log

【信じる力】  お寺のよこ 倉澤

2020年05月06日 | お寺のよこ

「寝床につくときに翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福だ」スイスの思想家カール・ヒルティの言葉です。明日目覚めることが出来たらそれだけで楽しい。それだけで十分。それだけで有難いと思えることは、どんなことにも可能性があると信じる力があるからではないでしょうか。先日居間のソファに座っていらしたTさんが、まついだの車が迎えに来るんだよ。と言いながら玄関の方へ向かいご自身の靴を履いて扉を開けようとしておられました。残念ながらお迎えの車が来ることはありませんでした。Tさんは日中に限らず夜間帯も2階の居室と居間を行ったり来たりされることもあり認識力の低下が顕著に見られるようになりました。ある日の午後、私に一生懸命やってるね。ここに座りなさい。こうやって目を瞑るといいよと教えてくれました。Tさんの言われた通りにソファに座り目を閉じると心が落ち着きました。
そうかぁ~Tさんはこのソファに座ることで(最近は横になられることが多くなりました。)一瞬でも安心感を得ることが出来るのかなと実感しました。そして、いつの日か生まれ故郷の松井
田町(群馬県)に帰ることが出来ると信じてお迎えの車を待っているTさんの思いを大切に過ごしたいと思いました。

10:24 | Posted by kimisanchi

【ありがとう、という言葉】  お寺のよこ 佐藤

2020年04月07日 | お寺のよこ

お寺のよこで働くようになり6年目になります。
入った時からいつも感じていた事ですが、入居者の皆さんはありがとうという言葉を良く使うのではないでしょうか。

Kさんは最近「オーライ」と言う言葉を多く口にします。居室で過ごすことが多く居間に聞こえるような大きい声でオーライと仰り、居室で暫く会話した後で「行かないで」や「サンキュー」と言って下さります。
Nさんは食器拭きを手伝って下さることが多く、台所で食器の片付けをしていると「お姉ちゃん、ありがとう」と手を振って下さり、Uさんはトイレ使用後や飲み物を提供すると「お手数をおかけします。ありがとう」とお辞儀をされ、Iさんは夕食後20時前後に居室へ行かれる際に「お姉さん、今日もありがとう。おやすみなさい」と笑顔で挨拶し、Kさんは服薬の際に小皿を用意し服薬後に必ず「ありがとうございました」と小皿を片付け、Sさんは起床から就寝まで何度も「ありがとっ」と仰られ、Tさんは自分がここに居ていいのか不安の中で過ごされ確認することが多いのですが、ふとした時に「ありがとう」と自然に口から出て来る事があります。Nさんは、朝、コーヒーを飲まれる事が多く、コーヒーを作り会話しながら飲んでいただくと「美味しい、ありがとう」と心をこめて言って下さります。
お寺のよこの入居者の皆さんから優しく伝わる『ありがとう』と言う言葉を大事に、大切な時間を入居者さんと過ごしたいと思っています。

15:23 | Posted by kimisanchi

【2020年東京オリンピックが来た】  お寺のよこ 岡田

2020年03月13日 | お寺のよこ

今年は東京オリンピックが56年ぶりに開催される年です。前回の大会は私はまだ生まれてないのは言うまでもない事なのですが、7年前に東京と決まった時はまさかと思いました。自分が生きているうちに東京でオリンピックが見られるなんて夢にも思わなかったので、どんな事が起きるのだろうと7年前から楽しみにしていました。
ただ、唯一気に掛かるのはマラソンのする場所が何故か札幌になったと言うのはどう言う訳なのか理解出来ませんでした。東京で開催されるの北海道なんていくら同じ日本でもおかしいだろと言いたい気分でもありますし、ミニ札幌オリンピックって感じです。
何はともあれ、今年は東京オリンピックがまたやって来る年なので、東京は大賑わいになるでしょう。興味のある人無い人でも盛り上がる事間違い無しでしょう。

