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【いつも仲良し】  お寺のよこ 佐藤

2017年06月30日 | お寺のよこ

お寺のよこに、ご入居されてから仲良しになられたTさんとSさんは起床時から一緒でTさんの居室で一緒に過ごされていることが多くベットにTさんが入り椅子にSさんが腰掛けてテレビを見ていらっしゃるのですがNさんは掛け布団を横にしてSさんにも布団が掛かるように優しい気遣いをされています。
入浴もほぼ毎日、一緒に入られ湯加減を聞きに様子を見てお声掛けするとTさんは決まって笑顔で「いい加減!」と仰います。先に出たTさんはSさんの分のお茶を用意しSさんがお風呂から出られるのを待ち、入浴後にテレビののど自慢を見ていらっしゃる時には
Tさんが「若い人が多いけど歌が上手だね。お酒でも飲みながら見ていたいね。」と。
Sさんは「お酒はないよーお茶けならあるからお茶けを飲もう。」と「お茶けね。」と爆笑され「今度、飲みに行こう!」と2人で盛り上がっているので私が「何を飲みに行くの?」と聞くと「珈琲だよ。コーヒーも飲み物でしょ」とNさん。「じゃあ3人でコーヒー飲みに行こう。」と誘って下さったSさん。そしてお金は誰が払うかと「あんたでしょ。お金持ってんでしょ。」「いや、あんただよ。」とお互いに言い合っていました。
そんな会話をされてTさんの居室でSさんは寝るまでの時間を一緒に過ごされていらっしゃいます。毎日いろんな話をされて笑っているお2人の姿を見ているとこちらまで幸せになり歳を重ねてからでも良い友人関係が作れるんだなーと人生の大先輩に教えていただきました。

16:46 | Posted by kimisanchi

【浅草観光】  お寺のよこ 岡田

2017年05月31日 | お寺のよこ

2月に私がケア担当をしているKさんと誕生日の外出企画で浅草に行きました。今までKさんとの誕生日の外出はKさん自身が特に行きたい所の希望が無く、これが欲しいと言う事で近くの店まで買いに行ったくらいでしたので、今回は何処か行きたい所を聞くとKさんは「浅草に行きたいですね」との事だったので浅草に行く事にしました。
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私は浅草に行くのは2回目でKさんは行くのは初めてだったとの事です。現地に着くと有名な観光地からか人はいっぱいで外国人観光客も何人かいました。まず始めに人力車で浅草周辺を回りました。人力車に乗るのは私もKさんも初めてで、どんな感じなのか楽しみだったので、乗ってみると気持ち良くいい乗りごごちでした。
その後は浅草寺周辺を観光し、昼食はKさんの希望で蕎麦を食べたいとの事だったので蕎麦屋に入り、Kさんはとろろ蕎麦を食べ私は天丼を食べました。
昼食後は他入居者様へのお土産を買う為に仲見世通りを散策しました。浅草と言えば何と言っても雷おこしが名物なので雷おこしを買いました。後は何にするかを仲見世通りを歩くと、あんこ玉や芋羊羹で有名な舟和があったので立ち寄ると、薩摩芋の薄い煎餅があったので、その煎餅を買いました。そしてお土産を買った後は近くの喫茶店でコーヒーを飲んで帰りました。
久しぶりに浅草に行って初めて人力車で観光もしたのでとても良い体験が出来ました。
次回は何処に行くかKさんとじっくり考えたいです。

