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【米騒動と個人商店】  お寺のよこ 荒野

2024年11月08日 | お寺のよこ

記憶に新しいスーパーなどの店頭から米が消えたあの騒動。お寺のよこ近くのスーパーなどでも、商品棚から綺麗さっぱり無くなって「明日炊くお米がない!」という事態に陥ってしまいました。職員が自宅周辺のスーパーでお米を探し、買って持ってくるなどして凌いでいたのを思い出します。
そんな中で、「実はお米はまったく不足していない。ただメディアがニュースのネタに危機感を煽っているだけ。」という情報が耳に入りました。たしかに外食業では普通に提供されていますし、価格高騰など値段に反映されることもありません。しかし実際にお米は依然として手に入らず、どうしたものかと悩んでいたときに、ふと思い出したことがありました。
「そういえばのんびり家近くにあったお米屋さんにはないだろうか?」、早速状況を教えてもらうためのんびり家に連絡すると、「普通に買えますよ。」との事。しかもスーパーなどでは購入制限がある中で、お米屋では特段の制限はなく何kgでも買えると。
驚きました。実際に米が不足していたかどうかの真偽はともかく、案外大手チェーンなどよりも、この時代にも生き残っている個人商店のほうが確かな仕入れ先を持っているものなのかもしれません。
ところで個人商店というのはグループホームにとっても生活の中で欠かせないものです。
地域に根ざしているところから顔なじみになり易く、入居者さんたちが安心して利用し易いという点があります。お寺のよこにも50mほどの距離に十数年来のお付き合いをしていた個人経営のスーパーがありましが、残念ながら人手不足から閉店されてしまい、お寺のよこの生活に大きな影響がありました。
今の時代、個人商店の数もめっきり減ってしまい、尚且つ、利用し易い距離でとなると中々ありません。そんな中、最近1つのお肉屋さんによくお世話になるようになりました。入居者さんの足で行って帰って15分から20分、ガラス ケース越しに店主の方とやり取りできる昔ながらのスタイルでお肉の品質もよく、値段も大手スーパーより安いときます。道順も通りをまっすぐ進むだけなので迷うことなく行けて、今ではお一人で買い物に行かれる入居者さんもいらっしゃいます。
地域の一員として生活することを目指すグループホームにとってはこういった個人商店は本当にありがたい存在です。これからも末永くお付き合いさせていただきたいと願うばかりです。

16:23 | Posted by kimisanchi

【最近の出来事】  のんびり家2階 池田

2024年11月08日 | のんびり家::のんびり家 2F

熱い日と寒い日が混じって嫌な天気の日が続いていますが、皆様は如何お過ごしですか。 最近入られた新しい入居者さんがいれば、前日までお過ごしになられ急に去った人もいます。
新しい入居者さんはOさんといい、とても元気なお方で常に歩き回っていますし、自分から食事作りや洗い物をすることもあります。洗い物なんかは居間にいる他の入居者さんが使っているものを回収して洗ったりをしています。ただし飲み物が入っているコップや中身が入っている食器も片付けようとすることもあり、他の入居者さんに注意をされることもあります。
亡くなられたKさんはこの施設の最高齢の入居者さんでした。来た当初は100歳を超えているのかと疑うほど歩き回ったり食事を摂ったりしていてとても驚きました。自分の意見もはっきりと言える方でした。テレビがお好きでいつも見ていて食事や水分を忘れてしまうほどでした。特にスポーツ番組がお好きで、いつも夜の8時頃には寝てしまうのですが、スポーツ番組を見ている時は夜中の0時近くまで起きている事もしばしばありました。トイレに行きたくないからと、水分を極限まで飲まないでいる事もしばしば見受けられました。ここ数カ月はかなり弱っていましたがテレビだけは必ず見ています。
ここ数カ月間にいろんなことがあり忙しかったです。

