log

【好物】  のんびり家3F 永辻

2020年02月24日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日の天気が良いお昼に入居者さんのUさんと近くのうどん屋に行って来ました。
Uさんはのんびり家での食事量は日によってばらつきがあるので、外ではどのくらい食べるのかも知りたくて散歩も兼ねて行って来ました。
席に着いてメニューを見ると品数はたくさんはなかったので、少し考え「天ぷらと温かいうどんのセット」を選ばれました。料理が運ばれてくると天ぷらもうどんも量が多いことに驚いていました。「天ぷらは好きですか?」と聞くと、「そうね。好きよ。」と言い、塩をかけて食べ始めたので、塩をかけるなんてツウだなと思いました。サクサクといい音をたてながら早い時間で天ぷらは全部食べました。うどんは少し残しましたが、最後はうどんのお汁をズルズルと美味しそうにゆっくりと飲んでいました。
お店を出るとお腹がいっぱいで満足そうな表情が印象に残りました。
人はいくつになっても好きな物はたくさん食べることを改めて思いました。
今度はのんびり家で天ぷらや揚げ物料理を一緒に作りましょう。

09:11 | Posted by kimisanchi

【池袋サンシャイン水族館です~誕生日企画です~】  のんびり家3F 伊藤

2020年01月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお久しぶりです。のんびり家3階の伊藤です。寒い季節が到来です。
自分は寒いのが苦手で風邪はひかないのですがとにかく苦手です。この記事を作成しているのが12月の末で、この時期に必ず入居者さんとの話題になるのが「一年経つのが早いね~。この間まで夏だったのにあっという間に正月だね~。」です。早いんですよねー、楽しい時間は早く過ぎるとも言うし、早く歳をとってしまうって言うのもありますけど、何はともあれみなさん無事、健康で年を越せるのだからよかです。寒い季節ですが、地域のみなさんも体調に気を付けて、感染症にも充分に注意して良い年越しをお迎え下さいね。
さて話は変わりまして、自分が担当しているEさんと誕生日企画として、池袋サンシャイン水族館に決定し、行って来ました~。まずタクシーで池袋に向かい、昼食を食べてから水族館にレッツラ、ゴーです。ちなみにご飯は、本人の希望で天丼です。エビ旨っ。笑顔いただきっす。
さあ、目的の水族館です。見渡す限りの魚です、本人「うまそうだなー」と感想あり、すかさず「食べちゃーだめだよ」とツッコミいれさせて頂きました。Eさんはエイが気になっていました。なかなか愛嬌のある顔です。その後に、アシカやペンギン、カワウソのショーをみました。特にアシカショーがお気に入りです、アシカが芸を披露すると同じ動きをしてご満悦。拍手喝采です。
ファイル 478-1.jpeg ファイル 478-2.jpeg ファイル 478-3.jpeg
そんなE さんですが、その日一番喜んでいたのが魚でなく、アシカ、ペンギン、カワウソでもなく、館内にたくさんいた子供達です。子供がいると頭を撫でて御満悦です。その笑顔が見られたら自分も達成感バリバリっす。お年寄りは子供好きな方が多いですが、自分もEさんと同じ歳になったときに子供をみたら可愛い過ぎて泣いてしまうかもしれないな~と納得しました。そんな人間味があるEさんが大好きです。
これからも元気に楽しく生活してくださいね。これからもよろしくお願いします。

17:50 | Posted by kimisanchi

【早いですね】  のんびり家3F 新宮

2019年12月18日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年もあと1ヶ月。1ヶ月しかないと思うか、あると思うか、人それぞれですね。
北区にある、ぶなの実のスタッフルームの一部整理と片付けをお手伝いしました。
要不要に分ける作業はもとより、他人の所有物を自分の基準で判断し、なんとかすることはやってはいけないことです。
ですが、部屋を久しぶりに見たら、何とかした方が良い、なんとかしたいと感じました。何のためにかというと、目に見える物から整えていくと、時間、お金、思考など整理しやすくなるからです。ここまで終わらせよう。と目標をたてたのはよかったのですが、目的を見失ってしまい迷子になることもあり、何のためか意識を繰り返し。最後にスッキリしました。と感想を頂きうれしいかぎりです。
スッキリ、の感じ方も人それぞれですね。

