11月号の「のんびり家2F」の記事はありません
2018年11月30日 | のんびり家::のんびり家 2F
11月号の「のんびり家2F」の記事はありません
13:40 | Posted by kimisanchi
2018年10月31日 | 編集後記
仕事の合間や、打ち合わせの時によくコーヒーを飲みます。寒くなると温かいコーヒーを飲む回数が増えてきます。
ある時ふと思ったのですが、私は、実はコーヒーがあまり好きではないようなのです。苦いですし、物によってはすっぱかったりします。
ですが、コーヒーの香りは大好きのようです。コーヒーが運ばれてきたときに香る一瞬だけが好きなようなのです。ですから、アイスコーヒーより暖かいコーヒーのほうが好ましいです。
本来コーヒーは飲み物で、併せて香りを楽しむものなのでしょうけど、私の場合は、それが逆のようなのです。
ものごとや、人と会う時も、実は本来の目的だけではなく、その人の面白いところ、そのものごとの奥深さなどを味わいたくなっていることがあります。ですが、そのことはこっそりと秘匿して、素知らぬ顔をしていることがあるような気がします。そして、、そこには私にし分からない満足感や悦びがあるのです。
もちろん、目的に達するために人と会いますし、ものごとに向き合います。
しかし、目的以外に私自身が好ましいと思う何かがある、人やものごとのほうが、私の集中力は高まります。その、ちょっとした遊びみたいなものが、私にはとても必要なのだと思います。
08:38 | Posted by kimisanchi
2018年10月31日 | きみさんち
太陽の日差しが降り注ぎ、猛烈な暑さが日本中を襲った、今年の夏。
観測史上最高の気温を記録した場所もあり、熱中症で亡くなった方も数多い。
そんな殺人的な暑さの中、きみさんちのある入居者さんは、積極的に外に出られていました。
どうしてこんなに暑い中にと、不思議に思うのですが、兎に角、外に出て、ベンチに座って過ごされます。流石に直射日光は厳しいらしく、日陰までベンチを引きずって移動して、何をする訳でもなく、座って過ごされます。
日陰といっても、あの猛暑の中です、熱中症の危険が伴いますので、ちょくちょくと飲み物をお持ちしたり、食事の声掛けを早目にしたり、おやつに冷たいものを用意したりと、気を使います。
飲み物は良く飲んで下さいますが、食事やおやつが済むと直ぐに「ちょっと出掛けてきますね」と仰って、外に出て行かれます。
そんなに外へ向かう興味は何なのか?ある時、一緒にベンチに座ってみました。
ベンチに座って、外からきみさんちを眺めると、風に揺れるベランダの洗濯物や、青空と白い雲を背景にして日を受ける屋根があり、横を向くと、影の落ちていない長い坂道に、行き交うご近所の方達などが目に入りました。
そんな風景を眺めていると、外へ向かう気持ちが、何となくですが、理解出来た様に思えました。
ちょっと表現が難しいですが、他愛のない日常の風景を改めて眺める事で、どこかのんびりとした時間の流れを感じる事が出来て、その風景と時間を独り占めしている様な、感覚に陥るのです。
その方が同じ様に感じているかは分かりませんが、外から眺める風景には、色々な魅力があるのだと思います。
しかし、今年の猛暑は、現実です。私は、数分でギブアップをして室内に入り、エアコンの前で冷風を浴びさせてもらいました。
そして、その時、試しに外に置いておいた温度計を見てビックリしたのです。なんと45.1℃の表示!寒さすら感じます(湿度に至っては、カラカラに乾き過ぎて“Lo”の表示です)。
そんな記録的な猛暑の中でも、きみさんちの入居者さんはお元気に過ごされているというお話でした。
08:37 | Posted by kimisanchi
2018年10月31日 | のんびり家::のんびり家 3F
今日は、Kさんの歯科通院付添いに行きました。
Kさんは、のんびり家に2012年の夏にご入居されています。
そのころ私はのんびり家にいまして、「根津にかえるわ」と帽子を被りどんどん迷いなく根津方面に向かわれることが日常でした。
その日も今年と同じ猛暑のなか歩かれ、途中交番で涼ませて頂いたときに、お巡りさんがKさんにどうぞ、と飲み物を渡された時に「これなんだ。ポカリスエットか」と愛嬌よく聞かれていたことが思い出されます。買い物に行かれた時には「持ってやるよ」とポカリスエットのペットボトルなど持って帰られました。現在では、歩くことで一所懸命なようですが、今日の歯科通院の時も「あ、俺あそこに住んどった」「あ、あれ俺の車だ」と言いながら歩かれていました。この時の目力や声の張りは6年前とお変わりなく、
あの頃一所歩いていたことを懐かしんだ今日一日でした。
