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編集後記 林田

2017年11月30日 | 編集後記

私は観ていませんが、ある医者のドラマで「私、失敗しませんから」と言う決め台詞を言うものがあったと思います。
私たちの仕事、「認知症状態にある方々の生きる力を知り、それを使って豊かに生活できるように支援する。」と言うことは、失敗することの連続です。
思い込みや知らないこと、気づいていないことに足を取られ、想定と違う解決が待ち受けます。
先日、ある入居者さんの所在をつかむことができずに、職員たちと大慌てをしたことがありました。この寒い季節ですし、何かあったら大変だと正直焦りました。
これまでもそのようなことはたくさん起こったのですが、今回は全然違う解決でした。なんと、その方がご自分で公衆電話から事業所に電話をしてくれたのです。
「あー、知らないとは、何とも無駄なことが多くなることか。」と安堵する気持ちを味わいながらもそう思いました。
自分の力で解決できたことは本当に素晴らしいですし、有する能力を発揮し自己決定の結果、職員(私も含め)を振り回すことができること自体が、その方の生きる姿として素晴らしいのですが、私たちは、いつも自らの力の無さを痛感させられます。
「私たち、失敗を必ず活かしますから。」今かろうじて言える言葉としたら、このような表現かな。と思っています。しかし、いつでも自分たちは知らないことに向かい合い、知ることができた時のワクワクとした気持ちでいることとと、知らないということを知っている強さが、この仕事の根底にあるのだと考えています。(林田)

17:06 | Posted by kimisanchi

【口の運動はご飯を美味しくしてくれます?!】  きみさんち 田中

2017年11月30日 | きみさんち

家の祖母は現在デイケアに通所しています。
ある日帰ってくるなりこれ読めるか?と紙切れを1枚私に手渡してきました。
何がかかれているのか見るとこんなことがかかれていました。
東京特許許可局局長(とうきょうとっきょきょかきょくきょくちょう)
青巻紙赤巻紙黄巻紙(あおまきがみあかまきがみきまきがみ)
バスガス爆発(ばすがすばくはつ)
坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた(ぼうずがびょうぶにじょうずにぼうずのえをかいた)
これは何に?と祖母に尋ねたところ、「歯医者さんが口を大きく動かすとあごの運動になるから大きな声を出して読むとご飯が美味しく食べられるんだって」と教えてくれました。
口を大きく開けたり閉じたりすることで顔の筋肉を使い、咀嚼運動が円滑に行えるようになるとの事です。
腕や足の筋肉はトレーニングによって鍛えることは出来るけれど顔の筋肉はなかなかトレーニングできないよねーとつぶやくと、「毎日笑ってりゃいいんだよ」と言いながら笑っている祖母が隣に居るのでした。
皆さんは顔の筋肉鍛えていますか?私は顎関節症(あごがはずれる)になったことがあり、痛くてご飯が食べられないという事がありました。この時も、頬の筋肉を鍛えなさいと医者に言われたことをこの時思い出し、一緒になって今早口言葉をしゃべっています。(遅口言葉かな?)

