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【ご報告と感謝】 のんびり家3F 福田

2013年12月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

突然のお知らせとなりますが、この11月でのんびり家3階の管理者を交代する事になりました。
というものの、この交代については以前から決まっていた事なのですが、管理者になるには様々な要件があり、研修を受ける必要があって、のんびり家で働いて3年が経過した永辻がその要件を満たし、私の後任を引き受けることとなりました。
交代とは言うものの、オープンから13年関わっているのんびり家を離れるのは退職するかのような気持ちになっています。
のんびり家に来た頃はまだ23歳だったのに気付けばアラフォーと呼ばれるお年頃となってしまいました。
最初は管理者という責任のある仕事は私には出来るのか、林田代表はこんないい加減で何も考えていない私に任せるなんて大丈夫なのか?と不安だらけでした。
その頃の私といえば、苦手な人は嫌い、苦手な人とは口を利かない、口を開けば自分の事は棚に上げ人の悪口ばかり等、人と関わる事がとても面倒臭く感じていました。しかも、自己主張はするのに、いざ人に伝えようとすると何が言いたいのか分からずしどろもどろ、悔しいとすぐに泣く…といった具合に自分に甘く生きていました。
そして、そんな私が管理者としてのスタートを切ると、いかに今まで自分がいい加減で、自分に甘いかがこれでもか、というくらい経験させていただく事が出来ました。ここまで来るには林田代表の前で涙が枯れるくらい泣きました。以前にも書きましたが最近では強くなったので泣かなくなりました。次に代表の前で泣く時はお嫁に行く報告をする時でしょうか…。
13年間、様々な経験をさせていただいたことにより自分自身も「変わったな」と感じる事が出来るくらい大きく成長させていただきました。同じ志を持つ仲間と研修に参加したり、時には大人数の前で講義を行ない「人に伝える事とは」を経験させて頂いたり、スタッフをとどう育成していくかを学んだり、入居者さんの支援を通して今の私がいる為の多くのことを学び、経験させていただきました。
本当に至らない所だらけで、未だにスタッフの皆さんにフォローして頂く事も多い管理者でしたが、のんびり家のスタッフ、入居者さん、ご家族の皆さん、法人内スタッフ、仲間になった皆さん…本当に多くの人に支えていただきました。有難うございました。

あれ?
何だか辞めてしまうような内容になってしまいましたが、辞めずに法人内で働きます。また、どこかで皆様にお会いできる機会を楽しみにしております。
12月からは永辻が管理者となります。今後とものんびり家を宜しくお願い致します。

08:25 | Posted by admin

【「豊かな老い」を考える】 のんびり家3F 竹田

2013年11月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

読書の秋という訳ではないが、日野原重明先生の各地での講演内容をまとめた著書を読んだ。「豊かな老いを生きる」とはどういう生き方なのだろう。自分の母親の入院をきっかけに病気・老後・死などを身近なこととして考えるようになった。
最初のページに「中年から始まる第二の人生」の見出しがあり、『55歳が中年、人生の午後が始まる』という。55歳、私の年齢。織田信長の時代は人生50年。いまは平均寿命が延び80年生きる。80歳まで生きるとしてもあと25年が残された人生の午後というわけだ。日中を午前・午後に分けると、早起きの方もあるだろうが、午後の時間帯の方がはるかに長い。55歳からの人生の午後は時間的には割りに合わない計算になるが、生き方においては「豊かさを実感できる」なら、「世間に存在価値を認めてもらえる人生」であったら、「死の直前まで自分の人生が良かったと誇れる」のであれば、人生の午後をまっとうして生きた証になるのではないかと思う。
私は人生の午後の節目で今の職を得て、のんびり家のご利用者のみなさん、そのご家族の方、スタッフの皆さんとこうして第二の人生を歩みはじめた。ご利用者のみなさんは、喜寿・傘寿・米寿・卒寿を迎えられる方まで、その人生の午後を生きておられる。
ご利用者のみなさんに「自分の人生が本当に良かった」と言っていただけるような生活の支え、命と尊厳を見守りながら支援できるよう、日々努力していきたいと思う。
私自身の人生の午後を豊かにしてくれるであろうご利用者のみなさんに感謝しつつ・・

