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【ザッピング】 きみさんち 松林

2022年02月28日 | きみさんち

『昨日は良いお天気でしたが、今日はどうでしょう。それでは、各地の天気予報を伝えてもらいましょう』
きみさんちの居間にあるテレビは、スタッフルームに背中を向けているため、そこで事務作業をしてると、映像は見えずに音声のみ聞こえてきます。
どうやら、居眠りから覚めたMさんが、リモコンを使ってテレビの電源を入れたようです。
『西日本は概ね晴れますが、東日本は、、、』 『、、、んな目にあっても僕はあの人が、、、』 『、、、クリームがこんなに乗って、美味しそうな、、、』 『ザーーーーー』
観たい番組が決まらずに、チャンネルを変えているようですが、スタッフルームには中途半端な音声情報しか聞こえて来ないため、気になって気になって、デスクワークに集中できません。
関東地方の天気は?ドラマなのかな、あの人が何?クリーム沢山の美味しそうな物は何?修行が足りないのは自覚していますが、そればかりでは無いと思います。
最後の『ザーーーーー』は、未登録のチャンネルか入力切替ボタンを押したみたいです。
そして、『ザーーーーー』が暫く続くと、「すみません、テレビがおかしくなっちゃったみたいよ」と、助けを求められます。
それを期に、さっきまでの途中番組を探してみますが、時既に遅く、天気予報はニュースに変わり、気になるあの人はCMに変わり、美味しそうな何やらは露天風呂に変わっていました。
「映るようになりましたよ。お好きな番組を観て下さい」リモコンを手渡すと「ありがとう」と言って、再度、チャンネルのザッピングをされています。
お気に入りの番組が無かった様で、暫くすると、リモコンでテレビの電源を切って、テーブルに額を付けて寝てしまいました。
そっとしておきますか、と思ったのと同時に、リモコンを使いこなしている事に、少々の驚きを感じたのです。
今となっては、日常の当たり前の行動ですが、高齢の入居者さんにもリモコンの操作というものが浸透しているん
だなぁと思いながら、ブラウン管じゃないから、ダイヤル式のチャンネルが無いから、アンテナが無いから、テレビ
じゃないなんていう認識は、もう無いんだなぁと、今更ながら気付いたのです。
テレビがリモコンで操作出来る様になって随分経ちますから、当たり前と言えばそうなんですけど、テレビの普及率と順応性の高さに改めて感心させられました。
何故なら、私は、時々言ってしまう一言があります。
「チャンネル回してよ」って。

08:58 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2022年01月31日 | 編集後記

今年の桜も終了しましたが、みなさんは、どのような干渉方法を取りましたか?新型コロナが発生して、もう2年が経ちます。飲み会で桜を見に行くこともできませんが、歩いて桜を見るのでも花の美しさは伝わるものです。
私は、通勤途中の桜の木が一番好きで、その木を眺めると「ことしもさいたねー。」と心の中で声をかけます。立ち止まって見ることもほとんどないぐらいの桜の鑑賞時間がそこにあるだけなのですが、私にとってはとても貴重な時間です。
日本には、沢山の桜があります。その桜がいつまで見られるかはわかりませんが、花をめでるという気持ちにさせてくれる木々に感謝をしたいものだと思います。

11:25 | Posted by kimisanchi

【昭和歌謡』】  お寺のよこ 佐藤

2022年01月31日 | お寺のよこ

令和の時代ですので昭和の歌を知っている人は少なくなっているかもしれませんが、お寺のよこの居間には昭和歌謡の歌詞ファイル16曲、『二人は若い』『りんごの唄』『富士山』『水戸黄門のテーマ』などがあり、新しく入られた入居者さんのNさん、Hさんそれぞれに歌詞ファイルを渡すと、1枚ずつめくりながら「どれも知ってるわね」「全部歌えるなぁ」と、とても良い声を合わせ2人で16曲全部を歌われ、その隣ではUさんもお得意の謡曲「高砂」をフルで唄う様子がありました。Uさんは、職員が歌って下さいとお願いをすると歌わずに、その時の気分などで歌う事が多く、ふとした時にとても良い声を聞かせて下さります。
Nさんは『岸壁の母』がお得意で、耳元で一緒に歌う事があり、Nさんに私の婆ちゃんも岸壁の母が好きでこの歌はお婆ちゃんを思い出すんです、と伝えると「変な事を思い出させてしまったね。ごめんね」と仰られ、私は大好きなお婆ちゃんを思い出すので変な事ではないと伝えましたが、Nさんは私が悲しい思いをしたのではと思って下さったようで、Nさんの相手の気持ちを思う優しさにとても感動してしまいした。
この4名の入居者さんが、昭和歌謡や謡曲を聞いたり唄ったりして懐かしいと感じながら、ご自身の若いころなど少しでも思い出す時間になっていれば良いなぁと思い、職員は入居者さんの人生を少しでも感じ取れる時間になればと思います。
これからも皆さん元気で素敵な歌声を聞かせていただきたいです。