17:12 | Posted by kimisanchi

【宝物】  お寺のよこ 光岡

2017年04月30日 | お寺のよこ

かなり前のことになりますが、お寺のよこでは、昨年の11月に箱根まで1泊2日の宿泊旅行に行って来ました。残念ながら、入院されている方や体調が思わしくない方が2名いらっしゃった為、全員参加とはなりませんでしたが、入居者さん、スタッフ総勢12名で賑やかな旅行となりました。
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寺のよこでは3年連続の宿泊旅行となります。その前の6年間は、都内を対象とした日帰り旅行がメインで、時には複数の入居者さんの体調もあり、旅行自体を中止にせざるを得ない年もありました。そんな中、3年前に7年ぶりの宿泊旅行が実現出来たことは、個人的にとても嬉しかったです(因みに3年前も行き先は箱根でした)。皆さんが楽しまれるか、無事にお寺のよこに帰宅出来るかといった不安感はありましたが、入居者の皆さんが、古くから馴染みのある箱根という行楽地で温泉に浸かりながら、ゆったりと宿泊旅行を楽しまれているご様子や、普段の生活とは異なる多様な表情を拝見していると、本当に企画をした甲斐があったと思いました。
「企画をした」と記載しましたが、実際に綿密な計画を立てて、旅行の下見や予算配分、関係各位への交渉等は、企画担当のスタッフが2名いましたので、そのスタッフ達が実働部隊として動いてくれました。緊張や不安を抱えていたのは勿論私だけではなく、企画担当のスタッフ、旅行に参加したスタッフ全員にあったかと思いますが、皆旅行から帰宅した際に、充実感を漂わせていたことが印象に残っています。
この3年間の宿泊旅行では、それぞれに印象に残っている場面が数限りなくあります。それはスタッフ一人一人に聞いても返ってくる答えは違うような気がして、それもとても素敵なことだと思っています。そういった宝物のような場面をそれぞれ胸に抱えながら、今年も宿泊旅行を入居者さん、スタッフ全員参加で実現出来ればと考えています。

08:44 | Posted by kimisanchi

【心と身体】  お寺のよこ 伊藤

2017年03月31日 | お寺のよこ

人は耳で音楽を聴き、心で懐かしさを感じたり、悲しみを思い出して涙したりします。
目で食べ物を見て、美味しそうだなと思い、口で食べ、舌で味わい満足します。
いつも心と頭と身体を連動させているのかなと思います。
日々「お寺のよこ」にいる私はどこか心の弱いところがあるようです。仕事中でもつらくなってしまう時があります。そうすると何故か心の弱さが身体に出て、嘔吐したり咳き込んだり涙を流したりしてしまいます。
私は時々、気持ちが沈んでいる時に入居者のKさんのそばに行きます。Kさんはほとんどお話をされることがなく、ご自分で歩くことがままならない方ですが、私はKさんの手を握らせてもらいます。そうしているとKさんも私の手をそっと握ってくださいます。そしてすごく綺麗な目で私を見つめてくれます。私は「頑張り過ぎなくていいんだ」と思い、肩の力が抜けていきます。
別の日には、少し目に涙を溜めてしまい下を向いている私に、Nさんが私の顔を覗き込んで優しい笑顔を見せてくれました。特に何か言葉をかけていただいた訳ではないのですが、するとどうでしょう、心がスーッと柔らかくなり「あ、大丈夫なんだ」と感じました。
私は支援する立場でありながら、「お寺のよこ」で入居者の皆さんに支えていただきながら日々を頑張っていけているのです。
心があって身体がある。人と人とのふれあいの中でいたわりや優しさを感じ、もう何も出来ないと動けなくなっていた身体がまた力を取り戻して頑張れたりします。
私も入居者の皆さんの心に寄り添い、その方の気持ちを和らげたり、頑張れる力を出していただけるように恩返しをしながらこれからも「お寺のよこ」で頑張っていきたいと思っています。

16:18 | Posted by kimisanchi

【初めまして。】  お寺のよこ 元谷

2017年02月28日 | お寺のよこ

10月下旬から、お寺のよこに勤務をさせていただく事になりました元谷と申します。僕にとって、お寺のよこが人生で初めての介護の現場です。
予め講習を通し知識としての介護の現場は知っていたものの、実践は初めて。戸惑うこと、焦ること、日々色々なことがあるなかで、職場の先輩、そして入居者さんに助けられ教えて貰っている毎日です。
そんな中でよく先輩方の仰る言葉の中に「自分の親だと思って介護をしなさい」というものがあります。
自分の親です。
思えば今まで僕は自分の親と一緒に料理を作ったり、散歩に行ったり、誕生日を祝ったり、そういった経験があまりに少なく自分は親不孝な子だったろうかと自問しながら仕事をしています。慣れない料理、散歩に誕生日会。
入居者さんはこんな自分と一緒に居てどう思っているのだろう?とふと疑問に思うことがあります。そんな時、入居者さんから「ご飯はもう食べた?」「電話鳴ってるよ。」「今日は徹夜?少し寝たら」「早く彼女作れ」と言葉を頂くと つい広島にいる母を思い出しその言葉が記憶の中で被ります。
自分の家族のように心配し気遣ってくださる入居者さんに感謝しながら、改めて自分の親と思い介護をしていこうと日々仕事に励みます。

