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【当たり前であるように】  お寺のよこ 光岡

2018年05月31日 | お寺のよこ

つい先日のこと。朝のバタバタとした時間帯に、入居者のHさんが、買い物にお一人で出掛けて行くことに気付かずに、買い物先の店員の方から「先程Hさんが買い物に来られましたが無事に帰られましたか?」という電話を頂いたことがありました。程なくHさんが帰宅されたので、事故もなく無事で良かったと一安心しましたが、同時に電話を掛けて来て下さった方に対して感謝の思いで一杯となりました。
数年前には、Tさんに、入居者の皆さんで食べる昼食のうどんを買って来て下さるようお伝えをして、お一人で買い物に出掛けて頂いたことがありました。私はTさんがどのようにして買い物をされるのか興味があったのでTさんに気付かれないように少し後から付いていって様子を伺っていたのですが、いつも買い物に行くお店とは違う方向へ向かって歩かれて行きました。どうするのかな?と思って後をつけて行くと、良く散歩に出掛けるお寺さんのある場所の方へ行かれて、その先の商店(そのお店は今はありませんが、日用品を購入する時に良く利用しており、食料品も置いていました)に入って行かれました。Tさんは、暫くどうして良いか分からず迷われていましたが、店主の方にうどんを買いたいことを伝えて、うどんの場所を教えてもらっていました。私は店の外からそっとそのやり取りを見ていたのですが、店主の方が私に気付いて「今、うどんの場所をどこにあるか聞かれて選んでおられる所です」とそっと教えて下さいました。
HさんもTさんもお寺のよこにご入居されている入居者であるということ、その入居者の方が認知症状態にあるということ、認知症状態にあるということはどういうことか、また、お寺のよこでは入居者の方にどのような対応を行っているのか、認知症状態にあっても日常的に買い物に行くことが出来、かつそういった力を持っておられるということ。そういった諸々を地域の方が理解して、そっと見守って下さっているということは、グループホームで認知症状態にある方々を支援している私達スタッフにとってとても心強いことであると再認識しました。
それはこれまでお寺のよこにご入居されていた入居者さん、スタッフが日々当たり前のように地域に出向いて行き、当たり前の日常生活を営んできた蓄積でもあると同時に、そのような日常を通して地域の方々が色々と感じ取って頂きさり気なく力を貸して下さった賜物でもあります。
これからも認知症状態であったとしても普通に買い物、散歩、外食、イベント参加等地域での生活を営むことが出来るよう、スタッフ一同で何が出来るのか、何をすべきかを考えていければと思っています。