11:24 | Posted by kimisanchi

【季節の節目を皆さんと】  きみさんち 田中

2022年01月31日 | きみさんち

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新年、明けましておめでとうございます。
寒さも一段と厳しくなりましたが、皆さんお元気でしょうか??
きみさんちでは毎年恒例のおせち料理を食べながら駅伝を楽しみ、普段と変わらぬお正月を迎えることができました。
お正月といえば、こたつに潜りみかんを食べながら届いた年賀状を振り分け手渡すというのが田中家では定番の1日の過ごし方でした。
きみさんちの皆さんはどうでしょう?
駅伝を見ながらご飯の準備はまだかしらと心配するMさん。歌詞本を片手に歌を歌っているAさん。お部屋で過ごされたKさんOさん。正月だというのに台所仕事に勤しむTさん。
5人5色、色々な過し方をされております。
ご飯はと言うとやっぱりおせち料理。年末から皆さんと何が食べたいか、おせち料理は何をいれるか考え材料を購入。手作りできる物は作り食べています。
おせち料理人気NO1は栗きんとん・黒豆といった甘いもの。これは皆さんお好きなようで、目前に出されると一番最初に食べて無くなってしまいます。
後は食べやすいものであるかどうか皆さんの食べ具合をスタッフが見極めながらお出しします。そう言えば、食の細いMさんも味付けがいつもと違うためかあまり残している様子がなかったなぁ!などと思いつつ、2022年の幕が明けたきみさんちでありました。
皆様本年もよろしくお願いいたします。

11:18 | Posted by kimisanchi

【審判の日近し】  のんびり家2F 荒野

2022年01月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

2022年1月現在、短かったコロナの沈静化期間も終わりをつげ、オミクロン株の猛威で連日ねずみ算式に感染者の数が増加しております。最早、コロナと人類は未来永劫に共生していくしかないのではないかと最近思い始めました。
さて、前回の記事では確か介護福祉士の国家試験受験の事について書いたかと思います。
そして、いよいよ審判の日が近づいて参りました。決戦は1月30日です。今年の受験会場は有明のビックサイトだそうです。きっと密にならないように大きな会場を用意したんでしょうね。個人的には朝も早くに有明までいくのは正直しんどいです。例年であれば近くの大学などが会場だったようですが、この社会情勢では嘆いても詮無いことです。
 2021年の11月に全国統一模擬試験というのがありまして、本番さながらの環境で国家試験の前哨戦とばかりに受けてきたのですが、正答率77%で一応合格判定でした。本番の合格ラインは正答率65%以上、77%では絶対安心というには心許なく、これはまずいと危機感を募らせるほどでもなく微妙な数字です。そんなこんなでどこか慢心したのでしょう、気づけばもう1月。さすがにこれはまずいとお正月休みに再び机に向かい始めました。
 ただ、国家試験とは別に、ある程度キャリアを積んだ介護職員が次のステップに進むための「実践者研修」というものを受講しておりまして、これが間の悪い事に12月~2月に行われています。こちらの勉強も同時進行でやらないといけなかったので、4日間のお正月休みは休む事なく、勉強に缶詰で終わってしまいました。
 勤務に試験勉強に研修にと間違いなく入職して一番忙しい時期ではありますが、3月に晴れて桜が咲いたと皆さんにご報告出来るよう頑張ります!