08:40 | Posted by kimisanchi

【☆違いは恵み☆】  お寺のよこ 倉澤

2017年01月31日 | お寺のよこ

早いものでお寺のよこで仕事をはじめて、8ヶ月が過ぎました。
おっちょこちょいで鈍間な私を忍耐強く見守ってくれるチーフをはじめ、スタッフには感謝の気持ちがいっぱいです。
さて今回は、お寺の入居者様の得意なことを紹介させていただきます。
現在、お寺のよこには、9名の個性豊かな入居者さんがいらっしゃいます。
群馬県名産のお切り込みうどん作りが得意なTさんは、夜空を観ることが大好きなロマンティスト。
自室の窓からお月様を眺めている後ろ姿は、とても可愛いです。時々、夕方になると、娘さんや息子ざんのことが心配になるSさんは、お裁縫が得意で雑巾なども縫ってくださり助かります。
ペン習字が得意なIさんは、毎日時間を決めてペン習字の練習や計算ノートを広げ、頭の体操をしておられます。
以前小料理屋さんを経営されていたNさんは、最近指先に力が入らず、マイ包丁を持つことが難しくなりましたがいつも献立のヒントや味付けのアドバイスをしてくださり、皆さんの胃袋を楽しませてくれています。
東京音頭を口ずさむと陽気になられるKさんは、寝起きの笑顔がいつもニッコリ!思わず今日も頑張ろうと思える瞬間を与えてくださいます。
朝のごみ出しも嫌な顔せず協力的な男性のKさんは炒め物や揚げ物なども丁寧に作ってくださいます。
意思の疎通が少し難しいWさんの瞳はとてもチャーミング!目と目を合わせてゆっくりと話かけ、気持ちを伝える、感じとれるように心がけています。
9月と10月に新しく入居されたお二人も、皆さんと同じように素敵な個性が最大限に発揮できるように、その人らしさを受け止め、支援に繋げていきたいと思います。
これから冬本番を迎えます。
生姜の蜂蜜漬けで風邪予防し、元気に過ごしましょう。

08:18 | Posted by kimisanchi

【みなさんとの出会い】  お寺のよこ 佐藤

2016年12月31日 | お寺のよこ

お寺のよこで尊敬する先輩方と出会い入居者さんと日々の生活を一緒に過ごす事となって、もう直ぐ2年になろうとしています。
まだまだ介護人としては未熟だと思っていますが入居者さんと過ごす日常でWさんがふと見せて下さる笑顔やKさんが起床時に見せて下さる笑顔に今日も頑張ろう。と思えたりし私が風邪を引いてしまい咳込むとNさんはトントンと背中を叩いて「辛いわよね」と優しく声をかけてくださったり別のNさんと内科に行った日はNさんの発熱で待合い室で待っている時にも咳込む私に「お姉ちゃんの方が重症やね」と心配して下さりご自分も熱で辛いのに申し訳なくなってしまいました。
いつも仲良しのTさんとSさんは夜勤と知ると「決まって皆、寝てるんだから少し寝ていいよ。寝てたら起しにくるよ。」と声をかけて下さり「また明日ね。おやすみなさい」とTさんの居室で2人仲良く夜を過ごしているのを見たりIさんが「お茶の時間ね。」とお湯を沸かし入居者さんとスタッフの分もお茶を入れて下さったりと時間にすると本当に短くて一瞬ですがほっこりしてしまう時間があり皆さんから大切な物をいただいています。
介護の仕事に就いて本当に良かったと思っています。
これからも皆さんと共に成長していきたいです。