08:29 | Posted by kimisanchi

【朝食】  お寺のよこ 元谷

2018年05月05日 | お寺のよこ

時が過ぎるのは早いもので、お寺のよこに入職してから1年半が経ちました。
一年半が経ち、当時の入居者様はもちろん、僕自身もだいぶ変化がありました。
入職したてのころは、夜勤の勤務が特に大変で、毎度毎度入居者さんの対応に四苦八苦していました。
意外なところで悩ましかったのが、朝食作りだったのを今でも覚えています。
そもそも僕自身があまり朝食を作る、更にいえば食べる習慣がなく(ぎりぎりまで寝たい。)、母親も弁当を作るのに大変で、パンで間に合わせることが多かったので、日本的な朝食をあまり摂ったことがありませんでした。
諸事情があり、パンは禁じ手とされており、時間がないなかでやむを得ず、朝食でそうめんを出したところ、入居者さんから「朝からこんなもん食わせんじゃねえ」と、激怒されたのを今でも覚えています。
さすがにこれには懲りて、入居者様から朝食は何がいいのか?希望を募ることにしました。
結果、煮物、納豆、卵焼き、ほうれん草のお浸し、シラス、味噌汁、焼き海苔、ひじき煮、、、など、色々なものが出てきました。
希望を聞いてみたものの、あまり作ったことがないので、結局、困ってしまい、悩みながら作ったところ、これも「美味しくない。
不味い!」と激怒されました。
あまりにも怒るので、「今度味見をして欲しい」と懇願するも火に油。
この状況で、日勤に引き継いでもらうのも心苦しいものがありました。
仕様がないので、この入居者様に朝食の味見をしてもらい、味を整えることにしました。
別の方で、料理の得意な入居者様がいらっしゃったので、毎朝、朝食の作り方を教えてもらうようになりました。
味見をする方と、料理の作り方を教えて下さる方が、鉢合わせをしてしまって、私が朝食を作ると喧嘩になることもしばしばありました。
そういう経緯を得て、朝食を美味しいと評判を頂くようになってからは、もう手伝う必要もないと思われたのでしょうか、味見にくることも少なくなり、作り方を教えて下さった方も徐々に早くに起きることも少なくなりました。
いつのまにか一人で朝食を作るようになりました。
時は過ぎ、仕事上あまり朝食に時間をかけることがこのごろ難しくなってきました。
前と比べ、手順を抜いて料理をしているので、明らかに味は落ちてしまったので、怒られるだろうなと思っていると、やはり「美味くない!まずい!」と入居者様が仰いました。
いつも味見をしてくださった方でした。以前のように怒ってはおらず、今度味見をして欲しいと伝えると「分かった」と少しだけ笑いました。

08:00 | Posted by kimisanchi

【恒例の餅つき大会】 お寺のよこ 伊藤

2018年03月28日 | お寺のよこ

年末の12月30日、「お寺のよこ」では毎年恒例の年末餅つき大会を開催いたしました。
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ここ数年は「お寺のよこ」内の居間にて実施してまいりましたが、皆で話し合い、屋外でやってみようということになりました。
「お寺のよこ」の玄関前は近隣のお寺様の参道になっています。いつも「お寺のよこ」のことではご理解をいただき、ご協力いただいているお寺様です。今回もご好意により参道を使わせていただきました。
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季節感を取り入れた行事は、ご入居者様にとっても興味のそそられる出来事のようです。私たちスタッフも季節を感じていただきたくて、一年を通して季節の行事は大切にしています。
当日は心配していた天候にも恵まれ、外は寒かったですが、楽しい時間を過ごしました。皆さんおひとりおひとり順番に杵を持ち、餅をついていきました。
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例年、同じグループ内の他事業所の方にもご参加いただいていますが、今年は体調が思わしくない方がいらっしゃったので、人数的には少し寂しい感じもしましたが、寒い中参加できた皆さんには餅つきを楽しんでいただけていればと思います。
搗いた餅は家の中に持っていき、皆で一緒にお鏡餅を作りました。たくさん出来上がりました。これを飾って新しい年を元気に迎えましょう。
久しぶり、何年かぶりでの屋外での開催で、告知等もなかったため、近隣の方にもあまり知られていなくてご参加いただいた方はいらっしゃいませんでしたが、これからは是非とも近隣の方たちにもご参加いただいて活気のある餅つき大会になっていくといいなと思っています。
「お寺のよこ」は地域の皆様に支えられ日々を送らせてい
ただいています。いつも感謝しながら、これからももっと皆様と関わりあいながら暮らせていけたらと願っています。

