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【外食】  のんびり家3F 永辻

2019年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日のお昼に入居者さんのKさんと近くの中華料理屋に行って来ました。
席に着いてメニューを見るとたくさんの料理に迷ってしまい、「これなんだ?」などと分からない物には説明しながら、注文を決めましたが、頼んでからも料理が気になる様子で真剣にメニューを見ていらっしゃいました。いざ料理が運ばれてくると写真よりも量が多く、食べられるかなと心配しましたが、自分のペースで、ゆっくりとほぼ全部食べられました。
お店を出ると「ご馳走になってすみません。また行こう。」と言ってくれました。その言葉だけで一緒に外にご飯を食べに来て良かったと思いました。
のんびり家で食事をしている様子とやはり違う表情が見られて、私も楽しかったです。
こちらこそありがとうございました。

09:28 | Posted by kimisanchi

【好きな物は好きなんです】  のんびり家3F 伊藤

2019年08月16日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお久しぶりです、のんびり家3階の伊藤です。暑い季節がやってまいりました、熱中症には、みなさん十分に注意して下さい。梅雨が明ければ、本格的に夏ですよー。海や花火、祭りやら楽しみですねー。クーラーのきいた部屋でコロコロしてんのも好きですけど、みなさん十分に楽しんで下さいね。
さて、今回のお話しですが、自分が担当しているEさんとお買い物に行ってきたお話をしようと思います。
暑い季節も近づき、新しい夏物衣類を買いに、いざ、オリンピックへ。まずは夏物のシャツやTシャツなどを見てみる事に。Eさんと一緒に見ていると「この服なんてどうですか?」と黒のシャツを渡してみると、「あかん、暗すぎる」との事。そうして本人が選んだのが白のボーダーのシャツです。大人コーデで落ち着いた感じだわーと感じました。昔、デザインの仕事をしてらっしゃったのでピカイチのセンスです。さすがです。続いて、ズボン選びです。自分がいい感じのズボンを渡すと「あかん、高すぎる」そうです、買い物は値段も大切です。そして吟味し、本人が納得して選んだ服を購入し、Eさんもご満悦です。帰りにお茶して帰ってきました。
買い物は、服だけでなく、食べ物や小物などでも好きな色やデザインなど楽しく納得し、購入する事は、当たり前だけどとても大事なことだと感じました。生活にもメリハリができていいと感じました。でも一番は、本人の笑顔がとても良かったです。こういう時間を一緒に楽しめる仕事が出来てうれしいです。この仕事の醍醐味だと感じました。これからも元気に楽しく生活していきましょうね。

07:43 | Posted by kimisanchi

【早いですね】  のんびり家3F 新宮

2019年07月27日 | のんびり家::のんびり家 3F

5月に、2017年10月にご入居されました、素敵な女性Qさんのお誕生日お祝いで、谷中銀座に出かけ、ドライブや、お蕎麦屋さんで食事、笑吉で指人形劇をみたりして、共に楽しみました。Qさんの息子さんもご一緒でしたので、そこはかとなく安心されているご様子もあり、その夜は、すやすやと穏やかな寝顔がみられました。
Qさんは、言葉でのコミュニケーションが難しく、また耳も聞こえ辛い方です。今回の、外出先について、色々と、写真を見てもらったり、筆談で身振り手振りで表現されたりしてOKサインで教えて頂き、谷中銀座に決まり行くことになりました。当日、息子さんから、谷中に馴染みがあることを話され、そうだったんだ、と深く頷きました。あれこれ選択肢を出すことはよろしくないと感じることもありますが、「これ好き」とはっきりと感じる何かあったのだと思い、ほっとしました。
どこの家族でも、私の両親も含め、家族のあいだには、優しさだけしかないんだなあと、しみじみ感じた時間でした。離れて暮らされている入居者さんのご家族は、どんな些細な事でも話したいし聴いてもらいたい気持ちが常に心にあるのだと、改めて大切さを感じました。
わたしは、両親に思いやりから、あれこれ口うるさい感じで言ってしまうので気を付けたいと思います。