08:21 | Posted by kimisanchi

【Kさん。】  お寺の横 岡田

2016年11月30日 | お寺のよこ

7月1日に、私が担当していた入居者様のKさんがお亡くなりになりました。Kさんがお寺のよこに入居したのが3年前で、ちょうど私が入職したのもその年だったので、亡くなるまではお寺のよこで共に歩んできた感じがしました。
Kさんとの思い出は色々ありますが、中でも忘れないのが誕生日の外出企画で行った東京タワーでした。行きたい所の幾つか候補を挙げて、その名前を出したら「そこいいね」と言ったので東京タワーにしました。二人で盛り蕎麦を食べた
り、中にある水族館へ行ったり、タワーの歴史を学んだりしまたしが、一番良かったのが何と言っても展望台でした。そこから観る景色は最高で、特に下から眺めるルックダウンウインドウは、私だけで無くKさんも震え上がりました。数々の体験をし、まさに最高の時間でした。
最初の頃は、自分で歩く事が出来るくらい元気だったので、体調を崩されてからは車椅子で生活され、やがては居室での生活をしいられたので、本当につらかったんだと感じられます。食事量もほぼ食べる時もあれば、殆ど食べないくらいまばらだったので本当に心配でした。亡くなる数日前はさらに体調が悪化したので、医師からはサポートゼリーやエネー
ボと、麦茶での対応を指示され、最終的に氷水しか摂取しない時もあり、大丈夫なのかと思いました。亡くなった日は休みだったので、携帯のCメールでこの事を知りました。
7月4日にお別れの会が行われたので、出た際に御家族様から「今まで本当にありがとうございました」と感謝されました。
本当に思い出は数知れずありましたが、Kさんとお寺のよこで過ごした日々はいつまでも忘れません。改めて本当にありがとうございました。

08:45 | Posted by kimisanchi

【受け取ったもの、繋いでいくこと】  お寺のよこ 光岡

2016年10月31日 | お寺のよこ

教えてもらったこと。

私が入職した11年前、お寺のよこに炊飯器はありませんでした。ご飯は鍋で炊いていて、生まれて初めて鍋でご飯を炊く手順を知りました。水の分量や、火加減、どの位で炊き上がるのか等、全て入居者さんから教わりました。
炊飯のみならず、食材の切り方、調理方法、味付け(何の調味料を入れるか、分量、入れる順番)、盛り付け・・・etc.
勉強になることばかり。お陰様で、料理って面白いなと思うようになりました。入居者さんによっては、細かなことには拘らず、大らかに調理をされる方、自分だけではなく、他の方も食べるのだからと細やかな気配りをされる方と、その方たちの料理や他者への思いを垣間見ることが出来ました。

気付かされたこと。

人を思いやるということ。他者に対してさり気ない気遣いを見せること。自分のことを気に掛けてくれる人がいるということが、どれだけ心強いかということ。自分のことは自分で決めるということ。
「教えてもらったこと」は、生活を営んでいく上での具体的な手順。
「気付かされたこと」は、他者と共存しながら、人生を歩んでいく上での心構え。大切なこと。

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これらは、入居者さんから受け取った一端に過ぎません。これからも沢山のことを教えてもらい、一つでも多くのことに気付くことが出来ればと思っています。自分が現時点に立っていられるのは、これらの集積に他ならず、受け取ったものを他者に対して少しずつ繋げていきたいです。

10:04 | Posted by kimisanchi

【「お寺のよこ」って・・・】  お寺のよこ 伊藤

2016年09月31日 | お寺のよこ

「お寺のよこ」はとっても賑やかな場所です。出勤して玄関ドアを開けるとまず皆さんの元気な声が聞こえてきます。私は何回も乗り換えて満員電車で通勤するだけでぐったりしますが、その声を聞くだけで一気に元気になります。その後、皆さんの明るい笑顔を見るとますます元気になってしまいます。さあ、今日も一日みんなと一緒に過ごしましょう!!