Kさん、これからもお元気でお過ごしくださいね。
08:36 | Posted by kimisanchi
2018年10月31日 | お寺のよこ
先日、昨年に引き続き近隣の小学校の児童の皆さんが楽器の演奏と合唱、七夕飾り作成のためにお寺のよこに訪問してくださいました。
ご入居者の皆さんは小さな子供が大好きで散歩や買い物の際にも必ず小さい子供達に会うと声をかけていらっしゃいます。そんな皆さんの前にかわいらしい小学生の子供達が並んで一生懸命に演奏や合唱をしてくださり、皆さんとても大喜びでした。手拍子をしたり一緒に歌を歌ったり、涙を流して喜ばれる方もいらっしゃいました。
中には「前にも来てくれたよね」と昨年の事を覚えていらっしゃる方もいました。
そんな素敵な時間はお寺のよこの皆さんにとって、とても貴重な時間でした。忙しい中、実行に移すためにご尽力いただいたスタッフの方や保護者の方には感謝しかありません。学校での運動会や催し物にもいつもお誘いくださって出掛ける範囲も広がりました。
お寺のよこの生活の中で近隣の皆さんとの関わりはとても大切です。買い物に行く際に、馴染みの美容室の方達は手を振る入居者さんのためにドアを開けて外に出て話をしてくださったり、忙しい時でも手を振り返してくださいます。毎日のように行く食料品店では皆さん入居者さんのことをよく理解してくださっていて買い物の様子をあたたかく見守ってくださいます。Nさんがいく花屋の方は他の店員さんに「この人はNさんっていうの。菊を入れた千円の花束を作ってあげて」と言ってくださいます。時々出会う犬のはなちゃんと飼い主さんも最近は私たちの姿を見かけると側に来て声をかけてくださいます。
そんな皆さんに支えられ助けられながらお寺のよこの入居者の皆さん、スタッフは毎日元気にいきいきと暮らしていけるのだなと感謝しています。
これからも今まで通り地域の皆さんと関わりを保ちながら、また新しい関係を築きながら暮らしていきたいと思います。
08:35 | Posted by kimisanchi
2018年10月31日 | のんびり家::のんびり家 2F
10月号の「のんびり家2F」の記事はありません
08:25 | Posted by kimisanchi
2018年09月30日 | 編集後記
今年の異常気象もひと段落かと思いますが、本当天候がおかしくなるといろんなことが起こるようです。
私は、8月10日に鼻の調子を崩してから、まるまる2か月鼻炎状態です。
一時期改善した時などもあったのですが、10月に入ってから、また調子を崩してしまったようです。時々微熱、時々鼻水の大量噴出、常時鼻が詰まっているような感じです。あまりに悔しいので、自分の声は鼻声だと思おうとしています。
しかし、いろんな方へ迷惑はかけられませんので、先日耳鼻科に通いました。自宅や職場から離れたところなので、当初1回だけ診ていただくつもりだったのですが、とても丁寧でよい先生だと感じましたので、今後も通う予定です。
やはり、お医者さんの存在は重要です。信用できるお医者さんと出会っただけで自分の病気の一部が治るような気がします。時間がかかっても直せる気がするのです。
私たちは、お医者さんではないですが、入居者の皆さんに、この人とだったら、少し楽しい(張り合いのある、安心な)生活ができるかな。と思ってもらえるように頑張りたいと思いました。(林田)
16:00 | Posted by kimisanchi
2018年09月30日 | きみさんち
私が担当させていただいているOさん。
新潟生まれの色白美人。きみさんちにご入居され1年と3ヶ月が過ぎました。
(2018/07/18現在)
きみさんちの生活にも大分慣れてきたご様子で、他のご利用者と歌を歌ったり、テレビを真剣に見たりと寛ぐ場面も増えてきました。
またこんな一面も見せてくれます。あるご利用者が身の上話を始めると、親身になって受け答えをし、途中「そんなに大変なことがあったんだねー」「辛かったでしょう」と自分事の様に涙を流されたり、ある時は、近くにある障害者施設におやつを作り振舞うために行ったところ、ありがとうと感謝の言葉を述べられると感極まり「嬉しいよー」と涙を流す。
昨年のお誕生日では、新宿のデパート巡りをし、丁度お誕生日月がクリスマスシーズン
と言うこともあり、新宿プリンスホテル内にあったツリーを背景に写真を撮ろうとしたところ、ロビーで待たれていた方がご親切に「一緒にとって差し上げましょうか?」と声をかけて下さった途端ホロリと涙。お礼を言って別れた後に「こんなに他人に親切にされたのは生まれて初めてだー」と鼻水を啜りながら号泣。Oさんは涙無しでは語れないほど人情厚く涙脆い方です。しかーし!!