17:02 | Posted by kimisanchi

【親孝行】  のんびり家3階 松山

2019年06月15日 | のんびり家::のんびり家 3F

もう5月中旬というのになかなか暖かくならないですね。
にもかかわらず奄美大島は本日梅雨入りだそうでびっくりです。
さて、今日は、明るくて、人懐こいUさんについてお話しさせていただきます。
Uさんは、とてもお話し好きです。そして話題はいつも決まってお子さんのこと。
就寝前に、自室で着替えをしながら、ふとお話しを始めると、まったく止まる様子がありません。そのお話しからは、如何に息子さんや娘さんの成長を楽しみに一生懸命、子育てをされてきたのかが伝わってきます。ご自分は、幼い頃、お勉強が大好きだったそうです。でもお家に余裕がなくて進学させてもらえなかったとのこと。(現在90歳でいらっしゃいますから、あまり女性は進学されなかった時代だった気は致しますが)それで、子供達には、充分な教育をしてあげたいという強い思いがあったそうです。その甲斐があってか、まずは、ご長男さんが、日本有数の進学校に入学されました。とても嬉しく自慢に思ったことを、幸せそうな笑顔で話してくださいました。Uさんのお話しを伺っておりますと、親というのは本当に有難い存在なのだなと改めて感じます。うちの両親も、そろそろ介護が必要になってきています。生きているうちに、出来る限り親孝行しなくては!と自分に誓ってみるのでした。

08:14 | Posted by kimisanchi

【育った場所】  のんびり家3F 吉田

2019年05月28日 | のんびり家::のんびり家 3F

お久しぶりです。のんびり家3階の吉田です。
普段は所属しているのんびり家でのエピソードをご紹介しているのですが、今日はぶなの実のBユニットでの話を紹介させていただきます。
なぜにぶなの実かと言いますと、3月でBユニットが一時休止となったからです。
10年近く前、私はぶなの実のオープニングスタッフとしてこの仕事をスタートさせていただきました。
管理者以外は全員未経験者で、毎日がてんてこ舞いだったことを覚えています。
隣の建築会社に乗り込み「うちの旦那出しなさいよ」と受付の方に怒鳴りつけてみたり、着物を持って質屋に行き、買い取れないと言われて憤慨して戻ってきたりと思い出が満載のAさん。
全盲であん摩マッサージを営んでいて、肩の調子を見てもらうと毎回のように「過労で手遅れだけど、俺のところに来れば良くなるよ」と営業トークを欠かさず、或る時はプレイボーイでもあったMさん。
散歩が大好きで、軍歌を歌いながら連日近所の公園で日向ぼっこを楽しんでいたTさん。
編み物を教えてくれたり、琴を弾いたりして楽しませてくれたNさん。
歌うことが大好きで、いつもちゃんちゃんこを着てムードメーカーだったMRさん。
染井のプチセレブで、季節の行事の度に自宅やご家族の世話だったり、仕事だったりを忘れずに思い出していたSさん。
どじょうが大好きでその話となると覚醒し、「どじょう食べないなんてもったいない人生だよ」と毎回のように話され、いつも並んで座っていたFさんとのコンビが絶妙だった、薬局の看板娘のIさん。
Iさんとのやり取りが絶妙で、近所の図書館に本を借りに行って寝る前には連日読書を楽しんでいたり、一緒に完成直後のスカイツリーに行ったりしたFさん。
IさんとFさんのコンビと連日の口喧嘩、キューピーちゃんが大好きで、三分クッキングに登場するキューピーちゃんを見ていつも喜んでいた、アンティークショップの奥様SMさん。
こちらは板橋のセレブで電気屋さんのおかみさん。
おちょぼ口ですごく小食だったのに、手毬寿司がよほど美味しく見えたのか一口でほおばってのどに詰まらせ、みなが青ざめたことが忘れられないKさん。
他にも、都合により一カ月程度しかご一緒できなかったのに、お世話になりましたと丁寧にあいさつしてくださったお医者さんのMGFさん。
たくさんの入居者さんが私を育ててくれました。
5年後も10年後も、私はぶなの実の入居者さんを忘れないと思います。
入居者さんの中には、目の前で死というものを見せてくれた方もいます。
その時の映像、かけた言葉、取った行動、至らなかった能力、全て鮮明に思い出せます。
こういう入居者さんの力を借りて、今の私たちがあります。
そして今は今まで関わった方々に返せなかったものを、のんびり家の入居者さんに一生懸命関わることでお返ししているつもりです。
そうなるとのんびり家の入居者さんに借りた力はお返しできませんね。
せめて利息がつかないように、以前より多めにお返しできるよう頑張ります。
今までありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。

