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【編集後記】  理事長 志寒

2025年10月14日 | 編集後記

ようやく涼しさを感じる日々がやってきました。日本は夏と冬の二季となるという予測もありますが、夏が長かった分、あっというまに年の瀬が迫ってくるような気がしますね。
そのうち、寒さを嘆くような日和もやってくるのでしょうか。夏には暑さを嘆いて冬を思い、冬には寒さを憂いて夏を思う。昔は人間とはたいそう勝手なものだと思っていましたが、近頃ではその時どきの思いは誠実なものではないかとも思うようになりました。若い日の選択を振り返ってみて、いくら幼いことと悔いても、その時に抱いた思いは真摯なものでした。なぜあんなに悩んでいたのだろうと、今となって不思議に思っても、あの頃の苦悩の純粋さを愚かとは言えないのでしょう。自然の季節と同じく人生の季節も、その暑さ、その寒さを味わいながら、時には嘆くことすらも必然なのでしょうか。
さて、今はそれなりに悩みつつ、喜びつつ、介護の仕事をしている私ですが、いざ、自分が介護される側になった季節には、どのような思いを抱くのでしょうか。

14:07 | Posted by kimisanchi

【酷暑の夏。】  のんびり家3階 富永

2025年10月14日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の熱さは尋常ではなく、寒暖差や気圧の変化などに体調を崩し易く、ご入居者さんも体調を崩される方がおられました。特に季節の変わり目は体温調節機能の低下、自律神経の乱れなどに注意しないといけませんね。
さて、のんびり家3階のご入居者さんは、熱発しても割と元気で「私は大丈夫よ、あなたは?」と、労いの言葉を掛けて下さり、逆に恐縮してしまいます。
買い物や散歩にお誘いの声を掛けてみますが、こんなに暑いと誰も外には行きたがりません。オフレコですが、スタッフも外に出たくありません←え?
しつこくお誘いすると虐待となってしまいますので、そこは難しい所です(笑)
足腰の筋肉低下が気になりますので毎回ではありませんが、昼食後などの余暇にリビングに集まり、軽いストレッチなどを出来る人に参加してもらっています。ラジオ体操に毛が生えた位の運動ですが、皆さん大真面目に身体全体を動かしながら楽しんでいる様子が見受けられます。
「早く涼しくなればいいわねぇ~」「今日、東京は36℃になるとニュースで言っていたわ」「あんまり暑いのは嫌よねぇ」などと話す声も聞こえてきます。
…本当にその通り、早く果物の美味しい実り多い秋になって欲しいものです。

14:05 | Posted by kimisanchi

【風を感じる】  お寺のよこ 光岡

2025年10月14日 | お寺のよこ

「お出掛けですか。気をつけて」
ある日のお寺のよこの朝。Kさんが目の前にあるお寺さんの散歩から帰って来られた際、Oさんが図書館に出掛けようと外に出られた時と重なりKさんからOさんに掛けられた言葉です。
「ありがとうございます。行って来ます」ファイル 724-1.jpeg
Oさんはそのように応えられ図書館に行かれました。私は砂利道の草抜きをしていたのですが、その後Kさんはプランターに植えてある朝顔に水やりをされ始めました。
何気ない日常の一コマですが、それは私にとって掛け替えがないものです。
認知症状態にあるということで当たり前のように存在していた生活が奪われてしまうこと。介護(支援)する側、される側という区別。そういったものが一旦無になる時。私は「この世界に居て良いんだ」という気持ちになります。
今年は記録的な猛暑となりました。
それでも入居者さんと外気に触れた時。とても気持ちの良い風を感じることが多く、入居者さんと同じ時間や体感を共有する幸福感から一時その暑さを忘れることが出来ました。
貴方にとって幸せを感じる瞬間は何ですか?願わくば沢山お話をしたいです。