08:30 | Posted by admin

【私の夏休み】 のんびり家3F 竹田

2013年11月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

9月中旬、宮城県女川町を訪ねた。
3.11震災前には女川の豊かな海で趣味のダイビングを楽しませてもらった。震災後、のんびり家に就職する前には宮城県石巻や女川にも震災ボランティアとして数回足を運んできた。しかし、女川の海に潜ることへのためらいがあった。あの海が人々の命と財産、町、文化、歴史をものみ込んでしまったのだ。―――という思いがこころを閉ざしていてダイビングをする気になどなれなかった。
仙台でお世話になっているダイビングショップの方からは震災後すぐに潜水士として雇われて作業に従事しているという情報を得ていた。また、何度か一緒に潜った方の中には家が流されたという被害も聞いた。
潜水士の仕事は遺体捜索や引揚げもあることだろうと察しがついた。3月まだ寒いなかで過酷な仕事だ。
時が経って海底の清掃になり、浜の清掃になり、今は海洋調査が主な仕事だという。魚介類の分布を調べたり、護岸の状況を調べたりするようだ。
そしてダイビング施設も再開し始め、「一緒に海に潜りませんか? 以前と変わらぬ海が迎えてくれますよ」とお誘いのメールが何回となく入ってきた。この夏そんな誘いに背中を押されるように女川を訪ねたのだ。1泊2日4回のダイビングは楽しい時間となった。あの海への恐怖、複雑な思いを全て打ち消すように安らぎの時間、いやしの時間を私たちに与えてくれた。
自然のとてつもない大きな力で起きた災害は、またその大きな力でゆっくりとゆっくりと元の海へと再生しているのだった。かったと誇れる」のであれば、人生の午後をまっとうして生きた証になるのではないかと思う。
私は人生の午後の節目で今の職を得て、のんびり家のご利用者のみなさん、そのご家族の方、スタッフの皆さんとこうして第二の人生を歩みはじめた。ご利用者のみなさんは、喜寿・傘寿・米寿・卒寿を迎えられる方まで、その人生の午後を生きておられる。
ご利用者のみなさんに「自分の人生が本当に良かった」と言っていただけるような生活の支え、命と尊厳を見守りながら支援できるよう、日々努力していきたいと思う。
私自身の人生の午後を豊かにしてくれるであろうご利用者のみなさんに感謝しつつ・・

08:27 | Posted by admin

【貴重な経験】 のんびり家3F 君塚

2013年10月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の夏は例年以上に暑く、また雷雨なども激しかったことから外出する機会が少なくなってしまいましたが、幸いのんびり家では入居者さん、スタッフとも大きな事故はなく無事乗り切ることができました。
季節の変わり目では大雨や竜巻などの恐れがあるため、今後も気を緩めることなく入居者さんの体調管理はもとより天候の変化や自然災害等にも十分注意を払いながら自立支援を行なっていきたいと思います。
さて、今回は入居者さんのお一人であるKさんのことについて書きたいと思います。Kさんは活動的で声が大きく、とてもエネルギッシュな男性です。
天気が良い日にはベランダに出ていることが多く、布団干しや植木の水遣りなどをされています。入居されて間もない頃は仕事のことを心配されたり、以前住んでいた家のことを気にされたりして比較的遠距離の外出が多かったのですが、最近はのんびり家での生活に馴染まれて少しずつ落ち着きを取り戻しながらKさんらしい生き方を見つけられているという印象を受けます。
Kさんは体力もあり日常生活においてもかなり自立されている方なのですが、Kさんに対して私自身が未だに解決できていない課題があります。
Kさんは普段は明るくおちゃらけていることが多いのですが、根は真面目で仕事熱心な方です。そのため夕方になると「今日は一日何しとっただあ?」とか「なんでこんな所(のんびり家)にいるだあ?」とよく自問をされていることがあります。また夜間に多いのですが、自分が次に行動しようとした内容を忘れて「おかしいなあ、わけ分かんなくなっちゃったよ。」などと言いながら苦悶されているのです。
このような姿を目にするたびに何とかしてあげたいとは思うのですが、今のところスタッフが話し掛けて一時的に気をそらしてあげるような支援しかできていないのが現状です。
Kさんのように認知症の症状がそれほど進行していない状態の方は自分の考えを覚えている時と忘れている時が交互に来るような感覚だと思うのですが、自分の中で何かがおかしいと感じながらそれが何だか分からない状態というのはとても苦しくつらいものだと思います。
このような状況を目の当たりにしながら自分の納得がいく支援の方法が見つからず、私はそれまでには感じることがなかった自分の無力さや支援の限界のような「壁」を経験することになりました。
私自身がまだ解決できていない課題とはこの「壁」を乗り越えることですが、このような貴重な課題を与えてくれたKさんに感謝し、少しでも解決の糸口が見つけられるよう意識しながら業務に取り組んでいきたいと思います。

