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【習慣】  お寺のよこ 倉澤

2022年09月30日 | お寺のよこ

人生百年時代。4月に私は還暦を迎えました。現状維持を大切に過ごしています。
今選んでいることが20年後の自分を作るという意識。毎日同じことを行う習慣を持って自分の変化に気づくことが大切ですね。テニスが大好きなので週1回のペースで練習しています。テニスは少人数でプレーが出来て年代や性別問わず誰もが一緒に楽しめるのが大きな特徴です。また集中力、論理的な思考力、強い精神力を養うことが出来るのも魅力のひとつですね。先日、左足の股関節の痛みがあり整形外科に通院しました。結果医師から股関節のストレッチを勧められました。無理のない範囲内で毎日ストレッチを続けて股関節のまわりの筋肉を緩める努力を重ねたいと思います。運動のほかにストレス解消として汗をかきながらの草むしりも気持ち良いですね。腰が痛くなるのが玉に瑕ですが。
仕事においては日常のささいな違和感を楽しむように心がけています。観察力(思いを知ろうとする姿勢)、想像力(理解しづらい言動もふと想像力を働かせる)、共生力(今ここを受容し同じ舞台を生きること)この3つの力をしっかりと養いながら入居者さんたちが仲良く安心して毎日過ごせるように良い問いかけを習慣にしたいですね。

11:49 | Posted by kimisanchi

【笑顔の素敵な入居者さん】  お寺のよこ 佐藤

2022年08月31日 | お寺のよこ

昨年の12月にご入居されたHさんは、大学を卒業し20代前半から3年間、航空自衛隊でパイロットをされておられ、当時の話を聞くと「楽しかったよ。あのころの仲間とも連絡してるよ。自動車より飛行機の方が運転は楽だよ。
空には人も自転車も車もいないからね」と仰り、そのころの写真を見せて下さります。
映画俳優さんの様な男前で笑顔の素敵なHさんです。
管制官とのやり取りを英語でしていたと話し「英語は話せないけど管制官とはね、記号のようなもんだから」とスラスラと言葉が出てきていらっしゃいます。
陶芸がご趣味で、陶芸の前は鋳物もやっていたと、作品の写真を見せながら作り方などを説明して下さり、とても素敵な作品ばかりです。
そのHさんにご入居後、始めてお風呂へ入っていただき、髪の毛を乾かしているときの事ですが「良い湯加減で、とっても気持ち良かった。私がもう少し若かったらモーションかけるんだけどな。」と素敵な笑顔で仰られ、ビックリしましたが、こちらもそんな、モーションなんて言葉を聞けた事が幸せで、その気持ちを素直にお伝えしました。
Hさんは携帯電話をいつも持っておられ、7月に91歳のお誕生日を迎え、お誕生日には「お誕生日おめでとうございます。」と色々な方からメールや電話があり、素敵な笑顔のファンの方が沢山いらっしゃるんだなと、改めて思いました。
日々、Hさんから笑顔の大事さを教えていただきましたので、Hさん含め他入居者さんもお元気で笑顔の多い毎日を過ごしていただきたいです。

11:04 | Posted by kimisanchi

【エアコン事情】  お寺のよこ 岡田

2022年07月31日 | お寺のよこ

今年の1月上旬頃に自分の部屋のエアコンが運転中に急に停止し、動かなくなる事がありました。リモコンで操作せずにひとりでに停止するなんてそんな馬鹿な話があるのかと思いましたが買い換えて10年近いので寿命が来たのか感じたのですが、あまりにも急なのでそんなの信じられないと思いました。その為、置くタイプの暖房器具で代用して何とかしのいでいたのですが、数日して何の操作もしてないのに突然動き始めたので、驚きを隠せませんでした。これで一安心かと思ったのですが、数日してまたひとりでに停止しては動いて、また数日してひとりでに停止する事が何度も起きました。これで今年の夏は大丈夫かと心配だったのですが、電源コンセント何度かいじってまた動きました。
それからは通常通りに運転しているのですが、来年の暮れ頃で買い換えて10年になるので時期を考えて買い換えをしなければなと思います。