16:22 | Posted by kimisanchi

【家の段ボールロボット】  きみさんち 松林

2024年11月08日 | きみさんち

「お父さん、見てみて~」 息子がなにやら呼び掛けているのでそちらを見てみると、Amazonの段ボールを頭に被り「見て~、ロボットになった よ」と、家の廊下を歩いています。
ファイル 668-1.jpeg今年は、西暦2023年、21世紀も22年が過ぎ、ロボット技術にはAI(人工知能)やIoT(モノのインター ネット)などの様々な最新技術が組み合わされ、外見を人間に似せたヒューマノイドロボットが主流となるなど、新たな進化を遂げているというのに、家にいるロボットは、段ボール素材で出来ている様です。昭和生まれの親の影響でしょうか?
そんな段ボールロボットは、私の勤め先を分かっている様で、私が出掛ける準備をしていると「きみさんちに行くの?」と聞いてきます。
「そうだよ、早く帰るから待っててね」と応えると、「何して遊んでくるの?プラレール?」と、職場の名前以外は勝手な解釈をしている様で、出掛ける前に腰が砕けます。
まだ早いですが、きみさんちがどういう場所なのかという事を、少しずつ話していこうと考えています。そして、機会があれば、きみさんちに連れて行き、入居者さん達と触れ合える時間を作れたらと思っています。
というのも、息子がこれから生きていく社会は、高齢化が今よりももっと進む事が明らかであるため、高齢者との関りを学ばせられるのではないかと思うのです。
昔であれは、家族の中に祖父や祖母がおり、一緒に過ごす事で色々な事を学べたのでしょうが、現在は、核家族が当たり前の世の中です。
これからわんさか増えていくお年寄りという存在がどういう存在なのか、知っているといないとでは大きな違いがあると思うのです。
そして、介護とは、介護が必要な状態とは、と、教えていければ、私が歳を取って、もしも介護が必要になった時に も、安泰となるのではないでしょうか。
しかし、テクノロジーの進化も早く、介護は全てロボットに任せられているかも知れませんね。ただ、その時のロボット は、四角い頭にAmazonと印刷してあってほしいなと願います。
補足:『どっこいしょ』がリニューアルして3度目の記事となりますが、上記の記事は、旧どっこいしょに掲載予定だったものです。しかし、突然の休刊によって未掲載になってしまったため、一年後の今回、掲載させて頂きました。
そして、現在、5歳になった我が息子は、先日、ついにきみさんちを訪れる事が出来たのですが、あいにく、入居者さんは誰もリビングにおらず、スタッフの田中さんが玄関で対応してくれました。
そして帰り道。「きみさんちって、田中さんちになの?」と、5歳児ならではの質問をされました。
今度はいつきみさんちに行けるかな?

16:21 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  理事長 志寒

2024年10月18日 | 編集後記

ある昼下がりにリビングでサスペンスドラマが流れています。それを見ていたとある入居者さんが「悪党はなかなか捕まらないねぇ」と仰いました。そのうち、話の進行に関わらず「悪党は~」と同じ言葉を数分おきに繰り返します。そのお隣の入居者さんがふとしたきっかけで「大泥棒だ」「大泥棒だ」と迫真の表情でコールしはじめました。そして、テレビの中の刑事たちを期待のまなざしで見つめています。
お二人の状況はそれぞれ、記憶障害や注意の持続力の低下、テレビと現実の錯誤など、認知症の症状として説明できるかもしれません。しかし、このお二人は、いまここにおいて、このドラマを最大限に楽しむことにかけては、日本で最高の視聴者だともいえるのではないでしょうか。
認知症とともにありながら、いまここで活き活きと輝くひととき。そんなひとときを積み重ねる事業所でありたいと思いました。

09:45 | Posted by kimisanchi

【鎮守】  お寺のよこ 光岡

2024年10月18日 | お寺のよこ

ファイル 666-1.jpeg

$file1お寺のよこはその名の通り四方をお寺に囲まれた場所に位置しています。
目の前の砂利道はお寺さんの参道でもありますし、入居者の皆さんと近隣のお寺に散歩に出掛けることもあればお一人でお墓参りに出掛けられる入居者さんもいらっしゃいます。
少し足を伸ばせばお寺のよこの氏神様である根津神社(毎年4~5月に開催されるつつじ祭りで有名。夏目漱石の小説「三四郎」にも出て来ますね)があって、こちらにもお一人でお詣りに出掛けられることを日課とされている方がおられます。
それこそ参道となっているお寺さんや大きな観音様が有名なお寺さん(養源寺さん、光源寺さん)は日常的に色々な入居者さんと出掛けては、「ここは良いところですね」「気持ちがスッキリしました」と話される入居者さんの姿を沢山拝見して来ました。
生活とは?日々の営みの中で安心出来る場所、時間が存在することの意味を考えさせられます。例えそのことを数日後、数時間後、数分後に忘れてしまうことになろうとも。
お寺のよこは様々なものに護られている稀有な場所に位置していること。その有り難さを実感せざるを得ません。それは入居者さんのみならずスタッフやお寺のよこに関わる全ての方達を包み込んでくれているかのようです。

