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編集後記  林田

2017年08月31日 | 編集後記

私は、子供のころから歴史が好きで、今もよく読む本は歴史ものが多いです。
最初に好きになったのは、中国の歴史で、興味を持っている方も多いと思いますが、三国志から興味を持ちました。それから、中国のほかの時代の歴史、そして日本の歴史へと興味を持ち続けています。
歴史小説ですから、作者の方の考え方なども紛れ込みますし、歴史の資料を読んでいても、それを作った人の立場が反映されていて、「正しい」と思い込むと、大きな間違いを起こします。
よく言われるように、「歴史は勝者が作ったもの。」などともいわれるほどです。
ですから、できるだけ様々な角度からその時代を検証した資料や小説を読むと、考え方や価値観の違いから、人間と言うものが浮き彫りになります。
その、時代を超えた人間臭さみたいなものに触れた時に、歴史が過去の情報の集積物から、現在のこの私の中にある葛藤や苦しみ、充実感などとつながり、生き生きと頭の中で歴史上の人物が動き出すような気がするのです。
日々を過ごしていると、自分の生き様が歴史の一部であるという実感などはさらさらないです。しかし、このあまたの今を生きる人たちは紛れもなく、歴史を作っていっていると考えます。
そう考えると、日々生きている意義を実感できるように思います。
いま、ヒストリエという漫画を読んでいます。珍しくアレキサンダー大王、アケメネス朝ペルシャの時代の話です。
日本では、あんまり漫画にはなっていないと思います。
漫画ですから、それこそ脚色も多いと思いますが、文化や価値観が日本や中国とまた異なりますので、大変興味深いです。
気になった方は、ぜひ読んでみてください。

10:14 | Posted by kimisanchi

【過去を知って未来を思う】  きみさんち 松林

2017年08月31日 | きみさんち

きみさんちには、101歳の入居者さんが暮らしています。
毎日元気に歩かれ、食事を沢山食べられて、、、と続きたいところですが、そこは101歳のご高齢、流石にその様なお姿を見る機会も無くなり、その生活は、ベッド上が主な場所となり、お出掛けは車椅子に乗ってのものとなっています。
そんな入居者さんにも、もちろんお元気な頃があり、15年程前の映像には、杖を突いて歩かれたり、他の入居者さんたちと食事の支度をしているお姿がありました。
その頃、私はきみさんちには居ませんでしたので、その映像を見ると、とても不思議な感覚に包まれるのです。
元気に歩かれている過去の映像と、ベッド上の現在のお姿。確かに映像は存在しますが、想像をも必要とする映像だと思ってしまうのです。
どういう事かというと、自分で“元気な頃があり”などと言っているのは、映像でしか知らないから、映像の部分しか知らないから、他の生活シーンは想像するしかないのです。
映像には「きみさんちの前には緑があって気持ち良いね。緑があると空気が奇麗になるからね」と、穏やかにお話になっているシーンもあります。
自然が大好きで、とても穏やかな方だと知ることができます。
残念ながら、もう、そんな話をしてはくれませんが、そんな人となりを知る事で、その方との距離感が縮まるような気がします。
現在、先の方の映像の様に、元気に買い物に出掛け、食事を全部召し上がり、言いたい事をハッキリ仰る入居者さんたちが暮らしています。
その方たちの15年後はどんな生活になっているのでしょうか?
それは誰にも分りませんが、その方たちが望まれた生活になっていて欲しいと、強く思います。
皆さんのできる可能性を奪うことなく、皆さんの未来を想像しながら、仕事ができれば良いなと思っています。

