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【人情に厚く涙脆い頑固者。そして・・・】  きみさんち 田中

2018年09月30日 | きみさんち

私が担当させていただいているOさん。
新潟生まれの色白美人。きみさんちにご入居され1年と3ヶ月が過ぎました。
(2018/07/18現在)
きみさんちの生活にも大分慣れてきたご様子で、他のご利用者と歌を歌ったり、テレビを真剣に見たりと寛ぐ場面も増えてきました。
またこんな一面も見せてくれます。あるご利用者が身の上話を始めると、親身になって受け答えをし、途中「そんなに大変なことがあったんだねー」「辛かったでしょう」と自分事の様に涙を流されたり、ある時は、近くにある障害者施設におやつを作り振舞うために行ったところ、ありがとうと感謝の言葉を述べられると感極まり「嬉しいよー」と涙を流す。
昨年のお誕生日では、新宿のデパート巡りをし、丁度お誕生日月がクリスマスシーズン
と言うこともあり、新宿プリンスホテル内にあったツリーを背景に写真を撮ろうとしたところ、ロビーで待たれていた方がご親切に「一緒にとって差し上げましょうか?」と声をかけて下さった途端ホロリと涙。お礼を言って別れた後に「こんなに他人に親切にされたのは生まれて初めてだー」と鼻水を啜りながら号泣。Oさんは涙無しでは語れないほど人情厚く涙脆い方です。しかーし!!
こうと言ったら気の済むまでやり続け、疲れていても手を休めない。休んでとこちらからお願いしても聞く耳持たず、まだやる事あるから、こっちがあるからと手を抜くことをしない頑固さも持ち合わせています。
個性豊かなOさん。これからもその涙脆さと頑固さを忘れずに一緒に元気に過ごしましょう。しかし頑固も行過ぎると身体を壊してしまいます。頑固も程ほどに、妥協も忘れずに!!(これが出来ないから頑固者と言うのか・・・?!)
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15:59 | Posted by kimisanchi

【楽しみ】  お寺のよこ 元谷

2018年09月30日 | お寺のよこ

先日、Kさんの同窓会の招待状がこちらに届きました。
Kさんもぜひ参加したいと楽しみな様子で、僕と同伴で同窓会に参加するという運びになりました。
お酒も1杯までなら、と医者から許可をもらいKさんに説明したのですが、これがなかなか難しくその日から毎日、僕の顔を見れば「お酒は3杯飲むからね。」とうれしそうな表情で僕に詰め寄ってきます。
日に日に目的が同窓会よりもお酒を飲むことに変わってるような雰囲気もあり、当日 生ビール1杯とノンアルコールビールでなんとか楽しんでもらえるだろうか不安でした。
同窓会当日、同級生のことには一切触れず行きの電車からずっと「お酒は三杯飲むからね」僕に言い続け会場に到着。
同窓会そっちのけでお酒を飲む気持ちがひしひしと伝わってきました。
僕は僕で知らない人の同窓会に参加するというのは中々緊張するもので、挨拶もそこそこに会場の席に座りますがどうも落ち着きません。
Kさんも、何せ60年ぶりの再会ということなので、誰が誰やらわからない様子。
話す相手に困り席に座った後も隣の僕に「お酒は三杯飲むからね」と決意表明をします。
あっという間に生ビールを飲み干し、ご自身で追加の生ビールを注文。
ウエイターさんには、生ビールの体でノンアルコールビールを持ってきて欲しいと極秘で伝えます。ウエイターさんも気を使って下さり「生ビールです」とノンアルコールビールを持ってきてくださいました。
しかしKさん一口飲んだ瞬間「これお酒じゃないじゃない!」と。
流石です。泡しか飲んでないのに気付きます。
いよいよ困ったところで、話しかけてくださったのがKさんのご友人でした。
最初はKさん、誰だかわかっていない様子でしたが昔の話をするうちに徐々に思い出してきた様子。特別仲の良かったご友人のようで話も膨らみます。
お酒そっちのけで「写真を撮ろうよ」とKさんが持参したカメラでご友人に話しかけては撮り収めていきます。
会も終わり、次回も是非呼んで欲しい、絶対に行くからと友人と硬い握手を交わして別れます。
帰りの電車で「次は三杯飲むからね」とKさん。
また友人とお酒を飲みたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
こちらが出来ることは限られてます。
その中でいかに、ご自身で楽しみを獲得していくことが出来るのだろうか。
支援をする上での可能性を考えさせられる会になりました。