08:08 | Posted by kimisanchi

【脳と身体の不思議な関係】  のんびり家3F 松山

2019年11月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日の夜勤明けの朝の出来事です。
Kさんは、左麻痺で左手が石のように全く動きません。
ですので、いつも就寝支援の際には、衣服の袖を通すのに細心の注意を払います。
私は、パートという立場にかまけて不勉強なこともあり、Kさんの腕は固まってしまってもう全く動かないものだと思い込んでいました。

いつもより早めに目覚めて起床されたKさんは、早番の吉田さんが出勤時刻には、朝食の途中にもかかわらず、ぐっすり眠ってしまっていらっしゃいました。

ところが「松山さん、ほら、こっちにきてKさんの腕をさわってごらん。」と熱心に促され、Kさんの腕を触ってみました。なんと驚きです。「わあ!軽い、柔らかい、ブラブラだ!動く!」と感嘆の声をあげてしまいました。

腕が動かないのは、脳からの信号が、そういう命令を発しているからで、熟睡している場合はその信号がでないので、腕の硬直が無くなるのだそうです。
だから腕を触ることで、熟睡しているか否かの判別ができるとのこと。

実は以前、私は様々な難病も改善できる!という不思議な整体の先生に支持して学んでいたことがあます。先生から「殆んどは脳からなんだよ。動かないとか痛いとかは思い込みや錯覚だ。」とのお話しを伺っていました。時間的に余裕がなくなってしまい、全く体得できないまま、足が遠退いてしまいましたが…。今回の体験で、あれは本当なのだなと納得することができました。

事故による怪我や手術で、肉体が衝撃を受けた時の記憶や、お医者様から何らかの病名を言われた時の刷り込みが、肉体の不調や痛みを招いている原因であるとしたなら、現代の対処療法的な医療のアプローチ以外に、もっと有効な方法があるに違いない!と心身の真の健康の追求をライフワークとしている代替療法大好き人間としては、とてもわくわくした体験でした。先輩の皆様、いつもご指導ありがとうございます!

08:40 | Posted by kimisanchi

【小さなお子さんはいるの?】  のんびり家3F 吉田

2019年10月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階の吉田です。
タイトルの質問ですが、ある入居者さんに連日質問されます。場合によっては数分おきに質問されます。
そのたびに、いないですと答えるのですが
続けて「あらぁ、作りなさい一人ぐらい」と残念そうな口調で諭されます。
さて、ここからは質問される入居者さんとは直接関係のない話しなのですが、私は結婚して7年になります。
7年間、意図的に子供を作ってきませんでした。最初に話しておきますが、これは私個人の話しでして皆さんが同じような環境なわけではないと思います。
30歳を過ぎて介護の仕事を始めて来年で10年になりますが、月に6回前後ある夜勤の手当がなかったら給料は18万程度です。最初の5年間は毎年昇給がありましたが、それ以降はありません。
頼みの綱は月額にすると1万円程度になる処遇改善手当だけです。退職金もなく、体が壊れたら終わりのお仕事です。
妻は事情があって働くことが難しい状況でもあったので、夫婦2人で楽しく暮らすことができればいいと思って7年間過ごしてきました。
そんな中、一昨年ぐらいから月額8万円程度の特別処遇改善手当の話が出てきました。
月額8万などという大きな金額であったので、眉唾物だと思っていたのですが現実的になりました。
そもそも8万という設定は、介護職の平均給与が全国の平均給与より8万程度少ないということから来ていたそうで、しかも該当する介護士は勤続10年以上の介護福祉士資格を持って働いているという条件でした。
これが現実のものとなったのですが、施行されるものは条件の大幅に緩くなったもので、介護福祉士資格を持っていて勤め先で能力があると判断されている。だけで良くなってしまいました。
8万円という金額も、最低一人だけ8万円程度の増額を行えば他は問われない仕組みですので、おそらく管理者かそれに準ずる方が対象になる事業所が多いと思います。
しかも会社もそれなりの金額を負担することになりますので、のんびり家のようなNPO法人だったり、小さな会社では生活が楽になるような金額は見込めないかも知れません。
しかし、手当てが増えるのは間違いないと思います。
そこで最初の話しに戻るのですが、「小さなお子さんはいるの?」
この質問に最近はこう答えています。
来年からお給料が上がりそうだから、作ろうと思ってます。
「そうよ作りなさい、一人ぐらい」と凄く嬉しそうに返されます。
実際子供を作れるとしたら、自分と妻の年齢的に後一二年だと思います。今年の夏は妻の両親にも事情を話し、年齢も35を越えているし高齢出産になるから、もし子供が出来ても最悪は娘さんの体がどうにかなってしまうリスクもある。それでもいいかと相談しました。
応援すると言ってもらえました。
ずっと諦めていましたが、頑張ってみようと思います。そして一年後か二年後か
「小さなお子さんはいるの?」と聞かれたら今年生まれましたと答えることが出来たらいいなと思っています。
この入居者さんは91歳になられましたが、私の迷っている背中を間違いなく少し押してくれました。その時まで元気でいてくださいね。