08:16 | Posted by admin

【真夏日】 のんびり家3F 永辻

2013年09月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

例年より2週間ほど早く梅雨が明けて、明けた途端に30℃を越える真夏日が続いていますが、正直に言うと体が参りました。こんなに早く梅雨が明けるとは思っていなく、夏を受け入れる準備も全くしていなく、急に来られたので驚きました。
ところが数日真夏日が続くと、今度は梅雨が戻ったかのように雨や曇りの日が続いて、本当に梅雨明けしたのかなと思う日が続きました。この気温差に体がついて行けなくなりそうな日もあり、改めて体調管理は自分で管理しないといけないと思いました。8月に入るとまた30℃を越える真夏日が続いていますが、夏にも暑さにも熱中症にも負けずにこの夏を乗り越えようと思います。

08:16 | Posted by admin

【13回目の夏】 のんびり家3F 福田

2013年08月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

「何で福田さんは13年ものんびり家で働いているの?」
「良く続くよね~」
「大変でしょ~」
仕事に関する話をすると返ってくる返答ベスト3です。
おかげさまでのんびり家で13回目の夏を迎える事が出来ました。ここまで続ける事が出来たのはのんびり家での沢山の出会いがあったから、と思っております。
13年の間には本当に色々な事がありました。その中で13回ものんびり家で夏を迎える事が出来た出来事が2つあります。ひとつは今から約10年前、入居者さんの要介護度数が最も高い時期があった時です。
当時はスタッフが入居者さんに代わってスタッフが生活全般を支える事が殆どでした。やることが多い大変さも正直あったのですが、一番悩んでいたのが入居者さん主体での生活が送ることが出来ないもどかしさでいっぱいでした。
その情けない気持ちを自分の技量不足、未熟さに気づかず「この状況を改善できない会社がいけないんだ!」とまで思ってしまいました。それが、後にどれだけ無責任な考えであり、入居者さんに対して失礼であったかはその時に生活をされていた入居者の皆様から教えて頂いたのは言うまでもありません。
もうひとつは、代表からとことん質問攻めにあった事です。この質問攻めで知恵熱が出たり、悔しくて多くの涙を流しました。今はそう簡単には泣かなくなってしまいましたが…それだけ強くなったのでしょうか(笑)
質問攻めにあった理由は入居者さんに対する声かけが無駄に多かったり、思いつきだったり、入居者さんに対する支援について質問された時に答えられない…と言った事が理由でした。資格を持つ専門職としては失格です。
食事や買い物に行くと店員さんは私たちの質問に答える事が出来るのに、私はこれが出来なかった時、自分はプロと言う自覚がなかったのでしょう。
現在のんびり家3階では、生活を支えて行く上でどうするべきかと言う声がケース会議等で上がってきます。人の生活を支えているのですから正解が一つでないので、様々な考え、多くの意見がでます。様々な考えは入居者さんの支援の幅を広げます。それが、この仕事の面白さであったり、自分自身が成長するきっかけにもなるのではないか、と思っております。
考えること、入居者さんと向き合うという当然の事をおざなりにしない様、これからも入居者さんとの生活を楽しみながら支えさせていただきたいと思います。

