってしまいました。
ちょうど私が出勤していた時で、先生やご家族に治療しない方針を説明され、これでお別れになってしまうのかと残念な気持ちになっていたのですが、状態が安定されて救急病院から転院されて様子を見ていく状態となりました。
しばらくすると、退院出来るほど安定されているとの知らせをうけ、のんびり家の職員みんなが驚くと同時に、万全の体制で迎えることができるよう話し合いをし、退院の時期を心待ちにしておりました。
そして現在、退院されて2か月が経ちます。
挨拶に応じて声を出してくれたり、声掛けに応じて動いてくれたりすることも日常的になり、今までとは違うのんびり家での生活を過ごされています。
この一年間は介護現場での事件など多く報道されたり、のんびり家3階も深刻な人員不足に陥ったりして、介護職という仕事について考える時間が多い一年でした。
そんな中で、こういった入居者さんの退院のような出来事はとても励みになります。
もう少しここで頑張ってみよう、この方たちと一緒にそういう気持ちになりました。
ありがとう、そしておかえりなさい。

16:03 | Posted by admin

バイキング】  のんびり家3F 永辻

2014年12月09日 | のんびり家::のんびり家 3F

この前、のんびり家合同の日帰り旅行で品川プリンスホテルまで行って来ました。
お昼はバイキングだったのですが、洋食や中華など美味しそうな料理がたくさんあって、本当に目移りをしました。
グルメなTさんは1品ずつ料理を見極めて食べたい料理だけをお皿に乗せていました。メインにローストビーフが出たのですが、ローストビーフの専用のソースをかけてナイフとフォークを使って、食べやすい大きさに切って食べていました。食べ終わると、「これが一番だね。」と一言。美味しい料理がたくさんあっていつもよりも食べたTさん。食べ終わって食後のコーヒーを飲んでいる時に満足そうな顔をしていたので、一緒に来られて良かったです。
また美味しい物を食べに行きましょう。

08:07 | Posted by admin

【はさみ】  のんびり家3F 浅井

2014年11月26日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家でお仕事をさせて頂くようになってもうすぐ1年。
業務はそれなりに覚えたものの、 肝心の支援は?というと・・・。
相変わらず、考えながら悩みながらの日々です。
仕事を終え、のんびり家を出て家に着くまでの時間が反省タイムです。
でも家に着いたら仕事の事は一旦忘れ、今度は祖母との触れ合いタイムです。
突然ですが、我が家は、私の祖母(もうすぐ95歳)と、主人と私の3人暮らしなのです。
つい先日、祖母の服薬の介助と見守りをしていた時、ふと、いつも当たり前のように薬の袋を開けてから渡してい
るけど、まだ自分で開けられるのかな?と思い、袋のまま渡してみました。
すると祖母は、動かしにくくなっている指先で一生懸命開けようとしています。
暫く悪戦苦闘するも開けられず、顔に苛立ちが見え始めました。そろそろ「開けて!」と言ってくるか「もういや!」と放り投げるか、 どちらかだろうと思って見ていたら、祖母はこう言いました。
「はさみどこ?」
これは私にとって予想外の答えでした。 はさみを渡すと、不器用ながら薬の袋を切りました。
あれ、まだはさみ使えたんだ? じゃあなぜ、薬の袋を開けて渡すようになったんだっけ? なにか理由があっての事だったっけ?
思い返してみたら、理由はありました。
[袋を開けずに渡すと見守りに時間が掛かるから]
祖母側の理由じゃありません。私側の都合でした。
今よりも更に無知だった私の祖母に対する介護は、自立支援なんていう発想自体が皆無で、安全を最優先にしてきたつもりだったけれど、 合理性が最優先であった事を思い知らされました。
[祖母は自分で薬の袋を開けられるのか?]
のんびり家の一員になっていなかったら、きっとそんな事に興味を持てていなかったと思います。私もこの1年で、ほんの少しは成長出来たのかな?
知った気にならない事。勝手に諦めない事。決め付けて思考を停止しない事。見ようとしなければ見えないものがある事を忘れずに。2015年は、もう少しスピードを上げて成長したいと思います。