17:34 | Posted by kimisanchi

【感謝】  お寺のよこ 倉澤

2018年02月28日 | お寺のよこ

いよいよ今年もあと2週間となりました。お寺のよこで2回目の新年を迎える倉澤です。
入居者さんもカレンダーを見つめながら、お正月の準備が気になるご様子です。
来年88歳を迎えるIさんは、お正月の松飾りや、お酒の肴(さかな)の用意、台帳の整理をしないと家族が困りますのでと、ご自分の役割をしっかりと覚えていらっしゃいます。
病気の進行から、お箸やコップをしっかりと持つことが困難になり、距離感がつかみにくくなったNさんは、いつも食事作りの時間になると、台所脇の椅子に座り、お料理の味付けや下ごしらえのポイントを教えてくださいます。Sさんは、誤嚥性肺炎のため1ヶ月半入院されましたが12月上旬に退院し、仲良しのTさんも元気になり笑顔が戻られました。
ご自分の気持ちを大きな声で表現してくださるKさんは、少しずつ拘縮が進み、歩行の際の足の動きが悪くなり、マッサージの回数を増やすことになりました。明るくユーモア溢れるNさんは、毎日バナナを食べて、しっかりとラジオ体操される健康的な91歳の女性です。
入居されて3ヶ月、少しずつ環境に慣れてこられたSさんは、熱海の旅行の温泉を楽しんでおられました。男性のKさんは、居間のソファでゆっくりと寝転んで過ごしたいのですが、入居者さんに厳しい口調で注意され、しぶしぶ居室に戻られることが多いです。
入居年数8年の男性Kさんは、来年77歳の喜寿を迎えられます。早朝のごみ出し、お買い物、お料理何でも出来るKさんは、頼りになる存在でおられます。
それぞれの入居者さんが1年後も同じようなことを言ってもらえるように、そして自分らしく生き生きと生活できるように誰でも滞在的に持っているパワーや個性を引き出す支援を心がけたいと思います。私事ですが今年の夏に83歳を迎えた母が亡くなりました。潔く旅立った母を思い出すと涙がこぼれますが元気な入居者さんの姿に頑張らなくちゃと姿勢を正す毎日です。1年間ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。(2017年12月)

08:37 | Posted by kimisanchi

【念願の熱海宿泊旅行】  お寺のよこ 伊藤

2018年01月31日 | お寺のよこ

「お寺のよこ」では3年前から4年連続で宿泊旅行に出かけています。箱根や中川温泉に続き、昨年は皆さん念願の熱海旅行に出かけました。出かける数日前までは台風や大雨の天候が続きましたが、旅行当日は絶好の行楽日和、秋晴れのなか出発できました。
マイクロバスに乗り、どこまでも続く海岸線を見ながらのドライブ。途中でサービスエリアにも立ち寄り、ソフトクリームやプリンを食べました。ホテルに到着すると楽しいことが目白押しです。大浴場に入ったり、カラオケをしたり。
食事は和洋折衷のコース料理です。ホテルのスタッフの方々にも本当に良くしていただき、皆さん好きなものを好きなように召し上がっていました。
大浴場は床が畳敷きになっていて滑りにくくてよかったです。皆さん普段入らない大きなお風呂でゆったりと湯船に浸かっていらっしゃいました。カラオケも皆さん手拍子したり、一緒に歌ったりと賑やかな時間になりました。
また、宿泊と言う外出は、いつもとは違った環境だからか、皆さんの新たな一面を見る事ができました。助けが必要かと思う人がいるとそっと手を貸してあげていたり、声をかけていたり。普段関わらない方との交流も見jられました。
宿泊旅行は、スタッフにとっては緊張が伴います。今回、旅行担当になり、多々の条件を満たす宿を探すところから始まりました。事前に、自分の母親を連れて宿にも行ってみました。大浴場や部屋や食堂の様子を確認し、スタッフの方とも綿密に相談させていただきました。ホテル側の配慮で、大浴場に介助者が服を着たままでついていくことを理解して頂き、食事を刻み食にしてもらうことなどの対応、本当に助かりました。帰る日の朝食の後、従業員の方から「また来てくださいね」「待ってますからね」と言っていただき、Tさんは涙を流してその方と握手をして別れました。
スタッフ皆で頑張った甲斐があり、皆さん大いに楽しまれた様子でした。帰ってから暫くの間「熱海行ったね」「楽しかった」と仰っている方を見ると、本当に行って良かったと思います。
宿泊旅行はスタッフの皆の協力があってこその成功だと思います。皆さんお疲れ様でした。
でも、入居者さんたちのあの笑顔が見られるのなら良かったですね。また頑張れますね。
今回はSさんが体調を崩され入院のため、旅行に参加できなかったことが残念でしたが、次回は必ず、皆さん揃って皆さんの希望の場所へ、宿泊旅行に出かけたいと思っています。