17:00 | Posted by kimisanchi

11月号の「のんびり家2F」の記事はありません

2017年11月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

11月号の「のんびり家2F」の記事はありません

16:59 | Posted by kimisanchi

【ありがとう、そしてお疲れ様でした】  のんびり家3F 吉田

2017年11月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家にご入居されてまる12年、8月から13年目に入られた入居者さんが亡くなられました。
7月に入ってから時折り嘔吐されるようになり、医師に相談した後に検査をうけたところ、ステージⅣの胃がんという診断でした。
6月までは変わった様子もなくお元気で過ごされていて家事もご自身でこなされていたので、突然の診断に呆然としたことを覚えています。
診断後は必要な情報を集め、ケアプランを作り、毎日を大事に支援してきました。
そしてある日の出勤時、朝の薬が残っていたため「〇〇さんはまだ起きてないんですね、珍しい」と先に出勤していた職員に訊ねたところ、現実を知りました。
わたしが関わったのは12年のなかの3年間だけですが、たくさんの思い出があります。
鴨川シーワールドへの宿泊旅行、誕生日のお祝いに池袋のレストランで食事をし豊島園へイルミネーションを見に行ったこと、なかでも故郷の種子島への宿泊旅行は一番の思い出です。
ファイル 344-1.jpegファイル 344-2.jpeg
実は亡くなった当日は千葉のバラ園への日帰り旅行を予定している日でした。
数日前に、熱発されて体調を崩していたことから予定は中止にしていましたが、花を見に行きたいと話していました。
この方にはご家族といえるような方がいらっしゃいません。
ただ、以前から連絡をいただいていた義理のお姉さんから「何かあったときはお兄さんのお墓に一緒に入ります」とお話をいただいていたので、様々な方面と連絡を取り、今はお兄さんと一緒にいらっしゃいます。多分たくさんのお花にも囲まれていることと思います。
毎朝早くからみんなのご飯を気にして炊飯し、食事中も職員などの食事を気にされ、時折り女性職員には男性職員が誰も聞いたことのない昔話をされ、買い物に行くとついつい大好きなポテトサラダや雪印のコーヒーに手を伸ばしてしまう。
種子島旅行からの一年間では、わたしの顔を見て突然「あっ種子島、ははは」と言うようなことが数回ありました。
たった3年間だけでもこのページだけでは書ききれないほどです。
のんびり家の職員の中には5年以上一緒に過ごした職員もいますし、10年以上関わってきた職員もいます。
わたしの3年間はそういった方たちの期間と比べたらすごく短いかもしれません、本当なら5年、10年と関わって行きたかった。
それでもこの3年間に本当に感謝しています。ありがとうございました。
そして82年間お疲れ様でした。

16:58 | Posted by kimisanchi

【君の名は】  お寺のよこ 光岡

2017年11月30日 | お寺のよこ

お寺のよこで勤務を始めてから、かれこれ10数年の年月が経ちますが、入居者の方から名前で呼ばれるという経験は殆どありませんでした。「光岡(みつおか)」という覚え辛い苗字であることも一因としてあるかとは思いますが、大抵は「お兄ちゃん」「お兄さん」と呼ばれることが多く、「先生」と呼ばれることもありました。
でも、ここ数年で、苗字や役職名で呼ばれる機会が増えてきました。「光岡さん」と呼ばれることもあれば、光岡をもじったニックネームのようなもので呼ばれたり、「施設長」と呼ばれることもあります。「お兄ちゃん」と呼ばれることも親近感が感じられて嬉しいのですが、苗字やニックネーム、役職名で呼ばれると、一人の人間として区別、認識をされているようで、嬉しく感じています。
勿論、名前で呼ばれることだけが全てではなく、入居者の方なりの表現で、自分という人間を他者と区別して対応をされているケースがあることも承知しています。それでも敢えて名前(もしくは他者とは明らかに違う名称)で呼ばれることの喜びとは、自分という存在を、確実に認識してくれていることが実感されるからでしょうか。
入居者さん同士のご様子を拝見していると、始めは互いの名前を中々覚えられないご様子でも、次第に仲が良くなるにつけ、もしくは関係性が出来ていくにつれ、相手の名前を憶えていかれることがあります。普段は名前で呼ぶことが殆ど無い場合でも、遠くにいる相手に声を掛ける際に「○○さ~ん」と呼んだり、スタッフが下の名前で呼んでいる入居者さんに対して、そのことを憶えているのか、下の名前で呼んでみたり、入居者さん同士で洗濯物を畳んでいる際に、洗濯物に書かれてある名前を見て「これ、あんたのだよ」と渡したり・・・。そういった光景は、何気ない日常風景なのかもしれませんが、認知症状態にある方たちが、時間を掛けて獲得してきた他者との関係性(いわゆる馴染みの関係)を垣間見せてくれているようで、とても嬉しく感じます。ひょっとしたら、そういった関係性を互いに構築していくことにより、自分を奮い立たせて「お寺のよこ」で生活をされているという側面もあるのかもしれません。
男性入居者のKさんは、「お寺のよこ」開設当初からいらっしゃる主(ぬし)的存在です。そのKさんは、ここ数年これまでになかったかのような「モテ期」に突入されています。入居者の方から「Kさん」「Kさん有難う」と名前で呼ばれ、頼りにされることにより、これまで見られなかったような姿(自発的に、他の入居者さんが拭き終えた食器を、食器棚に片付ける、花札等のゲームに他の入居者を誘う等)が見られ、心なしか笑顔も増えているような。スタッフの声掛けや対応だけではこうはいきません。ともに生活をしている入居者さん同士の横の繋がりがあってこその変化ではないかと思っています。
それはKさんのみならず、他の入居者さんも同様のようです。スタッフも少しでもその仲間に入れてもらえたら嬉しいです。皆様、今後とも宜しくお願い致します。