14:33 | Posted by admin

【Hさん】 のんびり家3F 新山

2014年10月23日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは。6月上旬から新しく入居者が入居されました。名前は、Hさんです。
初日の夜勤が新山でした。Hさんの情報を少ししか知らず、どのような状態なのか分からなくてとても不安だったのを今でも覚えています。
Hさんが、のんびり家2階に来訪。私は、少ししてからHさんに挨拶をしましたが「え?」って表情をされました。(そうだよね、いきなり誰?と思っているはず。と思い様子をみる)
夕食の献立の時間。試しに料理本を目の前に置いてみる。少しすると右手で料理本をペラペラめくり出す様子。
お肉とお魚を指差して「お肉とお魚どちらが好きですか?」と質問する。と、「嫌い。」と一言。(うーん。と悩む新山)
次に、歌謡曲を流してみる。すると、両手でパンパンと手拍子したり所々歌いだす様子。(あ、歌が好きなんだ。と知る)
ある日、食事作りは出来るのだろうか、と思い、Hさんが座っているテーブル席にまな板とネギと包丁を置く。すると、包丁を手に持ちネギを押さえてザクザク切り出した。(うわ、すごい。切れるじゃんと感動する新山)←(・・・)は新山の心の声です。(笑)
娘さんに、その事を伝えると「えー、料理なんてしたの何十年ぶりかな。すごいじゃん。」と喜んでいるご様子。
更にある日の出来事です。素敵な男性がHさんに挨拶をすると、くしゃっと表情を歪めました。素敵な女性が挨拶をしても表情を変えることはなかったのに・・・不思議です。
今思うと、表情をくしゃっとするのは嫌だからではなく笑顔の表現をしていたのだと。女性は、何歳になっても異性に対して喜びを持つものなのだなと感じました。私も、何歳になっても恋していたいなと思います。
それから3ヶ月後くらいに、Hさんは、のんびり家を退去されました。退去された日、新山は勤務ではなかった為、お別れの挨拶ができませんでした。それがとてもとても残念で仕方ありません。
近々、入居者とHさんに会いにいこうと思います。のんびり家2階で過ごした3ヶ月間、色々なことがありました。数あるHさんについて新山なりに知れたことを少し書かせて頂きました。どこへいってもHさんらしく生活して下さい。また、ご近所で会える日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。

01:00 | Posted by admin

【自慢話】 のんびり家3F 渡辺

2014年08月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

ここ数年夏の暑さがとてもキツイ・・・。今年は思ったより短い夏のような気もしました。季節はずれですが、お正月のお話をさせてください。
グループホームは365日休みなく運営されていますが、日々の利用者さんの顔も365日違うわけで、未だ知らない顔もあったりします。今年のお正月は私がのんびり家に来て2回目のお正月でした。
恒例の?お寺のよこの方たちにお呼ばれされて、お餅つき大会に参加しました。
2階の利用者さんとえっちらおっちら、なかなか合わない足並みをみんなで頑張って合わせながら歩いていきました。
Hさんは唯一、毎日買い物に行かれる方です。他の方のように「なんでもいい」とは言いません。Hさんには買いたい物があるのです。それが、毎日同じ物であろうとも・・・。
雨の日も風の日もリュックを背負い買い物へ。好きな物を買いすぎてしまった時は重くて大変そうです。のんびり家に着く頃には腰に手を当てながら歩いています。
そんなうしろ姿を見ながら過ごして2回目の今年のお正月です。
鍬を、天井をぶちぬくのではないか!?というぐらい振り上げてお餅をつくHさん。疲れ知らずのように、何度も何度も振り上げては餅をつく。あんな姿勢の良いHさんを見たのは初めてでした。そして、とても楽しそうな顔をしています。どうだ!というような。
こんな自慢すべきところがあったのか!と私も嬉しかった。知らないことってまだあるのだなぁと思いました。どうぞ、Hさんの勇姿をいつか見に来てください。