08:55 | Posted by kimisanchi

【Nさんと東京タワー】  お寺のよこ 岡田

2017年12月31日 | お寺のよこ

5月にNさんと誕生日の外出企画として東京タワーに行きました。東京タワーは一昨年にも以前ケア担当をしていたKさんと行ったのですが、Nさんも行きたいと言うので東京タワーに決めました。理由は以外にも一度も行った事が無いからでした。
春と言う事もあり暖かい気候でしたが、当日は気温がやや高くどちらかと言うと暑いと言う感じでしたがNさんはしんどい様子も見せず楽しんでいました。
到着してまず始めに昼食を食べ、その後に展望台に行きました。快晴だったので景色も良く見えてNさんも喜んでいました。途中Nさんがアイスを食べたいと言うので、展望台にある店でソフトクリームを食べました。2階展望台に移動し、そこにあるルックダウンウインドウを見て怖くてさすがに見れないとの事でした。
その次に水族館に行きました。見た事が無い珍しい魚が多数いたのでNさんも驚いていました。東京タワー内に水族館があった事に対しても驚いていました。
その他に東京タワーの歴史に関しての展示コーナーを見に行ったり、喫茶店にコーヒーを飲んで、最後に皆へのおみやげを買いに行きました。
本当に楽しかったみたいで「東京タワーありがとう」と何度もお礼を言っていました。

08:13 | Posted by kimisanchi

【君の名は】  お寺のよこ 光岡

2017年11月30日 | お寺のよこ

お寺のよこで勤務を始めてから、かれこれ10数年の年月が経ちますが、入居者の方から名前で呼ばれるという経験は殆どありませんでした。「光岡(みつおか)」という覚え辛い苗字であることも一因としてあるかとは思いますが、大抵は「お兄ちゃん」「お兄さん」と呼ばれることが多く、「先生」と呼ばれることもありました。
でも、ここ数年で、苗字や役職名で呼ばれる機会が増えてきました。「光岡さん」と呼ばれることもあれば、光岡をもじったニックネームのようなもので呼ばれたり、「施設長」と呼ばれることもあります。「お兄ちゃん」と呼ばれることも親近感が感じられて嬉しいのですが、苗字やニックネーム、役職名で呼ばれると、一人の人間として区別、認識をされているようで、嬉しく感じています。
勿論、名前で呼ばれることだけが全てではなく、入居者の方なりの表現で、自分という人間を他者と区別して対応をされているケースがあることも承知しています。それでも敢えて名前(もしくは他者とは明らかに違う名称)で呼ばれることの喜びとは、自分という存在を、確実に認識してくれていることが実感されるからでしょうか。
入居者さん同士のご様子を拝見していると、始めは互いの名前を中々覚えられないご様子でも、次第に仲が良くなるにつけ、もしくは関係性が出来ていくにつれ、相手の名前を憶えていかれることがあります。普段は名前で呼ぶことが殆ど無い場合でも、遠くにいる相手に声を掛ける際に「○○さ~ん」と呼んだり、スタッフが下の名前で呼んでいる入居者さんに対して、そのことを憶えているのか、下の名前で呼んでみたり、入居者さん同士で洗濯物を畳んでいる際に、洗濯物に書かれてある名前を見て「これ、あんたのだよ」と渡したり・・・。そういった光景は、何気ない日常風景なのかもしれませんが、認知症状態にある方たちが、時間を掛けて獲得してきた他者との関係性(いわゆる馴染みの関係)を垣間見せてくれているようで、とても嬉しく感じます。ひょっとしたら、そういった関係性を互いに構築していくことにより、自分を奮い立たせて「お寺のよこ」で生活をされているという側面もあるのかもしれません。
男性入居者のKさんは、「お寺のよこ」開設当初からいらっしゃる主(ぬし)的存在です。そのKさんは、ここ数年これまでになかったかのような「モテ期」に突入されています。入居者の方から「Kさん」「Kさん有難う」と名前で呼ばれ、頼りにされることにより、これまで見られなかったような姿(自発的に、他の入居者さんが拭き終えた食器を、食器棚に片付ける、花札等のゲームに他の入居者を誘う等)が見られ、心なしか笑顔も増えているような。スタッフの声掛けや対応だけではこうはいきません。ともに生活をしている入居者さん同士の横の繋がりがあってこその変化ではないかと思っています。
それはKさんのみならず、他の入居者さんも同様のようです。スタッフも少しでもその仲間に入れてもらえたら嬉しいです。皆様、今後とも宜しくお願い致します。