10:59 | Posted by kimisanchi

【ビルマについて入居者さんと話す事】  お寺のよこ ダンダリー

2022年06月30日 | お寺のよこ

私は2月23日からお寺のよこで仕事を始めました.今は4ヶ月ぐらいになりました。
この4ヶ月の間に仕事についていろいろ勉強しました。
入居者さんと話す事は楽しくて入居者さんの事もだんだん分かるようになりましたから時間があるときに話しました。
時々、私のミャンマーの国について話しました。
Hさんは私に「あなたは日本人ですか?」と聞きました。その時私は「日本人じゃなくてミャンマー人ですよ」と言いました。
Hさんは知らなかったから私は「ビルマ人で分かりますか」といった時「あー、ビルマは知ってますよ。昔は行きたいと思ったけど行かなかった」と言いました。
Oさんにも私の国について話しました。「私はビルマから来て今は4年目」と言いました。
Kさんはいろいろな国へ行って絵を描く人だけどビルマは知らなかった。
私は「ビルマはいつも40℃でとても暑いですよ」と言うと、「行ってみたいけど40℃では無理だな」と言いました。
この間にもOさんから絵をもらった代わりにビルマの本をあげました。Oさんはビルマの字は「おもしろくてかわいい」と言いましたから楽しかったです。
他の入居者さんからもビルマについていろいろ聞いてもらったから楽しかったです。

10:38 | Posted by kimisanchi

【新米管理者です】  お寺のよこ 荒野

2022年05月31日 | お寺のよこ

過ごしやすい季節になって参りました。行楽日和な日が続きますが、まだまだ新型コロナには気が抜けません。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 
さて、世間では田植えの季節ですが、ここお寺のよこでは昨月に新米が出来ました。新米といっても食べるほうではありません。新米=ルーキーのほうです。私、荒野は4月よりのんびり家からお寺のよこに管理者となるべく異動して参りました。着任して1ヶ月余、まだまだわからないことだらけで頭を悩ませながら精進しておりますが仕事量が体感的には1.5倍から2倍に増えたような気がします。特に大変だと個人的には感じるのは2つ。1つは書類仕事です。行政提出書類の作成と管理や職員からの提出書類の確認、運営推進会議資料や、事業所内研修に向けての資料など枚挙に暇がありません。私は前職ではこういった事務作業が得意だったのですが、介護職になってからというもの自立支援で入居者さんに直接かかわる仕事の楽しさに目覚めてしまったので、最近は書類仕事があまり好きではないのが本音です。おまけに量が多すぎて勤務時間内にはとてもとても終わりません。最近は書類仕事に追われているせいか夢の中にまで出てきてハッと目が覚めることがありました。

もう1つは職員のマネジメントです。介護というのはチームケアなので、個々の職員の能力を見極めて入居者さんのニーズを実現するために力を結集しなければなりません。お寺のよこはベテラン職員も多いのですが経験が浅い職員や外国人職員もおり、その育成が管理者としての重要な役割になってきます。そのためには職員の仕事ぶりを見て何が出来て何が出来ていないのか、理解が足りていない部分はないかなどを把握しないといけません。
日々の業務はまず入居者さんの支援があって、自分がどう動くか何を支援していくかなどを3日後までの職員の体制を念頭に状況に合わせて考えます。そして排泄や入浴、食事などの身体介助をしつつ、入居者さんの状況から考えられる転倒や怪我などのリスクに気を配り、ご家族や医療機関、行政との対応も随時行います。その上で他の職員の仕事ぶりにも目を配りながら同時進行となると、あと目と脳がもう1つずつ欲しいところです。

新米管理者としてまだまだ周囲にご心配やご迷惑をおかけしておりますが、食べるほうの新米が世に出てくる頃にはなんとか管理者として形になっていたいものです。今後のお寺のよこが入居者さんにとっても、働く職員にとっても健やかな場所になれるよう力を尽くしていきたいと思います。