08:29 | Posted by admin

【自宅で生活する母、グループホームで生活する入居者さん】 のんびり家3F 竹田

2014年07月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

夏休みは私事ですが、新盆でもあり家族3人で実家に帰省して墓参りをしてきました。
一人住まいになった母親は、幸いにも(気丈にも)葬儀後のシュンとした様子とは打って変わって食事の用意をしたり何でもやる気を出して案外元気でした。
夏まつりでは夕方家を出て獅子舞を楽しんだらしい。夜に打ち上げられた花火も堪能したというから驚きだった。
当初一人暮らしになってしまうことが不安でした。しかし町の福祉課職員のサポート、介護保険での訪問支援、社会福祉協議会からの支援、そして何よりも隣近所の方々のお世話になりながらどうにか一人暮らしが維持できるようなサポート体制が整いました。
介護度もランクが下がり、訪問回数は減らされたものの、身体状況は改善していることにほっとしました。
何と言っても今まで通り自宅で生活ができることが一番で、夫である父が居ない寂しさは当然でしょうが、自宅で生活していく決意と覚悟みたいな気迫が感じられたのが救いでした。父がやっていた庭の雑草を刈ってやり植木の剪定をしてやり、なすやトマトなど畑の作物を収穫して3度の食事の世話などをして帰りました。
「秋に庭木の雪囲い(雪吊り)はどうする? お前にできるか?」などと先のことまで心配しているくらいだから認知症の症状など心配することはなさそうである。
さて、東京にもどるとすぐにグループホームの仕事に就きました。ここで生活する入居者様はそれぞれの事情で家族のもとを離れて共同生活をされているわけですが、心のどこか隅に「自宅で暮らしたい」「家族と暮らしたい」という気持ちがあると思います。共同生活では制約もありますが、少しでも元の自宅での生活の延長線の生活ができるような支援に心がけていきたいと思います。

08:42 | Posted by admin

【美容院へ】 のんびり家3F 浅井

2014年06月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

この間、入居者さんのYさんの髪が伸びたので、一緒に美容院へ行って来ました。
当日はあいにくの雨だったのですが、電車に乗り、行って来ました。美容院に着くと美容師の方に「今日はどうしましょうか?」と聞かれ、Yさんは「いつもと同じでいいです。」と答える。
美容師の方も前回の記録があるので、「耳を出すぐらいに切りますか?」と聞くと、「はい。短くお願いします。」とはっきりと答えていました。美容師の方も若い男性だったので、なんだか嬉しそうでした。
切り終わってから短く切った感想を聞くと、「やっぱり短いのは楽でいいわね。洗うのが簡単ね。」と嬉しそうに言ってくれました。この瞬間やはり女性だなと感じました。Yさん、ショートヘアもとてもお似合いですよ。

08:26 | Posted by admin

【はじめまして。】 のんびり家3F 浅井

2014年05月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

昨年の12月より、のんびり家3階で働かせて頂いている浅井です。家族介護の経験はありますが、仕事しての介護は、まったくの未経験で、ここのんびり家3階に飛び込みました。
のんびり家に入った当初は、右も左もわからなくて、落ち着いて自分の頭で考える事も出来ず、先輩職員さんの真似をする事で精一杯。真似と言っても、完成度の低い真似なので、上手く行くはずもなく四句八苦。
働き始めて今月で5ヶ月目になりますが、最近やっと、少しだけ落ち着いて、勤務出来るようになった気がします。
少しずつですが、この仕事の楽しさがわかってきたと同時に、考える事や悩む事が増えてきました。
今の私の最大の目標は、利用者さん一人ひとりをきちんと知る事。そして、自分で考え自分の言葉を持つ事です。
人を知るという事は、同時に自分を知る事でもあり、自分にとって都合の悪い自分と向き合う事も多く、ベットに入ってもなかなか眠れない夜もあります。
でもここのんびり家には、未熟な私の悩みに真剣に耳を傾け、一緒に考えて下さる利用者さんと先輩方がいます。今はまだ、利用者さんや先輩方を頼りにするばかりですが、利用者さんや先輩方と過ごす時間を無駄にする事なく、しっかり楽しみ、勉強し、一日でも早く、のんびり家に溶け込めるように、成長していきたいと思います。