08:46 | Posted by kimisanchi

【外食】  のんびり家3F 永辻

2019年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日のお昼に入居者さんのKさんと近くの中華料理屋に行って来ました。
席に着いてメニューを見るとたくさんの料理に迷ってしまい、「これなんだ?」などと分からない物には説明しながら、注文を決めましたが、頼んでからも料理が気になる様子で真剣にメニューを見ていらっしゃいました。いざ料理が運ばれてくると写真よりも量が多く、食べられるかなと心配しましたが、自分のペースで、ゆっくりとほぼ全部食べられました。
お店を出ると「ご馳走になってすみません。また行こう。」と言ってくれました。その言葉だけで一緒に外にご飯を食べに来て良かったと思いました。
のんびり家で食事をしている様子とやはり違う表情が見られて、私も楽しかったです。
こちらこそありがとうございました。

09:28 | Posted by kimisanchi

【好きな物は好きなんです】  のんびり家3F 伊藤

2019年08月16日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお久しぶりです、のんびり家3階の伊藤です。暑い季節がやってまいりました、熱中症には、みなさん十分に注意して下さい。梅雨が明ければ、本格的に夏ですよー。海や花火、祭りやら楽しみですねー。クーラーのきいた部屋でコロコロしてんのも好きですけど、みなさん十分に楽しんで下さいね。
さて、今回のお話しですが、自分が担当しているEさんとお買い物に行ってきたお話をしようと思います。
暑い季節も近づき、新しい夏物衣類を買いに、いざ、オリンピックへ。まずは夏物のシャツやTシャツなどを見てみる事に。Eさんと一緒に見ていると「この服なんてどうですか?」と黒のシャツを渡してみると、「あかん、暗すぎる」との事。そうして本人が選んだのが白のボーダーのシャツです。大人コーデで落ち着いた感じだわーと感じました。昔、デザインの仕事をしてらっしゃったのでピカイチのセンスです。さすがです。続いて、ズボン選びです。自分がいい感じのズボンを渡すと「あかん、高すぎる」そうです、買い物は値段も大切です。そして吟味し、本人が納得して選んだ服を購入し、Eさんもご満悦です。帰りにお茶して帰ってきました。
買い物は、服だけでなく、食べ物や小物などでも好きな色やデザインなど楽しく納得し、購入する事は、当たり前だけどとても大事なことだと感じました。生活にもメリハリができていいと感じました。でも一番は、本人の笑顔がとても良かったです。こういう時間を一緒に楽しめる仕事が出来てうれしいです。この仕事の醍醐味だと感じました。これからも元気に楽しく生活していきましょうね。