14:59 | Posted by kimisanchi

【年の初めに】  お寺のよこ 光岡

2020年02月24日 | お寺のよこ

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今年の元日は夜勤明けで、新年の幕開けをお寺のよこで過ごすこととなりました。
午前0時を過ぎると近くのお寺から除夜の鐘の音が聞こえて来て、夜勤業務を行いながら、入居者さんや自分達スタッフにとって素敵な1年になれば良いなと感慨を新たにしておりました。
例年お寺のよこでは大晦日に入居者さんとスタッフがおせち料理を作って正月に備えています。普段の生活では皆さん起床される時間がバラバラなので、朝食を食べる時間も異なるのですが、元日は1年の始まりということもあり、皆さんが居間に揃ってから新年の挨拶を行い(僭越ながら私から挨拶をさせて頂きました)、皆さんでおせち料理を食べました(お身体の状態から居間に出て来られない方が1名いらっしゃったことは残念でした)。
思い返してみれば昨年末からクリスマス、大掃除、正月準備、餅つき、おせち料理の準備、年越し蕎麦等、入居者さんとスタッフが共同で師走から年明けに向けての準備やイベントを行って来ました。それらを通して旧年が過ぎ新年を迎えるという、入居者の皆さんにとってこれまでの生活の中で大切にされてきたことが、今年もまた当たり前のように(自分事のように)実感され、行われたのであればこれに勝る喜びはありません。
私は今年でお寺のよこに入職して15年となります。入居者の皆さんと一緒におせち料理を食べながら、ようやく自分も末席ながらお寺のよこの一員として認められたような気持ちとなりました。入居者の皆さんにとって清々しい正月になれば良いなと願い帰途につきました。
冒頭にも書きましたが、今年が皆さんにとって良き1年となりますように。私も皆さんとともに歩みながら素敵だなと思える瞬間と沢山出会えるような1年にしたいと思っています。

09:10 | Posted by kimisanchi

【人の気持ちや心・生き方】  お寺のよこ 伊藤

2020年01月10日 | お寺のよこ

今回は少し自分のことを書いてみようかと思います。
今、季節は秋で街には銀杏並木が並びハラハラと黄色い落ち葉が舞っています。以前はそんな景色を綺麗だと思いながら歩いていました。
桜並木や桜吹雪、新緑、雪景色。四季を愛おしく想い、楽しめていたはずなのに。今の私はどれも物悲しい気持ちになってしまうのです。

「人は日々、何のために生きているのか」そんな疑問を抱いています。
「お寺のよこ」は仕事場といってもオフィスではないのでデスクワークや営業職とは違い、仕事という認識はもちろんありながらも、ご入居者皆さんと日々を共にし暮らし、ほんのちょっと支援をさせていただいているという感じでいます。
入居者さんとの会話や生活は大変ながらも毎日楽しく、いろんな発見や勉強になることがあり自分を向上させてくださっていると思います。人生の先輩たちの話は今のこんな私の助けになっています。また、「お寺のよこ」はスタッフにも恵まれ本当に皆さんが私のことを心から気遣ってくださいます。だからこそ働かせて頂けていると感謝するばかりです。
こんなに恵まれた環境の中で働けているのに、どうして私はいつも悲しい気持ちになってしまっているのか。自分でもわからないのです。
入居者の皆さんは私よりも大先輩でいろんな経験や思いをされてきていると思います。今の私の状況を話して相談してみたくなってしまうことがあります。

話は変わって、今年の秋も毎年恒例の一泊旅行に熱海温泉まで出かけることが出来ました。大浴場にカラオケ、和洋折衷のコース料理と海が見えること。皆さんに喜んでいただけていればと思っています。
誕生日企画でもそれぞれの入居者さんご希望の場所に出かけることが出来ています。私の担当のご入居者さんはご希望をお尋ねすると久しぶりに浅草へ行ってみたいということだったため、浅草にお出かけになられました。(私の体調不良で他のスタッフに同行をお願いすることになってしまいましたが。)仲見世通りは割りと空いていてゆっくりと散策が出来、浅草寺をお参りしてお線香の煙をいっぱい身体にかけ、昼食にはお寿司を召し上がって、人力車にも乗って楽しんでいらしたそうです。帰宅時には笑顔いっぱいで「楽しかったよ~」と言われ、私も本当に嬉しかったです。

この後、年末にはこれも毎年恒例の餅つき大会やお節作りが待っています。みんなで大掃除もしなくては。年が明けたら初詣にも毎年行っています。ご入居者の皆さん、スタッフの皆さんが元気に年が越せますように。
さあ、私はどんな気持ちで新年を迎えられますでしょうか。きっとこの皆さんと一緒なら、元の前向きで元気な私に戻れると信じて頑張ります。