08:24 | Posted by admin

【赤鬼と青鬼と仲間たち】 のんびり家3F 柿沼

2014年03月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

お正月を過ぎて数日経ったある日「ねぇ、Kさん年が明けたねぇ。2月って節分があるけど今年豆まきする?」と聞いてみました。
「豆まき?何を撒くんだ?」「う~ん大豆かなぁ?」(反応が今一つ…….…。)
数日後「ねぇKさん、2月に節分があって豆撒きするじゃない?そん時さぁ下の保育園に鬼の格好して2人で行くっていうのはどうかなぁ?」
「2人でか?」「うん、多分2人で」
保育園と聞いた途端、Kさんの目はキラキラ~ン!(Kさんは小さいお子さんが大好き)キラキラ~ン!の目のKさんにすかさず、「青鬼と赤鬼どっちにする?」聞いてみました。
「赤だな!」即答するKさん。(えっ?赤?赤鬼か、以外だなぁ)
後で分かった事ですが、Kさんのイメージだと青鬼は顔色が悪く、弱い鬼らしいのです(笑)
2月3日赤鬼Kさん、青鬼スタッフK、Hさん、スタッフAはかわいい園児に大泣きされつつ保育園で暴れてきたのでした。
最高に笑えて、楽しい1日でした。(近所の方も私たちを見て吹きだしてましたねぇ)
Kさんによると来年は緑(鬼)だそうです。
只今より、来年のご予約を承ります!!

08:31 | Posted by admin

【信頼関係】 のんびり家3F 渡辺

2014年02月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

3階のベランダから下に生えている木に、水を撒いてしまう利用者さんがいる。ご本人にとっては水遣りのようだ。
一度、通行人に掛ってしまいクレームの電話をいただいた事があった。
まずは木の伐採をした。3階のベランダ近くまで生えていた高い木を切った。これで止めてくれるといいな、と思っていたがそうはいかない。ベランダから下を覗けば、1階にはまだまだ水を欲しそうな木たちが生えているのだから。
1階に入っている保育園の方に、裏の木を伐採しても良いか相談しに行くことにした。
足取りが重い。水を撒いているのを知っていながらその事に関しては触れた事がなかったからだ。ある利用者が水を撒いてしてしまうと説明したところで「ああ・・・」と先生の目が宙を浮き何かを思い出された様子。怒られるかとドキドキしていると「○○さん?」と保育園の先生からその利用者の名前が出た。思わずびっくりして、なんで名前を知っているんですか!?と聞く。すると、去年の敬老会での話しをしてくれた。
子供好きでサービス精神旺盛の○○さんはお遊戯をする園児たちよりも激しく踊っていて、怖がっている園児たちもいた・・・と他職員から聞かされていたが、保育園の先生方は元気で楽しいおじさんと思っていてくれたらしく「○○さんは私たち(一部の園児も含め)の間ではブームなんですよ」と笑いながら言ってくださった。
これを聞いて私は○○さんを抱きしめたくなった!いやいや、そんなことをしたら、胸やお尻を触られるだけなのでけっしてそんな事はしないけど、行きとは反対に心軽く3階に戻ってきた。
そして○○さんの肩をチョン!とこずく。「ん?なんだ?」と○○さん。「ううん、何でもなぁい!」と私。
ホッとした。ご近所との関係を作る前に関係を修復しなければならないと思っていたら、そんな心配はいらなかった。○○さんに助けられたのは私の方でした。もう少し利用者さんを信用しないといけないと思った出来事でした。