10:11 | Posted by kimisanchi

【子供は宝物・・・】  のんびり家2F 石井

2017年08月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

のんびり家の下には保育園がありお散歩などもあり子どもの元気な声がのんびり家にも響き渡ります。ちょうど暑い季節になってきたので、外で水遊びをしている元気な声も多く聞こえるようになりました。のんびり家が移転をした2010年から子どもの声に反応しベランダから顔を覗かせたMさん、元気な子どもの笑顔を見て表情がゆるむYさんなどなど子どもに見せる入居者の表情の豊かさはとてもキラキラしているように見られます。のんびり家と保育園では生活の時間やリズムも異なるため毎日の交流というわけにはいきませんが、日々の買い物と散歩が重なった際の短いながらもささやかな交流や合同の避難訓練、節分の交流など継続して行っています。
のんびり家に入居されて日が浅いTさんはのんびり家の2階のベランダから下の保育園の園児を見ながら私に「ほら、見てごらんよ。皆可愛いよ。」と満面の笑顔で話します。そのパッと明るい笑顔や話題が1人の入居者から他の入居者に伝わっていきます。その際にTさんは「子どもは宝物なんだよ。子どもは周りを幸せにしてくれるんだよ。」と教えてくれました。近年では様々な問題もあり社会が多様化していますが、日本古来の伝統的な考えを大切にされているのだろうなと思いました。私の家でも今年5歳と3歳になる小さな男の子兄弟がいます。日々、接しながらもTさんの言葉を実感する毎日です。とはいうものの、毎日がウルトラマンです、シュワッチ。

10:10 | Posted by kimisanchi

【初めまして】  のんびり家3F 松山

2017年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

初めまして。今年の2月からのんびり家3Fでお世話になっています。
松山淑美と申します。よろしくお願い致します。
介護職は未経験ですが、諸事情に加えて、御年○歳という妙齢にもかかわらず、未だ不出来な娘で何の親孝行もできておらず、両親が動けなくなった時にはせめて自分でお世話できるようになりたい!と、のんびり家のドアを叩きました。
研修も無事終了し、現在週に1度夜勤を担当させていただいています。
認知症の方に接するのは初めてでしたので、戸惑うこともありましたし、5か月過ぎた今でも、毎回びっくりの連続です。でもなんとか乗り越えながら、その対応の仕方をひとつひとつ先輩方に質問しつつ実践しています。
そして1日も早く利用者様たちにとって快適なサポートをご提供できる介護者であるとともに、何よりも信頼関係を構築していきたいと思っています。
そんな新人の私ですが、最近一番嬉しかった体験談を一つお伝えさせていただきます。実は、女性の利用者様で、お一人、なかなか信頼していただけず、着替えのサポートを受け入れていただけなかった方がいらっしゃるんです。その方がなんと先週、初めてなんとか私の着替えのサポートを受け入れてくださいました。
凄く嬉しかった!!
とはいえ、ご機嫌の良い時と悪い時がありますので、まだまだ道のりは長いようですが…(でもめげずに頑張ります)
人と言うのは、やっぱり嫌われるのは悲しいもの。まだまだ利用者様たちとの信頼関係は発展途上ながら、私も先輩たちのような家族のような温かい関係性を築けるように精進していきたいと思っています。

10:08 | Posted by kimisanchi

【役割】  お寺のよこ 元谷

2017年08月31日 | お寺のよこ

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生活の習慣や好きなこと、得意なこと苦手なこと入居者さんそれぞれ違います。
複数の方が入居するグループホームではその人同士の意思を尊重していくうち入居者さん同士が 生活するうえでの役割を知らず知らず分担しているように感じます。
買い物が大好きなNさんは、毎日のように食事の買い物に行きたがります。
職員と買い物へ行き 帰るたびに、「いつもありがとう」と他の入居者さんに迎えられるうち、すっかり買出し係りのポジションになってしまいました。
買い出しが習慣になった頃 以前よりも的確に食材をみては献立の提案をしたり その調理方法を僕に教えてくださります。
トランプが好きなIさんは、時間があれば他の入居者さんを誘いトランプに興じます。
その姿はどこかで見た介護職員のレクリエーションのようでいつものお相手の入居者さんもそれを楽しみにしています。
個人的にですがトランプをしだしてから以前よりも、よくねむれるようになったように思います。
飲食店で働いていた経験のあるKさんは、食事作りにホットプレートが出るたび他の利用者さんからのご指名で食事作りに励みます。Kさんが食事を作っていると他の入居者さんも何か手伝いましょうか?と笑いながらやってきます。
そしてKさんの指示で食事作りがどんどん進んでいきます。
揚げ物があがるタイミングやお皿の準備など的確に指示をしています。
食器にこだわりのあるnさんは、いつも台所にたまった食器を拭いては、食器棚に入れていきます。自分のお気に入りの食器は誰にも取られぬよう死角にひそませて。
毎日そのお気に入りの食器を使ってはご飯を食べてます。
自分の意思で自分らしく生きるうちに、ホームで役割を見つけみずから可能性を広げていく入居者さんを見ていると自分も老後 お世話になるならグループホームがいいかなあとふと思います。