10:36 | Posted by kimisanchi

【忘れない】  お寺のよこ 光岡

2022年04月30日 | お寺のよこ

入居者のUさんのお話をします。
コロナ禍になる前にUさんと外出をした折上野の藪蕎麦へ食べに行ったことがありました。その際にUさんは大層喜ばれて、その後私の顔を見る度に「よう。どこか旨いものでも食べに行こうよ」と仰るようになりました。しかしコロナ禍となり外食がままならない状況となり、Uさんのご希望には中々沿うことが出来ませんでした。
Uさんは昨年の11月頃から少しずつ召し上がる食事の量が減ってきていて、居眠りも多くなられていました。
その時点ではコロナの感染状況が落ち着きはじめたこと、Uさんの食事量が少なくなっていたこと、それでも外食を希望されていたこと等、諸状況を鑑みて昨年の12月某日、先輩に教えてもらった近隣のお寿司屋さんにUさんと外食をしに出掛けることにしました。
約2年ぶりの外食にUさんは大層喜ばれて、「旨いよ~」と何度も仰りながら、注文された海鮮丼を時間を掛けながらほぼ全量召し上がっておられました。その際にUさんの若い頃のお話、母校のこと、母校のあった場所のこと等を嬉しそうに何度も話をされていたことがとても印象に残っています。
その後年末から一段と食事の召し上がる量が減り、訪問看護ステーションの点滴を受けながらの日々でしたが、身体は衰弱の一途を辿られました。
ある日、スタッフの一人にUさんが身体の痛みや不安な思いを強く訴えられたことがありました。そのスタッフは何をして差し上げられるのか、自問自答をしながら、「Uさんはどうして欲しいですか」と尋ねたところ、Uさんは「忘れないで欲しい」と仰られたそうです。
その数日後の早朝に、Uさんはそのスタッフに看取られて旅立たれました。
お亡くなりになる数日前よりご家族が何度かご来訪されて会話を交わされたことがUさん、ご家族双方にとって心の安らぎになられたのであれば・・・と願っています。

Uさんの思い出は尽きません。それは看取りをしたスタッフをはじめUさんに関わった全ての人(方)がそうなのではないかと思います。
Uさんが確かにここ「お寺のよこ」にいらっしゃったこと、そのことを忘れずにいることでUさんの魂は生き続けます。スタッフにはUさんのことを語り継いでいってもらいたいですし、Uさんのことを見つめ続けたこと、Uさんを支え、また支えられたこと、Uさんのことを忘れずに語り継いでいくこと、そしてそんな仕事に従事していることに誇りを持って欲しいと強く願います。

10:34 | Posted by kimisanchi

【2年間で世界は大きく変化しました。 】 お寺のよこ ホアン

2022年03月31日 | お寺のよこ

2年前、コロナの流行がそれほどひどいとは誰も思っていませんでした。 多くの国で破産を宣言したホテル、レストラン、ホテルの数..ヨーロッパへの移民の流れ。
最近では、ヨーロッパ諸国だけでなく、ロシアとウクライナの間の戦争が影響を受けました。世界経済の供給は不安定です。材料価格が高騰し、石油価格が急激に上昇し、ヨーロッパ諸国や日本とは異なり、ベトナムは主にバイクであり、その後に自動車が続きます。戦争が激化すればするほど、ガソリン価格は上昇しました。
しかし、この地域の他の国と比較すると、ベトナムのガソリン1リットルはカンボジアよりも高くなっています(1,157米ドル、26,600ドンに相当)。マレーシア(0.491米ドルまたは11,300ドン);インドネシア(0.895ドル、つまり20,560VND);フィリピン(1,261米ドル、28,978ドンに相当)。
これは、一人当たりの所得が低く、各ベトナム人が1リットルのガソリンを購入するためにこの地域の一部の国や高所得国よりも多くのお金を費やしていることを示しています。 その間、高齢者の年金は変わらず、コロナの流行による以前の影響と共鳴していました。人々の生活をさらに難しくします。
ベトナムの私の祖父母の家族は現在、わずか8,000,000vnd(4万円ぐらい)の年金を持っています。しかし、それでも給付や年金のない人よりも幸運です。 2020年までに、全国の1,340万人の高齢者のうち、64%が年金を持たず、46%が60〜64歳、30%近くが70〜79歳です。そして80歳以上の人々の10%はまだ目的を達成するのに苦労しています。政府がより現実的なベイルアウトパッケージを迅速に考案することを願っています。
世界平和を祈る。