17:47 | Posted by kimisanchi

【めぐり会えた奇跡】  お寺のよこ 倉澤

2019年12月18日 | お寺のよこ

喜びや楽しみは、人と分かち合った分だけ大きくなっていくと信じています。
笑顔がいいわね。自分にくっついているものだから。離れないからね。
自分を喜ばせることが大切ね。自分を励ますことも忘れずに。一緒にがんばりましょう。と、いつも私を元気づけてくださる女性のIさんは、来年の2月8日で90歳を迎えられます。独身時代に勤務先のボート部に所属し厳しい練習を重ねられた経験の持ち主です。お寺のよこでIさんと出会いたくさんのことを学び生きる力を与えていただきました。来年の東京オリンピックで運動が大好きなIさんと一緒に競技を観戦できることを今から楽しみにワクワクしております。

08:09 | Posted by kimisanchi

【秋の一泊旅行】  お寺のよこ 佐藤

2019年11月30日 | お寺のよこ

お寺のよこは今年で6年連続の一泊旅行を予定しています。
私は入社して5年なので2014年の箱根旅行に参加していませんが2015年 湯河原、2016年 箱根、2017年 熱海、2018年 箱根へ行き2019年も熱海のホテルを予約しました。
毎年、旅行に行くと決めてから色々なホテルに問い合わせをするとあまり良い返事をもらえなかったり(認知症状態の方々と同行と伝えるため)、お風呂に手すりがなかったりなど泊まるホテルを確保するのが一番大変です。
マイクロバスに関しては2014年から車椅子対応のバスを所有しているバス会社さんと良い出会いがあり一泊旅行、日帰り旅行ともお願いし毎年、安心してバスの旅をしています。
毎年、出発当日に「行きたくない」と仰る入居者さんがいて出発時間が少し遅れることもありますがホテルに着くまでバスの中で歌を歌ったり、車の数を数えたり、居眠りしたりして過ごされホテルに着くと、お土産売り場でお土産を選んで買い物をしてカラオケで沢山、歌を歌いお風呂に浸かり夕食をみんなで食べ就寝時間になるのですが、いつもと違う場所で不安なのか夜中に泣き出してしまう入居者さんもいらっしゃり普段、お寺のよこの生活では見られない一面を見ることが出来てとても良い時間を過ごすことが出来ています。
朝風呂に行く!と早起きされる入居者さんと朝風呂へ一緒に行き湯船で幸せそうな顔をしている姿を今でも思い出すことがあります。
行きも帰りも海老名サービスエリアでトイレ休憩をするのですが女性の入居者さんがトイレの鍵をかけて開け方が分からないと出れなくなるハプニングもあったりと、毎年、沢山の笑顔と喜ぶ顔が見れて本当に良い時間を過ごすことが出来て入居者さんと職員の皆さんに感謝しています。

08:04 | Posted by kimisanchi

【時が経つと言うのは】  お寺のよこ 岡田

2019年10月31日 | お寺のよこ

私がお寺のよこに入職して6年が経ちました。この6年間の間にお寺のよこ内でも入居者様や職員の移り変わりが何回あった事か数えた事もありません。特に新しい入居者様のケアや前からいる入居者様の身体の様子が変わる事もありましたので、そうなると新しいケアを覚えなければならない事も経験しているのでこの先どうなるのだろうと不安と期待でいっぱいになります。ただ、介護の仕事をしているとなるとこう言った事は必ず経験するので、これも運命なのだと実感しました。
それから時が経つと言うのは時代でも感じます。特に2019年は元号が平成から令和に変わったのでこれも一番大きな時代の移り変わりと言えるでしょう。昭和から平成に変わった頃、私は正直なところ記憶に無いので今回の元号が変わる瞬間を直に感じて、これも時代が変わったのだなと思いました。
果たして令和は何年続くのやらと思う次第です。