10:04 | Posted by kimisanchi

編集後記 林田

2017年07月31日 | 編集後記

この前、古い友人と10年ぶりに再会しました。
彼は、年も同じで以前金融関係の仕事をしていたことなどもあって、縁のある存在でした。
しかも、グループホーム草創期の議論を交わした仲なので、とても貴重な思い出があります。
久しぶりの再会となったのは、彼が横浜から宮崎に引っ越したことが大きかったのです。しかし、久しぶりに会うとお互い年を取ったものの、あの時の情熱を共有することができました。
20年以上のキャリアのある私たちの年代は少数派です。これから、大きな具切りを迎える2025年に向けて、彼とまた力を合わせて頑張りたいと思います。

10:09 | Posted by kimisanchi

【きみさんちの朝】  きみさんち 田中

2017年07月31日 | きみさんち

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きみさんちの朝はとにかく早い。
朝の4時ごろから散歩に出かけようとする方、更衣をはじめ整容の為起きて来る方色々である。
日が昇るのが早まるにつれ、皆さんの活動時間も早まるようです。
そんな中の1ページを今回のどっこいしょでご紹介しようと思います。
4月某日
5時におはようございますとKさんが居間へ。
それにあわせるように3月にご入居されたOさんが、「私が1番だと思ってたのにあんたも早いねー」と言いながら居間に出てこられる。
そこでお茶を飲みながらしばし談笑され、6時ごろにKさんが神社に行ってくるといわれると「私も行きたいけど道が分からないんだよね」と寂しそうに言われる。そこで田中が提案。「Kさんに道案内頼んだら?」と。
そうすると「一緒に行きたいけど良いかい」とKさんに尋ねている。
Kさんも快く了解し、一緒に行こうと支度を始める。
その時のOさんの笑顔が朝日より眩しかった。
30分ほど神社ときみさんち前のベンチでKさんと談笑され、戻って来てのOさんの一言。
「良かったよー」
更に一言 「此処は良い所だねー」
この言葉を聞いて、生活環境の再構築のお手伝いを少しでも出来たのかなーと考えると同時に誘ってみて良かったなと思いました。
でも最初は転びはしないか、躓きはしないかと帰ってくるまではらはらしていたのも事実。
それでもこの「良かった」の一言が聞けてリスクを考えるだけではいけない事をOさんに教えていただいたような気がした早朝散歩だったのです。

10:08 | Posted by kimisanchi

【こんにちは】  のんびり家2F 池田

2017年07月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

この業界に入って早くも半年がたち早いものだと思います、ここ最近は少しずつ慣れているのかなと思っています、その例を上げます。
夜寝た時に活発なHさんが起きるタイミングが少しわかった気がします、日中はどのタイミングでお手洗いなどに誘導するのかなども分かりました。
最近ではお部屋で過ごすことの多いО さんを一人で入浴ができたり、食事の際のドリンクを飲んでいただいたり、このタイミングで着替えていただいたりなどが分かってきました。
1人の時もおしゃべりなYさんやⅯさんわ足に薬を塗らなければならないのですが、どのタイミングで塗らなければならないのかなどが分かってきました。
だけど、まだまだこれからなこともあります、例えば。
活発なTさんと話をしたり、Tさんが帰りたいなどおっしゃる時に上手い、言い回しが出来ていなかったり、入浴のときも嫌がられたり、就寝の時に怒り出したりと上手く行かなかったりします。
おしゃべりなTさんが歩けなくなり、上手く歩けないので元々も歩行に近付けたいと思っているのに上手くいかなかったりと色々あります。
皆さんの誘導がなかなか難しかくて、出来なかったりと大変でした。
ですがこんなことに負けてなどいられません、これから覚えて行かなくはならない事が沢山あるからです、これからも沢山覚えていき、学び入居者の方とご家族の方のお役に立てることをしたいと思います。