09:29 | Posted by kimisanchi

【敬老の日に寄せて。】  のんびり家3階 富永

2024年10月18日 | のんびり家::のんびり家 3F

2024年9月16日(月)敬老の日を迎えました。
65歳以上の高齢者数は、3,625万人。総人口の29.3%。過去最高の更新が続いています。(総務庁比)
のんびり家3階に入居されている方は、概ね私の両親と同じ世代。
戦後の激動の中、日本経済の礎を築いてきたのです。
いま、私らが幸せに暮らせるのは、この世代の方々が頑張ってくれたからだと敬老の日に思います。感謝しかありません。
認知症になっても、現役時代の仕事を忘れずに、作業らしき事を続けている姿を見ると、少し胸が苦しくなります。
戦中派日本人の我慢強さ、勤勉さ、温かさ、そして優しさ。鼻の奥がツーンとしてしまい、両親の姿と被ります。
残された時間はそう多くは無いであろうから、ご入居者には、楽しく、美味しく、穏やかに暮らして頂きたいと切に思います。
微力ですが、お手伝いをさせて下さいね。
来年の敬老の日を笑顔で迎えられますように。

09:28 | Posted by kimisanchi

【挑戦】  のんびり家2階 飛鳥井

2024年10月18日 | のんびり家::のんびり家 2F

私事で大変恐縮ですが。
今私はあることに挑戦しています。そのあることとは、毎年12月になるとあちこちで聞かれる「第九」そう、ベートーヴェンの「第九」に挑戦しているんです。私は元々ゴスペルを習っていて、その時に「ジョイフルジョイフル」と言う曲を歌っていました。ゴスペルでは結構有名な曲なのですが、この曲はベートーヴェンの第九を元に構成されています。この曲ももちろん素敵な曲なのですが、以前から一度は原曲をドイツ語で歌ってみたいと思っていました。
今回は、たまたま新聞の広告で第九の団員募集の記事を見つけ、自分の年齢からしても体力、気力、記憶力を考えて、挑戦するなら今しかない!と思い、挑戦することにしました。
12月の本番に向けて、8月から毎週レッスンをしていますが、ドイツ語は想像以上に難解でした。一番難しいと感じるのは、母音と子音がありますが、フリガナをふろうとすると、カタカナで表記出来ない部分があります。耳で聞いて、楽譜を見て必死に発音を覚えるしかありません。合唱団員は300名弱いますが、初心者は少数で、皆さんベテランの方が多いです。以前にお話した方は「私は合唱を45年やっているけど、いつ歌っても感動するのよ」と話して下さいました。人生の大先輩ばかりで、私なぞひよっこです。先輩方を見ていると、「幾つになっても何かに挑戦するのは少し勇気がいるけど、素敵なことだな」と思います。
ベートーヴェンが第九を作曲したのは晩年、50代になってからだそうですが、この時には耳が聞こえない状態での作曲だったそうです。
第九の合唱は、「歓喜の歌」ですが、ベートーヴェンは一番苦しい時期に「歓喜の歌」を書いたとのことです。苦しいからこそ、「歓喜の歌」を書いて自らを鼓舞したのでしょうか?
今年は、第九の初演から200年という記念すべき年なのだそうです。
ドイツ語の発音には苦戦していますが、本番では楽しく歌えるように、先輩方の胸を借りる気持ちで頑張りたいと思います。

09:27 | Posted by kimisanchi

【庭の木】  きみさんち 田中

2024年10月18日 | きみさんち

きみさんちの小さな庭にいつだれが撒いたのか分からない枝があります。
何時しかブロック塀をこえ、枝に緑の大きな葉が茂り出し今年1個の実をつけました。
なんとそれは柿。
そのお庭のあるお部屋は、利用者さんが入れ替わる度に何かしら手を加えて下さっています。
桃栗3年柿8年と言いますが、果たしてどの方が撒いて下さったのか?
コロナ禍で外に出る事がここ数年出来ておらず、ちょっとした変化も見逃してしまいがちです。そんなころ合いに実を結んだこの柿は果たして甘がきなのか渋柿なのか…?!