08:31 | Posted by admin

【ご報告と感謝】 のんびり家3F 福田

2013年12月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

突然のお知らせとなりますが、この11月でのんびり家3階の管理者を交代する事になりました。
というものの、この交代については以前から決まっていた事なのですが、管理者になるには様々な要件があり、研修を受ける必要があって、のんびり家で働いて3年が経過した永辻がその要件を満たし、私の後任を引き受けることとなりました。
交代とは言うものの、オープンから13年関わっているのんびり家を離れるのは退職するかのような気持ちになっています。
のんびり家に来た頃はまだ23歳だったのに気付けばアラフォーと呼ばれるお年頃となってしまいました。
最初は管理者という責任のある仕事は私には出来るのか、林田代表はこんないい加減で何も考えていない私に任せるなんて大丈夫なのか?と不安だらけでした。
その頃の私といえば、苦手な人は嫌い、苦手な人とは口を利かない、口を開けば自分の事は棚に上げ人の悪口ばかり等、人と関わる事がとても面倒臭く感じていました。しかも、自己主張はするのに、いざ人に伝えようとすると何が言いたいのか分からずしどろもどろ、悔しいとすぐに泣く…といった具合に自分に甘く生きていました。
そして、そんな私が管理者としてのスタートを切ると、いかに今まで自分がいい加減で、自分に甘いかがこれでもか、というくらい経験させていただく事が出来ました。ここまで来るには林田代表の前で涙が枯れるくらい泣きました。以前にも書きましたが最近では強くなったので泣かなくなりました。次に代表の前で泣く時はお嫁に行く報告をする時でしょうか…。
13年間、様々な経験をさせていただいたことにより自分自身も「変わったな」と感じる事が出来るくらい大きく成長させていただきました。同じ志を持つ仲間と研修に参加したり、時には大人数の前で講義を行ない「人に伝える事とは」を経験させて頂いたり、スタッフをとどう育成していくかを学んだり、入居者さんの支援を通して今の私がいる為の多くのことを学び、経験させていただきました。
本当に至らない所だらけで、未だにスタッフの皆さんにフォローして頂く事も多い管理者でしたが、のんびり家のスタッフ、入居者さん、ご家族の皆さん、法人内スタッフ、仲間になった皆さん…本当に多くの人に支えていただきました。有難うございました。

あれ?
何だか辞めてしまうような内容になってしまいましたが、辞めずに法人内で働きます。また、どこかで皆様にお会いできる機会を楽しみにしております。
12月からは永辻が管理者となります。今後とものんびり家を宜しくお願い致します。

08:25 | Posted by admin

【「豊かな老い」を考える】 のんびり家3F 竹田

2013年11月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

読書の秋という訳ではないが、日野原重明先生の各地での講演内容をまとめた著書を読んだ。「豊かな老いを生きる」とはどういう生き方なのだろう。自分の母親の入院をきっかけに病気・老後・死などを身近なこととして考えるようになった。
最初のページに「中年から始まる第二の人生」の見出しがあり、『55歳が中年、人生の午後が始まる』という。55歳、私の年齢。織田信長の時代は人生50年。いまは平均寿命が延び80年生きる。80歳まで生きるとしてもあと25年が残された人生の午後というわけだ。日中を午前・午後に分けると、早起きの方もあるだろうが、午後の時間帯の方がはるかに長い。55歳からの人生の午後は時間的には割りに合わない計算になるが、生き方においては「豊かさを実感できる」なら、「世間に存在価値を認めてもらえる人生」であったら、「死の直前まで自分の人生が良かったと誇れる」のであれば、人生の午後をまっとうして生きた証になるのではないかと思う。
私は人生の午後の節目で今の職を得て、のんびり家のご利用者のみなさん、そのご家族の方、スタッフの皆さんとこうして第二の人生を歩みはじめた。ご利用者のみなさんは、喜寿・傘寿・米寿・卒寿を迎えられる方まで、その人生の午後を生きておられる。
ご利用者のみなさんに「自分の人生が本当に良かった」と言っていただけるような生活の支え、命と尊厳を見守りながら支援できるよう、日々努力していきたいと思う。
私自身の人生の午後を豊かにしてくれるであろうご利用者のみなさんに感謝しつつ・・