10:07 | Posted by kimisanchi

【自己紹介】  のんびり家3F 吉田

2017年07月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは、のんびり家3階の吉田です。
今日はのんびり家3階の自己紹介をしたいと思います。
場所は文京区向丘、最寄り駅は東大前に白山、周囲には根津神社や白山神社、東大や西片周辺の歴史ある街並みの中にあります。
入居者さんは6名。
寝たきりではありますが、素敵な寿司職人の旦那さんと文京区から福祉を変えようと頑張ってらっしゃる立派な息子さんをお持ちの最年少のMさん。
起きているときは常に睡魔と闘っていて、負けてしまうとクッションやタオルに顔をうずめてしまい、息が出来るのかといつも心配になってしまうMさんの次に若手のSさん。
のんびり家3階の食事つくりの大半を担っていて、スーパーでの買い物では椎茸を代表にしたキノコ類、薩摩揚げなどの練り物、ポテトサラダなどにいつも目を奪われてしまうHさん。
全裸でいることが大好き、ベランダの植物には日に数回は水やりを欠かさぬ植物思い、ボクシング中継が始まるとうんちくとシャドーボクシングで解説が始まる米寿のEさん。
男性職員を支部長と呼び、いつも誰かに話しかけ、男性には優しく、女性には厳しく、そうかと思えばいつもすいませんと謙虚にお礼を言ってくれる、入居から1年以上ですっかりのんびり家3階に馴染んだKさん。
美味しいものは全て九州産になり、なにか不満があると常に犠牲になってしまう妹さんがいて、自慢のお父さんや犬のちびちゃんが大好きな最高齢のNさん。
以上の女性5名、男性1名の入居者さんです。
職員は常勤職員3名、派遣職員1名、パート職員2名、この6人です。
基本的に、毎日食べるものを入居者さんと毎日買い物に行きます。
出来るだけみんなで献立を決め、出来る人たちで食事つくりを行います。
起きる時間、寝る時間はそれぞれバラバラでタイムスケジュールはありません。
献立決めや調理を一緒にしているので、ご飯を食べるのはいつも一緒になることが多いですが、食事の時間も決まっていません。
皆さんの生活と全く一緒です。
出来ないことだけ職員が行ったり、手伝ったりします。
間違ったことや分からないことを職員が教えたりもしますが、大先輩の入居者さん達が教えてくれることも沢山あります。
そうは言っても職員も入居者さんも毎日てんてこ舞いです。
てんてこ舞いなのも皆さんの生活と一緒ですかね。皆さん生きるのに毎日必死です。
それでも苦しいときばかりではありません。楽しく笑っていられる時間もあります。
そんな認知症対応型共同生活介護施設、いわゆるグループホームのんびり家ですが、職員不足で困っています。楽しい時間を作るために、入居者さんの能力を活かせる環境を作るために、歩くこと、食べること、掃除洗濯や食事作り、趣味の時間を一緒に過ごしたり、色々教わったり教えたり。
そんな時間を作るための職員が足りません。
介護職員の待遇改善の一つとしてお給料も少し上がりましたので、やってみたいと思う方がいれば今がチャンスだと思います。
興味のある方がいれば、のんびり家3階までお電話下さい。

10:07 | Posted by kimisanchi

【☆ Iさんの言葉☆】  お寺のよこ 倉澤

2017年07月31日 | お寺のよこ

「人生は努力と運。運命が自分をつくるのよ。良いところを学ぶ姿勢が大切ね」と教えてくださったIさんは、2月に87歳のお誕生日を迎えられました。とてもスポーツが大好きでお若い時は女性でありながらボート部に所属し、毎日練習されていたそうです。得意のペン習字は3級の腕前です。毎朝、自室でお手本を見ながら練習を怠りません。仲良しの入居者Nさんとのトランプ(七並べ)も日課になりました。時折、口論となりぶつかる時もありますが、いつのまにか仲直り、テーブルの上のトランプカードを見つめるお2人の姿が微笑ましいですね。そんなIさんと5月中旬に誕生日企画として御徒町に出かけました。アメヤ横丁の商店街の中にある徳大寺でお参りした後、「寿司幸」でランチ、上野恩賜公園を散策しました。Iさんは、「みはし」で食べたクリーム白玉あんみつがとても美味しかったようですね。本来なら3月に予定していた企画でしたがIさんの腰椎圧迫骨折の治療があり遅れてしまいました。しかし、上野恩賜公園の新緑を眺めながら感動してくださったIさん。素敵な言葉をプレゼントしてくれました。「緑と習字が繋がりあるように思うわ。墨の色は黒いけれど、どちらも落ち着くのよね」と。ありふれた日常にも落ち着くような雰囲気を作れるといいなぁ~と思った瞬間でした。