09:08 | Posted by kimisanchi

【ものづくりが大好きなHさん】 お寺のよこ 倉澤

2022年02月28日 | お寺のよこ

昨年の12月に入所されて、早や2ヶ月。今日は、テーブルに置いてある自作の花器を眺めながら「花がなくても綺麗に見えるように作りました。これを考えるのに時間がかかったなぁ~」と花器の中のけんざんを取り出して説明してくれました。Hさんは九州クラフトで鋳物(灰皿、コップ)などを作っておられましたが陶芸の道へ。お寺のよこの食器棚には他にもHさん手作りのお皿や湯飲み茶碗が置いてあります。ご自身でそれらの食器を利用してお茶を入れて飲んだり、お皿にみかんやお煎餅を盛り付けて楽しんでおられます。
大晦日は、きんとん作りに挑戦していただきました。金時芋を裏ごししていると、こうゆうの女の人は大変だね。
やってみてわかりました。また、広告紙で箱を折ってみませんかとお声をかけると集中して悩みながらも繰り返し折っておられました。
驚きのエピソードは、中学2年生の夏休みに有明海を泳いでいると、ずう~んと凄い音がして長崎に原爆が落ちたそうです。当時は島原に住んでいたので長崎から逃げて来る人が沢山いましたよと話してくれました。それから高校2年生から習いはじめたボクシングで大学3年生の時にバンダム級チャンピョンになったHさんは、時々シャドウボクシングでウォーミングアップしたり、ちょっと腕を出してと言って、私の腕を掴むと親指の付け根から上腕の筋を揉んでくれました。ボクシング練習後のマッサージは大切らしいですね。
そのようにスポーツマンで陶芸が得意なHさんですが、やはり故郷の桜島に帰りたい気持ちは変わらないようです。昨日は、ちょっと外に出たいと言って門扉を開けると「船着場はどこかな。」と探しておられました。Hさんは自分が納得できる生き方をしたいと言っておられます。お寺のよこでの生活に少しずつ慣れて入居者さんと一緒に過ごすひとときが安らぐようにと願っております。

09:01 | Posted by kimisanchi

【昭和歌謡』】  お寺のよこ 佐藤

2022年01月31日 | お寺のよこ

令和の時代ですので昭和の歌を知っている人は少なくなっているかもしれませんが、お寺のよこの居間には昭和歌謡の歌詞ファイル16曲、『二人は若い』『りんごの唄』『富士山』『水戸黄門のテーマ』などがあり、新しく入られた入居者さんのNさん、Hさんそれぞれに歌詞ファイルを渡すと、1枚ずつめくりながら「どれも知ってるわね」「全部歌えるなぁ」と、とても良い声を合わせ2人で16曲全部を歌われ、その隣ではUさんもお得意の謡曲「高砂」をフルで唄う様子がありました。Uさんは、職員が歌って下さいとお願いをすると歌わずに、その時の気分などで歌う事が多く、ふとした時にとても良い声を聞かせて下さります。
Nさんは『岸壁の母』がお得意で、耳元で一緒に歌う事があり、Nさんに私の婆ちゃんも岸壁の母が好きでこの歌はお婆ちゃんを思い出すんです、と伝えると「変な事を思い出させてしまったね。ごめんね」と仰られ、私は大好きなお婆ちゃんを思い出すので変な事ではないと伝えましたが、Nさんは私が悲しい思いをしたのではと思って下さったようで、Nさんの相手の気持ちを思う優しさにとても感動してしまいした。
この4名の入居者さんが、昭和歌謡や謡曲を聞いたり唄ったりして懐かしいと感じながら、ご自身の若いころなど少しでも思い出す時間になっていれば良いなぁと思い、職員は入居者さんの人生を少しでも感じ取れる時間になればと思います。
これからも皆さん元気で素敵な歌声を聞かせていただきたいです。

11:24 | Posted by kimisanchi

【金メダルニッポン】  お寺のよこ 岡田

2021年12月31日 | お寺のよこ

1年の延期を経て東京オリンピック、パラリンピックが開催されました。開催前は色々と問題山積みでどうなるか心配な状況ではありましたが、何事も無く無事に閉幕して日本国中では一安心でした。そんな中、日本中に感動と興奮を与えてくれたアスリートの人達が汗をかいて手に入れたメダルは努力の賜物と結晶と言うべきでしょう。中でも日本のメダル総数は前回の1964年大会の29個を上回る58個獲得され、金メダルの数も前回の16個を上回る27個でした。前回の総数を越えるなんて、やはり自国での開催だからこそ力を発揮出来るのだな感じました。
誰もが一番を目指して日々汗水を流して努力しているので、彼らアスリートの暮れた感動は国民に勇気を与えてくれます。これからの未来のアスリートは一体どんな感動と勇気を見せてくれるのでしょうか。