16:47 | Posted by kimisanchi

【久しぶりに】  のんびり家3F 永辻

2019年05月06日 | のんびり家::のんびり家 3F

入居者さんのKさんと久しぶりに一緒に美容院へ行って来ました。
天気も良く春の訪れを感じるような暖かさがありましたが、日陰はまだ寒く感じる道のりをゆっくりと歩いて行って来ました。美容院に着いてシャンプーを終えて、鏡の前に座ると表情が少し硬く、辺りをキョロキョロしていました。
少し心配になりましたが、カットが始まると少しづつ顔の表情も柔らかくなっていきました。最後の方は美容師さんに話し掛けたり、髪の毛をドライヤーで乾かしている時は雑誌を読んでいて、やはり女性だなと思いました。帰りにお蕎麦を食べましたが、いつもより食の進みが良かったので、美味しかったのかなと思い、外食が出来て良かったです。
寒い季節が終わり、これから暖かく、そして暑くなりますが、暑さに負けずに出掛けて、これからも一緒に思い出を作って行きましょうね。

08:23 | Posted by kimisanchi

【待望の凸版印刷です】  のんびり家3F 伊藤

2019年04月05日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさん、お久しぶりです。のんびり家の伊藤です。まだまだ寒い日が続きますが風邪や感染症などみなさん気をつけて下さいね。今回は、私が担当を務めさせて頂いているEさんのお話をしたいと思います。以前のお仕事は、デザイン関係のお仕事をしていたEさんですが、夕方5時くらいになると「大日本印刷、凸版印刷に行って仕事もらってこなきゃ、営業マンがそろそろ帰ってくる」とおっしゃるEさん。さすが以前、会社を経営していた社長です。何年たっても仕事のことは欠かせません。身支度を整え準備に勤しみます。そうおっしゃる時は、外出し買い物などをしてのんびり家に帰宅します。Eさんと誕生日お祝いの外出をどこに行きたいか相談し、大日本印刷か凸版印刷に決定しました。凸版印刷は、展示品も多くイベントコーナーもあって二人で相談の結果、凸版印刷確定です。そんな訳で当日、10時からのんびり家を出てタクシーで飯田橋にある凸版印刷に向かい、館内は広くて展示物も多く、世界の本展覧会など昔のタイプライターなど展示物がありました、Eさんデザイン関係のお仕事をしていたので鮮やかな目立つ色の物をじっくり観察して「これは、綺麗だな」と感心している様子です。映画もあったので見てみると印刷の歴史という映画でちょっと難しい映画で20分くらい観てEさんが他に行こうとのことで切り上げています。どうやら映画はお気に召さなかった様子です。
その後に、その日は土曜日でつくるコーナーという実際に印刷物を自分で作成できるイベントがあったので参加してきました。説明してくれる職員の方がいてポストカードを作成するというものでした。まず、型紙を5枚ほど選び、好きな文字を入力できるとの事で文字を考え、文字盤を印刷機にいれて型紙に押していくという物でした、最初に説明を受けて、あれ自分は、覚えきれなくてできる気がしなかったのですが、さすがEさんご自分で好きな色やデザインの型紙を選び文字盤を並べる作業が結構細かい作業で大変かなと思っていると、難なくほとんど一人で組み立てていました。さすがです。組み立てたものを印刷機にセットし、がっちゃんこ。さすがEさん、ご自分で作成し出来た物をみてご満悦の様子です。作成時は、終始集中しており楽しんでいただけた様子です。今まで長い間、仕事を頑張り、日本を支えてきた人です。これからは、好きなことをしたり、見つけたりして楽しく笑顔で生活して下さいね。Eさんいつも元気で楽しくいてくれてありがとうございます。これからもよろしくです。

09:02 | Posted by kimisanchi

【早いわね】  のんびり家3F 新宮

2019年03月08日 | のんびり家::のんびり家 3F

2019年がはじまりました。2月4日から本当の新たな年の始まりでもありますが、それにしても1年があっという間だったなと感じます。
先日、新聞社の方が夜間の様子を取材しに来られました。
それを聞いて、只々緊張したので「すいません。私は慣れていないし、聞かれたことに対し理解できないし、上手く答えることができないかもしれません。」と、ガチガチに保険をかけました。写真を撮らせて下さいと話されたので、この後いつか撮られるので頭の中に更なる緊張する思いだけがずっと残ると考え「今から5分以内に終わらせてください。」と伝えました。なので気が落ち着きました。
22時頃だったでしょうか。寝静まったとき、夜はこのような感じなのか聞かれたので、「何がおこるかはわかりません。」と答えた間もなくです。数秒でしたが震度3の揺れがありました。と同時に「ああ何だ何だ揺れてる。」と声が聞こえました。揺れの中、Kさんが立ち上がろうとされていたので、収まるまで一緒に座っていました。
今回の夜勤では、普段無意識でいたことなど含め、一つ一つ振り返りをしました。夜勤明けのぼんやりした頭で自分の事があまりわかっていないなと感じました。