14:05 | Posted by kimisanchi

【続きの言葉】  きみさんち 松林

2025年10月14日 | きみさんち

耳馴染みのある言葉に続きがあるのをご存じでしょうか。
私は最近まで知りませんでしたが、並べて読んでみると面白いので、少しだけ紹介します。

『子供は風の子』 には 『大人は火の子』 と続きます。
子供の頃、良く言った覚えがあります。
『安全第一』 には 『品質第二、生産第三』 と続きます。
工事現場には、初めの言葉しか見当たりませんね。
『百も承知』 には 『二百も合点』
そこまで言われると、逆に疑い深くなるのは、私だけでしょうか。
『一富士二鷹三茄子』 には 『四扇五煙草六座頭』
続きの言葉は、しせんごたばころくざとう、と読み、何れも縁起の良い言葉が続きます。扇は末広がりの形から、商売繁盛や子孫繁栄を、煙草は煙が上っていくことから、幸運や運気の上昇を願う言葉だそうです。座頭(剃髪した盲目の琵琶法師)の「毛が無い」を「怪我無い」とかけて、家内安全を願う縁起物だそうです。
煙草が縁起物の仲間入りをするのは、現代的ではありませんね。あと、「怪我無い」じゃなく、「怪我が無い」だと思います。
『男は度胸女は愛嬌』 には 『坊主はお経』 語呂合わせのために駆り出された坊主かな。
『井の中の蛙大海を知らず』 には 『されど空の深さ(青さ)を知る』
狭いですけど。
『桃栗三年柿八年』 には 『梅は酸い酸い十三年、梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年、蜜柑のまぬけは二十年、銀杏のきちがい三十年、女房の不作は六十年、亭主の不作はこれまた一生』
悪い言葉が続くので、覚える必要は無いですね。
まだまだ知らない言葉は沢山あると思います。探してみると面白いですね。役に立つか否かは別ですが。

14:04 | Posted by kimisanchi

【近い将来・・・】  のんびり家2階 石井

2025年10月14日 | のんびり家::のんびり家 2F

 夏は猛暑、猛暑の毎日でしたが徐々に風が秋風のように変化しつつあり、9月下旬の現在少しずつ過ごしやすくなってきています。ここ数年環境の変化が著しく、暑い時間帯での利用者との買い物はためらうほどでした。
 現在、のんびり家2階の利用者は少なく空きがある状態です。8名定員がいる場合は日々の業務に追われ細かな部分の掃除、修繕や部品交換など余裕がなく出来ていない部分にも少しは改善する時間を設けることが出来ました。通常では、買い物や入浴などなるべく利用者の動きに合わせながら、目まぐるしく動いていることが多くありますが、利用者の人数が少ないことで普段は意識してもじっくり出来ないことも改めて時間をかけて出来ることがあります。
 よくのんびり家ではお昼ご飯を買いに買い物に出掛けることが多いですが、皆さんはどうして買い物に出掛けるのでしょうか。「お腹が空いたから」「お天気が良いから」「買いたい物があるから」・・・・等々理由は様々ですね。職員は安易に声をかけずに、利用者の言動、体調や天候など様々な事を考慮しながら待ちます。時間に気づいてお昼ご飯へ意識が向いたり、見ているテレビで美味しそうな物が出ており、それを見て空腹を訴えたり、新聞の広告や雑誌のページを見てお昼ご飯と気づくことが出来たり、その日その日で様々です。利用者の1人が気づくと自然とそれが周囲に伝わっていくことが多くあります。もちろん、認知症状態にあり利用者同士話がまとまらないことも多々あるため、その都度職員が微調整することが必要になってきます。また、職員も当然ながら人間なので仕事中に休憩を取らなければいけないので、当然限界があるのは事実です。限られた人員と時間で利用者の生活を支える、逆に利用者に支えていただく必要が出て来ます。「自立支援」という名の下に常に試行錯誤している現場でもあります。
 しかし、現状は今後益々進む少子高齢化、度々ニュースになる虐待事件、職員不足により派遣社員や技能実習生に依存する既存業者。介護報酬も数年に1度の改定のため公的価格のため経営の圧迫や相次ぐ職員の退職。近い将来、現在の介護保険制度は抜本的な見直しが必須になってくることでしょう。気づくと管理者などの1部が常勤の日本人で、それ以外の職員は派遣社員や技能実習生になる事業所、または廃業してしまう業者が今後増えてくるのだろうと思います。