10:51 | Posted by kimisanchi

【ペイ・フォワード】  お寺のよこ 光岡

2021年11月30日 | お寺のよこ

11月15日にお寺のよこ内で食事会も兼ねたイベントを行いました。
コロナ禍で入居者の皆さんと旅行に出掛けることが出来ない為、昨年も同様のイベントを行ったのですが、今年はメンバーが少し変わり雰囲気はまた異なるものがありました。
食事会の内容は入居者さんが食べたいと仰った天麩羅、鰻入り散らし寿司、たこ焼き、焼きそば、綿菓子等を入居者さんとスタッフで一緒に作りながら食べました。また、たまにはお酒を飲みたいとのリクエストに半分お応えするかたちで、ノンアルコール飲料を皆さんで呑んだところ(飲むではなく呑む。これ重要)、これが殊更好評で久しぶりのアルコール(風)にご満悦の方が沢山おられました。
食事会の後は皆さんでカラオケを楽しみました。中々の盛り上がりぶりでしたが、たかが1年、されど1年。この1年でお年を取られたなあと実感させられる方もいらっしゃって。
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カラオケが大好きなNさんは、以前から何曲も歌っておられましたが最近は目、耳がともに悪くなって歌える歌も限られてきました。
歌を歌う時は「お寺のよこだ~よ。よいよいよいやさ」というオリジナルソングを作って口ずさまれることが主となってきて(それの十分魅力的ですが)、カラオケクイーンNさんの姿を知るものとしては少し寂しく感じていたのです。
ただ、今回は他入居者さんやスタッフのフォローもあってか以前の十八番SMAPの「夜空のムコウ」を一節ながら歌われました。そのことがとても嬉しかったのですが、その前にいつも口ずさまれる「お寺のよこだ~よ」を歌われて、「私お寺のよこしか覚えてないよ」と仰られることがありました。
Nさんが「お寺のよこしか覚えてないよ」と仰ったことの真意は分かりませんが、そのように「お寺のよこ」を捉えて下さっていることは、Nさんにとって「お寺のよこ」が大切な場所だと言って下さっているようで嬉しく思いました。ただ、その一方で、その言葉に見合う対応を我々は出来ているのか皆で考えてみたいなとも思いました。

コロナ禍となり2年が経過しようとしています。当たり前の生活が出来なくなった期間であり、入居者さん、ご家族、スタッフにとってとても重い2年でもありました。大小あれど入居者さんの状態にも影響が出て来ています。
「転んでもただでは起きるな」という言葉があります。余りにも重い2年間であったことから、「転んでも云々」というにはこの場合適切な表現ではないかもしれません。それでも尚、生活に制限が掛けられている今だからこそ、入居者さんにとって当たり前の生活とは・・・ということに対して思考を深める契機とし、コロナ禍が明けた時に、その思考して来たことを実践することが出来たならば、Nさんの言葉に対するお返しになるのではないかと思いました。
そのようなことを、つらつらと考えさせられた今回のイベント。素敵な時間を共有し
色々な気付きを与えて下さった入居者さん、スタッフに改めて感謝致します。有難うございました。

09:05 | Posted by kimisanchi

【ベトナム高齢者の危険】  お寺のよこ ホアン

2021年10月31日 | お寺のよこ

ベトナムのような発展途上国に対するcovidの影響は甚大です。特に経済では、多くの世帯の収入源が影響を受けています。 収入の減少、商品価格の上昇は人々の生活をより困難にします。 2021年の最初の9か月の失業率は、2.67%でした。市内では3.58%、田舎では2.15%です。
ベトナムでは、高齢者の大多数が子供と一緒に暮らしています。したがって、若年労働者は家族の経済的稼ぎ手です。
covid19パンデミックが来ています。故郷に戻るために都市を離れなければならない若年労働者の数は増加しています。主な収入が大幅に減少し、4人以上の世帯では困難になりました。 都市部や農村部への旅行を制限することで、高齢者の移動時間がさらに短くなり、愛する人を特定することで、高齢者の不安が高まります。運動制限が多すぎると、高齢者は病気のリスクが高くなります
糖尿病などの病気の高齢者の死亡率は1.8倍、高血圧の人の死亡率は他の病気の1.5倍です。陰性の人が多いですが、多くの人がうつ病、不安、ストレスに苦しんでいます。肺の後遺症はまだ世話をする必要があります。州は世帯にサポートパッケージを提供してきました。厚生省の予防措置や勧告を厳守していただきたいと思います。