13:51 | Posted by kimisanchi

【元大工のAさん】  のんびり家3F 松山

2019年02月15日 | のんびり家::のんびり家 3F

早いもので、2019年が始まってしまいました。
2017年の終わりから、のんびり家3階には3名の新たな入居者様が入居されました。
まずは、目鼻立ちのはっきりされた美人で品の良くて優しいQさん。
次に自立度が一番高く散歩が好きな大工さんをしていらっしゃったAさん。
そして、90歳というご高齢にも関わらず、ご自分の足で移動ができ、嬉しそうに息子さんや娘さんのお話をしてくださるUさん。おかげでとてもにぎやかになりました。
皆さま、程度の差はありますが、入居されてしばらくは、帰宅欲求が高く、落ち着くまでに時間が多少かかります。
状況を受け入れるまでの葛藤があるのだと思います。
でも、時間の経過とともに、3名とも、落ち着いて過ごされるようになっていただけたようで安堵しています。
今回はその中でも、元大工のAさんとの一コマをご紹介させていただきます。Aさんは自立度が高く、頻繁に外出を繰りし、たまに道に迷って帰って来られなくなってしまうことがあります。そして先日、私も初めてのお迎えに行かせていただきました。本人同意の上で携帯電話を持参してもらっているので、GPS検索で近くまで行き、電話をかけて位置を特定、その場で待っていてくださるようにお願いすることで、迷うことなくスムーズに会うことが出来たのです。そして2人で茗荷谷から30分ほど歩いて帰ってきました。そんなAさんは、歩きながら「面倒かけてすまない。」「仕事もしないで、毎日ぶらぶらして、他人様の世話になって、親が生きていたら怒られる。」「自分はここに入れて運が良かった。」という言葉をずっと繰り返していらっしゃいました。私は真面目な人なんだなと、Aさんの人柄を感じながらも、最初は管理されるのが嫌で、みんなを手こずらせていたAさんが、今ではすっかりのんびり家を頼って受け入れてくださっているのだと実感しました。のんびり家のスタッフって素晴らしい!!(私は週一の夜勤パートなので客観的にそう感じました。)

08:39 | Posted by kimisanchi

【18年間にありがとう】  のんびり家3F 吉田

2019年01月22日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の夏は過去最高の記録づくしでした。
皆さんはどんな夏を過ごされたでしょうか。
のんびり家3階の夏はいつもと同じ方のいない初めての夏を過ごし、そして秋を迎え、年を越しました。
開設から、そしてご入居から18年目の夏を迎える前に、Mさんは亡くなられました。
私の知っているMさんは、既に言葉を話すことは出来ず、視力も失われ、口から食べものを摂ることも出来ない状態ではありましたが、3年間多くのことを教えてもらいました。
グループホームに入居される方は、ある程度の自立度を維持されているかたが大半です。
職員はそういう方の自立を日々支援しているわけですが、そうなると必然的に、寝たきりのような方々への介助の技術を習得して行く機会は少なくなります。
しかし多くのグループホームは5年、10年、15年と開設から期間が経過し、ともなって入居者さんの能力も低下、自立を支援しているだけでは能力に応じた支援をしているとは言えない状況になってしまいます。
そんな中で、Mさんは多くの技術を教えてくれました。
どのようなことが必要で、必要な事が行われないとどのようなことになるか、本当にたくさんのことを教わりました。
本当にありがとうございました。
教えてもらったことを活かし、今後関わる入居者さんに、Mさんに出来なかったぶんも恩返しして行きたいと思います。
最後に、3年の間にあった思い出を一つ紹介させて頂きます。
それは鴨川シーワールドへの宿泊旅行です。
Mさんは通常のバスでの移動が難しったため、社会福祉協議会から介護車両をレンタルし、他の入居者さんのバスとは別に、私が運転手を務めて現地へ向かいました。
旦那さんも同行してくださり、車内ではMさんの昔の話しをたくさん聞かせてくれたのですが、そのうちの一つは入居される前の訪問ヘルパーさんとのやり取りを録音したものでした。
その内容が、旦那さんがいつも知らない間にパチンコに行ってしまう、いないと思うとパチンコ屋さんにいるというような愚痴を繰り返しヘルパーさんに話しているというものでした。
初めて聞いたMさんの肉声がそんな内容だったので、旦那さんと一緒に車内で大笑いしたのを覚えています。
ファイル 413-1.jpeg
その日の夜は旦那さんと二人部屋で一緒に休んでいただいたのですが、まさか
また一緒に寝ることが出来ると思わなかったと、とても喜んでくださいました。
写真は道中で休憩した海ほたるSAでの記念写真です。
Mさん、どうもありがとうございました。
同じように今後も入居者さんと思い出を作っていけるように、頑張っていきたいと思います。