09:26 | Posted by kimisanchi

【代表挨拶】NPOミニケアホームきみさんち代表 志寒

2024年09月27日 | 編集後記

ファイル 662-1.jpeg 2024年7月より前代表の林田に代わりまして、代表となりました志寒です。
練馬区関町の事業所ミニケアホームきみさんちの管理者として勤務しておりますが、この度、代表を兼務することになりました。縁あって入職して15年、介護職未経験で入職し、たくさんのご入居者さんと地域の人々に支えられてまいりました。もちろん、同じ職場の仲間、先輩方には業務だけではなく、そこにかける思いや信念を教えられてきました。そのような支えを力に、この法人の思いと信念を、肩ひじ張らずにさりげなく受け継いでいければと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

10:09 | Posted by kimisanchi

【素直な気持ち】  のんびり家3階 永辻

2024年09月27日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日、一人の入居者さんが髪を短く切って帰って来ると、居間で過ごされていた入居者さんが見るなり、「すっきりしたわね。顔が小さく見える。とても似合っていて素敵。」などとたくさんのお褒めの言葉を掛けていました。最後の方は、自分のことのように嬉しくなったのか、嬉し涙を流すほどでした。
言葉を掛けられた入居者さんも、恥ずかしながらもとても嬉しそうな表情をしていました。 その時はいつもより、皆さん話が弾んでいて楽しい時間を過ごしました。
言葉を掛けた入居者さんは、自分の思った素直な気持ちを伝えただけですが、私はその気持ちがとても嬉しく、温かい気持ちになりました。

10:08 | Posted by kimisanchi

【はじめまして】  きみさんち桑澤

2024年09月27日 | きみさんち

初めまして、4月22日から入職いたしました。
資格を取ってから約1年半の訪問介護の後、約20年間グループホームで認知症の方々の支援に従事してまいりました。
「お一人おひとりのニーズに沿った支援」「皆が、自分のペースで自分らしく過ごすことができるための支援」「尊厳を守り『今』を大切に」「笑顔はもちろん、怒りや悲しみも受け止めて寄り添う」等々、たくさんの事を考え、話し合ってきました。
でも「きみさんち」では「目から鱗」でした。「管理色」が全くありません。
ご入居者はゆったりと、まるで自分の家で過ごされているようにお昼寝をしたり、好きなゲームをしたり、お茶を飲んだりされています。そんなおじいさん、おばあさんを見て「ああ、いいところだなー」としみじみ思い、ここで働けることに感謝しています。
今日、私は階段で持っていたお盆から器を1つ大きな音を立てて落としてしまいました。すぐに「大丈夫?」とFさんが駆けつけて落ちた器を拾いあげ、一緒に来てくれたSさんは黙って私の手からお盆を 受け取りキッチンに持っていって下さいました。
当たり前のことかもしれませんが、私にはとても嬉しい出来事でした。そして、あらためて「がんばろう」と思いました。
どうぞよろしくお願いいたします。

10:08 | Posted by kimisanchi

【オリンピックです。】  のんびり家3階 伊藤

2024年09月27日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさん、暑い気温が続いてますがいかがお過ごしでしょうか。
のんびり家の伊藤です。
真夏日で体がばててしまわないよういっぱい食べて、いっぱい寝て、いっぱい笑って楽しんでしまいましょう。熱中症にも十分に注意して下さいね。夏だー、海だー、花火だー、お祭りだー楽しみです。
さてさてオリンピック始まりましたね、のんびり家の入居者さんオリンピック観戦を楽しみにしています。「今日はあれがあるから、楽しみ」と、ワクワクした表情で笑顔が多いです。
やはり、日本人選手の活躍には一喜一憂されています。すごいプレイや技などが見られた際は、拍手喝采。
やっぱりオリンピックは競技がたくさんあって見どころが多く、各国の代表選手がいて応援に力が入ると、笑顔で入居者さんが語られていました。
入居者さんがこんなにも楽しめるオリンピックや選手のみなさんに感謝です。こんな感じで入居者さん、楽しく元気に生活されています。