こうと言ったら気の済むまでやり続け、疲れていても手を休めない。休んでとこちらからお願いしても聞く耳持たず、まだやる事あるから、こっちがあるからと手を抜くことをしない頑固さも持ち合わせています。
個性豊かなOさん。これからもその涙脆さと頑固さを忘れずに一緒に元気に過ごしましょう。しかし頑固も行過ぎると身体を壊してしまいます。頑固も程ほどに、妥協も忘れずに!!(これが出来ないから頑固者と言うのか・・・?!)
15:59 | Posted by kimisanchi
2018年09月30日 | お寺のよこ
先日、Kさんの同窓会の招待状がこちらに届きました。
Kさんもぜひ参加したいと楽しみな様子で、僕と同伴で同窓会に参加するという運びになりました。
お酒も1杯までなら、と医者から許可をもらいKさんに説明したのですが、これがなかなか難しくその日から毎日、僕の顔を見れば「お酒は3杯飲むからね。」とうれしそうな表情で僕に詰め寄ってきます。
日に日に目的が同窓会よりもお酒を飲むことに変わってるような雰囲気もあり、当日 生ビール1杯とノンアルコールビールでなんとか楽しんでもらえるだろうか不安でした。
同窓会当日、同級生のことには一切触れず行きの電車からずっと「お酒は三杯飲むからね」僕に言い続け会場に到着。
同窓会そっちのけでお酒を飲む気持ちがひしひしと伝わってきました。
僕は僕で知らない人の同窓会に参加するというのは中々緊張するもので、挨拶もそこそこに会場の席に座りますがどうも落ち着きません。
Kさんも、何せ60年ぶりの再会ということなので、誰が誰やらわからない様子。
話す相手に困り席に座った後も隣の僕に「お酒は三杯飲むからね」と決意表明をします。
あっという間に生ビールを飲み干し、ご自身で追加の生ビールを注文。
ウエイターさんには、生ビールの体でノンアルコールビールを持ってきて欲しいと極秘で伝えます。ウエイターさんも気を使って下さり「生ビールです」とノンアルコールビールを持ってきてくださいました。
しかしKさん一口飲んだ瞬間「これお酒じゃないじゃない!」と。
流石です。泡しか飲んでないのに気付きます。
いよいよ困ったところで、話しかけてくださったのがKさんのご友人でした。
最初はKさん、誰だかわかっていない様子でしたが昔の話をするうちに徐々に思い出してきた様子。特別仲の良かったご友人のようで話も膨らみます。
お酒そっちのけで「写真を撮ろうよ」とKさんが持参したカメラでご友人に話しかけては撮り収めていきます。
会も終わり、次回も是非呼んで欲しい、絶対に行くからと友人と硬い握手を交わして別れます。
帰りの電車で「次は三杯飲むからね」とKさん。
また友人とお酒を飲みたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
こちらが出来ることは限られてます。
その中でいかに、ご自身で楽しみを獲得していくことが出来るのだろうか。
支援をする上での可能性を考えさせられる会になりました。
15:58 | Posted by kimisanchi
2018年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F
こんにちは、のんびり家3階の松山です。
介護の世界に触れ、そして、”のんびり家“でお仕事をさせていただいて1年4カ月が経ちました。
新参者の私に、最初は一晩中騒いで、まったく寝なかったEさん。
女性があまりお好きではないKさん。
悪戦苦闘の日々が続き、週に1回の夜勤勤務なので時間はかかりましたが最近はやっと慣れて落ち着いて対応が出来る様になりました。
特にKさん。髪を引っ張られたり、手を引か枯れたりと、なかなか素直にサポートさせていただけなかったですが。
ようやく、ありがとうございます。すいませんね。という言葉を掛けていただけることが増えて参りました。
認知症でなかなか言葉で意思疎通が出来ない時でも、人は心を尽くせば伝わるものだと痛感しています。
“ありがとう”という言葉は魔法の言葉です。
言う方も言われた方もとても温かい気持ちになります。
週に一度ではありますが、出来るだけたくさんの“ありがとう”の気持ちと心を込めて支援させていただきたいと思っています。