12:10 | Posted by kimisanchi

【believe】  お寺のよこ 倉澤

2021年10月10日 | お寺のよこ

8月13日お寺のよこに女性のNさんがご入居されました。2日目の夜の出来事です。
夕食を食べ終わりお部屋に戻ると荷物をまとめて居間に降りて来られました。どうされましたかとお尋ねすると、お部屋にお別れをしましたと仰り涙ぐんでおられました。一緒にお部屋に戻り傾聴させていただきましたが肩を上下に揺らしながら涙が止まらないご様子です。困った私は大丈夫ですよと言ってNさんを抱きしめることしか出来ませんでしたがNさんは「信じます」と一言仰ってくださったのです。その一言が私にはとても嬉しく励みになりました。そしてこれからもNさんの気持ちを尊重し寄り添いながら共に恙無い人生を歩みたいと思いました。

06:22 | Posted by kimisanchi

【人との出会いと、人との別れ】  お寺のよこ 崔

2021年09月23日 | お寺のよこ

この二年間、人との別れを味わうことが多くなってきました。お寺のよこで、入居者様がご退居されたこともお亡くなりになったこともあります。コロナ禍で、中国に戻り、お世話になった先生と、一緒に学んだ友人たちと、卒業式に参加することができなくて、切ない気持ちがいっぱいでした。今月末も、お寺のよこのアルバイトの最終出勤日になりました。
このようなことを経験して、人と人との出会いって本当に素晴らしく奇跡的なことだと思うようになりました。
偶々同じ時代に生まれて、国境まで越えて、これ程沢山の人の中から偶々出会って、偶々同じ時間を過ごせます。楽しいことも、悲しかったこともずっと自分の支えになり、別れた人でも、自分の一部はその人達で作られていると思えます。
偶々出会った人と深い感情を体験できたことって素晴らしいのではないかと思っています。
後で振り返った時に、「あの人と出会って、あの経験して良かったなぁ」と思える経験をたくさん積み重ねて、一緒に作ってくれた「過去」のすべてに感謝して、前に進み続ければもっとより良い未来に繋がっていくと思います。

09:43 | Posted by kimisanchi

【入居者さんの笑顔】  お寺のよこ 佐藤

2021年08月30日 | お寺のよこ

台所で作業中に独り言「ハサミが見当たらないなーどこに仕舞ったかなー」と探していると、入居者のKさんが『ハサミが無いんですか。いつもそこにありますよね』とあちらこちらを探して下さり、台所以外の引き出しの中まで探し「台所のハサミなのでそこには無いと思います」と伝えると『もう1度、探しましょう』と言って下さり、一緒に探すと、絶対その引き出しには入れないであろう引き出しから見つかり「こんな所に入っていました」とKさんに報告すると『ハサミがあって良かったですね』と優しい笑顔を見せて下さりました。夜勤帯に居間の掃き掃除をしていると、ソファに腰掛けているTさんが『偉いねー、凄いねー』と笑顔で言って下さります。私は昭和の戦前、戦後から平成、令和と健康で生き抜いているTさんの方が尊敬できるので「Tさんの方が偉くて凄いですよ」とお伝えすると『Sさんは良い子だよー』と決まって仰られます。Sさんとは、Tさんとお寺のよこでとても仲良くなられた入居者さんの名前で、散歩やお風呂までいつも一緒に過ごされておられました。
Sさんは昨年の11月に旅立たれてしまいましたが、Sさんはとても笑顔の素敵な女性でした。いつまでもTさんの心の中や面影などが残っておられるのだろうなと思い、Tさんを通してSさんの笑顔も合わせて思い出されます。
何気ない言葉や優しい行動、笑顔の時間を大切に入居者さんと共に過ごしていきたいです。

22:18 | Posted by kimisanchi