10:07 | Posted by kimisanchi

【置かれた場所で咲きなさい】  のんびり家3階 富永

2024年09月27日 | のんびり家::のんびり家 3F

4月、某事業所より、のんびり家3階に異動となりました。やっと入居者さんのお顔、お名前、性格等が 分かる様になってきた所です。皆さん個性的な方ばかりですが、毎日勉強させて頂いております。
私事で恐縮ですが、突然の某事業所閉鎖~異動~現在に至る迄、迷いがあり、自信を無くし、くじけそうになりました。しかし、入居者さんが労ってくれたり、スタッフが優しくフォローしてくれたりと、少しずつ自信を取り戻してきています。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉、ノートルダム清心女子大学長の渡辺和子氏の著書タイトル です。置かれた所こそが今の私の居場所であり、咲けない時は根を下に伸ばし、次に咲くときは大きく、美しいものとなるように…上手く伝えられませんが、私の介護もそうでありたいと思います。
のんびり家3階では、還暦に手が届きそうな私ですが、若いスタッフ達の足手纏いにならぬよう頑張っていきます。どうぞお手柔らかにお願いします。

10:05 | Posted by kimisanchi

【新しい入居者さん】  のんびり家3F 新宮

2023年07月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

先月の6月下旬に、ご入居されたNさん。「お喋りするのが好きなんです」と明るい笑顔で話されたのが印象的です。他の入居者さん方のお名前を覚えようと、熱心に関わられ、徐々に他の入居者さんとコミュニケーションが取れる様になったと、喜んでおられる姿もみられるようになりました。このようなお喋りを日常にされるようになったある日、お盆の段取りの事やご先祖様の話の流れで、ご主人様は9年前に他界されたことを話されました。続けて、それまでお寺のよこに入居されていたこと、外に出るのが好きで、スタッフが2時間くらい付き添いしていた事があったことなどのお話を聞いていて、段々と思いだしました。お寺のよこでスポット勤務をしていいたときにご入居され、外出付き添いで、メロンパンをずっと見ておられ食べられるかお聞きしたら「お金がもったいないから」と話さ れたこと。お誕生日のお花は何が良いかあれこれ考え、サックスの色と形をしたカラーの花を選んでみたこと。お部屋に飾ってある写真を見せてくださったこと。Nさんに、ご主人を知っていることをお伝えしました。「思い出してくださることが何よりの供養になります」と真っ直ぐな目で応えられていたのが印象的です。これから皆さんと、お互い様で暮らしていかれますよう関わっていきます。

09:44 | Posted by kimisanchi

【お誕生日おめでとう~Hさん♪】  お寺のよこ 倉澤

2023年07月31日 | お寺のよこ

東京都心は、朝から真夏の強烈な日差しが照り付け、午前7時半頃には早くも30度に到達しました。梅雨明けの発表がないまま夏空と猛暑に見舞われている関東地方です。
お寺のよこの玄関前に植えられたプランターのプチトマトはひとつずつ赤くなり収穫が楽しみになってきました。残念ながら5月下旬にNさんとMさんがご逝去され、この種から育てられたプチトマトを見ることは出来ませんでしたがお二人から学び得たすべてのことが赤いプチトマトとして実を結んでいるように感じております。そして一緒に収穫して喜びを分かち合いたかったですね。さて本日7月12日はHさんの92歳のお誕生日です。
お若いときにボクシングのバンダム級のチャンピョン、そして航空自衛隊のパイロットとしてご活躍され、その後仕事で鋳物を作ったり、陶芸の道に進まれた経験の持ち主のHさんはご入居されてから毎週土曜日に陶芸教室に 通っておられます。利用者のリクエストに答えてお茶碗、コーヒーカップ、花瓶などを作り、皆さんに感動と笑顔を与えてくれておられます。最近足腰が弱くなってきておられますが歩かないと筋力が衰えるからねと自覚し息を切らせながら歩く姿に職員も励まされる毎日です。眠れずに真夜中に片付けをしたり、お家賃の心配をされることも多いですが、先日私に「帰る家はなくなりましたがここは楽しいですよ」と笑顔で答えてくれました。その一言がとても嬉しくて、これからも職員と協力しながら楽しい生活のお手伝いが出来るように考え続けようと思いました。

09:44 | Posted by kimisanchi