11:17 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2021年12月31日 | 編集後記

この前You tubeを見ていると、『人志松本の○○な話』をやっていました。面白い話がたくさんあったのですが、中でも千原ジュニアが話していた話は、面白さの中にも人柄のようなものがにじみ出ていて意外と面白かったのです。
私は、千原ジュニアの出ている漫才を見たことがありませんし、個別のトークと言うものも見た事がありませんでした。知っているのはエアガンをたくさんぶら下げて自分の方に向けて、そのドキドキするようなシーンを自分の部屋で行っている。と言う話だけでした。ですが、その『〇〇な話』で話される話は、とても面白くそして演者に思いやりのある発言を繰り返していました。確かに、あだ名はジャックナイフかもしれませんが、とても思いやりのある人だなーと関心をしてしまう話でした。
人には、見た目やあだ名でその人となりを決めてしまうことがあります。ですが、本当にその人のことを知っているかと言うと、実は知ってるつもりになっているということがたくさんあります。
『○○な話』の中の千原ジュニアの素敵な一面を、知ることができた時間でした。

10:59 | Posted by kimisanchi

【金メダルニッポン】  お寺のよこ 岡田

2021年12月31日 | お寺のよこ

1年の延期を経て東京オリンピック、パラリンピックが開催されました。開催前は色々と問題山積みでどうなるか心配な状況ではありましたが、何事も無く無事に閉幕して日本国中では一安心でした。そんな中、日本中に感動と興奮を与えてくれたアスリートの人達が汗をかいて手に入れたメダルは努力の賜物と結晶と言うべきでしょう。中でも日本のメダル総数は前回の1964年大会の29個を上回る58個獲得され、金メダルの数も前回の16個を上回る27個でした。前回の総数を越えるなんて、やはり自国での開催だからこそ力を発揮出来るのだな感じました。
誰もが一番を目指して日々汗水を流して努力しているので、彼らアスリートの暮れた感動は国民に勇気を与えてくれます。これからの未来のアスリートは一体どんな感動と勇気を見せてくれるのでしょうか。

10:51 | Posted by kimisanchi

【最近のみなさん】  のんびり家2F 池田

2021年12月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

最近急に寒くなってきました。寒くて中々布団から出て来られません。皆さんはどんな朝をお少しですか?
最近入って来た入居者さんは、はっきりとものを言うお方です。Ⅿさんはテレビを観ていても分からないことに対しても口で分からないや、猫が出て来るとかわいい好きなんだ、と言ってきています。それとかなり活発なお方で直ぐに立ち上がり歩かれるほどです。
今月、何と103歳になるKさん。100歳越えと間思えない程歩いたりご飯を食べたりとしています。最近は良く感情を表に出して怒る事もあります。今まではあまり感情を表に出さないような感じでしたが、いい傾向になればいいのですが。
そんなこんなで、のんびり家は皆さん楽しく過ごしていると思います。皆さんも体などに気をつけて過ごしてください。

10:50 | Posted by kimisanchi

【守ること】  のんびり家3F 松山

2021年12月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは。のんびり家3Fの松山です。
8月に初任者研修、無事取得させていただきました。
なにもわからずに介護の世界に飛びこんだ私にとって、この研修は本当に有意義なものでした。
研修を受ける前の私は、介護はお世話をすることだと思っていました。
しかし、介護士の仕事は単なるお世話はとはまったく異なるものだったようです。
利用者の皆様には今更で、大変申し訳なかったと反省しています。
今の介護保険法が基本理念としてうたっているのは「自立支援」と「尊厳の保持」。たとえ要介護状態であっても、本人の力をできるだけ保って、誇りをもって、“そのひとらしく”暮らしていけるように支援するといった姿勢が重視されているのです。
私は、カウンセリングを学んできたので、人の心に寄り添うこと、傾聴は得意でしたが、ご本人のできることを奪わない、見守る、ということにかなり欠けていました。着替えや食べる事、時間がかかってしまうのでつい手をだしていました。
ご本人のできることを奪ってはいけないのですよね。
誰でも、なるべく人に頼りたくはないし、自分のことは自分でやりたいという気持ちがあるのですから。
また、こちらのよかれ、思うこと、そして都合を押し付けていたように思います。
人にはその人の歴史があり、生活があります。利用者様が、たとえ介護状態になったとしても、残された機能を最大限に生かしつつ、心に寄り添い、そのひとらしく、そのひとなりの満足感を感じていただけるようサポートするのが介護のプロとしての仕事なのだと知りました。
介護は深い!
そしてなんて尊い仕事なんだろうと深く感じた初任者研修でした。
がんばらなくては。