08:18 | Posted by admin

【皆さんこんにちは。】 のんびり家3F 柿沼

2013年07月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

どっこいしょ初登場の柿沼です。
4月からのんびり家3階で仕事をはじめ、早くも3ヶ月経ちました。
私は病院での介護職やヘルパーの仕事はした事があるのですが、グループホームは初めての勤務になります。
その為、毎日がとても新鮮でものすごく勉強になります。
のんびり家の皆さんは、入居者さんもスタッフも明るくてとても素敵です。
さりげない支援の仕方とか、声掛けとか、いつになったら私もできるの?って感じですが頑張りたいと思います。
話は変わって、私は東北の生まれなので暑い夏が苦手です。特に蒸し暑いのが駄目です。
先日テレビを見ていたら、むかし家のお婆ちゃんが夏になると良く着ていた「ホームウエア」なるものが写っていました。ゆかたの短いような感じで、ワンピースなのですがまだ売っているとは驚きでした。おかげで、大きなたらいで弟が行水した事、縁側ですいかを沢山食べてお腹を壊した事等が昨日の事のように思い出されました。
苦手な夏だけど、入居者さんと一緒に楽しい事ができたらな~と考えています。
これからもどうぞ宜しくおねがいします。

05:18 | Posted by admin

【ダンス】 のんびり家3F 渡辺

2013年06月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

前回のどっこいしょから半年近く経ちました。私と入居者さんの不恰好なダンスは相変わらず続いています。
9?才のご淑女。外国育ちでおっとり優雅な雰囲気のYさん。100歳まで生きられた自身のお母さんが目標です。
小柄ながらも丈夫なYさんですが、腰を痛めてしまいました。
でも最近では、応診の先生にも腰は大丈夫よと答えられるぐらい良くなってきて、少しホッとしています。
一時はベッドに横になる時間が多くなってしまって、起きて貰うのが大変でした。
腰が痛いのよ、と言われてしまうとこちらも鬼ではありませんから、どうしようかな…と迷うのです。でも、出来る事はやって貰うのが、のんびり家の精神ですから、本人の様子を見ながら声かけをします。

Yさん、そろそろ起きませんか?
「起きます、起きます!」
暫くして、
Yさん、さあ、起きましょう!
「起きます、起きます!」
また少しして、
Yさん~!
「起きます、起きます!」
これが2時間ぐらい続く時もありました。
ある時、何度も繰り返される言葉に業を煮やした私は
「もう聞きあきました!!」
と言い返すと、
ケラケラと笑って、「聞き飽きましたは良いわねぇ」と。

07:17 | Posted by admin

【早いもので】 のんびり家3F 竹田

2013年05月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

入社して9ケ月目を迎えようとしています。
秋の2・3階合同旅行会や入居者様の担当も決まり誕生会企画や、病院同行など施設外に出ての支援も経験してきました。
一人での夜勤業務も想像以上に緊張を強いられる過酷な? 業務でした。
認知症という病気を知り、ご利用者様のいまある能力を維持しながらの支援方法を考えられるようになること、支援行動(行為)には理由があり全て説明できるようになること、などなど求められる支援は単に「介助」という体力勝負の二文字以上に頭脳を使う業務だという認識を自分の理解としてわかるまで半年もかかったのではないかと思います。
わたしは、前職でも20年間にわたり文京区内で働いてきたこともあり、のんびり家の外に出ると案外知り合いに会う機会があります。
例えば、生協に買い物に出た時、のんびり家の前の道路掃除をしている時、地下鉄に乗り換える駅で、等々いろんな場面で地域の知り合いにお会いします。そしてグループホームで働いていることを伝えると、「あなたに合っている仕事ですね」と声をかけて励ましてくれます。有難いことです。
そして、一緒にいるご利用者様にも「お買い物大変ね」とか「掃除ご苦労さま」とその時々に声をかけて下さるのです。これには、感謝の気持ちでいっぱいになります。
のんびり家での生活は、地域の一員として地域活動にも積極的に参加していくことを目指しています。
グループホームという施設が特別な処ではなくご利用者様もわたしたちスタッフも社会の一員としてともに生活する場として、もっともっと深く認識して頂ける存在でありたいなあと思います。