07:43 | Posted by kimisanchi

【早いですね】  のんびり家3F 新宮

2019年07月27日 | のんびり家::のんびり家 3F

5月に、2017年10月にご入居されました、素敵な女性Qさんのお誕生日お祝いで、谷中銀座に出かけ、ドライブや、お蕎麦屋さんで食事、笑吉で指人形劇をみたりして、共に楽しみました。Qさんの息子さんもご一緒でしたので、そこはかとなく安心されているご様子もあり、その夜は、すやすやと穏やかな寝顔がみられました。
Qさんは、言葉でのコミュニケーションが難しく、また耳も聞こえ辛い方です。今回の、外出先について、色々と、写真を見てもらったり、筆談で身振り手振りで表現されたりしてOKサインで教えて頂き、谷中銀座に決まり行くことになりました。当日、息子さんから、谷中に馴染みがあることを話され、そうだったんだ、と深く頷きました。あれこれ選択肢を出すことはよろしくないと感じることもありますが、「これ好き」とはっきりと感じる何かあったのだと思い、ほっとしました。
どこの家族でも、私の両親も含め、家族のあいだには、優しさだけしかないんだなあと、しみじみ感じた時間でした。離れて暮らされている入居者さんのご家族は、どんな些細な事でも話したいし聴いてもらいたい気持ちが常に心にあるのだと、改めて大切さを感じました。
わたしは、両親に思いやりから、あれこれ口うるさい感じで言ってしまうので気を付けたいと思います。

17:02 | Posted by kimisanchi

【親孝行】  のんびり家3階 松山

2019年06月15日 | のんびり家::のんびり家 3F

もう5月中旬というのになかなか暖かくならないですね。
にもかかわらず奄美大島は本日梅雨入りだそうでびっくりです。
さて、今日は、明るくて、人懐こいUさんについてお話しさせていただきます。
Uさんは、とてもお話し好きです。そして話題はいつも決まってお子さんのこと。
就寝前に、自室で着替えをしながら、ふとお話しを始めると、まったく止まる様子がありません。そのお話しからは、如何に息子さんや娘さんの成長を楽しみに一生懸命、子育てをされてきたのかが伝わってきます。ご自分は、幼い頃、お勉強が大好きだったそうです。でもお家に余裕がなくて進学させてもらえなかったとのこと。(現在90歳でいらっしゃいますから、あまり女性は進学されなかった時代だった気は致しますが)それで、子供達には、充分な教育をしてあげたいという強い思いがあったそうです。その甲斐があってか、まずは、ご長男さんが、日本有数の進学校に入学されました。とても嬉しく自慢に思ったことを、幸せそうな笑顔で話してくださいました。Uさんのお話しを伺っておりますと、親というのは本当に有難い存在なのだなと改めて感じます。うちの両親も、そろそろ介護が必要になってきています。生きているうちに、出来る限り親孝行しなくては!と自分に誓ってみるのでした。