16:57 | Posted by kimisanchi

【駒本小学校の子供達13人と交流・演奏会♪】  お寺のよこ 佐藤

2017年10月31日 | お寺のよこ

7月5日のお昼過ぎに駒本小の2年生から6年生までの男の子1名と女の子12名、付き添いの先生3名が元気いっぱいでお寺のよこ居間に入って来ました。
入居者さんの顔は何が始まるんだろうというような表情をされていましたが、子供達がピアニカとリコーダーで演奏を始めると拍手をしたり立ち上がり手を振りったり身体全体で喜ばれ笑顔や涙を浮かべる入居者さんの様子がありました。
「駒本小学校の校歌」に続き「ふるさと」「花は咲く」を一緒に歌い「幸せなら手をたたこう」では肩、腕、足踏みなどを一緒に行うと、Nさんは「ありがとう!涙が出ちゃうよ。嬉しいよ。」と手を振りTさんは「来てくれてありがとう。泣けちゃうね。」と拍手しMさんは「可愛いねー。」とSさんは「上手だね。可愛いね。」と涙を浮かべていらっしゃりKさんも自ら手拍子をし一緒に分かる所を歌い涙をためていらっしゃいました。
その後、七夕が近い事もあり子供達が七夕飾りの飾り付けをして願い事を入居者さんと一緒に短冊に書き笹の葉に飾り、たくさんの笑顔と溢れる程の元気な声がお寺の居間に響いていました。
短冊にNさんは「100歳まで頑張る!」Kさんは「これから半年、元気でいれますように」と願いを書かれていらっしゃいました。
最後におやつの時間を子供達、先生方と過ごしジュースをお替りする子供達を優しく見守る入居者さんの姿が印象的でした。
お別れの挨拶を小学生がするとNさん、Sさん、Tさんが玄関まで見送りして「ありがとう!気をつけてね。元気でね。また来てね。」とそれぞれの言葉で手を振って送り出し「可愛かったねー。」と居間へ戻りお寺の日常に戻りましたが入居者さん全員が身体全体で楽しまれ笑顔になった良い時間だったと実感しました。
駒本小学校や近所の方々との交流の時間がもっともっと増えればなぁと思いました。

