log

【日帰り旅行に行ってきました】  のんびり家2F  飛鳥井

2017年02月28日 | のんびり家::のんびり家 2F

ファイル 298-1.jpg
みなさん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
今回は、のんびり家の日帰り旅行について書かせて頂きます。
去る12月9日、のんびり家2階は日帰り旅行に行ってきました。行先は、お台場です。当日は、福祉車両2台に分乗し、高速道路は使用せずにお台場へと向かいました。のんびり家を出発してからおよそ1時間後、お台場に到着しました。14時に、アクアシティのビュッフェレストランを予約してあったのですが、駐車場に車を入れようとしたところ、高さ制限のバーに引っかかってしまい、車を入れることが出来ませんでした。予想外の出来事ではありましたが、気を取り直し、駐車場を探して、海沿いの駐車場に停めることが出来ました。
ファイル 298-2.jpg
その後、レストランへ。ビュッフェ形式なので、銘々がそれぞれ好きな物を取りに行き、食事が始まりました。日頃、のんびり家で食べる内容とは違い、目先の変わった料理が多く、皆さんいつも以上に食が進んでいたようです。特に時間制限はないとのことでしたが、お腹も一杯になり、外の景色も夕景から夜景に移り変わってきましたので、全員集合して、夜景をバックに記念写真を撮影しました。帰路は、途中で渋滞があり、少し時間がかかり、予定よりも遅い帰宅となりましたが、無事帰宅出来てほっとしました。今回の旅行は、入居者の方2名の入退院などもあり、企画もぎりぎりになってからでしたので、日帰りとなってしまいました
が、実施出来たことは良かったと思います。次年度は、早い段階で企画を立て、宿泊旅行が実施出来るようにして行きたいと思います。

引き続き、Sさんについて書かせて頂きます。

08:43 | Posted by kimisanchi

【Sさんとの思い出】 のんびり家2F  飛鳥井

2017年02月28日 | のんびり家::のんびり家 2F

ファイル 299-1.jpg
Sさんは、昨年12月30日の午後、のんびり家でご逝去されました。享年80歳でした。Sさんは、誤嚥性肺炎で2回目の入院をされていましたが、29日に退院されて、のんびり家に帰宅されたばかりでした。入院前より更に体重が減り、水分や食事摂取もままならない状態でしたが、医師からは「現状では、年を越すことは難しいかも知れない。ご本人の望むように」とのことで、私達職員は見守ることしか出来ませんでした。午前中から午後にかけて、Sさんに「少しでも、何か飲んでみませんか」と勧めてみましたが、首を振り、「いらない」とのことでしたので、私も無理には勧めませんでした。
ファイル 299-2.jpg
14:30頃、林田代表が様子を見にいらっしゃり、Sさんのご様子をお話ししたところ、ゼリー飲料を勧めてみようと言うことになりました。林田代表がSさんに話しかけ、上体を起こして、ゼリー飲料を勧めました。飲み始めは少し咽こみましたが、その後少しずつ時間を掛けて、1袋飲み切ることが出来ました。Sさんは、「ごくっ、ごくっ」と音が聞こえるくらい、しっかりと嚥下が出来ていましたので、同席していた私も少し安心しました。その後、少しだけ椅子に座位になって頂き、再度布団に横になって休んで頂きました。それから約1時間後、直前まで手を動かしたり、掛け布団を跳ね除けたりしていたのですが、私が掛け布団を直そうとお部屋に伺うと、Sさんは既に旅立たれていました。
ファイル 299-3.jpg
Sさんは、ご兄弟が近くにお住まいではありますが、ご自身は独身を貫かれ、温かい家庭に憧れていたとお聞きしました。のんびり家では、寂しさの表れなのか、他の入居者や職員に、少し過剰に接することもありましたが、その一方で、他の入居者のお世話をしたり、職員に労いの言葉をかけて下さる等、優しい方でした。Sさんの最期の迎え方は、「誰にも迷惑を掛けたくない」と言うSさんの意思の表れのようでもあり、Sさんらしい引き際であったと思います。体調が万全ではないながらも、日帰り旅行に一緒に行けたこと、最期はのんびり家で迎えられたことは、良かったと思います。Sさんは「そんなこと、知らないわよ」と仰るかも知れませんが。最後になりましたが、Sさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