16:57 | Posted by kimisanchi

編集後記  林田

2017年10月31日 | 編集後記

今年の大河ドラマは、西郷隆盛ですね。昨年の大河ドラマは観なかったのですが、今年は見てみようかな、と思っています。
それは、西郷隆盛の名言集にこのようなものを見つけたからです。
「人間がその知恵を働かせるということは、国家や社会のためである。だがそこには人間としての「道」がなければならない。電信を設け、鉄道を敷き、蒸気仕掛けの機械を造る。こういうことは、たしかに耳目を驚かせる。しかし、なぜ電信や鉄道がなくてはならないのか、といった必要の根本を見極めておかなければ、いたずらに開発のための開発に追い込まわされることになる。まして、みだりに外国の盛大を羨んで、利害損得を論じ、家屋の構造から玩具にいたるまで、いちいち外国の真似をして、贅沢の風潮を生じさせ、財産を浪費すれば、国力は疲弊してしまう。それのみならず、人の心も軽薄に流れ、結局は日本そのものが滅んでしまうだろう。」
すでに、日本は手遅れのような気もしたのですが、気を取り直して、これからの世代の方々に少しでも軽薄ではない日本を伝えたいと思いました。

19:05 | Posted by kimisanchi

【表彰状】  きみさんち 松林

2017年10月31日 | きみさんち

その方は、女手ひとつで子供を二人育てたという事で、練馬区から表彰された事があるそうです。
ある日、その時の事を話してくれました。
民生委員の人から呼び出しを受けて、大きな講堂に行ったら、名前を呼ばれて壇上に上げられてね、そうしたら大きな声で「ひょ~しょ~じょ~」って言われて賞状をもらったの。
何の表彰かと思ったら、女手ひとつで子供を二人育て上げたかららしいの。
所詮、女の仕事だからお給料も沢山もらえなくて、子供達には貧乏生活をさせちゃったけど、表彰されるなんて思わなかったわ。頑張ったら良い事があるのね。
それから、この表彰には、同じ様な境遇の人達の励みにもなるって意味もあるのよね。
余程、嬉しかったのでしょう、何度も何度も繰り返し話して下さいました。
特に、「ひょ~しょ~じょ~」のところは、大きな声を出して「ひょ~、しょ~、じょ~~」と言われ、恥ずかしかったと言いながら笑っていました。
笑いながら話すその方の横顔を見ながら思います。
一体どれだけ頑張ったんだろう。表彰される程だから相当な頑張りだったんだろうなと。
そして、その頑張りの先にあった『表彰状』です。
時に、人は目標に向かって頑張りますが、その方は『表彰状』を目標に生活を頑張った訳では無いでしょう。
女手ひとつでやってきた事が頑張りに繋がったのでしょう。
そして、その頑張りが認められた瞬間が「ひょ~、しょ~、じょ~~」だったのでしょう。
本当に嬉しかったんだろうなと思いました。
その方は、時折、きみさんちのベンチに座って、タバコの煙を吐きながら「あ~あ、なんか良い事無いかな~」と仰います。
私は、その煙の行方を見守りながら、きみさんちに来て本当に良かったと、何時か思える日が来ます様にと願います。

19:03 | Posted by kimisanchi

【何気ない言葉】  のんびり家3F 永辻

2017年10月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

いつも入居者Kさんの朝の起床介助に入る時に「おはようございます。」と声を掛けると、優しい声で「おはようございます。」と返事を返してくれます。着替えの介助の時も、「悪いわね。いつもありがとうね。」と言って下さいます。
他の入居者さんも一緒ですが、本人たちにとっては何気ない言葉ですが、日々支援している中で、時には悩んだり、疲れている時にこの何気ない言葉は本当に癒してくれています。私の方が助けて頂いている時もあると改めて実感しています。