13:32 | Posted by kimisanchi

【女性らしさ】  のんびり家 永辻

2018年12月27日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に入居者さんのKさんと1年ほどぶりに一緒に美容院へ行って来ました。
この日は小雨が降っていて少し寒い日でしたが、傘をさしながら行って来ました。
美容院に着いてカットが始まると、どんなヘアースタイルになるのか嬉しい気持ちと変にならないか心配な気持ち、この両方の表情をしながら終始鏡を見ていました。この時にKさんらしい女性の部分が見られて、ほっと嬉しくなりました。カットが終わり「短くなって、また雰囲気が変わって、似合っていますね。」と言うと、まだ緊張しているのか、少しだけ柔らかい表情をして「ありがとう。」と一言。
これから季節は冬になり寒さがまして行きますが、寒いからと言って外に出ることを億劫にならず、今度は外食にでも行きましょう。

17:18 | Posted by kimisanchi

【教えてQさん】  のんびり家3F 伊藤

2018年11月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお久しぶりです、のんびり家3階新人職員の伊藤です。もうすぐ秋の季節ですがまだ暑い日もありますので熱中症等に気を付けて下さいね。
もうすぐのんびり家に異動になってから半年がたちます、まだまだ慣れない事だらけで先輩職員に迷惑をかけてしまっています。精進しないとです。頑張ります。
今回のお話しは私、伊藤がいつも心を癒せて頂いている入居者Qさんのお話です。
自分は、料理が苦手でいつも困っています、特に味付けと使った事のない食材に相対したときに非常事態発生です。この見たことがない野菜様どう料理しようか、脳の中は、8割方?で埋め尽くされてしまいます。そんな時は、隣で料理している、Qさんにお願いします。お願いすると何事も包み込んでくれそうな笑顔でその野菜様は、料理されていきます。なんてできた人なんでしょう。味付けに関しても長年の、経験にもとづいた匠の技が振るわれます、さすがお姉たま。人格良し、笑顔さらに良し、料理最良、パーフェクトヒューマンだと思います。世の中の大抵の男連中は、虜となるでしょう。さすがです。
失敗して落ち込でる時や疲れて元気が出ない時でもその笑顔をみせてもらえればこっちのもの一千万馬力発現です。これからものんびり家職員や、入居者に迷惑をかけてしまうと思いますが頑張って行きたいと思います。よろしくお願いいたしますね、これからも元気に楽しく生活して行きましょうね。

14:09 | Posted by kimisanchi

【早いですわ】  のんびり家3F 新宮

2018年10月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

今日は、Kさんの歯科通院付添いに行きました。
Kさんは、のんびり家に2012年の夏にご入居されています。
そのころ私はのんびり家にいまして、「根津にかえるわ」と帽子を被りどんどん迷いなく根津方面に向かわれることが日常でした。
その日も今年と同じ猛暑のなか歩かれ、途中交番で涼ませて頂いたときに、お巡りさんがKさんにどうぞ、と飲み物を渡された時に「これなんだ。ポカリスエットか」と愛嬌よく聞かれていたことが思い出されます。買い物に行かれた時には「持ってやるよ」とポカリスエットのペットボトルなど持って帰られました。現在では、歩くことで一所懸命なようですが、今日の歯科通院の時も「あ、俺あそこに住んどった」「あ、あれ俺の車だ」と言いながら歩かれていました。この時の目力や声の張りは6年前とお変わりなく、
あの頃一所歩いていたことを懐かしんだ今日一日でした。
Kさん、これからもお元気でお過ごしくださいね。