08:42 | Posted by kimisanchi

【早いですねっ】  のんびり家3F 新宮

2017年02月28日 | のんびり家::のんびり家 3F

あっという間に新年を迎えました。
早いですねっ。
12月に新しい入居者、Nさんがのんびり家に仲間入りされましたよ。
好き嫌いのはっきりされた、芯の強さを感じさせる素敵な91歳の女性です。
カメラを向けますと、ちょっとはにかんだ表情をされ、なにか惹きつけられるものがあります。
昼と夜の区別を見失い、夜中に元気はつらつ「おはよう」と居間に来られました。
流しの食器を「こんなに溜めて」と洗われていました。
洗濯物を「こんなに、しわくちゃだわ」と丁寧にシワをのばし畳まれていました。
毎度、どんな感じですか等とお聞きすると、話しをはぐらかされていましたが、この間は、「いつまでも人の役に立ちたいです、うん。」と手を動かしながら話されていました。
日常の、行動に良い気持ちをのせておられるかな、どうなのかな。

08:41 | Posted by kimisanchi

【初めまして。】  お寺のよこ 元谷

2017年02月28日 | お寺のよこ

10月下旬から、お寺のよこに勤務をさせていただく事になりました元谷と申します。僕にとって、お寺のよこが人生で初めての介護の現場です。
予め講習を通し知識としての介護の現場は知っていたものの、実践は初めて。戸惑うこと、焦ること、日々色々なことがあるなかで、職場の先輩、そして入居者さんに助けられ教えて貰っている毎日です。
そんな中でよく先輩方の仰る言葉の中に「自分の親だと思って介護をしなさい」というものがあります。
自分の親です。
思えば今まで僕は自分の親と一緒に料理を作ったり、散歩に行ったり、誕生日を祝ったり、そういった経験があまりに少なく自分は親不孝な子だったろうかと自問しながら仕事をしています。慣れない料理、散歩に誕生日会。
入居者さんはこんな自分と一緒に居てどう思っているのだろう?とふと疑問に思うことがあります。そんな時、入居者さんから「ご飯はもう食べた?」「電話鳴ってるよ。」「今日は徹夜?少し寝たら」「早く彼女作れ」と言葉を頂くと つい広島にいる母を思い出しその言葉が記憶の中で被ります。
自分の家族のように心配し気遣ってくださる入居者さんに感謝しながら、改めて自分の親と思い介護をしていこうと日々仕事に励みます。

08:40 | Posted by kimisanchi

編集後記

2017年01月31日 | 編集後記

「鼻めがねという暴力」と言う本を書かせていただき、そのことで講師するときにいつも悩むのが職場でのチーム作りの在り方です。虐待を防ぐのにチーム力は欠かせません。
それを実現させるのは大変な労力と時間を要します。特に、管理者の担うものはとても大きなものになります。
チームは、目的を共有し理解していること、理念を理解していることが大前提になります。
認知症対応型共同生活介護では、「有する能力に応じた自立」を支援することが大きな目的の一つです。また、その目的がをただただ追い求めるのではなく、その支援の在り方が間違っていないか確認するために戻るところが人権の尊重や尊厳の保持などの理念となります。
これらのことを言葉として理解するだけではなく、日々の支援を目的や理念に沿った形でチームで実践することが、私たちに求められる力量だと考えます。(林田)

08:41 | Posted by kimisanchi

【言葉が無くても】  きみさんち 尾籐

2017年01月31日 | きみさんち

言の葉「ことのは」には大きな力があります。
でも、決して万能ではありません。
力が大き過ぎて、時として人を深く傷つけてしまいます。
人は生まれ、いつかは障害状態となり、生命を終えます。
生まれながら重い障害を持つ人の中には、生涯、言葉を発しない人もいるかもしれません。
どっこいしょ初投稿の記事では、きみさんちのお仕事を通して私が学んだ大切なこと。

~言葉がなくても「ひと」と「ひと」は繋がれる~

私は、介護のお仕事は全く未経験で、この6月から「きみさんち」のお仕事を始めました。
きみさんちでお仕事をしたいと思ったきっかけは、誰もが障害状態(認知症を含む)になっても、住み慣れた場所で安心して暮らしていけることを大切にしている事業所だと思ったからです。