10:00 | Posted by kimisanchi

編集後記 林田

2017年06月30日 | 編集後記

昨年「鼻めがねと言う暴力」と言う本を出させていただいて、一年ほど経ちました。
大変ありがたいことに、あちらこちらに講演で呼んでいただきました。読んでいただいた方はお判りでしょうが、虐待に対して書いた本です。講演に呼んでいただくのは大変ありがたいのですが、それだけ虐待が起きていると考えることもできます。全国でどのくらいの虐待が起きているのだろうと考えると、と不安を感じることもあります。
しかし、これまでのことでわかってきていることもあります。
虐待を無くすには、「虐待を絶対に起こさない。」と言う強い意思と意志を持ち、地道に継続して取り組むしかないということです。
私たちの仕事の素晴らしさ、つまり、認知症状態にある人の素晴らしさを理解したいのなら、虐待をなくすための不断の努力をしなければならないと改めて思います。
(林田)

17:15 | Posted by kimisanchi

【新しいご入居者さんを迎えて、きみさんちはまた新たな1ページを描いています。】  きみさんち 志寒

2017年06月30日 | きみさんち

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髪が白くなったと嘆くKさんに「まだ白くなってもあるだけいいじゃないですか!私は家系的に髪そのものが無くなってますよ!」と話していると。
「そら、あんた!無くなったら無くなったで魅力だよぉ~」と新入居者さんのOさん。
続けて「白くなるにしても、薄くなるにしても、歳とったら、変わるのが当たり前だよお、生きてんだもの」
「歳とっても変わんないね~って、変わんないってことは生きてないってことだよぉ」
この言葉の深さにしきり、唸らされたのでした。
ついでに、たまたまあった養毛剤のチラシをお見せして「これ、効くのかなあ?」とおたずねしたところ「そら、あんた!効くよぉー。たくさんだよぉー」と。
なんとも、なんともポジティブです!

別の新入居者さんのSさん。
以前飼っておられた猫の写真を話題にしながら「猫、飼ってみたいんだけど、病気になったりとか、死んじゃったりとか、寂しくなるからね」と私。
「でも、あなた。独りもんなんでしょ?どっちにしても、そのうち寂しくなるわよ」とズバリ。そして話題は私の結婚に。
「いい?レストランとかあるじゃない?そこになじみになるの。そしてそこのウエイトレスさんに仲良くするのよ」
「いつも通ってくるようじゃ独身だろうし。ウエイトレスって、割とそういう眼でお客さん見てること多いの!(全国のウエイトレスさん、すみません)」
「ウエイトレスって自分たちのような店員相手に優しくする人か、どういう態度とる人かで、お付き合いにふさわしいかどうかを仲間内で評価しあっているのよ!」
「何で私がわかるかっていうと、私がウエイトレスだったから!」
「それで仲良くなってきたら、アタシを田舎から上京してきた親戚とか言って、連れて行って」
「そしたらアタシがさりげなく水を零して、その態度で、いい娘かどうか、見きわめてあげる」
「なんで分かるかって言うと、アタシ、結婚相談所に勤めてたから!」
「あ~、でも、ずっと続くかどうかは保証外だからね!」