08:30 | Posted by admin

【私の夏休み】 のんびり家3F 竹田

2013年11月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

9月中旬、宮城県女川町を訪ねた。
3.11震災前には女川の豊かな海で趣味のダイビングを楽しませてもらった。震災後、のんびり家に就職する前には宮城県石巻や女川にも震災ボランティアとして数回足を運んできた。しかし、女川の海に潜ることへのためらいがあった。あの海が人々の命と財産、町、文化、歴史をものみ込んでしまったのだ。―――という思いがこころを閉ざしていてダイビングをする気になどなれなかった。
仙台でお世話になっているダイビングショップの方からは震災後すぐに潜水士として雇われて作業に従事しているという情報を得ていた。また、何度か一緒に潜った方の中には家が流されたという被害も聞いた。
潜水士の仕事は遺体捜索や引揚げもあることだろうと察しがついた。3月まだ寒いなかで過酷な仕事だ。
時が経って海底の清掃になり、浜の清掃になり、今は海洋調査が主な仕事だという。魚介類の分布を調べたり、護岸の状況を調べたりするようだ。
そしてダイビング施設も再開し始め、「一緒に海に潜りませんか? 以前と変わらぬ海が迎えてくれますよ」とお誘いのメールが何回となく入ってきた。この夏そんな誘いに背中を押されるように女川を訪ねたのだ。1泊2日4回のダイビングは楽しい時間となった。あの海への恐怖、複雑な思いを全て打ち消すように安らぎの時間、いやしの時間を私たちに与えてくれた。
自然のとてつもない大きな力で起きた災害は、またその大きな力でゆっくりとゆっくりと元の海へと再生しているのだった。かったと誇れる」のであれば、人生の午後をまっとうして生きた証になるのではないかと思う。
私は人生の午後の節目で今の職を得て、のんびり家のご利用者のみなさん、そのご家族の方、スタッフの皆さんとこうして第二の人生を歩みはじめた。ご利用者のみなさんは、喜寿・傘寿・米寿・卒寿を迎えられる方まで、その人生の午後を生きておられる。
ご利用者のみなさんに「自分の人生が本当に良かった」と言っていただけるような生活の支え、命と尊厳を見守りながら支援できるよう、日々努力していきたいと思う。
私自身の人生の午後を豊かにしてくれるであろうご利用者のみなさんに感謝しつつ・・

08:27 | Posted by admin

【貴重な経験】 のんびり家3F 君塚

2013年10月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の夏は例年以上に暑く、また雷雨なども激しかったことから外出する機会が少なくなってしまいましたが、幸いのんびり家では入居者さん、スタッフとも大きな事故はなく無事乗り切ることができました。
季節の変わり目では大雨や竜巻などの恐れがあるため、今後も気を緩めることなく入居者さんの体調管理はもとより天候の変化や自然災害等にも十分注意を払いながら自立支援を行なっていきたいと思います。
さて、今回は入居者さんのお一人であるKさんのことについて書きたいと思います。Kさんは活動的で声が大きく、とてもエネルギッシュな男性です。
天気が良い日にはベランダに出ていることが多く、布団干しや植木の水遣りなどをされています。入居されて間もない頃は仕事のことを心配されたり、以前住んでいた家のことを気にされたりして比較的遠距離の外出が多かったのですが、最近はのんびり家での生活に馴染まれて少しずつ落ち着きを取り戻しながらKさんらしい生き方を見つけられているという印象を受けます。
Kさんは体力もあり日常生活においてもかなり自立されている方なのですが、Kさんに対して私自身が未だに解決できていない課題があります。
Kさんは普段は明るくおちゃらけていることが多いのですが、根は真面目で仕事熱心な方です。そのため夕方になると「今日は一日何しとっただあ?」とか「なんでこんな所(のんびり家)にいるだあ?」とよく自問をされていることがあります。また夜間に多いのですが、自分が次に行動しようとした内容を忘れて「おかしいなあ、わけ分かんなくなっちゃったよ。」などと言いながら苦悶されているのです。
このような姿を目にするたびに何とかしてあげたいとは思うのですが、今のところスタッフが話し掛けて一時的に気をそらしてあげるような支援しかできていないのが現状です。
Kさんのように認知症の症状がそれほど進行していない状態の方は自分の考えを覚えている時と忘れている時が交互に来るような感覚だと思うのですが、自分の中で何かがおかしいと感じながらそれが何だか分からない状態というのはとても苦しくつらいものだと思います。
このような状況を目の当たりにしながら自分の納得がいく支援の方法が見つからず、私はそれまでには感じることがなかった自分の無力さや支援の限界のような「壁」を経験することになりました。
私自身がまだ解決できていない課題とはこの「壁」を乗り越えることですが、このような貴重な課題を与えてくれたKさんに感謝し、少しでも解決の糸口が見つけられるよう意識しながら業務に取り組んでいきたいと思います。

08:16 | Posted by admin