15:58 | Posted by kimisanchi
2018年09月30日 | のんびり家::のんびり家 2F
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15:57 | Posted by kimisanchi
2018年08月31日 | 編集後記
今年は、同じグループホームの経営者と、本当に話を良くしています。
これまで、そのような時間を作ることはあまりなかったのですが、やはり、一つの事業者や法人で解決できないことが多くなりすぎてきたのでしょう。
なかでも、昨今の人手不足は相変わらずです。今年はありがたいことに、新規社員を3名雇用できたので奇跡的ですが、そもそも働き手が少なくなっているので抜本的解決策はなかなか見いだせません。
そんな中、大手のメディカルケアサービスがグループホームをすべて学研に売り渡しました。
これは、私たちの中でもかなり話題となりました。結論から言うと、「私たちとは、事業目的が違うからね。」と言うことになりました。
しかし、事業の売却益を考えるというのも、間違った考え方ではありません。そこにはしっかりとしたビジョンがあったのだと思います。(林田)
17:41 | Posted by kimisanchi
2018年08月31日 | きみさんち
きみさんちの塀越しに青紫にかがやくアジサイが顔を覗かせています。梅雨の重い空気がその花の周りだけ、透明感を増しているように感じます。
こちらのアジサイ、この居室に住まわれていたOさんが植えたものです。最初は小さな鉢植えのアジサイでした。花期が終わりいたんできたものを「かわいそうだから」とOさんが自室の窓の下に植えました。最初は20センチ程度の小さなアジサイ。Oさんの愛情が伝わったのか、それともきみさんちの土が良かったのか、瞬く間に大きくなり、毎年、花を咲かせています。
特に何も世話をしている様子はなく、虫食いも目立っていたので、Oさんに殺虫剤をかけるか相談すると、「どうってこたない、ちゃんとアジサイも大きくなってる。それなのに虫を殺すのはかわいそうだぁ」と断固拒否されました。そのOさんはこの居室で旅立たれました。今はその居室には別の入居者がお住まいになっていますが、その遺志を継ぐかのように、いっそうアジサイはより大きく美しくなって咲いています。
さて、そのアジサイ、あまりに立派ですので、いくつか切花にして、居間や入居者さんの居室に飾ってあります。お体の事情で外出が不自由なYさんの居室にも、ひときわ大ぶりのものを飾りました。生前のOさんはこのYさんのことを何度もほめていました。「きれいだね~」「100歳!?そんな歳に見えないねぇ~」「長生きしてるんだね~、たいしたもんだ」と、しばしば涙を浮かべながら、しきりに話しかけておられました。そのOさんの愛情は、いま、アジサイとなって、Yさんの生活を彩っています。
これはアジサイに限ったことではないのでしょう。きみさんちを旅立たれた皆さんが遺した、笑顔の写真や手芸作品や手作りの家具など、たくさんの品々。そして、この建物に息づいている山下きみさんの思い。それらに見守られながら、私たちは生活を続けている。そのことに改めて驚きと感謝を感じます。
アジサイの花言葉は「浮気」「移り気」だと思っていました。Oさんのアジサイが気になって改
めて調べてみると、「辛抱強い愛情」「家族団らん」という花言葉もあるようです。まさしく、辛抱強く家族や周囲の人々を愛し続けた、Oさんにふさわしい言葉だと思います。
少し葉っぱに虫食いのあるアジサイ、今年もきれいですよ、Oさん。
17:34 | Posted by kimisanchi
2018年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F
数か月前のニュースで、徘徊という言葉を見直そうという動きがあるという記事を読みました。
ちなみに辞書には「どこともなく歩き回ること」とあります。
この言葉、意味、皆さん違和感ありませんか。
私はこの記事を読んだとき、ようやくかと思い、自分のずっと感じていた違和感や価値観は間違ってなかったんだなと安心しました。