そんな賑やかな中で、先日Kさんというご入居者様がご自身の居室にてお亡くなりになりました。存在感のある、笑顔が素敵な快活な女性でした。
そのKさんがお亡くなりになる6日前、お寺のよこで行われた運営推進会議に車椅子でご出席されました。出席メンバー各自挨拶の際のKさんの言葉です。
「皆、喧々諤々言いたい事を言い合って、そして協力して仲良くやっていきましょう」
お亡くなりになる僅か6日前です。お寺のよこのご入居者の方々、スタッフ全員へのメッセージを、こんなに素晴らしいメッセージを私達は頂くことができました。

皆、元気です。言いたい事を言っています。やりたい事をやっています。でもその中には他の方への感謝や労い、心配や思いやりがいっぱい詰まっています。家族同様の気持ちを持っていらっしゃるのです。こんな素敵な「お寺のよこ」。私は「お寺のよこ」5年目、今までもこれからも「お寺のよこ」が大好きです。あーここにいられて幸せ!!

10:56 | Posted by kimisanchi

【皆さん はじめまして♪】 お寺のよこ 倉澤

2016年08月31日 | お寺のよこ

梅雨に入り、体調管理が難しい季節になりましたね。お変わりなくお過ごしでしょうか。
テニスとシフォンケーキ作りが大好きな54歳の倉澤恵美子です。
3月までは、10年間駒込の事務所で事務の仕事をしていました。過去に特養で働いた経験があり、昨年介護福祉士を取得。縁があり、今年の4月からお寺のよこで働かせていただいております。入居者の方から学ぶことが多い毎日です。人生の最終章をつつがなく暮らしたいと仰るNさんの思いを叶えられるように環境を整えて一人ひとりのことをよく「知る」こと、そしてその人らしさを尊重し、目にすること、感じること、触れることを大切に過ごし、共通の感性で伝え合って暮らしに楽しみが増えるように努力したいと思いますのでこれからもどうぞ宜しくお願いいたします。

09:56 | Posted by admin

【浅草外出】  お寺のよこ 佐藤

2016年06月14日 | お寺のよこ

お天気に恵まれ、5月の三社祭りの御みこしが出る金曜日、Sさんの誕生日企画で浅草にバスで出かけました。
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Sさんが食べたいと仰ったうな丼を、カウンター席で食べ「鰻を焼いている人は大変だね。美味しいかったね。」と会話し、浅草寺の参拝後に雷門から人力車に乗りました。人力車を引くお兄さんに「初めて乗ります。お願いします。日差しが強いし疲れちゃうね。」と気遣いながら、浅草の説明をしっかり聞き「知らないことが多いね。勉強になったね。」と人力車がスピードを上げると「早いね。気持ちが良いねー。」と楽しそうにされ、笑顔がたくさんの15分が過ぎ「浅草寺にバスで来られるのも知らなかった。人力車も楽しい思い出になった。」と喜んで下さり「お天気が良くて付いていたね。また来ようね。」といつも前向きな言葉しか言わないSさんと、浅草寺の仲見世を歩いても「人混みも良いもんだよ」と口にされ、本当に優しい穏やかな方なのだと思いました。Sさんみたいな素敵な女性になりたいと思いました。

09:35 | Posted by admin

【恒例の桜見物】  お寺のよこ 岡田

2016年05月15日 | お寺のよこ

春と言えば桜。と言う事でお寺のよこでも恒例となった桜見物、今年も行って来ました。他の職員は千鳥が淵や飛鳥山の方へ行って来ましたが、私は播磨坂の方へNさんとTさんとSさんと一緒に行きました。最初は六義園を予定していましたが、かなり混雑しているらしく、入場するのに1,2時間程度はかかるとの事なので、播磨坂に変更しました。
いざ到着すると桜並木になっていてまさに桜のトンネルと言った様な感じで、Nさん達も「綺麗ね」と感想を述べられていました。
正直、播磨坂は私も知らない場所だったのですが、ネットで調べるとここでは「文京さくらまつり」と言うのが行われており、「文京花の5大まつり」に数えられているそうで、東京都内でもお花見人気22位だそうです。
今年は雨が多く桜の心配はありましたが、何はともあれ桜見物は出来て良かったと思います。また、来年が楽しみです。