15:58 | Posted by kimisanchi

【これから】  のんびり家3F 松山

2018年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは、のんびり家3階の松山です。
介護の世界に触れ、そして、”のんびり家“でお仕事をさせていただいて1年4カ月が経ちました。
新参者の私に、最初は一晩中騒いで、まったく寝なかったEさん。
女性があまりお好きではないKさん。
悪戦苦闘の日々が続き、週に1回の夜勤勤務なので時間はかかりましたが最近はやっと慣れて落ち着いて対応が出来る様になりました。
特にKさん。髪を引っ張られたり、手を引か枯れたりと、なかなか素直にサポートさせていただけなかったですが。
ようやく、ありがとうございます。すいませんね。という言葉を掛けていただけることが増えて参りました。
認知症でなかなか言葉で意思疎通が出来ない時でも、人は心を尽くせば伝わるものだと痛感しています。
“ありがとう”という言葉は魔法の言葉です。
言う方も言われた方もとても温かい気持ちになります。
週に一度ではありますが、出来るだけたくさんの“ありがとう”の気持ちと心を込めて支援させていただきたいと思っています。

15:58 | Posted by kimisanchi

9月号の「のんびり家2F」の記事はありません

2018年09月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

9月号の「のんびり家2F」の記事はありません

15:57 | Posted by kimisanchi

編集後記  林田

2018年08月31日 | 編集後記

今年は、同じグループホームの経営者と、本当に話を良くしています。
これまで、そのような時間を作ることはあまりなかったのですが、やはり、一つの事業者や法人で解決できないことが多くなりすぎてきたのでしょう。
なかでも、昨今の人手不足は相変わらずです。今年はありがたいことに、新規社員を3名雇用できたので奇跡的ですが、そもそも働き手が少なくなっているので抜本的解決策はなかなか見いだせません。
そんな中、大手のメディカルケアサービスがグループホームをすべて学研に売り渡しました。
これは、私たちの中でもかなり話題となりました。結論から言うと、「私たちとは、事業目的が違うからね。」と言うことになりました。
しかし、事業の売却益を考えるというのも、間違った考え方ではありません。そこにはしっかりとしたビジョンがあったのだと思います。(林田)

17:41 | Posted by kimisanchi

【受け継いでいくもの】  きみさんち 志寒

2018年08月31日 | きみさんち

きみさんちの塀越しに青紫にかがやくアジサイが顔を覗かせています。梅雨の重い空気がその花の周りだけ、透明感を増しているように感じます。
こちらのアジサイ、この居室に住まわれていたOさんが植えたものです。最初は小さな鉢植えのアジサイでした。花期が終わりいたんできたものを「かわいそうだから」とOさんが自室の窓の下に植えました。最初は20センチ程度の小さなアジサイ。Oさんの愛情が伝わったのか、それともきみさんちの土が良かったのか、瞬く間に大きくなり、毎年、花を咲かせています。
特に何も世話をしている様子はなく、虫食いも目立っていたので、Oさんに殺虫剤をかけるか相談すると、「どうってこたない、ちゃんとアジサイも大きくなってる。それなのに虫を殺すのはかわいそうだぁ」と断固拒否されました。そのOさんはこの居室で旅立たれました。今はその居室には別の入居者がお住まいになっていますが、その遺志を継ぐかのように、いっそうアジサイはより大きく美しくなって咲いています。
さて、そのアジサイ、あまりに立派ですので、いくつか切花にして、居間や入居者さんの居室に飾ってあります。お体の事情で外出が不自由なYさんの居室にも、ひときわ大ぶりのものを飾りました。生前のOさんはこのYさんのことを何度もほめていました。「きれいだね~」「100歳!?そんな歳に見えないねぇ~」「長生きしてるんだね~、たいしたもんだ」と、しばしば涙を浮かべながら、しきりに話しかけておられました。そのOさんの愛情は、いま、アジサイとなって、Yさんの生活を彩っています。
これはアジサイに限ったことではないのでしょう。きみさんちを旅立たれた皆さんが遺した、笑顔の写真や手芸作品や手作りの家具など、たくさんの品々。そして、この建物に息づいている山下きみさんの思い。それらに見守られながら、私たちは生活を続けている。そのことに改めて驚きと感謝を感じます。スーパーコピー時計,ロレックススーパーコピー,ウブロスーパーコピー
アジサイの花言葉は「浮気」「移り気」だと思っていました。Oさんのアジサイが気になって改
めて調べてみると、「辛抱強い愛情」「家族団らん」という花言葉もあるようです。まさしく、辛抱強く家族や周囲の人々を愛し続けた、Oさんにふさわしい言葉だと思います。
少し葉っぱに虫食いのあるアジサイ、今年もきれいですよ、Oさん。
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17:34 | Posted by kimisanchi