08:45 | Posted by kimisanchi

【選択】  お寺のよこ 光岡

2019年09月30日 | お寺のよこ

少し古い話となりますが、5月に入居者のUさんと上野国立博物館の「東寺展」に出掛けて来ました。展覧会の広告が新聞に掲載されており、Uさんが「これ行ってみてえんだよなあ」と仰ったことがきっかけでした。
当日は、お昼前にお寺のよこを出発する予定でしたので、Uさんに「お昼何食べます?」とお伺いをたてたところ、ひとしきり考えられた後に「藪そばって知ってる?上野にあったと思うんだよなあ」と。ネットで調べたところ上野駅周辺に「上野藪そば」を見つけました。ご本人にそのことを伝えて昼食はそこで食べることに決定しました。
順番としては上野藪そばで昼食→展覧会の流れにしようと話していたのですが、上野藪そばに到着すると店前には長蛇の列。蕎麦屋なので回転率は良いかと思い「どうしますか」と尋ねたところ「別に昼飯は遅くなっても構わねえよ。博物館行った後だったら丁度空いてんじゃねえか」とのこと。タクシーに乗るのも微妙な距離でしたので、上野公園を横切って国立博物館まで散策することにしました。
当日は日曜日ということもあり博物館は結構な賑わいを見せていました。Uさんも始めは緊張気味のご様子でしたが、途中館内のショップで東寺に関する書籍や展覧会の図録をご覧になってからは集中力が一気に増されたご様子。特に図録は何度も見返されていたので「この内容でこの値段だったら良いですよね」と話し掛けると、「あんた買う?買うんだったら一緒に買うか」と仰りご購入。購入後はずっと大切そうに抱えてらっしゃいました。
結局博物館は特別展(東寺)のみならず常設展もしっかりとご覧になられ博物館を出たのが15時前。その後藪そばまで移動しました。Uさんが仰ったとおり、この時間では並ぶこともなくスムーズに店内へ。ご本人は、なめこおろし蕎麦を召し上がり「旨いねえ」「酒でも少し飲みたいねえ」と上機嫌。蕎麦湯が入った容れ物もお気に召したご様子で「これは全部銅で出来てるのかい。洒落てるねえ。持って帰りてえぐらいだ」と。その後はご機嫌なご様子でお寺のよこに帰宅されました。
あれから3ヶ月。私の顔を見ては何度も「今日時間あるかい。また上野行って展覧会でも見た後に蕎麦でも食いに行こうじゃないか」と仰います。行きたいですねえ。でも今は暑い盛りです。涼しくなったら是非お供させて下さい。

09:27 | Posted by kimisanchi

【お寺のよこでの人間関係】  お寺のよこ 伊藤

2019年08月16日 | お寺のよこ

お寺のよこでは9名の方がお暮らしになっていらっしゃいます。9人いらっしゃると皆それぞれ個性が違います。皆さん、各自の個性を出しながら暮らしていらっしゃいます。個性豊かな方ばかりです。遠慮などせずに個性を発揮される、そのご様子を見られることが私たちスタッフには嬉しい限りです。
新しくご入居されたKさんは、他のご入居者の方々やスタッフに遠慮があり、まだ本当の姿を見せていらっしゃらない様な気がしています。早く馴染まれてもっと本心を伝えていただきたいですし、わがままになっていただきたいなと思っています。
皆さんの日々のご様子や会話などから、ご入居者さん各自の仕事をしていらした時、主婦として活躍されていた時、10年前、20年前、学生時代や幼少期のことを想像したりします。「ちゃきちゃきと家事をこなしていらっしゃったのかな」「きっとご家族を大切にされていたのでしょうね」「若いときから優しい穏やかな方だったのだろうな」「しっかり者でまわりの皆に頼りにされていたのだろうな」などなど。
人生の先輩であるご入居者皆さんの生活ぶりは本当に尊敬に値することばかりです。難しい事があってもなんとかして自分の力でやろうとする気持ち、誰かに迷惑をかけたくないという気持ちがいつも感じられます。
私自身が最近体調を崩し、しばらく休職させていただいて、現在は出勤日数や時間を短縮して勤務させていただいています。一緒に働く他のスタッフ皆さんのご協力がなくては働くことが出来ていません。私が短縮している分が他スタッフへ負担になっています。それでも皆さんは疲れた表情や言葉を私に見せることなく気遣ってくださっています。
そんな私の状況を知ってか知らずか入居者の皆さんもいっぱい助けてくださいます。「お姉ちゃん、持ってあげるよ」「手伝いましょうか」「なんでも言ってね」「おい、大丈夫か」等、皆さんがいつも私を見ていて気にかけてくださっています。
本当に幸せなことです。
「お寺のよこ」で暮らす私たち。入居者の皆さんとスタッフ。家族とも友達とも違うけれど、かけ
がえのない間柄です。全員で毎日を生きている、そんな気がしています。