11:24 | Posted by admin

【変わるもの、変わらないもの】  お寺のよこ 光岡

2016年04月10日 | お寺のよこ

お寺のよこに、2月から2名の方がご入居されました。定員である9名の入居者さんが揃うのは久しぶりのことなので、賑やかな日々が続いています。これから暖かくなり、絶好の行楽日和ともなりますので、皆さんと色々なところに出掛けることが出来ると思うととてもワクワクしています。お寺のよこのある、文京区周辺は桜の名所が多数ありますので、花見だけでも何回も楽しむことが出来ますね。
お寺のよこでは約2年前に半数近くの入居者さんの入れ替わりがありました。ご入居された当初は、自分が何故ここ(お寺のよこ)に居るのか納得することが出来ず、落ち着かれない方もいらっしゃいました。ご自分の中で了解点を見つけておられた方、納得が行くまで何度もスタッフに聞いてこられる方、電話でご家族の声を聞くと落ち着かれる方等様々でしたが、2週間間隔で4名の方がご入居されてくるという経験は、ここ10年間でも無かったことでしたので、スタッフも手探り状態で、会議の時のみならず、個別でもスタッフ間で良く話し合ったことを思い出します。それから2年が経過し、その際にご入居された方で3名の方が今もお元気に過ごされています。
KさんとMさんは、ご入居された時から仲良しで、ご入居されて1か月もしない内に、お二人で近くの光源寺さん(通称:大観音)までお参りに行かれることが日課となりました。日課の通り毎日出掛けられ、梅の実や、押し花用の花や葉を嬉しそうに持ち帰られることもあり、夏場にはラジオ体操にも参加されていました。行く道すがらに、近隣の方に声を掛けられて挨拶をすることも日常風景の一つでした。
お二人は今もお元気に光源寺さんまで散歩に出掛けられています。足腰が少し弱られたこともあり、毎日ということはなくなりましたが、天気の良い時はどちらからともなく誘い合わせて出掛けて行かれます。近隣の方との挨拶も変わりのない光景です。
Sさんは、ご入居された当初から、自分が何故お寺のよこに居るのか、ここに居る意味や、ここで生活していくことの意味ということを納得が行くまで何度もスタッフに聞いて来られる方でした。ご本人にお寺のよこの運営規定が記載されている書面を見て頂き説明することもありました。納得されない時は、私とは別のスタッフが説明や話をすることにより落ち着かれることもありました。
Sさんは現在も迷われているご様子です。自分には残された時間が多くある訳ではないのだから、ここが終の棲家で良いのかと仰られています。ただ、誰よりも楽しいことがお好きな方でもありますので、イベントや、ご本人が意欲的な気持ちになれる仕事があると、気持ちを切り替えられて、積極的に取り組まれます。その度に「もう少しここで頑張ってみます」と仰られ、外に出掛けて行かれる時、帰って来られた時は、ともに元気良く「行って来ます」「ただいま」と言われています。
2年が経過すると入居者さんのご様子は個別差こそあれ、変化があるようです。その中でKさんとMさんの散歩や、Sさんの「ただいま」という元気な声は変わることがありません。そのような姿からは、その方々持っておられる根源的な力強さが感じ取られ、私の勝手な願望ながら、さらにもう2年後も、そういった姿を拝見出来れば良いなと思っています。また、Sさんに限らず、自分がここ(お寺のよこ)に居る意味は何なのかを切実に考えておられる入居者さんの姿もとても尊いものであると感じています。
我々スタッフの出来ることは何か、考え続けていかなければならないことは多岐に亘ってあるようです。

16:02 | Posted by admin

【飲み会ラッシュ】  お寺のよこ 岡田

2014年12月09日 | お寺のよこ

11月の下旬頃に、9月で退職した常勤の職員の送別会をしてから、職員と飲みに行く機会が多くなりました。送別会の翌日には11月に新しく入職した常勤職員の歓迎会、12月上旬には法人全体の忘年会、そして下旬にはお寺のよこでの忘年会がありました。
さらに1月には法人全体の新年会と、12月で退職した常勤職員の送別会もあるので、本当に飲み会ラッシュと言う状態です。
酒はあまり飲めないですが、別に参加する事に抵抗はありませんし、仕事をしていく上でのいい経験ではあると思います。

08:06 | Posted by admin