14:04 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  理事長 志寒

2025年09月11日 | 編集後記

立秋も過ぎましたが、体温越えの気温が続いています。暑さを嘆く、お決まりの挨拶を交わす気力すら萎えてきそうですね。そんな強い日差しの下、きみさんちの川沿いの桜並木では、落ち葉が目立ってきました。もちろん、暦の上の秋を感じ取ったわけではなく、あまりに暑さがひどく水分不足に陥ると、自ら葉を落として水分の消失を防ぐのだそうです。桜も夏バテする暑さを痛感する一方、植物の持つ自然のメカニズムの妙にも驚かされます。大切な葉を失うことで、より大切なものを守る。人間も同じ自然の一部なら、喪失や衰えに見えるものも、もっと奥の深いプロセスなのかもしれません。
この桜の夏バテですが、いったん葉を落とした後、環境条件が良くなると、もう一度、葉をつけることがあるそうです。翌年の花のためにもうひと踏ん張りするとか。そして、ついでにもう一花咲かせることすらあるとか。自然に学ぶことは多いようですね。

10:35 | Posted by kimisanchi

【最近の出来事】  のんびり家2階 池田

2025年09月11日 | のんびり家::のんびり家 2F

暑さが答える今日この頃如何でしょうか?最近の近況をお話します。
入院から帰って来た人がいれば帰って来たのはいいが再度入院をしてしまった入居者さんもいます。
最初にお話をするのは変ええてきた入居者です。
 最初はYさんが最近帰ってきました。入院前とはお変わりがないと思いきや、以前までは自分で食べられてはいたのが、出来なくなってはいるものの、それ以外はお変わりなく帰って来られました。
 次にОさん少し前に帰って来られました。骨折をしてしまい入院されましたが、以前とほぼお変わりなく帰ってこられました。少しふらついてしまいますが、以前と変わらずお過ごしになられています。
一度入院から帰って来られていたのですが、再度入院になってしまった入居者もいます。
 Sさんは高熱が出てしまい入院をしてしまいました。一度は帰って来ていますが、帰って来た時はいた時よりも傾眠傾向が増えてしまい、水分や食事もとられなくなってきていました。少したってからも水分や食事をして貰おうとするも、自分から吐き出す事が増えてしまい、さらに水分や食事を捨てようとするような行為も増えて行きました。恐らくは本人の意思で食べなかったり、飲まなかったりをしていた感じでした。その後再度入院を余儀なくなってしまいました。
 次にIさんです。此方も一度は退院をしてから帰って来ていました。車椅子対応や他にも色々と変わっていました。いらっしゃった時のようにお過ごしになられており、発熱があったものの、今までのようにお過ごしになっていました、しかし、熱が高いのが続いた為に病院を受診したのですが、そのまま入院となってしまいました。
退院や入院が立て続けに起こってしまいましたが、それでも退院した入居者さんや、他の入居者さん達はお変わりなくお過ごしになられています。