19:02 | Posted by kimisanchi

【駒本小学校の子供達13人と交流・演奏会♪】  お寺のよこ 佐藤

2017年10月31日 | お寺のよこ

7月5日のお昼過ぎに駒本小の2年生から6年生までの男の子1名と女の子12名、付き添いの先生3名が元気いっぱいでお寺のよこ居間に入って来ました。
入居者さんの顔は何が始まるんだろうというような表情をされていましたが、子供達がピアニカとリコーダーで演奏を始めると拍手をしたり立ち上がり手を振りったり身体全体で喜ばれ笑顔や涙を浮かべる入居者さんの様子がありました。
「駒本小学校の校歌」に続き「ふるさと」「花は咲く」を一緒に歌い「幸せなら手をたたこう」では肩、腕、足踏みなどを一緒に行うと、Nさんは「ありがとう!涙が出ちゃうよ。嬉しいよ。」と手を振りTさんは「来てくれてありがとう。泣けちゃうね。」と拍手しMさんは「可愛いねー。」とSさんは「上手だね。可愛いね。」と涙を浮かべていらっしゃりKさんも自ら手拍子をし一緒に分かる所を歌い涙をためていらっしゃいました。
その後、七夕が近い事もあり子供達が七夕飾りの飾り付けをして願い事を入居者さんと一緒に短冊に書き笹の葉に飾り、たくさんの笑顔と溢れる程の元気な声がお寺の居間に響いていました。
短冊にNさんは「100歳まで頑張る!」Kさんは「これから半年、元気でいれますように」と願いを書かれていらっしゃいました。
最後におやつの時間を子供達、先生方と過ごしジュースをお替りする子供達を優しく見守る入居者さんの姿が印象的でした。
お別れの挨拶を小学生がするとNさん、Sさん、Tさんが玄関まで見送りして「ありがとう!気をつけてね。元気でね。また来てね。」とそれぞれの言葉で手を振って送り出し「可愛かったねー。」と居間へ戻りお寺の日常に戻りましたが入居者さん全員が身体全体で楽しまれ笑顔になった良い時間だったと実感しました。
駒本小学校や近所の方々との交流の時間がもっともっと増えればなぁと思いました。

19:00 | Posted by kimisanchi

10月号の「のんびり家2F」の記事はありません

2017年10月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

10月号の「のんびり家2F」の記事はありません

18:05 | Posted by kimisanchi

編集後記

2017年09月30日 | 編集後記

脳(海馬)で記憶することがうまくいかなくなること。これが、アルツハイマー型認知症を中心とする、認知症の症状の特徴です。
うちの入居者さんたちの多くは、この症状が出ます。以前、某大学病院の先生と話したことがあったのですが、その先生は、実行機能障害(段取りを取るような機能です)がその主な症状と言われました。私は、実行機能障害が起きるのは記憶障害が原因だと考えていますので、いまいち議論が噛みあいませんでした。実際どのように考えるか結論は出ていませんが、記憶ができる。記憶をし続ける。と言うことは、その方の人生そのものになりますし、自分とは何を考える情報源になります。アイデンティティと直結するわけです。
そのような意味では、記憶とはとても重要であり、記憶が無くなることに恐怖を感じることは無理のないことです。
そして、記憶は苦しみの原因にもなります。忘れられるならどれだけ楽になるのだろうかと考えることも、私は年々増えているように思います。
忘れることを意識的に行うことは、かなり難しいことです。覚えることは意識的にできることも、ままあるにもかかわらず、忘れることは思うに任せません。そのことが精神をむしばむような気がすることがあります。
しかし、記憶にだけそのこと(人生や生きていること)の価値を付託するのは、記憶に申し訳がないように思うのです。
記憶することは、本来自分の豊かにし周りの人たちと幸せに暮らせるために行うことだと思うのです。
ですので、記憶がとどまらない認知症状態にある方でも、自分が豊かであり、周りの人たちと幸せを分かち合えるなら、記憶の有無と幸不幸がつながらないということも可能なのではないかと考えています。
そして、それらのことを気づかせてくれるのも、それらのことに確信を持たせてもらえるのも、これまで、そして今、一緒に生活をしてもらっている入居者さんたちの存在だと考えます。
自分の力ではどうにもならないことでも、目の前にいてくれる入居者さんたちが、真摯に人生を向き合っている姿に救われることばかりです。本当に、ありがとうございます。(林田)

10:46 | Posted by kimisanchi

【新たなキャラクター?】  きみさんち金井

2017年09月30日 | きみさんち

とある日のお昼ご飯前。
最近入居されたSさんが毎日の不安を口にされていました。
目の前にはKKさん。にこにこと話しを聞いています。歯に衣着せぬ物言いでばっさり会話を切ったりす
るのが常なので、私はどうなるかといつでも合いの手が入れられる位置に移動して成り行きを見守っていました。
「私、どうにかなっちゃったのかしら」と辛そうに話すSさん。
「大丈夫よ、本当にそうなった人はそんな事は言わない!」と笑顔で太鼓判を押すKKさん。
その後も慰めるというより励ます言葉を投げかけ続けています。
歳の離れた妹分に、貫禄すら感じさせる姉貴分からのエールが届いたのか、Sさんもそうだよねと、落ち着いた様子に変わられました。
Sさんが入居されるまで一番年下の甘えん坊キャラだったKKさん。年下の妹分が出来て気持ちの変化があったんでしょうか。
環境が人を変えると言いますが、新たなお姉さんキャラの彼女が誕生するのか?乞うご期待です