07:38 | Posted by kimisanchi

【会話】  お寺のよこ 元谷

2019年07月27日 | お寺のよこ

グループホームで働くにあたって、入居者様とかかわるうちに、人と人の間にある絆というものを強く感じる一方で、その裏側に孤独を抱えているということを意識する機会もまた増えてきました。
昼間 普段は明るくほかの入居者様とよくお話されながら、過ごされているDさんも、深夜、ほかの方が寝静まると
一人、居間に出て「孤独は怖いねえ」としんみりとお話されることもあります。
「夜中、一人で寝て横になっていると、どうにもやりきれない気持ちがこみ上げてくる。 年をとるとあんたもそのうちわかるよ」
と、昼間は見せない表情で仰います。
毎回、これを聞くと、僕自身もなんて答えたらよいのか、悩みながらも話をするのですが、話すうちに昼間のような表情に戻って、また居室でお休みになられるところをみますと、話を聞くことでどうやら気持ちも落ち着くご様子です。
「孤独は怖いねえ」と問いかけられたときに自身の生活を振り返り、友人や家族と会話をする機会が減ってきているなかで、同じ時間を過ごす大切さを改めて感じます。

17:01 | Posted by kimisanchi

【可能性を信じること】  お寺のよこ 倉澤

2019年06月15日 | お寺のよこ

お寺のよこで自立支援に携わり3年が経ちました。
他者や周りの環境との関係も作りながら自分のことが自分でできるって素晴らしいことだなぁと実感しております。同じ入居者さんでも日によって、時間によって、気分によって、天候によって、支援のアプローチが違い、同じ時間、同じ言葉かけをしても、声をかけた職員によって受け答えが全く違うこともあり、支援の壁にぶつかり悩むこともあります。そのような時、いつも適切なアドバイスをしてくれる光岡チーフの存在がありました。
その人の可能性を信じること、認識力を理解し、何が出来て出来ないかを知ること。
先回りは必要ない。忍耐強く見守ることで、はじめてその人らしく安心して暮らすことが出来ることを学びました。先日も、入居5年を迎えられたNさんが「幸せよ。この先1年も似たようなことやってると思うわ。」と微笑む姿にスタッフと協力しながら地道な努力を重ねてきて良かったなぁと思えた瞬間でした。これからも一人一人のわかる力を活かして混乱や失敗を防ぎ、自立して暮らすことが出来るように支援の引き出しを増やしていきたいと思います。

08:14 | Posted by kimisanchi

【夢で見た入居者さん】  お寺のよこ 佐藤

2019年05月28日 | お寺のよこ

夜勤明けで帰宅した際にウトウトしていた時に見た夢なのですが
お寺のスタッフと入居者さんで晴れた日に遊園地とゲームセンターのようなところへ出掛けており個々に色々なところで遊び食事休憩の時間になり(ここから皆さんが20歳以上若返ります。)Uさんは髪が黒々としていてしっかりと歩行され「SさんとTさんで仲良くトイレに行くって言って行ったぞ」と。Iさんも白髪染めをおしゃれにして若々しい洋服を着ておられ「Nさんとあちこち見て回ったけど今、Nさんもトイレに行ってるわ」と笑顔で仰り、Kさんもスラックスとシャツ姿で言葉はありませんでしたが優しく皆さんを見守っている様子がありました。そこで私自身が目覚めてしまい続きを見れていませんが職員も今より少し若かったように思います。トイレに行っているSさん、Tさん、Nさんの若いお姿も見たかったですし登場なしのKさん、Nさんの若いお姿もどんなだったんだろうと想像してしまいました。
髪型やお好きな洋服の色、柄など好みや、好きな食べ物など、見たもの、乗ったものにどんなふうに感動されるのだろうとか。
ほんの数分、見た夢でしたが想像するだけで楽しくて幸せな気持ちになりました。