06:09 | Posted by admin

【支援の工夫】 のんびり家3F 君塚

2013年04月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

3月に入りようやく厳しくてしつこかった寒さも和らぎ始め、徐々に春らしい暖かさを感じられるようになりました。
のんびり家3階では幸い今年の冬にインフルエンザやノロウイルス等に感染した入居者さんやスタッフは1人もおらず、軽い風邪をひかれた方がスタッフを含め数名出た程度で済むことができました。ただ、寒さが和らいでも季節の変わり目には何かと体調を崩し易いので、引き続き入居者さんの体調や自分自身の体調管理には油断することなく十分気を付けたいと思います。
さて、今回は私が担当させて頂いているSさんについて書きたいと思います。Sさんは笑顔がとても素敵な女性で、居間で面白い話をしていると大声で笑ったり積極的に話をされたりするとても明るい方です。また近所を散歩していると、すれ違う人に笑顔でお辞儀をされる社交的な性格の持ち主でもあります。ただ認知症の症状も進行していて自分でうまく意思表示ができず、排泄や更衣そして入浴などはかなりの部分でスタッフの介助が必要な状態です。歩行も多少のふらつきがあり、体力的な面からも長い時間歩き続けることは困難です。
私達の仕事はSさんのような認知症の状態にある入居者の方を支援することですが、単なるお世話係ではありません。入居者さん一人ひとりの状態や能力に合わせて自立できていないところを部分的にサポートします。例えばSさんの場合だと箸やスプーン等を使い食事を召し上がることはできますが、食事を作ったり運んだりすることはできません。そのため私達スタッフは食事作りをしてテーブルに並べ箸等を出して、Sさんに「これから食事ですよ」ということを気付いてもらうための環境作りを行ないます。一般的な発想だと食事を作りテーブルに出して「はい食べて」と箸を渡せばそれで仕事をしたことになると思われるかもしれませんが、私達の仕事の世界では違います。いくら食事の準備を完璧に行なったとしても、Sさんが食事に気付き自分で召し上がろうとされなければ、私達の支援の仕事の成果としては失敗となります。この場合だと、Sさんに食事であることを認識してもらうための「工夫」こそが、私達の本当の仕事であり腕の見せ所となります。
私は学生時代にジムに通いウェイトトレーニングを4年間やってきました。そこでは少しでも多くの負荷をかけてトレーニングを行い、筋肉を増やす工夫がされていました。その工夫とは例えばバーベルを何回か持ち上げているとそのうち疲れて完全には持ち上がらない状態となりますが、そこで横に待機していたトレーナーが軽く押してバーベルが少し持ち上がるくらいのサポートをします。この作業により筋肉には限界に近い負荷をかけ続けることができ、1人だけのトレーニングでは決して得られない成果を出すことができるのです。私達の支援の仕事にも同じことが言えて、入居者さんの能力の限界を見極め、必要最低限のサポートしか行なわないことにより最大の負荷をかけてあげるのです。このようなやり方で認知症の進行を最低限に抑え、入居者さんには自分らしい自立した生活を送って頂けるのではないかと思います。

07:08 | Posted by admin

【実習生】 のんびり家3F 永辻

2013年03月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

今月の前半の2週間、専門学校の生徒が実習に来ました。実習生を見ていると入居者さんとのコミュニケーションに少し悩んでいるように見えました。「いつ話しかけよう?」・「何て話しかけよう?」・「会話の内容は?」などと考えているようでした。その光景を見ていて、私も最初の頃は同じようなことを考えていたなと思いました。毎日入居者さんとのコミュニケーションを図っていく中でいろいろと自分の中で試行錯誤をしていたことを思い出しました。その中で私が大切にしようと考えたのは「間・タイミング」でした。話しの間・話しかけるタイミングなどです。このことは今も大切にしています。実習生と共に過ごしていると、私の方が改めて気付かされたり思い出させたりさせてもらう場面がありました。短い間でしたけど実習お疲れ様でした。