なんとも愉快な新入居者さんとのひとときでした。

17:02 | Posted by kimisanchi

【Tさんの想い】  のんびり家2F 飛鳥井

2017年06月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

みなさん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。どっこいしょにこうして記事を書かせて頂くのも何回目になりましたでしょうか?月日の経過の早いことを実感する今日この頃です。
今回は、Tさんについて書かせて頂きます。Tさんは、今年の1月にご入居された方です。ご入居当日、私は夜勤で、初めてTさんと顔を合わせましたが、初対面からとても朗らかで、冗談を言ったり、おどけたりして「楽しい方だな」という印象を受けました。会話の中に時折英語が出てくるのですが、「アイアムソーリー、髭ソーリー」など冗談が混ざり、他の入居者の方ともコミュニケーションを取りながら少しずつのんびり家の生活に馴染んでいらしたご様子でした。しかしながら、のんびり家での生活に馴染む一方で、「小さい子供を置いてきているから、早く帰らないと」「娘に迎えに来てくれるように電話して」などと帰宅欲求の発言が聞かれたり、実際にふらっと外出されることもあります。
まだ81歳とお若く、認識力も高く身体的にもお元気なTさんにとっては、のんびり家での生活が単調で、退屈、窮屈に思われているのかもしれません。ここ数カ月は、職員の退職や異動などもあり、中々体制が整わずに、入居者の皆さんの生活に影響があり、買い物や外出などが滞ってしまいました。
今月(5月)に入ってからは、少し職員の体制も整い始めましたので、買い物や外出などの支援も少しずつではありますが、出来るようになりました。
今後は、Tさんの「家に帰りたい」という想いを汲みながらも、「のんびり家での生活も悪くないよね」と思って頂けるように、一緒に外出したり気分転換が図れるように支援して行きたいと思います。

17:00 | Posted by kimisanchi

【気付くこと】  のんびり家3F 永辻

2017年06月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

少し前に去年末頃に入所されたNさんと一緒に散歩しながら買い物に行って来ました。
Nさんは散歩や買い物などの外出の声を掛けると、いつも「行かない。」や「めんどくさい。」と言い断るのですが、この日は「行こうかな。」と本人も乗り気でした。
まだ少し寒い季節だったので、上着を着ると「これでいいかな。変じゃないかしら。」と言い、出掛けるにあたって洋服を気にしている姿がとても女性らしく素敵でした。出掛けなければこの姿が見られなかったと思うと、まだまだ知らないことがあると改めて気付かされました。外に出ると風が強く、被っていた帽子が飛ばされないように必死に手で押さえていた姿がとても印象に残りました。
まだ付き合いは短いですが、Nさんこれからもよろしくお願い致します。。今度はもう少し遠くへ出掛けましょう。

16:56 | Posted by kimisanchi

【いつも仲良し】  お寺のよこ 佐藤

2017年06月30日 | お寺のよこ

お寺のよこに、ご入居されてから仲良しになられたTさんとSさんは起床時から一緒でTさんの居室で一緒に過ごされていることが多くベットにTさんが入り椅子にSさんが腰掛けてテレビを見ていらっしゃるのですがNさんは掛け布団を横にしてSさんにも布団が掛かるように優しい気遣いをされています。
入浴もほぼ毎日、一緒に入られ湯加減を聞きに様子を見てお声掛けするとTさんは決まって笑顔で「いい加減!」と仰います。先に出たTさんはSさんの分のお茶を用意しSさんがお風呂から出られるのを待ち、入浴後にテレビののど自慢を見ていらっしゃる時には
Tさんが「若い人が多いけど歌が上手だね。お酒でも飲みながら見ていたいね。」と。
Sさんは「お酒はないよーお茶けならあるからお茶けを飲もう。」と「お茶けね。」と爆笑され「今度、飲みに行こう!」と2人で盛り上がっているので私が「何を飲みに行くの?」と聞くと「珈琲だよ。コーヒーも飲み物でしょ」とNさん。「じゃあ3人でコーヒー飲みに行こう。」と誘って下さったSさん。そしてお金は誰が払うかと「あんたでしょ。お金持ってんでしょ。」「いや、あんただよ。」とお互いに言い合っていました。
そんな会話をされてTさんの居室でSさんは寝るまでの時間を一緒に過ごされていらっしゃいます。毎日いろんな話をされて笑っているお2人の姿を見ているとこちらまで幸せになり歳を重ねてからでも良い友人関係が作れるんだなーと人生の大先輩に教えていただきました。

16:46 | Posted by kimisanchi