08:14 | Posted by kimisanchi

【育った場所】  のんびり家3F 吉田

2019年05月28日 | のんびり家::のんびり家 3F

お久しぶりです。のんびり家3階の吉田です。
普段は所属しているのんびり家でのエピソードをご紹介しているのですが、今日はぶなの実のBユニットでの話を紹介させていただきます。
なぜにぶなの実かと言いますと、3月でBユニットが一時休止となったからです。
10年近く前、私はぶなの実のオープニングスタッフとしてこの仕事をスタートさせていただきました。
管理者以外は全員未経験者で、毎日がてんてこ舞いだったことを覚えています。
隣の建築会社に乗り込み「うちの旦那出しなさいよ」と受付の方に怒鳴りつけてみたり、着物を持って質屋に行き、買い取れないと言われて憤慨して戻ってきたりと思い出が満載のAさん。
全盲であん摩マッサージを営んでいて、肩の調子を見てもらうと毎回のように「過労で手遅れだけど、俺のところに来れば良くなるよ」と営業トークを欠かさず、或る時はプレイボーイでもあったMさん。
散歩が大好きで、軍歌を歌いながら連日近所の公園で日向ぼっこを楽しんでいたTさん。
編み物を教えてくれたり、琴を弾いたりして楽しませてくれたNさん。
歌うことが大好きで、いつもちゃんちゃんこを着てムードメーカーだったMRさん。
染井のプチセレブで、季節の行事の度に自宅やご家族の世話だったり、仕事だったりを忘れずに思い出していたSさん。
どじょうが大好きでその話となると覚醒し、「どじょう食べないなんてもったいない人生だよ」と毎回のように話され、いつも並んで座っていたFさんとのコンビが絶妙だった、薬局の看板娘のIさん。
Iさんとのやり取りが絶妙で、近所の図書館に本を借りに行って寝る前には連日読書を楽しんでいたり、一緒に完成直後のスカイツリーに行ったりしたFさん。
IさんとFさんのコンビと連日の口喧嘩、キューピーちゃんが大好きで、三分クッキングに登場するキューピーちゃんを見ていつも喜んでいた、アンティークショップの奥様SMさん。
こちらは板橋のセレブで電気屋さんのおかみさん。
おちょぼ口ですごく小食だったのに、手毬寿司がよほど美味しく見えたのか一口でほおばってのどに詰まらせ、みなが青ざめたことが忘れられないKさん。
他にも、都合により一カ月程度しかご一緒できなかったのに、お世話になりましたと丁寧にあいさつしてくださったお医者さんのMGFさん。
たくさんの入居者さんが私を育ててくれました。
5年後も10年後も、私はぶなの実の入居者さんを忘れないと思います。
入居者さんの中には、目の前で死というものを見せてくれた方もいます。
その時の映像、かけた言葉、取った行動、至らなかった能力、全て鮮明に思い出せます。
こういう入居者さんの力を借りて、今の私たちがあります。
そして今は今まで関わった方々に返せなかったものを、のんびり家の入居者さんに一生懸命関わることでお返ししているつもりです。
そうなるとのんびり家の入居者さんに借りた力はお返しできませんね。
せめて利息がつかないように、以前より多めにお返しできるよう頑張ります。
今までありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。

16:47 | Posted by kimisanchi

【久しぶりに】  のんびり家3F 永辻

2019年05月06日 | のんびり家::のんびり家 3F

入居者さんのKさんと久しぶりに一緒に美容院へ行って来ました。
天気も良く春の訪れを感じるような暖かさがありましたが、日陰はまだ寒く感じる道のりをゆっくりと歩いて行って来ました。美容院に着いてシャンプーを終えて、鏡の前に座ると表情が少し硬く、辺りをキョロキョロしていました。
少し心配になりましたが、カットが始まると少しづつ顔の表情も柔らかくなっていきました。最後の方は美容師さんに話し掛けたり、髪の毛をドライヤーで乾かしている時は雑誌を読んでいて、やはり女性だなと思いました。帰りにお蕎麦を食べましたが、いつもより食の進みが良かったので、美味しかったのかなと思い、外食が出来て良かったです。
寒い季節が終わり、これから暖かく、そして暑くなりますが、暑さに負けずに出掛けて、これからも一緒に思い出を作って行きましょうね。