【散歩】 のんびり家3F 吉田

2018年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

数か月前のニュースで、徘徊という言葉を見直そうという動きがあるという記事を読みました。
ちなみに辞書には「どこともなく歩き回ること」とあります。
この言葉、意味、皆さん違和感ありませんか。
私はこの記事を読んだとき、ようやくかと思い、自分のずっと感じていた違和感や価値観は間違ってなかったんだなと安心しました。
というのも、認定調査だったり、医療関係者やその他の方から入居者さんの状態などを聞かれる際に「徘徊はありますか、迷惑行動はどんな感じですか」と、毎回のように聞かれます。
今年の春頃にも、連日散歩に出掛ける入居者さんに付き添って外出中に、毎回職員についてこられることを不満に感じてその方が交番に助けを求めたのですが、警察官の方から出た言葉が徘徊でした。
良く徘徊されるんですか?そうですね連日散歩には出られます。
徘徊じゃなくて散歩ですか?う~ん、外出される時は意味なく行かれるわけではないので・・・と私が言葉を濁していると、理解していただけたようで、あっそうですねと言っていただけました。
これも同じ頃のことですが、介護保険の更新の認定調査にきていただいたケアマネさんが入居者さんに聞き取りを終えたあとで、迷惑行動はどのようなことがと立ち会っていた私に聞いてきたのですが、
う~ん、迷惑かどうかは受け取る人によって違うのですが・・
理解のない方からしたらほとんどが迷惑行動に・・
これも言葉を濁していたのですが、これも分かっていただけたようで、そうですよねと笑顔で返してくださり、その後の私の説明に、すごく素敵なおじいちゃんですねと言っていだけました。
やっぱりこれらの言葉を使う際に、意識的に悪意を持って使ってる人はほとんどいないんだと思います。
認知症をいまだに痴呆と言ったり、認知と略してしまったり、こちらの声掛けに、応じて理解して会話や行動が出来ると、指示が通るなどと言ったり、認知症や障害者の方を差別する意図で使う方などほとんどいないです。
でも無意識ほど残酷なこともありません。
差別感情を持って使う人は、差別を意図する時以外は使わないでしょう。
でも無意識だと日常的に使ってしまいます。
状況を単純に比較することは出来ませんが、昔は目の不自由な方や耳の不自由な方を指して使う言葉がありました。
今では差別用語として、テレビやラジオ、公共の場所で使うことはNGとしっかり認識されていますし、個人個人の日常会話でも使用する人はほとんどみかけません。
今回私が感じた言葉も、近い将来にみんなが同じ意識になってもらえるといいなと思います。
さて、徘徊と言われてしまった入居者さんですが、今では昼食前に一人で散歩に出かけ、お昼を食べたあとは飲み物を持って食後の散歩へ。
夕方前には戻って一緒に夕食を食べ、夜はしっかり眠って朝は一番の早起きです。
ご本人がお写真を好きでないので後ろ姿ですが、根津神社や湯島天神、調子のよいときは不忍池や上野まで足を延ばしているそうです。
こういう散歩をいつまでも続けていただければいいなと思っています。
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17:33 | Posted by kimisanchi