07:07 | Posted by admin

【雪が降って気づかされたこと】 のんびり家3F 福田

2013年02月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

久々のどっこいしょの記事、何を書こうかな…と考えていた次の瞬間…私は雪道の上で転倒をしていました。しかも典型的な?転倒(しりもちをつく→右足の付け根を打つ→右手を付く)をしてしまったのです。東京生まれ、東京育ちの弱いところです。あの大雪では暫く雪も溶けそうに無さそうです。
雪が残る1月17日。雪が降って3日が経ち雪の溶け具合を見て入居者さんとのお買い物も再開しました。その日Kさんは日中から「俺の自転車は何処に行った」「俺、自動車も持っていたよなぁ」と不安そうな顔。お昼過ぎに探しに行こうと玄関を出たところ往診に来た先生と看護師さんに会い往診を受けることに。そのままゆっくり過ごされていたのですが夕方になり、外に出られたため一緒に出かけることにしました。
いつもであれば様子を見ながら後方をご本人に気付かれないよう歩くのですが、のんびり家周辺には雪が残っている箇所がまだまだあります。夕方の時間帯、人も多く通り自転車の往来も多いためいつもの見守りでは危険だと判断しご本人に正直に説明。納得がいかない様子ではあったものの「おれの自転車かな?」ラーメン屋さんをみて「俺、ここでバイトしていたなぁ」「これ、東大だよね」「本屋が多いなぁ」とあちこち見渡しながら歩かれ、雪が残る横断歩道ではなぜか途中で立ち止まり青信号が点滅するといつものように小走りで渡りました。その日はなぜかいつもとは違う方向を歩かれるのでずっと一緒に歩いていくと本郷3丁目の交差点付近まで来ていました。その頃には外に出られた目的も忘れられているようでした。段々日も暮れ、暗くなってきた時にKさんから「俺、飯食ったかな?」と仰ったので「皆がご飯を作って待っているみたいだよ。」と話すと「じゃあ、帰らなくちゃな。」と仰り帰る事に。
途中立ち寄ったコンビニでトイレを借り、缶コーヒーを2本買おうとすると「俺が払うよ」とお財布を出されたのでKさんのご馳走でコーヒーを飲みながら帰宅しました。
雪が降っていること、雪が降ったこと、雪が降るとどのような状況になるか、その状況が危険であること…認知症状態にある方の中には理解できない方もいらっしゃいます。今日の出来事が雪の降った日、雪が降った翌日にも対応できなくてはいけないのです。雪が降れば危険も多いので止めること、ご本人が理解できる言葉などで説明をする事が先ず必要です。それでも外に出られる場合もあり得るのです。その場合の状況(歩き方、履いている靴、衣類など)についても私達は普段の様子から想定することができなくてはいけないのです。
と書きつつ、この3日間雪が溶けている道を選び、リュックを背負い通勤していたのにも関わらず、いつもの癖で裏道を通ったがために転倒…。自分自身が考え事をすると、注意力が散漫になるということが想定できていなかったようです…。
※Kさんがご馳走してくださったコーヒー代はこっそり、お預かり金にお返しさせていただきました。

07:06 | Posted by admin

【それはまるで、ダンスのように。】 のんびり家3F 渡辺

2013年01月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

震災にあった人たちを支援し続けている人が、支援する側と支援される側の様子をこんな風に読んでいました。
ダンスのようだと。
同じ支援という立場で、自分は入居者さんとどんなダンスをしているだろうと、想像してみました。そりゃもう、不恰好なんだろうな、と。
同じ方向に進んでると思ったら、全然違う方向だったり。一緒に廻ろうとしたら絡まっちゃったり。足踏んだり、踏まれたり。
傍から見たらまだまだ、不恰好なんだろうなと思います。
誰から見ても素晴らしく綺麗に踊れたら素敵なのかもしれないけど、でも・・・・そんな不恰好なダンスも今は楽しんでみようと思います。
いつか、素敵なダンスが踊れるように!