08:23 | Posted by kimisanchi

【待望の凸版印刷です】  のんびり家3F 伊藤

2019年04月05日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさん、お久しぶりです。のんびり家の伊藤です。まだまだ寒い日が続きますが風邪や感染症などみなさん気をつけて下さいね。今回は、私が担当を務めさせて頂いているEさんのお話をしたいと思います。以前のお仕事は、デザイン関係のお仕事をしていたEさんですが、夕方5時くらいになると「大日本印刷、凸版印刷に行って仕事もらってこなきゃ、営業マンがそろそろ帰ってくる」とおっしゃるEさん。さすが以前、会社を経営していた社長です。何年たっても仕事のことは欠かせません。身支度を整え準備に勤しみます。そうおっしゃる時は、外出し買い物などをしてのんびり家に帰宅します。Eさんと誕生日お祝いの外出をどこに行きたいか相談し、大日本印刷か凸版印刷に決定しました。凸版印刷は、展示品も多くイベントコーナーもあって二人で相談の結果、凸版印刷確定です。そんな訳で当日、10時からのんびり家を出てタクシーで飯田橋にある凸版印刷に向かい、館内は広くて展示物も多く、世界の本展覧会など昔のタイプライターなど展示物がありました、Eさんデザイン関係のお仕事をしていたので鮮やかな目立つ色の物をじっくり観察して「これは、綺麗だな」と感心している様子です。映画もあったので見てみると印刷の歴史という映画でちょっと難しい映画で20分くらい観てEさんが他に行こうとのことで切り上げています。どうやら映画はお気に召さなかった様子です。
その後に、その日は土曜日でつくるコーナーという実際に印刷物を自分で作成できるイベントがあったので参加してきました。説明してくれる職員の方がいてポストカードを作成するというものでした。まず、型紙を5枚ほど選び、好きな文字を入力できるとの事で文字を考え、文字盤を印刷機にいれて型紙に押していくという物でした、最初に説明を受けて、あれ自分は、覚えきれなくてできる気がしなかったのですが、さすがEさんご自分で好きな色やデザインの型紙を選び文字盤を並べる作業が結構細かい作業で大変かなと思っていると、難なくほとんど一人で組み立てていました。さすがです。組み立てたものを印刷機にセットし、がっちゃんこ。さすがEさん、ご自分で作成し出来た物をみてご満悦の様子です。作成時は、終始集中しており楽しんでいただけた様子です。今まで長い間、仕事を頑張り、日本を支えてきた人です。これからは、好きなことをしたり、見つけたりして楽しく笑顔で生活して下さいね。Eさんいつも元気で楽しくいてくれてありがとうございます。これからもよろしくです。

09:02 | Posted by kimisanchi

【早いわね】  のんびり家3F 新宮

2019年03月08日 | のんびり家::のんびり家 3F

2019年がはじまりました。2月4日から本当の新たな年の始まりでもありますが、それにしても1年があっという間だったなと感じます。
先日、新聞社の方が夜間の様子を取材しに来られました。
それを聞いて、只々緊張したので「すいません。私は慣れていないし、聞かれたことに対し理解できないし、上手く答えることができないかもしれません。」と、ガチガチに保険をかけました。写真を撮らせて下さいと話されたので、この後いつか撮られるので頭の中に更なる緊張する思いだけがずっと残ると考え「今から5分以内に終わらせてください。」と伝えました。なので気が落ち着きました。
22時頃だったでしょうか。寝静まったとき、夜はこのような感じなのか聞かれたので、「何がおこるかはわかりません。」と答えた間もなくです。数秒でしたが震度3の揺れがありました。と同時に「ああ何だ何だ揺れてる。」と声が聞こえました。揺れの中、Kさんが立ち上がろうとされていたので、収まるまで一緒に座っていました。
今回の夜勤では、普段無意識でいたことなど含め、一つ一つ振り返りをしました。夜勤明けのぼんやりした頭で自分の事があまりわかっていないなと感じました。