19:00 | Posted by kimisanchi

【Kさんとの外出企画】  お寺のよこ 伊藤

2017年09月30日 | お寺のよこ

6月の天気の良い日にKさんと誕生日企画で上野恩師動物公園に出掛けて来ました。
パートから常勤職員になって初めての外出企画です。
緊張感や責任感と共にわくわくする気持ちでいっぱいでした。
Kさんは発語があまり得意な方ではありませんが、動物が大好きな方でテレビを見ながら時々声を出して喜ばれる時があります。
そんなKさん、動物園、動物達にどんな反応をみせてくださるか。
いろいろな動物を見て回っていると、一番喜んでくださったのが猿山でした。
猿の動きを目で追いながら「こっち来た」「降りた」「行っちゃった」とたくさんの言葉を言っていらっしゃいました。表情を伺うと目をきらきらさせていらっしゃいました。
持参したお弁当を池のほとりのベンチで食べるのも、いつもより食欲旺盛でピクニックを楽しんでいらっしゃるようでした。傍に寄ってくる鳩にも敏感に反応されていました。
帰りには一緒にいくつかのぬいぐるみの中から猿のぬいぐるみを選び購入しました。
今はベッドで眠るときには「可愛いなあ」と仰りながら抱きかかえて眠っていらっしゃいます。
私にとってはとても充実した一日でした。Kさんも私と同じような幸せな時間を過ごせていただけていたらと思っています。
またKさんをはじめとして入居者の方々にきらきらする時間を過ごしていただきたいなと思います。

10:33 | Posted by kimisanchi

【役割】  お寺のよこ 元谷

2017年08月31日 | お寺のよこ

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生活の習慣や好きなこと、得意なこと苦手なこと入居者さんそれぞれ違います。
複数の方が入居するグループホームではその人同士の意思を尊重していくうち入居者さん同士が 生活するうえでの役割を知らず知らず分担しているように感じます。
買い物が大好きなNさんは、毎日のように食事の買い物に行きたがります。
職員と買い物へ行き 帰るたびに、「いつもありがとう」と他の入居者さんに迎えられるうち、すっかり買出し係りのポジションになってしまいました。
買い出しが習慣になった頃 以前よりも的確に食材をみては献立の提案をしたり その調理方法を僕に教えてくださります。
トランプが好きなIさんは、時間があれば他の入居者さんを誘いトランプに興じます。
その姿はどこかで見た介護職員のレクリエーションのようでいつものお相手の入居者さんもそれを楽しみにしています。
個人的にですがトランプをしだしてから以前よりも、よくねむれるようになったように思います。
飲食店で働いていた経験のあるKさんは、食事作りにホットプレートが出るたび他の利用者さんからのご指名で食事作りに励みます。Kさんが食事を作っていると他の入居者さんも何か手伝いましょうか?と笑いながらやってきます。
そしてKさんの指示で食事作りがどんどん進んでいきます。
揚げ物があがるタイミングやお皿の準備など的確に指示をしています。
食器にこだわりのあるnさんは、いつも台所にたまった食器を拭いては、食器棚に入れていきます。自分のお気に入りの食器は誰にも取られぬよう死角にひそませて。
毎日そのお気に入りの食器を使ってはご飯を食べてます。
自分の意思で自分らしく生きるうちに、ホームで役割を見つけみずから可能性を広げていく入居者さんを見ていると自分も老後 お世話になるならグループホームがいいかなあとふと思います。

10:04 | Posted by kimisanchi

【☆ Iさんの言葉☆】  お寺のよこ 倉澤

2017年07月31日 | お寺のよこ

「人生は努力と運。運命が自分をつくるのよ。良いところを学ぶ姿勢が大切ね」と教えてくださったIさんは、2月に87歳のお誕生日を迎えられました。とてもスポーツが大好きでお若い時は女性でありながらボート部に所属し、毎日練習されていたそうです。得意のペン習字は3級の腕前です。毎朝、自室でお手本を見ながら練習を怠りません。仲良しの入居者Nさんとのトランプ(七並べ)も日課になりました。時折、口論となりぶつかる時もありますが、いつのまにか仲直り、テーブルの上のトランプカードを見つめるお2人の姿が微笑ましいですね。そんなIさんと5月中旬に誕生日企画として御徒町に出かけました。アメヤ横丁の商店街の中にある徳大寺でお参りした後、「寿司幸」でランチ、上野恩賜公園を散策しました。Iさんは、「みはし」で食べたクリーム白玉あんみつがとても美味しかったようですね。本来なら3月に予定していた企画でしたがIさんの腰椎圧迫骨折の治療があり遅れてしまいました。しかし、上野恩賜公園の新緑を眺めながら感動してくださったIさん。素敵な言葉をプレゼントしてくれました。「緑と習字が繋がりあるように思うわ。墨の色は黒いけれど、どちらも落ち着くのよね」と。ありふれた日常にも落ち着くような雰囲気を作れるといいなぁ~と思った瞬間でした。