私は子どもの頃から人付き合いが不器用で、人と打ち解けるのに時間がかかる人でした。
何か面白いことを言わなければと考え過ぎて緊張してしまったり、物事のタイミングが掴めなかったり。

きみさんちの他の女性職員は、機転が利く上に話題が豊富、合いの手もお茶の子さいさい。
私はご入居者様が唄われている歌が演歌なのか歌謡曲なのかも全くわからず、ただでさえ話し下手な上に、共通の話題すらありません。
はじめは職場でお話をするのが苦痛でどうしようもなく、私にこのお仕事は無理かもしれないと感じることが少なくありませんでした。
私がこのお仕事を楽しいと感じるようになったきっかけがありました。

入居者の方と一対一になったときの出来事です。
「あなたは本当に不器用な人ねぇ。あなたみたいな人は、ここでのんびり働くのがいいのよ」と言われたんです。
私が全く未経験の職種で、必死でがんばってコミュニケーションを取ろうとしている様子を見ていて、全然うまくやれてないけど、「ああ、この子がんばってるな。そんな無理しなくてもいいのに」って思ってくださったんでしょうね。
それがきっかけで、無理に話そうとするのをやめました。
頑張って話すんじゃなくて、自分が逆の立場だったらどうして欲しいか。
それを考えることにしたんです。

私は家では静かにのんびり過ごしたいなぁとか。
そっとしておいてほしい。
けど、ちょっと困っているときは、さりげなく、手を差し伸べてくれたらうれしいなぁ。とか。
後は、五感に気持ちがいいことが好きとか。

自分がしてほしいこと。
アロママッサージなどを勤務の隙間時間に毎回やっていたら、入居者さんが私のことしっかりと覚えてくれるようになりました。

今はテレビのニュースを見て、談笑したり、外出の途中で、昔のお話を色々と聞かせてくれたり、しっかりとコミュニケーションが取れるようになってきました。

私は、話下手なので自分からは殆ど話しかけません。
ただ、自分がして欲しいこと、自分の五感が喜ぶことを入居者さんにし続けただけですが、コミュニケーションが取れるようになりました。

不思議で、不思議で。
面白くて・・・。
このお仕事にどんどんはまってきています。

08:39 | Posted by kimisanchi

【Sさん「おかえりなさい」】  のんびり家2F 新山

2017年01月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

9月下旬から入院していたSさんが、11月上旬のんびり家に帰ってきました。

とある日、仕事が終わりSさんが入院しているK病院にお見舞いへ行った時の事です。
個室へ入ると変わり果ててベットに横になっているSさんをみてびっくりしました。
ボーっと白い天井をただ眺めている様子で目を見ると、とても元気のない悲しそうな目をしていました。
挨拶をすると「はて?どちらさまですか?」と小さい声で私に話し掛けました。
マスクを外し「お久しぶりです。私の事わかりますか?」と問いかけると「はい。わかります」と頷き、「あなた、ずいぶん忙しかったのね。」と私の顔をじーっと見ていました。
私は胸中で「ずっと待っててくれたのかなぁ、、、」と申し訳ない気持ちになりました。
ここには書きませんが色々お話しをしました。
帰る時に「あなた、外は寒いから気を付けて帰るのよ」と涙をツーっと流すSさんの姿が忘れられません。
駅に向かいながら涙が止まりませんでした。
その夜は、色々考えてしまってあまり眠れませんでした。