というのも、認定調査だったり、医療関係者やその他の方から入居者さんの状態などを聞かれる際に「徘徊はありますか、迷惑行動はどんな感じですか」と、毎回のように聞かれます。
今年の春頃にも、連日散歩に出掛ける入居者さんに付き添って外出中に、毎回職員についてこられることを不満に感じてその方が交番に助けを求めたのですが、警察官の方から出た言葉が徘徊でした。
良く徘徊されるんですか?そうですね連日散歩には出られます。
徘徊じゃなくて散歩ですか?う~ん、外出される時は意味なく行かれるわけではないので・・・と私が言葉を濁していると、理解していただけたようで、あっそうですねと言っていただけました。
これも同じ頃のことですが、介護保険の更新の認定調査にきていただいたケアマネさんが入居者さんに聞き取りを終えたあとで、迷惑行動はどのようなことがと立ち会っていた私に聞いてきたのですが、
う~ん、迷惑かどうかは受け取る人によって違うのですが・・
理解のない方からしたらほとんどが迷惑行動に・・
これも言葉を濁していたのですが、これも分かっていただけたようで、そうですよねと笑顔で返してくださり、その後の私の説明に、すごく素敵なおじいちゃんですねと言っていだけました。
やっぱりこれらの言葉を使う際に、意識的に悪意を持って使ってる人はほとんどいないんだと思います。
認知症をいまだに痴呆と言ったり、認知と略してしまったり、こちらの声掛けに、応じて理解して会話や行動が出来ると、指示が通るなどと言ったり、認知症や障害者の方を差別する意図で使う方などほとんどいないです。
でも無意識ほど残酷なこともありません。
差別感情を持って使う人は、差別を意図する時以外は使わないでしょう。
でも無意識だと日常的に使ってしまいます。
状況を単純に比較することは出来ませんが、昔は目の不自由な方や耳の不自由な方を指して使う言葉がありました。
今では差別用語として、テレビやラジオ、公共の場所で使うことはNGとしっかり認識されていますし、個人個人の日常会話でも使用する人はほとんどみかけません。
今回私が感じた言葉も、近い将来にみんなが同じ意識になってもらえるといいなと思います。
さて、徘徊と言われてしまった入居者さんですが、今では昼食前に一人で散歩に出かけ、お昼を食べたあとは飲み物を持って食後の散歩へ。
夕方前には戻って一緒に夕食を食べ、夜はしっかり眠って朝は一番の早起きです。
ご本人がお写真を好きでないので後ろ姿ですが、根津神社や湯島天神、調子のよいときは不忍池や上野まで足を延ばしているそうです。
こういう散歩をいつまでも続けていただければいいなと思っています。
17:33 | Posted by kimisanchi
2018年08月31日 | お寺のよこ
私が「お寺のよこ」の一員として働くようになり3回目の夏を迎えます。日々の業務をこなすことが精一杯で毎日反省の繰り返しです。これまでに利用者さんがお一人亡くなられ、お二人の方が他のグループホームへ転居されました。2年前と比べて体力が落ちた利用者さん、体内時計の機能が衰えて睡眠障害を起こされる利用者さん、病気の進行から不安になり日中でも大声で叫んだり、いつもと違う行動が見られる利用者さんもいらっしゃいます。体内時計を整えるには、午前中に日光を浴びるのが効果的で朝の散歩などを習慣化すると良いこともわかっております。
お寺のよこでは、ラジオ体操をしております。毎日続けることで加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、人間本来が持っている機能をもとの状態に戻し維持する効果があるのが魅力ですね。なかなか毎日続けることは難しいですが「継続は力なり」、利用者さんの血行増進、首、肩のこりの解消、腰痛予防のために支援させていただきます。
私は、テニスが大好きで17年間続けております。青空の下でボールを追いかける瞬間はスカッとさわやかな気分になります。まもなくウインブルドンテニス開幕となり楽しみです。錦織圭選手の活躍を筆頭に杉田祐一選手、大坂なおみ選手の活躍にも期待しましょう。そして迎える今年の夏もスタッフ間で歩調を合わせ、健康管理に気をつけて利用者さんと元気に過ごしたい思います。
17:32 | Posted by kimisanchi