【☆3回目の夏☆】  お寺のよこ 倉澤

2018年08月31日 | お寺のよこ

私が「お寺のよこ」の一員として働くようになり3回目の夏を迎えます。日々の業務をこなすことが精一杯で毎日反省の繰り返しです。これまでに利用者さんがお一人亡くなられ、お二人の方が他のグループホームへ転居されました。2年前と比べて体力が落ちた利用者さん、体内時計の機能が衰えて睡眠障害を起こされる利用者さん、病気の進行から不安になり日中でも大声で叫んだり、いつもと違う行動が見られる利用者さんもいらっしゃいます。体内時計を整えるには、午前中に日光を浴びるのが効果的で朝の散歩などを習慣化すると良いこともわかっております。
お寺のよこでは、ラジオ体操をしております。毎日続けることで加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、人間本来が持っている機能をもとの状態に戻し維持する効果があるのが魅力ですね。なかなか毎日続けることは難しいですが「継続は力なり」、利用者さんの血行増進、首、肩のこりの解消、腰痛予防のために支援させていただきます。
私は、テニスが大好きで17年間続けております。青空の下でボールを追いかける瞬間はスカッとさわやかな気分になります。まもなくウインブルドンテニス開幕となり楽しみです。錦織圭選手の活躍を筆頭に杉田祐一選手、大坂なおみ選手の活躍にも期待しましょう。そして迎える今年の夏もスタッフ間で歩調を合わせ、健康管理に気をつけて利用者さんと元気に過ごしたい思います。

17:32 | Posted by kimisanchi

8月号の「のんびり家2F」の記事はありません

2018年08月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

8月号の「のんびり家2F」の記事はありません

16:34 | Posted by kimisanchi

編集後記 林田

2018年07月31日 | 編集後記

 GAFA お聞きになったことがありますか?
グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルのことです。
この4つの企業が世界を支配していっていると言われています。私も、このすべてを利用しています。
 これらの企業のサービスや商品に頼り切って生きているわけではないのですが、自分の想像以上に、浸透してきているものもあります。
 私の中で、利用頻度ではなく、自分があまり関わらないだろうなと思ったにもかかわらず、想像以上に私の生活に入り込んでいるのは、アマゾンです。
 はじめのころ、アマゾンは古本やDVDを手に入れる手段でした。そのことにより、なかなか見つからない漫画などを手に入れられた時の「便利」と思ったことが、頭に快感としてインプットされたのでしょう。本来、そのようなものは、スーパーで買えばいいものまで、アマゾンで購入するようになりました。
 いまでも、できるだけお店で買うべきだと思っているのですが、ちょっと珍しい食料品などは、買ってしまうことがあります。
 ついで、思ったよりも生活に入ってきたのはフェイスブックでした。自分で皆さんに伝えることができるのは、とても重宝ですし、私の所属する団体などの広報としても使わせてもらうことがありました。
 しかし、こちらは最近停滞気味です。例えば、どこそこの研修に行ってきました。と言うような情報を目にすると、この方は、実は自己顕示欲でこの情報を伝えているのではないか?と思うことが増えたからです。世に言うSNS疲れのようなものを感じているのでしょう。ですが、有用な、有益な情報をくれる方々もいるので、そのような時はフェイスブックは便利だな。と思うこともあります。

 この10年ぐらいずっと考えていることがあります。
 哲学も宗教も恋愛も今から1000年前から内容が深まったりそれらに関する書物が画期的に変化したことはないのではないか。ただ、変化したのはテクノロジーだけなのではないだろうか。と言うことです。
 テクノロジーの変化により生活様式は変わると思います。また、生活様式が変わると人の考え方も感情も変わることもあると思います。
 しかし、私たちが生きていくうえで感じる幸福感のなかで、最も上位に位置する幸福感は、実は変わっていないのではないでしょうか。
 テクノロジーでは得られない幸福感もあることを、しっかり理解しなければなりませんし、入居者の皆さんは、私にそのことを多くの機会で教えてくれます。(林田)

09:36 | Posted by kimisanchi

【きみさんちのベンチ】  きみさんち 金井

2018年07月31日 | きみさんち

住宅地の中にあるきみさんちですが、前の通りにはいろいろな方が通っていきます。
仕事先に急ぐサラリーマンの男性、通学途中の小学生、病院帰りのご年配のご婦人、犬の散歩をしている方などなど。
みなさん長い坂を上ってこられて、はああーと一呼吸したところにきみさんちの白いベンチが見えます。暑い午後など少し日陰の憩いの場に見えるのでしょう。しばしの休憩にと休んでいかれる方も少なくありません。
社交的な性格のKさんは休んでいる方に笑顔で語りかけ、時には相手の近況を聞いて親身になって話し込んでいらっしゃいます。
そんなきみさんちに親近感を覚えていただいたのか、近所のお宅からお土産やお花をいただくこともあります。
ベンチにいるKさんはすてきなきみさんちの看板娘なのかもしれません。