そして、のんびり家に帰って来たSさん。「おかえりなさい」と。

08:19 | Posted by kimisanchi

【おじゃりもうせ】  のんびり家3F 吉田

2017年01月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

どっこいしょの文章を書くのは数か月ぶりです。お久しぶりです、のんびり家3階の吉田です。
今日は種子島出身のHさんとの旅行の話しを書いていきたいと思います。
旅行の計画が持ち上がるようになったのは1年半ぐらい前だったでしょうか、ADL(日常生活動作)の状態も良好で歩行などにも問題はなく、一般的に言われる迷惑行動のような周辺症状も滅多にないHさん。
家事をばんばんこなし、健康状態も良好。
そんな状況でしたので、遠距離の旅行でも行ってみてはいいんじゃないかというような話が時折り出るようになっていました。
ところが一昨年の秋に転倒して利き手の右手首を骨折してしまったのです。ギプスをして治療をしてはいましたが、長年使用してきた右手は習慣で動かしてしまいます。
その結果、右手首は少し変形して治癒してしまいました。
ファイル 294-1.jpg
しかし動かしていたことが良かったのか、その後の痛みもなく、心配だったADLも維持されていました。
鴨川への宿泊旅行も楽しんでくることができました。
しかし時折り話しに出ていた旅行先は種子島です。鴨川へ行くのとはわけが違いますし、スケジュールやリスク管理、マンツーマンで寝ずに丸二日対応をする職員の体力などなど。
課題はたくさんありましたし、そこまで現実味はないのではないかと考えていました。
そして年が明け2016年、Hさんの様子が少しずつ変わってきたのです。
今まで職員の手を借りずに行ってきた家事に職員の支援が必要になってきました。春から夏になるころには能力の低下が顕著になってきたのですが、経験不足の派遣職員が短期間のうちに入れ替わりで関わるような状態も重なり、混乱しているような状況も見受けられるようになってきました。
Hさんは「待つ」ということが出来る方です。
これは施設などでは諸刃の剣だと思います。待つことが出来ると事故のリスクはぐっと減るのですが、待つことが出来るがゆえに後回しにされる可能性があるのです。
実際にHさんの能力低下も、後者の理由が一番影響しているのではないかと考えています。
私たちは入居者さんに等しく必要なサービス(支援)を提供する必要がありますし、入居者さんは等しくサービスを受ける権利があります。
しかし人手不足が話題に上がる昨今、大半の施設でそれが出来ていないのでないのかと思います。
そんな影響をもろに受けてしまったHさん。それを挽回したいという気持ちをずっと持っていました。
そして能力の低下を目の当たりにしていると、行くなら今年しかないという思いもありました。
「鹿児島県、西之表、田屋敷」
色々なことを忘れてしまっていても、この地名はいつもHさんの口から出てきます。
そんな場所。
ファイル 294-2.jpgファイル 294-3.jpg
写真は西之表市の田屋敷地区で見つけた古そうな石橋の上で撮ったものです。
田屋敷地区は住所としては存在せず、地区としてもそれほど広くはないエリアでし
た。Hさんの昔の記憶が目を覚ますことはありませんでしたが、このあたりで育ってき
たのではないかと考えられ、Hさんと同じ名字の方もこの地区に複数いらっしゃるようでしたので、かなり近いところまではたどり着けたのではないかと思います。
到着した直後は少し表情の硬かったHさんですが、田屋敷地区や宇宙センターを訪れた翌日の表情はガラッと変わっていました。
36時間マンツーマンで睡眠時間は合わせて1時間半程度、とても大変な旅行ではありましたが、少しはHさんとの関わりを挽回できたかなという気持ちにさせてもらいました。
空港への帰り道でとても海が綺麗な砂浜に寄ったときに、「こんな綺麗な種子島ならこのまま住んでもいいね」と聞いてみました。「1人じゃわかんないから」とボソッと言っていましたが。
お土産屋さんでは同じものをいくつも手に取り「みんなに買って行こう」と話していました。
種子島に来られて良かった、でも帰る場所はのんびり家。そう言ってくれたような気がしました。
「Hさんの出身は、種子島の西之表の田屋敷」「良く知ってるね、うふふ」
そんな会話がいつまでも出来るよう年を重ねていってもらいたい、そして必要な支援を提供できるのんびり家でありたい。
あらためてそう感じさせてもらった種子島でした。ありがとうHさん。これからもよろしくね