10:00 | Posted by kimisanchi

【いつも仲良し】  お寺のよこ 佐藤

2017年06月30日 | お寺のよこ

お寺のよこに、ご入居されてから仲良しになられたTさんとSさんは起床時から一緒でTさんの居室で一緒に過ごされていることが多くベットにTさんが入り椅子にSさんが腰掛けてテレビを見ていらっしゃるのですがNさんは掛け布団を横にしてSさんにも布団が掛かるように優しい気遣いをされています。
入浴もほぼ毎日、一緒に入られ湯加減を聞きに様子を見てお声掛けするとTさんは決まって笑顔で「いい加減!」と仰います。先に出たTさんはSさんの分のお茶を用意しSさんがお風呂から出られるのを待ち、入浴後にテレビののど自慢を見ていらっしゃる時には
Tさんが「若い人が多いけど歌が上手だね。お酒でも飲みながら見ていたいね。」と。
Sさんは「お酒はないよーお茶けならあるからお茶けを飲もう。」と「お茶けね。」と爆笑され「今度、飲みに行こう!」と2人で盛り上がっているので私が「何を飲みに行くの?」と聞くと「珈琲だよ。コーヒーも飲み物でしょ」とNさん。「じゃあ3人でコーヒー飲みに行こう。」と誘って下さったSさん。そしてお金は誰が払うかと「あんたでしょ。お金持ってんでしょ。」「いや、あんただよ。」とお互いに言い合っていました。
そんな会話をされてTさんの居室でSさんは寝るまでの時間を一緒に過ごされていらっしゃいます。毎日いろんな話をされて笑っているお2人の姿を見ているとこちらまで幸せになり歳を重ねてからでも良い友人関係が作れるんだなーと人生の大先輩に教えていただきました。

16:46 | Posted by kimisanchi

【浅草観光】  お寺のよこ 岡田

2017年05月31日 | お寺のよこ

2月に私がケア担当をしているKさんと誕生日の外出企画で浅草に行きました。今までKさんとの誕生日の外出はKさん自身が特に行きたい所の希望が無く、これが欲しいと言う事で近くの店まで買いに行ったくらいでしたので、今回は何処か行きたい所を聞くとKさんは「浅草に行きたいですね」との事だったので浅草に行く事にしました。
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私は浅草に行くのは2回目でKさんは行くのは初めてだったとの事です。現地に着くと有名な観光地からか人はいっぱいで外国人観光客も何人かいました。まず始めに人力車で浅草周辺を回りました。人力車に乗るのは私もKさんも初めてで、どんな感じなのか楽しみだったので、乗ってみると気持ち良くいい乗りごごちでした。
その後は浅草寺周辺を観光し、昼食はKさんの希望で蕎麦を食べたいとの事だったので蕎麦屋に入り、Kさんはとろろ蕎麦を食べ私は天丼を食べました。
昼食後は他入居者様へのお土産を買う為に仲見世通りを散策しました。浅草と言えば何と言っても雷おこしが名物なので雷おこしを買いました。後は何にするかを仲見世通りを歩くと、あんこ玉や芋羊羹で有名な舟和があったので立ち寄ると、薩摩芋の薄い煎餅があったので、その煎餅を買いました。そしてお土産を買った後は近くの喫茶店でコーヒーを飲んで帰りました。
久しぶりに浅草に行って初めて人力車で観光もしたのでとても良い体験が出来ました。
次回は何処に行くかKさんとじっくり考えたいです。