10:44 | Posted by kimisanchi

【認知症に優しい街づくり】  のんびり家2 飛鳥井

2017年09月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。8月に入ってから記録的な長雨が続き、夏らしいお天気が少なく、気が付けばもう秋の気配です。
今、私の手元には、1枚の新聞の切り抜きがあります。岡田京子さんという方を紹介した記事です。この方は、元々社会福祉法人を設立し、特養を運営されていましたが、認知症になっても住み慣れた地域で暮らせる街と聞き、ベルギーを訪れた際に、認知症の人が普通に出歩き、家族も手厚く支援されていることに感銘を受けて、日本にも広めようと、財団法人を設立されました。
ご自身が運営する特養では、入居者の大半が認知症であり、家に帰りたがる本人の思いと、介護に疲れた家族の板挟みにもなったり、身近な知人が若年性認知症と診断される出来事も重なり、「どうしたらみんなが幸せになれるのか」と悩んでいた時に、ベルギーの街づくりを知ったそうです。その後、現地で出会った人たちを招き、シンポジウムを開いたとのことでした。
「認知症になっても大丈夫、と言える社会にしたい」という言葉でこの記事は締め括られています。
ベルギーをはじめとする北欧は、介護の先進国と言われています。日本は、北欧に比べるとまだまだ色々な課題が山積していると感じますが、この岡田さんのような取り組みをされている方がいらっしゃると、とても心強く思います。
私などは、日々の仕事に忙殺されて、目の前のことで手一杯になってしまいがちですが、もう少しゆとりを持って、長い目で「認知症に優しい街づくり」について考えられるようになりたいと思います。

10:42 | Posted by kimisanchi

【早すぎますね】  のんびり家3F 新宮

2017年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

8月17日に、Nさんと池袋の西武デパートへショッピングに出かけてきました。
ご入居されてから早7か月。
日ごろから、新聞広告をみては、「これいいね」「買い物はいつも西武」などと意気揚々と話されています。その時にはいつも、今度一緒に行きましょう。と言いますと「うんうん。何も買わなくても、見てるだけでもたのしいですよ」と話されていました。
当初は、靴と低反発のクッションを買い、食事は鰻だね。と話しが盛り上がりました。
実際は、きれいに陳列されているクッションより、セールのワゴンの中のクッションや、籠を買われました。
いろいろと、喜怒哀楽があった外出中、ご自分が手に取り、肌ざわりや色や形などこだわりながら選び買われている姿に、一瞬でもご自分を大切にされているのを感じられ、忘れられない光景となりました。

10:38 | Posted by kimisanchi

【Kさんとの外出企画】  お寺のよこ 伊藤

2017年09月30日 | お寺のよこ

6月の天気の良い日にKさんと誕生日企画で上野恩師動物公園に出掛けて来ました。
パートから常勤職員になって初めての外出企画です。
緊張感や責任感と共にわくわくする気持ちでいっぱいでした。
Kさんは発語があまり得意な方ではありませんが、動物が大好きな方でテレビを見ながら時々声を出して喜ばれる時があります。
そんなKさん、動物園、動物達にどんな反応をみせてくださるか。
いろいろな動物を見て回っていると、一番喜んでくださったのが猿山でした。
猿の動きを目で追いながら「こっち来た」「降りた」「行っちゃった」とたくさんの言葉を言っていらっしゃいました。表情を伺うと目をきらきらさせていらっしゃいました。
持参したお弁当を池のほとりのベンチで食べるのも、いつもより食欲旺盛でピクニックを楽しんでいらっしゃるようでした。傍に寄ってくる鳩にも敏感に反応されていました。
帰りには一緒にいくつかのぬいぐるみの中から猿のぬいぐるみを選び購入しました。
今はベッドで眠るときには「可愛いなあ」と仰りながら抱きかかえて眠っていらっしゃいます。
私にとってはとても充実した一日でした。Kさんも私と同じような幸せな時間を過ごせていただけていたらと思っています。
またKさんをはじめとして入居者の方々にきらきらする時間を過ごしていただきたいなと思います。

10:33 | Posted by kimisanchi