13:51 | Posted by kimisanchi

【元大工のAさん】  のんびり家3F 松山

2019年02月15日 | のんびり家::のんびり家 3F

早いもので、2019年が始まってしまいました。
2017年の終わりから、のんびり家3階には3名の新たな入居者様が入居されました。
まずは、目鼻立ちのはっきりされた美人で品の良くて優しいQさん。
次に自立度が一番高く散歩が好きな大工さんをしていらっしゃったAさん。
そして、90歳というご高齢にも関わらず、ご自分の足で移動ができ、嬉しそうに息子さんや娘さんのお話をしてくださるUさん。おかげでとてもにぎやかになりました。
皆さま、程度の差はありますが、入居されてしばらくは、帰宅欲求が高く、落ち着くまでに時間が多少かかります。
状況を受け入れるまでの葛藤があるのだと思います。
でも、時間の経過とともに、3名とも、落ち着いて過ごされるようになっていただけたようで安堵しています。
今回はその中でも、元大工のAさんとの一コマをご紹介させていただきます。Aさんは自立度が高く、頻繁に外出を繰りし、たまに道に迷って帰って来られなくなってしまうことがあります。そして先日、私も初めてのお迎えに行かせていただきました。本人同意の上で携帯電話を持参してもらっているので、GPS検索で近くまで行き、電話をかけて位置を特定、その場で待っていてくださるようにお願いすることで、迷うことなくスムーズに会うことが出来たのです。そして2人で茗荷谷から30分ほど歩いて帰ってきました。そんなAさんは、歩きながら「面倒かけてすまない。」「仕事もしないで、毎日ぶらぶらして、他人様の世話になって、親が生きていたら怒られる。」「自分はここに入れて運が良かった。」という言葉をずっと繰り返していらっしゃいました。私は真面目な人なんだなと、Aさんの人柄を感じながらも、最初は管理されるのが嫌で、みんなを手こずらせていたAさんが、今ではすっかりのんびり家を頼って受け入れてくださっているのだと実感しました。のんびり家のスタッフって素晴らしい!!(私は週一の夜勤パートなので客観的にそう感じました。)

08:39 | Posted by kimisanchi

【18年間にありがとう】  のんびり家3F 吉田

2019年01月22日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の夏は過去最高の記録づくしでした。
皆さんはどんな夏を過ごされたでしょうか。
のんびり家3階の夏はいつもと同じ方のいない初めての夏を過ごし、そして秋を迎え、年を越しました。
開設から、そしてご入居から18年目の夏を迎える前に、Mさんは亡くなられました。
私の知っているMさんは、既に言葉を話すことは出来ず、視力も失われ、口から食べものを摂ることも出来ない状態ではありましたが、3年間多くのことを教えてもらいました。
グループホームに入居される方は、ある程度の自立度を維持されているかたが大半です。
職員はそういう方の自立を日々支援しているわけですが、そうなると必然的に、寝たきりのような方々への介助の技術を習得して行く機会は少なくなります。
しかし多くのグループホームは5年、10年、15年と開設から期間が経過し、ともなって入居者さんの能力も低下、自立を支援しているだけでは能力に応じた支援をしているとは言えない状況になってしまいます。
そんな中で、Mさんは多くの技術を教えてくれました。
どのようなことが必要で、必要な事が行われないとどのようなことになるか、本当にたくさんのことを教わりました。
本当にありがとうございました。
教えてもらったことを活かし、今後関わる入居者さんに、Mさんに出来なかったぶんも恩返しして行きたいと思います。
最後に、3年の間にあった思い出を一つ紹介させて頂きます。
それは鴨川シーワールドへの宿泊旅行です。
Mさんは通常のバスでの移動が難しったため、社会福祉協議会から介護車両をレンタルし、他の入居者さんのバスとは別に、私が運転手を務めて現地へ向かいました。
旦那さんも同行してくださり、車内ではMさんの昔の話しをたくさん聞かせてくれたのですが、そのうちの一つは入居される前の訪問ヘルパーさんとのやり取りを録音したものでした。
その内容が、旦那さんがいつも知らない間にパチンコに行ってしまう、いないと思うとパチンコ屋さんにいるというような愚痴を繰り返しヘルパーさんに話しているというものでした。
初めて聞いたMさんの肉声がそんな内容だったので、旦那さんと一緒に車内で大笑いしたのを覚えています。
ファイル 413-1.jpeg
その日の夜は旦那さんと二人部屋で一緒に休んでいただいたのですが、まさか
また一緒に寝ることが出来ると思わなかったと、とても喜んでくださいました。
写真は道中で休憩した海ほたるSAでの記念写真です。
Mさん、どうもありがとうございました。
同じように今後も入居者さんと思い出を作っていけるように、頑張っていきたいと思います。

13:32 | Posted by kimisanchi