08:19 | Posted by kimisanchi

【☆違いは恵み☆】  お寺のよこ 倉澤

2017年01月31日 | お寺のよこ

早いものでお寺のよこで仕事をはじめて、8ヶ月が過ぎました。
おっちょこちょいで鈍間な私を忍耐強く見守ってくれるチーフをはじめ、スタッフには感謝の気持ちがいっぱいです。
さて今回は、お寺の入居者様の得意なことを紹介させていただきます。
現在、お寺のよこには、9名の個性豊かな入居者さんがいらっしゃいます。
群馬県名産のお切り込みうどん作りが得意なTさんは、夜空を観ることが大好きなロマンティスト。
自室の窓からお月様を眺めている後ろ姿は、とても可愛いです。時々、夕方になると、娘さんや息子ざんのことが心配になるSさんは、お裁縫が得意で雑巾なども縫ってくださり助かります。
ペン習字が得意なIさんは、毎日時間を決めてペン習字の練習や計算ノートを広げ、頭の体操をしておられます。
以前小料理屋さんを経営されていたNさんは、最近指先に力が入らず、マイ包丁を持つことが難しくなりましたがいつも献立のヒントや味付けのアドバイスをしてくださり、皆さんの胃袋を楽しませてくれています。
東京音頭を口ずさむと陽気になられるKさんは、寝起きの笑顔がいつもニッコリ!思わず今日も頑張ろうと思える瞬間を与えてくださいます。
朝のごみ出しも嫌な顔せず協力的な男性のKさんは炒め物や揚げ物なども丁寧に作ってくださいます。
意思の疎通が少し難しいWさんの瞳はとてもチャーミング!目と目を合わせてゆっくりと話かけ、気持ちを伝える、感じとれるように心がけています。
9月と10月に新しく入居されたお二人も、皆さんと同じように素敵な個性が最大限に発揮できるように、その人らしさを受け止め、支援に繋げていきたいと思います。
これから冬本番を迎えます。
生姜の蜂蜜漬けで風邪予防し、元気に過ごしましょう。

08:18 | Posted by kimisanchi

編集後記 林田

2016年12月31日 | 編集後記

年度の途中ではあったのですが、私どもの事業所すべてで簡単なテストをすることとしました。
 目的は、この仕事をするうえで知っておかなければならない基本的なことや、法人内で決めているマニュアルについて理解を深めることです。
 弊社の職員はまじめな職員ばかりですので、テストと言われるだけで相応のストレスを感じていたようです。私としてもこの方法がベストとは思っていないのですが、決められたことを知って実行する。と言う基本がどのくらい自分たちを守ることになるのか。と言うことを知ってほしくて実施しました。
 学校ではありませんので、このテストだけでその職員を評価することはないです。しかし、根気よく継続していく予定です。

08:40 | Posted by kimisanchi

【人と向き合うこと】  きみさんち 金井

2016年12月31日 | きみさんち

先日受けた研修の中で、医者が患者に向き合っている時間が短いというお話が出ました。患者はそんな短い時間での診察を信用して、治療を任せられるのかなぁ、と思いながら聞いていました。
しかし、病院を我が家に置き換えて考えてみると、雑事に追われている私は、子どもの話を聞くときは流し台を正面にして、子供は後ろ斜め45度の角度にいる事が定番となっており、洗い物などをしながら子供の話を聞いているため、適当に返事をして守れない約束をしている事が多いらしく、「かーちゃんのうそつき」と泣かれることがしばしばあります。
話を聞かない医者が私で、信用できるか不安な患者が泣いている子供という立場です。
信頼関係が危ういの状態なのかもしれません。生活態度を改めることにしました。
職場でも、きみさんちに入職して直ぐに、入居者さんの話を聞く時の姿勢や、声の掛け方の大切さを、先輩社員に言われました。相手を尊重する気持ちを持ちながら人に接する事が如何に大切かという事を、この一年間で深く考えさせられました。
これからは、家では子供に、職場では入居者さんに、もっと深く向き合って行こうと思います。
まだまだ毎日反省の日々ですが、楽しく仕事が出来ている事に気付く今日この頃です。

08:25 | Posted by kimisanchi

【はじめまして。】  のんびり家2階 鈴木千恵子

2016年12月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

縁あって7月からのんびり家2階で勤務している鈴木と申します。
介護職は全く経験がありませんが、利用者の皆さんと先輩スタッフに支えられアッという間に3か月が経ちました。

今月からは、初任者研修にも通いこの年で机に向かい介護とは、、、と、勉強しています。
勉強したことを実践して利用者さんとここで少しでも長く一緒に楽しく生活して行けたらと思っています。