08:36 | Posted by kimisanchi

【これから】  のんびり家3F 松山

2018年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは、のんびり家3階の松山です。
介護の世界に触れ、そして、”のんびり家“でお仕事をさせていただいて1年4カ月が経ちました。
新参者の私に、最初は一晩中騒いで、まったく寝なかったEさん。
女性があまりお好きではないKさん。
悪戦苦闘の日々が続き、週に1回の夜勤勤務なので時間はかかりましたが最近はやっと慣れて落ち着いて対応が出来る様になりました。
特にKさん。髪を引っ張られたり、手を引か枯れたりと、なかなか素直にサポートさせていただけなかったですが。
ようやく、ありがとうございます。すいませんね。という言葉を掛けていただけることが増えて参りました。
認知症でなかなか言葉で意思疎通が出来ない時でも、人は心を尽くせば伝わるものだと痛感しています。
“ありがとう”という言葉は魔法の言葉です。
言う方も言われた方もとても温かい気持ちになります。
週に一度ではありますが、出来るだけたくさんの“ありがとう”の気持ちと心を込めて支援させていただきたいと思っています。

15:58 | Posted by kimisanchi

【散歩】 のんびり家3F 吉田

2018年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

数か月前のニュースで、徘徊という言葉を見直そうという動きがあるという記事を読みました。
ちなみに辞書には「どこともなく歩き回ること」とあります。
この言葉、意味、皆さん違和感ありませんか。
私はこの記事を読んだとき、ようやくかと思い、自分のずっと感じていた違和感や価値観は間違ってなかったんだなと安心しました。
というのも、認定調査だったり、医療関係者やその他の方から入居者さんの状態などを聞かれる際に「徘徊はありますか、迷惑行動はどんな感じですか」と、毎回のように聞かれます。
今年の春頃にも、連日散歩に出掛ける入居者さんに付き添って外出中に、毎回職員についてこられることを不満に感じてその方が交番に助けを求めたのですが、警察官の方から出た言葉が徘徊でした。
良く徘徊されるんですか?そうですね連日散歩には出られます。
徘徊じゃなくて散歩ですか?う~ん、外出される時は意味なく行かれるわけではないので・・・と私が言葉を濁していると、理解していただけたようで、あっそうですねと言っていただけました。
これも同じ頃のことですが、介護保険の更新の認定調査にきていただいたケアマネさんが入居者さんに聞き取りを終えたあとで、迷惑行動はどのようなことがと立ち会っていた私に聞いてきたのですが、
う~ん、迷惑かどうかは受け取る人によって違うのですが・・
理解のない方からしたらほとんどが迷惑行動に・・
これも言葉を濁していたのですが、これも分かっていただけたようで、そうですよねと笑顔で返してくださり、その後の私の説明に、すごく素敵なおじいちゃんですねと言っていだけました。
やっぱりこれらの言葉を使う際に、意識的に悪意を持って使ってる人はほとんどいないんだと思います。
認知症をいまだに痴呆と言ったり、認知と略してしまったり、こちらの声掛けに、応じて理解して会話や行動が出来ると、指示が通るなどと言ったり、認知症や障害者の方を差別する意図で使う方などほとんどいないです。
でも無意識ほど残酷なこともありません。
差別感情を持って使う人は、差別を意図する時以外は使わないでしょう。
でも無意識だと日常的に使ってしまいます。
状況を単純に比較することは出来ませんが、昔は目の不自由な方や耳の不自由な方を指して使う言葉がありました。
今では差別用語として、テレビやラジオ、公共の場所で使うことはNGとしっかり認識されていますし、個人個人の日常会話でも使用する人はほとんどみかけません。
今回私が感じた言葉も、近い将来にみんなが同じ意識になってもらえるといいなと思います。
さて、徘徊と言われてしまった入居者さんですが、今では昼食前に一人で散歩に出かけ、お昼を食べたあとは飲み物を持って食後の散歩へ。
夕方前には戻って一緒に夕食を食べ、夜はしっかり眠って朝は一番の早起きです。
ご本人がお写真を好きでないので後ろ姿ですが、根津神社や湯島天神、調子のよいときは不忍池や上野まで足を延ばしているそうです。
こういう散歩をいつまでも続けていただければいいなと思っています。
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17:33 | Posted by kimisanchi