07:49 | Posted by admin

【自己紹介】 のんびり家3F 竹田

2012年12月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

先日「終の信託」という映画を観ました。自然死、安楽死、尊厳死・個人の人格や死生観の違いを認めたうえで、医療現場の判断を『法律』で裁くことの意味・重みを考えさせられました。私は映画鑑賞が趣味のひとつでもあります。自宅でDVD映画を良く観賞しています。
入居者のTさんが、ある時小さい時に観たという映画「フランケンシュタインの花嫁」のことを話して下さいました。
その前にまずは、自己紹介です。
8月より3階に勤務しております、竹田木一です。53歳を過ぎてからの転職で介護経験もようやく半年ですが、日々新しい経験と感動をもらいながら学習させて頂いています。
10月には事業所の旅行会がありましたが、旅行先でも適切な指導をして頂く場面がありました。自分の担当とは違う2階のご利用者様の歩行介助について適切な判断ができなかったのですが、「あなたは、その人のことをどれだけ知っていて、判断を下しているのか?」その場で林田さんからの率直な問いかけでした。徹底して人を知る事が介助と残存機能維持の基礎データになることを学ぶ機会でした。
ご利用者様に気を配りながらも、私たち介護職にも介護のあり方を絶えず問いかけ適切にアドバイスして下さる事業所の姿勢を心強く思いました。
私は、もうひとつの趣味で山歩きやスキューバダイビングをしています。海の中に入ればすべての雑事を忘れて癒しの時間を楽しんでいます。自らの命を守る拠り所は、自分のダイビング機材を信じることと、ダイビング経験の積み重ねです。当然機材のメンテナンスは欠かせません。
私は、介護においても「あなたがいてくれるから安心」と思われる存在でありたいと思います。確かに介護技術も大切でしょう、しかし、あれこれのテクニックより思いやりの心を大切にして、日々の経験を通して技術を身につけていきたいと思います。
さて、Tさんの話しに戻ります。映画「フランケンシュタインの花嫁」は、“子供心にもとても怖い思いをした映画だ。”ということでした。余りにも緊迫した臨場感のある話しぶり、恐怖体験に興味が湧きましたが、正直、半信半疑でした。果たして本当にその映画があるのか?帰宅してすぐにアマゾンで検索してみると、確かに「フランケンシュタインの花嫁」のDVDがあるのです。1935年の古い映画でした。さてどんな展開なのか?Tさんが怖い思いをしたと言う通りのストリーと音響効果なのか? 早速「フランケンシュタインの花嫁」のDVDを取り寄せました。
DVDが自宅に届き、Tさんに“「フランケンシュタインの花嫁」を見つけてきたから一緒に観てみましょうか?”とお聞きすると、「観たいね」との返事でした。
私が夜勤の時にHさんも誘って3人で映画鑑賞会です。
Tさんは、映画の中でフランケンシュタインの花嫁になる人造人間が造り出される当たりから席を立ち、自室に戻られました。
Tさんは「どうだ! 本当だろう。僕の話しを信用したかい?!」と言わんばかりのしたり顔で席を立ったのでした。
「何故かTさんに一本取られた感じだなあ」私の率直な感想でした。その後、私とHさんは最後まで観賞しました。
Tさんの話しは、理路整然としているわけではありませんが、記憶の中のシーンはほぼ完璧です。半信半疑と疑ってかかった自分を恥じています。
Tさんは、入浴介助中も浴槽につかりながら私の生まれた田舎(山形県)の記憶を辿って話しをされることがあります。鶴岡地方に住んだ(又は、出張か何かで行った)経験があるそうで、近くの温泉街の話しや海の話しは私が知る限りでは相当に具体的です。
Tさんのお住まいがある茗荷谷の話しの中で、和菓子の三原堂のことがありました。本郷3丁目にも三原堂があるので今度行ってみましょうと約束し、先日散歩がてら出かけました。三原堂の生菓子のこと、春日局の麟祥院のこと、歩きながら話しは尽きません。言うまでもなく、三原堂の「大学最中と塩せんべい」を購入して帰りました。
記憶障害という病気だから全て間違っているのではなく、遠い記憶は断片的ではあれ、経験したことの記憶です。しっかり繋がっている記憶です。入居者様を知ることはどんなにか素晴らしいことかを思い知らされる日々です。
まだまだ、人を知ることに関しては経験不足であり、視点も狭いと言われますが、介護経験を通じてより豊かな視点で見ることができるようになれればと思っています。

07:48 | Posted by admin

【気づくこと】 のんびり家3F 永辻

2012年11月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

美容院に行った次の日に出勤をして、居間で入居者さんと話しをしていると突然に「髪切ったの?似合ってる!!」と言われました。気づかれるとは思いもしなかったので正直驚きました。
小さな変化にも気づかれるということは普段から見られていることを再認識しました。
気づくことによって先のことが考えられる。前もって準備も対策も出来る。この気づく力は入居者さんと一緒に生活していく中で大切なことだと改めて入居者さんに教えてもらいました。

07:47 | Posted by admin