まだ未熟ではありますがどうぞよろしくお願い致します。

08:25 | Posted by kimisanchi

【散歩】  のんびり家3階 永辻

2016年12月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に入居者さんのKさんと一緒に散歩しながら買い物に行って来ました。
Kさんは道中マンションが見えると「俺ここに住んでいたな。」や車が停めてあると「俺の車か。」などと言って歩かれていて、周りをあまり気にしないので、歩行者や自転車にぶつからないか、いつもドキドキしています。Kさんが「歩かないと足が駄目になってしまうな。」とふと言ったので、のんびり家に居る時は元気に過ごされていて、聞いたことがなかったので、新しい発見が出来ました。やはり気分転換も兼ねて外に出掛けることは大事だと改めて思いました。この日は天気も良かったので、二人で重たい買い物袋を持ちながらいつもより少しだけ遠回りをして帰宅しました。
これから冬本番ですが体調を崩さずに、Kさんまた一緒に散歩しましょうね。

08:23 | Posted by kimisanchi

【みなさんとの出会い】  お寺のよこ 佐藤

2016年12月31日 | お寺のよこ

お寺のよこで尊敬する先輩方と出会い入居者さんと日々の生活を一緒に過ごす事となって、もう直ぐ2年になろうとしています。
まだまだ介護人としては未熟だと思っていますが入居者さんと過ごす日常でWさんがふと見せて下さる笑顔やKさんが起床時に見せて下さる笑顔に今日も頑張ろう。と思えたりし私が風邪を引いてしまい咳込むとNさんはトントンと背中を叩いて「辛いわよね」と優しく声をかけてくださったり別のNさんと内科に行った日はNさんの発熱で待合い室で待っている時にも咳込む私に「お姉ちゃんの方が重症やね」と心配して下さりご自分も熱で辛いのに申し訳なくなってしまいました。
いつも仲良しのTさんとSさんは夜勤と知ると「決まって皆、寝てるんだから少し寝ていいよ。寝てたら起しにくるよ。」と声をかけて下さり「また明日ね。おやすみなさい」とTさんの居室で2人仲良く夜を過ごしているのを見たりIさんが「お茶の時間ね。」とお湯を沸かし入居者さんとスタッフの分もお茶を入れて下さったりと時間にすると本当に短くて一瞬ですがほっこりしてしまう時間があり皆さんから大切な物をいただいています。
介護の仕事に就いて本当に良かったと思っています。
これからも皆さんと共に成長していきたいです。

08:21 | Posted by kimisanchi

編集後記 林田

2016年11月30日 | 編集後記

先日、宮城県のGHに呼ばれて講師をしてきました。最近は虐待防止の話が多いのですが、今回は久しぶりに自立支援についてと言う内容でした。(虐待についても話しましたが。)
そのグループホームは開設間もない2年ほど前に、そこの管理者さんを私の隣にぴったりとついてもらい、どこに立つのか、どこを見るのか、どのような間を取るのか、どこでは待って、どこでは先回りをするのか。などを半日かけてトレーニングをしたことを思い出しました。
それから2年強、その管理者さんはしっかりとその時のトレーニングを理解して継続してくれていました。その当時の職員さんは3人しか残っていないとのことでしたが、残っている職員さんたちが、しっかりと自立支援の大切さと素晴らしさを感じ取って頑張ってくれたそうです。
様子を見ていると、意思の確認や自立支援をしっかりとされていました。入居者さんも自分の時間や自分の空間を持っておられて、それぞれの生活と言うものを感じました。また、外に行くことを繰り返す入居者さんに対しても、制止するような言動は見られませんでした。
会社や職員が違っても、人が生きていく様子の中には普遍的な要素があり、人が生きていく姿の素晴らしさとそれを支える職員の活気と言うものを感じることができました。
それと同時に、私が伝えたことを地道に継続してくれたことのありがたさと素晴らしさを痛感しました。
これは、簡単に思えてとても大変なことです。素晴らしいお手本を見たように思いますし、うちの事業所も一層自立支援を丁寧にそして着実に行わなければ、と身の引き締まる思いでした。(林田)

08:59 | Posted by kimisanchi