16:46 | Posted by kimisanchi

【追い風の時こそ気をつけよう】  お寺のよこ 岡田

2019年05月06日 | お寺のよこ

私がお寺のよこに入職して去年で丁度5年経ちました。8月が来れば6年になり、介護の仕事自体は4月でもう13年になります。今のところ順調な形になっていますが、いつ駄目になるか分からないので用心しながらやっていかないといけないと感じています。
近頃、介護の現場では虐待や事故に関してのニュースが流れているので、同じ立場の人としてイメージが悪くなると戦々恐々としているので、そう考えるとこれは自分や同じ職場の仲間にも振りかかってもおかしくないと言えると思います。特に虐待に関しては自覚が無いと言われているので、より一層心掛けて取り組んで仕事をしようと感じています。
介護の仕事に限らず、一瞬の気の緩みが人生を台無しにしてしまいます。
特に、ここ最近の芸能界では大変な事になっています。誰とは言いませんが麻薬所持・暴力沙汰・過去のDV等と様々な問題が浮上しているので、こう言った事は関係者や世間の人は本当にショックを隠しきれません。社会復帰をして、またスターダムに返り咲いた人もいますが、そこまでの道のりは決して平坦では無いと思いますし、そのまま業界から身を引く人もいるので、やはりどんな事でも気の緩みには注意しなければなりません。

08:22 | Posted by kimisanchi

【想いを叶えること】  お寺のよこ 光岡

2019年04月05日 | お寺のよこ

「ねえ。銭湯に行けるようにしてよ」
私が入居者さんと昼食の買い物から帰って来ると、Kさんがそのように私に話し掛けてきました。何のことかと思ったら、Kさんが、「お寺のよこの近くの銭湯に行ってみたい」とスタッフの一人に話したら、銭湯に行く時は紙製のパンツを穿くか、もしくはパッドを着けた方が良いのではと提案されたとのこと。
Kさんは、ご入居されて1年半以上が経過しますが、ご入居当初は紙製のパンツを穿かれていました。ずっとそれで過ごされていたのですが、ご本人が思うところがあり「紙のパンツは嫌だ。これからは普通のパンツがいい」と仰り、1ヶ月程前からトランクスに変更されていました。時折間に合わないこともある為、スタッフは銭湯に行くのであれば万が一のことを考慮して紙製のパンツを穿いた方が良いのではとKさんに伝えたとのことでした(数日前にそのスタッフからKさんが銭湯に行きたいと希望されていると報告を受けた時、私も、銭湯に行くのであれば紙製のパンツを穿いた方が良いとスタッフにアドバイスをしていました)。
「紙のパンツではなく、今自分が穿いているパンツで銭湯に行けるようにしてよ」ということが、冒頭に記したKさんの想いなのでした。
私もKさんとその場で話し合い、間に合わないことがまま見られることから、銭湯へは紙製のパンツを穿いていった方が安心であると伝えましたが、Kさんは「大丈夫だよ。失敗なんてしないよ」と仰り頑として首を縦に振りません。それではと私から妥協案として、「明日の午後に銭湯に行きましょう。それまでに失敗することが無ければトランクスで行く、失敗をしてしまったら紙製のパンツで行くというのはどうですか」と提案をしました。すると、この案にKさんは乗って下さいました。「僕頑張るから」という言葉とともに。
翌日、Kさんは先述したスタッフとともにトランクスを穿いて銭湯に行くことが出来ました。銭湯ではゆっくりとお湯に浸かっておられたとのことで、ご自分が希望したスタイルで銭湯に行くことが出来たことで、とても満足されたのではないでしょうか。
私たちの仕事の楽しさ、嬉しさの一端はここにあると思います。入居者さんが明確な希望を仰る。それを叶えるには困難もつきまとうが、入居者さんの力を信じて掛けてみる。その思いに入居者さんが応えて下さりご自分の希望を叶えていく。
スタッフが入居者さんの想いを実現すべく、その可能性を信じるサポートが出来た時に、自分
の仕事への喜びや、人を支えるということの意味が感じられるのだと思います。
Kさん、今回は多くのことを学ばせて頂きました。有難うございました。
スタッフの元谷さん。粘り強く頑張りましたね。これからもよろしく。

09:01 | Posted by kimisanchi