17:12 | Posted by kimisanchi

【宝物】  お寺のよこ 光岡

2017年04月30日 | お寺のよこ

かなり前のことになりますが、お寺のよこでは、昨年の11月に箱根まで1泊2日の宿泊旅行に行って来ました。残念ながら、入院されている方や体調が思わしくない方が2名いらっしゃった為、全員参加とはなりませんでしたが、入居者さん、スタッフ総勢12名で賑やかな旅行となりました。
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寺のよこでは3年連続の宿泊旅行となります。その前の6年間は、都内を対象とした日帰り旅行がメインで、時には複数の入居者さんの体調もあり、旅行自体を中止にせざるを得ない年もありました。そんな中、3年前に7年ぶりの宿泊旅行が実現出来たことは、個人的にとても嬉しかったです(因みに3年前も行き先は箱根でした)。皆さんが楽しまれるか、無事にお寺のよこに帰宅出来るかといった不安感はありましたが、入居者の皆さんが、古くから馴染みのある箱根という行楽地で温泉に浸かりながら、ゆったりと宿泊旅行を楽しまれているご様子や、普段の生活とは異なる多様な表情を拝見していると、本当に企画をした甲斐があったと思いました。
「企画をした」と記載しましたが、実際に綿密な計画を立てて、旅行の下見や予算配分、関係各位への交渉等は、企画担当のスタッフが2名いましたので、そのスタッフ達が実働部隊として動いてくれました。緊張や不安を抱えていたのは勿論私だけではなく、企画担当のスタッフ、旅行に参加したスタッフ全員にあったかと思いますが、皆旅行から帰宅した際に、充実感を漂わせていたことが印象に残っています。
この3年間の宿泊旅行では、それぞれに印象に残っている場面が数限りなくあります。それはスタッフ一人一人に聞いても返ってくる答えは違うような気がして、それもとても素敵なことだと思っています。そういった宝物のような場面をそれぞれ胸に抱えながら、今年も宿泊旅行を入居者さん、スタッフ全員参加で実現出来ればと考えています。

08:44 | Posted by kimisanchi

【心と身体】  お寺のよこ 伊藤

2017年03月31日 | お寺のよこ

人は耳で音楽を聴き、心で懐かしさを感じたり、悲しみを思い出して涙したりします。
目で食べ物を見て、美味しそうだなと思い、口で食べ、舌で味わい満足します。
いつも心と頭と身体を連動させているのかなと思います。
日々「お寺のよこ」にいる私はどこか心の弱いところがあるようです。仕事中でもつらくなってしまう時があります。そうすると何故か心の弱さが身体に出て、嘔吐したり咳き込んだり涙を流したりしてしまいます。
私は時々、気持ちが沈んでいる時に入居者のKさんのそばに行きます。Kさんはほとんどお話をされることがなく、ご自分で歩くことがままならない方ですが、私はKさんの手を握らせてもらいます。そうしているとKさんも私の手をそっと握ってくださいます。そしてすごく綺麗な目で私を見つめてくれます。私は「頑張り過ぎなくていいんだ」と思い、肩の力が抜けていきます。
別の日には、少し目に涙を溜めてしまい下を向いている私に、Nさんが私の顔を覗き込んで優しい笑顔を見せてくれました。特に何か言葉をかけていただいた訳ではないのですが、するとどうでしょう、心がスーッと柔らかくなり「あ、大丈夫なんだ」と感じました。
私は支援する立場でありながら、「お寺のよこ」で入居者の皆さんに支えていただきながら日々を頑張っていけているのです。
心があって身体がある。人と人とのふれあいの中でいたわりや優しさを感じ、もう何も出来ないと動けなくなっていた身体がまた力を取り戻して頑張れたりします。
私も入居者の皆さんの心に寄り添い、その方の気持ちを和らげたり、頑張れる力を出していただけるように恩返しをしながらこれからも「お寺のよこ」で頑張っていきたいと思っています。

16:18 | Posted by kimisanchi