10:34 | Posted by kimisanchi

【ツンデレ!?です。】  のんびり家3階 伊藤

2025年09月11日 | のんびり家::のんびり家 3F

 猛暑日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうかお久しぶりです、
のんびり家の伊藤です。
 熱中症には十分に注意してお過ごしくださいね。すごい暑いですけど夏を楽しんじゃって下さいね。海だー、花火だー、食べ物もおいしい物いっぱいやったぜ!
 さて今回のお話しですが、のんびり家3階のある女性入居者さんのお話しです。
その入居者さんは日によって変わる事はあるのですがお食事を他入居者と一緒に作りお出しすると「こんなものは、いらない」と仰って食べられない事があります。
ですがお腹が空いている事もあり一口食べると「おいしいじゃない、ありがとう(怒)」と完食されたりします。
 入浴の声掛けをする時も「お風呂なんかはいりません」と拒否がみられますがなんとか「足湯だけでもいかがですか?」と尋ねると納得され「気持ちいいじゃない(怒)」とその後は、満面の笑みで入浴を楽しまれていました。豹変です(汗)、ツンデレ難しいです。でもお風呂好きそうで良かった~。
他にもお散歩や買い物の声掛けすると「どうしてあんたといかなきゃ行けないんだ」と拒否みられツンデレじゃなくて自分が嫌われてるのかなーと落ち込んでいましたが、ポストに手紙が届いてないか確認にいきませんかと声掛けするとなんとか玄関に行くと、意外と外に行く気満々でコンビニで飲み物を買って公園でお話しを楽しんでいると「散歩いいわねーあんた好き」と言ってくれました。ん!?やっぱりツンデレなのかな??
 そのギャップは、とても素敵です。これからも元気にツンデレでいて欲しいです。

10:34 | Posted by kimisanchi

【喜びと隣り合わせの不安】  お寺のよこ ホアン

2025年09月11日 | お寺のよこ

「日本の製品はベトナムで、ベトナムの製品は日本で」というふうに、近年、両国間で多くの製品が行き来していますね。
特にベトナム映画が日本で上映されるようになったのは本当に驚きです。しかもそれが昔の記録映画などではなく、「Bộ Tứ Báo Thủ」や「Thám Tử Kiên」のような娯楽作品が日本の劇場で観られるのは、ベトナム映画のレベルが上がっている証拠でしょう。
また、ベトナムのお米が日本のスーパーで手に入るようになったのも嬉しいですね。最近の物価高で日本のお米が高くなっている中、5kgで3,500円以上のベトナム米が日本のお米に劣らない品質だというのは、消費者にとって非常にありがたいことです。ベトナムの美味しいお米がもっと身近になってほしいですね。
そして、カンボジアとタイの国境での紛争についてのお話は、とても心が痛みます。紛争は話し合いで解決されるべきであり、平和的な解決策を見つけることが最も重要です。文化交流や観光、スポーツなどを通じてお互いを理解し、友好関係を築いていくことが、平和な世界への第一歩ですね。

10:34 | Posted by kimisanchi

【きみさんち前の神社で】  きみさんち 田中

2025年09月11日 | きみさんち

きみさんちの前には大きな神社があります。
ある時外のゴミ箱にゴミを捨てに行った時の事、目の前の壁の隙間から猫のようなそうでない様な生き物が突然姿を現しました。
その猫のような生き物を見てみると、額に白い一本の縦模様。尻尾や胴体はアライグマに似ている。これは何だと思い戻ってPCで調べてみると…
「ハクビシン」と出てくるではありませんか。
東京でありながら緑の多いきみさんちの周辺。
閑静豊かなこの場所にハクビシンが。 しかもよく見ると後ろからもう一匹、ちびっこハクビシンが出て来たのです。
わたしはハクビシンなんて動物見たことが無かったので近くに寄ってみてみましたが、ちびっこは私が怖かったのでしょうか、目の前でフリーズしてしまい親ビシンは後ろでうろうろ。
もっと見ていたかったのですが仕事中と言う事もありあえなく断念。
ハクビシン親子は団地の中に姿を消したのです。
練馬はすごいですね。東京でありながらまだ緑地が多い。カワセミやダイサギが来る公園も近くにあります。よく利用者さんとその公園に遊びに行き、動物好きな方はあそこにはアヒルがいっぱいいるんだよと言い、餌やりをしていた事を思い出します。
実際は鴨なんですけどね(笑)。
昨今の異常気象で、殺人級ともとれるこの熱波。練馬も凄い。
昆虫や動物達にも過酷な夏のようです。
人である皆様も脱水に気を付けましょう。