09:35 | Posted by kimisanchi

【喫茶店】  のんびり家3F 永辻

2018年07月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日入居者さんのKさんと近くの喫茶店に行って来ました。
席でコーヒーを飲みながら外の景色を見ていると、「俺、珈琲学校行ってたからね。」と言い、そこから家族の話しや何処に行ったことがあるなど、昔話をしながら時間を過ごしました。普段はあまり飲み物が進まないKさんですが、専門店のコーヒーは美味しいのか全部飲み干しました。帰る時は「ありがとう。」と言って下さいました。
Kさんは職員に助けてもらった時にたまに「何かご馳走しなくちゃね。今度喫茶店に行こう。」と言います。
約束を果たせて、のんびり家で過ごしている時とはまた違う表情が見れて、私も楽しかったです。今度は違う喫茶店にまた一緒に行きましょう。

09:32 | Posted by kimisanchi

【Sさんと門前仲町へ】  お寺のよこ 佐藤

2018年07月31日 | お寺のよこ

入居者さんのお誕生日外出企画での外出も4回目になり、SさんとSさんが以前住まれていた門前仲町界隈に出かけて来ました。2回目だけは浅草方面に行っておりますが、1、3、4回目は門前仲町のSさんのご親戚の和菓子屋さんと、近所のお知り合いの佃煮屋さん、お不動様に参拝してからSさんのお好きな物を召し上がっていただくというコースにしています。
馴染みの門前仲町に着くと、Sさんの意識がしっかりされて、和菓子屋さんで「皆、元気?」と笑顔で20分程度会話し、和菓子屋さんからお不動様までの道を聞くと「まだ先」と仰ったり、曲がる角を覚えていたり、生き生きと歩かれておられます。
お不動様手前の佃煮屋さんに着くと、優しく「ふみちゃん」と声をかけて、また20分程度楽しそうに会話されて、私にも2人の関係を教えて下さり、穏やかな時間を過ごし、昼食はどうしようかと相談すると「ふみちゃんに聞いて、そこに行こう」と仰られるので、美味しい魚の粕漬けのお店を教えていただいて、去年と2年連続で鮭の粕漬け定食を食べていると伝えると「今度は違うところで食べようね。」と、お腹がいっぱいだと笑顔が見られました。
お不動様には、お賽銭どうしましょうと尋ねると「10円でいいよ。」と参拝し、門前仲町から春日まで大江戸線に乗り、電車の中でも和菓子屋さんでいただいたお土産を膝にのせて「たまに電車もいいね。」と、各駅に止まるとの駅名を読み上げ、春日からタクシーを拾う際には「待っていると来ないねー」と、外出を楽しまれているSさんでした。
門前仲町も大江戸線も、4年前に比べるとバリアフリーになっていて、お年寄りに優しく歩きやすい街になっているのを感じました。
Sさんと数時間を一緒に過ごし、新たなSさんの性格や優しさを感じることが出来て、これからもしっかり支え、色々と学ばせていただこうと思っています。

09:30 | Posted by kimisanchi

7月号の「のんびり家2F」の記事はありません

2018年07月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

7月号の「のんびり家2F」の記事はありません

09:00 | Posted by kimisanchi

編集後記

2018年06月30日 | 編集後記

今年50歳になりました。
人生50年と思うと、人生も終わりなのでしょうが、私の周りにはその年齢を越してまだ、元気な方々がいっぱいいらっしゃいますので、一つの節目としてこれからの時間をどう過ごすか考える目安にしたいと思います。
で、50歳にして初めての経験もいくつかしました。中でも、一番びっくりしたのは、道路を逆走する車と遭遇したことです。
高速道路ではなかったのですが、大きな幹線道路を夜間走っていると、交差点のところから、ヘッドライトがこちらに向かってきています。交差点で止まる予定でしたので、速度を落としていたことが幸いし避けることができました。が、一つ間違えれば正面衝突でした。
すれ違いざまに運転席を見ると、40代-60代ぐらいの女性で、ロングヘアー、夜なのにサングラスをしているように見えました。
確かに大きな交差点で、間違えやすい変則な交差点ですが、やはり、突然のことでかなりびっくりしました。幸い、パニックにならずに対応できましたが、やり過ごした後に、大きな声で「わー!逆走だ!!」と言っていました。
世の中で、逆走の事故が多発してきています。自然から社会の仕組みまで逆走とまでは言いませんが、想定していないことがたくさん起きています。
すべてを想定することは不可能ですが、さまざまな対策は、日々の情報から我がこととして考えておく習慣を付けなければと思いました。(林田)

08:40 | Posted by kimisanchi