10:33 | Posted by kimisanchi

【この夏見つけたもの...】  お寺のよこ 倉澤

2025年08月15日 | お寺のよこ

6月半ばから夏が訪れたような暑さの毎日ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
お寺のよこ倉澤です。5月にご入居されたkさん(女性)は、毎日15000歩以上歩くことを習慣にしています。
「すみません。自宅に帰ります。」と仰って帽子を被り荷物を肩にかけて出発される時もあれば、ご近所に散歩に出かけられます。
Kさんはお寺のよこを出るといつものコース(白山神社→逸見坂→白山下)を軽いテンポで歩いていらっしゃいます。
職員は後方で見守りながら、途中でお声をかけて一緒に買い物したり、お店に寄ってアイスコーヒーやアイスクリームを食べたりしながら、Kさんをお寺に戻っていただく支援を続けております。
Kさん同様に職員の脚の筋力も鍛えられていることは間違いありません。筋力は年齢と共に減っていくのでKさんのおかげで筋トレ出来ることは有難いことです。
しかし、この暑さの中の後方支援は熱中症で倒れないかと不安な毎日です。
そんな時根津で友人と昼食後に見つけたお店で、ひも付きのたわしを購入し入浴を楽しんでいます。
いつも私は柄の長いボディブラシを使用しているのですが、このひも付きたわしを使用すると背中のすみずみまでゴシゴシ、足の裏にたわしを強く押し当ててこするようにして刺激するとマッサージ効果抜群です。
足の裏にはツボが沢山あるので気持ち良く血行を促しリフレッシュ効果を高めてくれます。
血圧が高くなければKさんにも足の疲れが取れるようにお勧めしようと思います。
皆さんも暑さ対策しながら夏の楽しみを見つけて心身共に健康に過ごせることを願っております。

18:28 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  理事長 志寒

2025年08月15日 | 編集後記

暑さがひときわ厳しくなってまいりました。その上に地震の話題も。そんなテレビのニュースを見ながら入居者さんが眉を寄せて「これはね、地球がどうかなっちゃってるのよ」と明言します。「長い人生経験から見ても、そう思われますか」とこたえると「そりゃそうよ!」と。そしてお話になったのが、ご自身の子どもの頃の夏の風景。夕暮れの涼しさや川を吹き抜けるそよ風、井戸水で冷やしたマクワウリが虫歯に染みるほどだったこと。それは時代と都市と田舎の違いのようにも思えますが、それを基準とすれば、最近の日本の夏は確かに異常事態です。確かに私の子ども時代と比較しても、暑すぎて鳴けないのか昼間は蝉しぐれが途絶えますし、一向に気温が下がらず夕涼みも死語になりつつあります。ご近所の方によると、学校でも屋外プールの授業を取りやめるところもあるのだとか。
私たちの夏はすっかりと変わってしまったのかもしれません。しかし、ゆっくりとした変化は気づきにくいものです。いつの間にか大切なものが変わってしまっていないか、違う世代とのコミュニケーションで気が付くことも多そうです。

18:28 | Posted by kimisanchi

【支え合う】  のんびり家2階 飛鳥井

2025年08月15日 | のんびり家::のんびり家 2F

この記事を書いているのが7月下旬です。
私事ですが、5月中旬に左足の不調があり、通院の結果、医師から「絶対安静です。本来であれば入院するくらいのレベルですが、自宅で左足を高くして、安静にしていてください」と言われてしまいました。
実際、食事の時と、トイレに行く時以外は左足を高くして、横になって過ごしていました。医師からは、「(家事など)何もしなくていいですから、お姫様のように寝ていてくださいね」とも言われました。その言葉をしっかり守り、人生で初めて「お姫様」になりました(笑い)。
最初の頃は、「本当に治るのだろうか?」と不安な気持ちもありましたが、ほぼ毎日通院し、処置をして貰い、自宅でも自分で処置をしていた結果、2週間くらいでかなり良くなってきました。自宅療養している時には、やはりのんびり家のことが気になりましたが、実際に何かあって連絡を貰っても動けない状態でしたので、他の職員に対応して貰いました。私が休んだことにより、皆さんには勤務変更に協力して頂き、感謝しています。
自宅では、同居している母に家事全般を担って貰いました(日頃から母に頼っている部分が多いのですが)。
日頃は、入居者さんの支援をしていますが、今回は自分が沢山の人に支えて貰う立場となり、感謝すると共に、「人が人を支える」ということを改めて考える良いきっかけとなりました。
今回は都合1ヵ月休みを頂くことになってしまいましたが、お陰様で完治し、仕事に復帰することが出来ました。思いがけない出来事ではありましたが、日頃当たり前と思っていることが当たり前ではないこと、沢山の人に支えて頂いたことなど気付きもあり、悪いことばかりではなかったと思っています。
これからも「人が人を支える」ということを考え続けていきたいと思います。

18:27 | Posted by kimisanchi

【気遣う気持ち】  のんびり家3階 永辻

2025年08月15日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年も梅雨入りしましたが、6月なのに雨が全然降らなく、30℃を超える真夏日が続き、とても暑い日が続き体力が落ちている中、一人の入居者さんが「職員も暑くて大変なので、冷蔵庫も何もないので買い物に行って来ます」と言い、他の入居者さんも誘って暑い中に散歩がてら買い物に行って来ました。職員にも気遣ってくれた優しい気持ちがとても嬉しかったです。
これから夏本番を迎え、まだまだ暑い季節が続きますが、熱中症には十分に気を付けて、一緒にこの暑さを乗り超えて行きましょう。

18:27 | Posted by kimisanchi

【様変わりの商店街】  きみさんち 松林

2025年08月15日 | きみさんち

ガガガガガ、ドシーン、ドシーン、ウィーーーン、ドスーン。
西武新宿線・武蔵関の駅からきみさんちに向かう商店街の所々で聞こえて来る工事の音です。
ファイル 711-5.jpg更地になった工事現場に、ショベルカーやブルドーザーが土埃を舞って動いています。
少し先の現場では、足場が組まれて、マンションの建築中の様ですね。
さて、これらの工事現場、以前の建物は何があったのだろうかと、首をひねる。
しっかり覚えているのは、更にその先のマンション建築中の現場のあるところです。
そう、その現場は、入居者さんと毎日の様に買い物に出掛けた、お肉屋さんがあったところなのです。
ファイル 711-4.jpeg顔馴染みだったから、量り売りのお肉をおまけしてもらったり、コロッケや唐揚げを買って、お店の前のベンチに座って、入居者さん達と食べたりした、お肉屋さんだったところです。
店主高齢化のため、数年前から毎日の営業はされなくなって、それでも、クリスマスのチキンとお正月用の焼き豚の販売はされていて楽しみにしていたのですが、そんな年末のみの楽しみもいつの間にか終了されてしまって、至極残念です。
商店街での工事は、現在、3カ所で行われていますが、既に、数年前から化粧品店やお弁当屋さんがマンションに変わり、道具屋さんがオフィスに変わり、これまた高齢化が理由と思われるシャッター商店が何店舗か増えたりと、私が入職した頃の商店街の風景とは様変わりしてしまい、寂しい商店街、若しくは、賑やかな住宅街となってしまった様に思います。
そんな寂しくなった住宅街を通り抜け、坂道を上ると、きみさんちが見えて来ます。
きみさんち前の神社の木々からは、今年も賑やかなセミ達の声が聞こえて来ます。
ジィジィジー、ミーンミンミンミーーン、、、。ここは、ずっと変わりません。
入居者の皆さんもお変わりありませんようにと願いつつ、今日もきみさんちの玄関ドアを開けるのです。

18:24 | Posted by kimisanchi