10:50 | Posted by kimisanchi

【心をこめた贈り物】  きみさんち 志寒

2021年12月31日 | きみさんち

緊急事態宣言の間、外出されない入居者さんをご近所の皆さんが気に掛けて下さり、このところ果物や野菜などを頂くことが幾度かありました。まことにありがとうございます。
先日、国産のキウィを『よく熟れてから食べてください』と頂きました。食器棚に置いて熟すのを待っていたのです
が、Aさんがそのキウィを見つけて持ってきました。慣れた手つきでスルスルと皮を剥くと、一切れ食べて「まだ酸っぱいわね」と。そして、残りの分をBさんに「これ良かったら。まだ酸っぱいんだけどね」と渡されました。その手渡されたキウィを一口食べて、Bさんも「酸っぱいねぇ」と笑顔。
しばらくして、再びAさんがキウィを持ってきました。先ほどのことは忘れたのでしょう。また皮を剥き「酸っぱいね」と。そして再びBさんに残りを手渡そうとしたところ、Bさんは先ほどの事を覚えておられたのでしょう。「まだあるから!」と皿に残るキウィを指し示しました。それでもAさんは「遠慮しないで」と皿に追加。
このように物を交換したり、やり取りしたりするのは、人類の本質的な行為であると聞いたことがあります。Aさんとて空腹であるといったわけではなく、自分の見つけた収穫を分かち合いたいという気持ちなのだと思います。とても心和むやりとりです。キウィが極めて酸っぱいのをのぞけば。
そう思いながら眺めていると、なんとAさんがまたキウィを剥いています。しかも今度は二つ同時に。それを見てBさんが目を見開いています。そしてAさんが皮を剥き終わりBさんの方を見るや否や、Bさんはなんと「あ!あのお兄さんにもあげましょうよ!」と私の方を指し示しました。今度は私がピンチです。するとAさん、ナイスプレイ!「たくさんあったのよ、あの人の分もあるから、まずはあなたから」とBさんの皿に再び追加しました。
その隙に私はこっそり残りのキウィを隠します。「甘い紅茶でもいかがですか?」とお口直しをおすすめしながら。ごゆるりとお楽しみ下さい。

10:49 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2021年11月30日 | 編集後記

鎌倉殿の13人という大河ドラマが流されています。大河ドラマなので、現代のドラマと同じと考えるのもよいと思うのですが、歴史を踏まえているという点では、なかなか面白いのではないかなと思います。
歴史ドラマを見るといつも思うのですが、その時のその人は本当は何を考えていたのだろう?と言うことです。なかなかありえない設定などもあるのですが、歴史古文書などを解説しているものを見ると、意外と現代と違う部分が少ないのではないだろうかと思うこともあります。
そんななか、鎌倉殿の13人で気になるのが、北条政子のことです。
北条雅子は、恋愛結婚です。当時は家というものがあったので、恋愛は自由ではなかったはずですが、まるで、自由恋愛のような結びつきをしています。しかも何の権力もない源頼朝とです。この時の心情をかんがえるだけでも、当時のことを考えると不思議でなりません。また、政子は、夫に先立たれた後、実子である息子たちも死んでしまうのです。なかば諦めるような最期を迎えた将軍もいます。そう思うと、政子はどのような
心境だったのかとその心根を考えると、頭が痛くなります。
どれだけの決意で、鎌倉幕府を作ったのか。その思いの大きさを想像すると、大変なものだっただろうと思います。

09:14 | Posted by kimisanchi

【ペイ・フォワード】  お寺のよこ 光岡

2021年11月30日 | お寺のよこ

11月15日にお寺のよこ内で食事会も兼ねたイベントを行いました。
コロナ禍で入居者の皆さんと旅行に出掛けることが出来ない為、昨年も同様のイベントを行ったのですが、今年はメンバーが少し変わり雰囲気はまた異なるものがありました。
食事会の内容は入居者さんが食べたいと仰った天麩羅、鰻入り散らし寿司、たこ焼き、焼きそば、綿菓子等を入居者さんとスタッフで一緒に作りながら食べました。また、たまにはお酒を飲みたいとのリクエストに半分お応えするかたちで、ノンアルコール飲料を皆さんで呑んだところ(飲むではなく呑む。これ重要)、これが殊更好評で久しぶりのアルコール(風)にご満悦の方が沢山おられました。
食事会の後は皆さんでカラオケを楽しみました。中々の盛り上がりぶりでしたが、たかが1年、されど1年。この1年でお年を取られたなあと実感させられる方もいらっしゃって。
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カラオケが大好きなNさんは、以前から何曲も歌っておられましたが最近は目、耳がともに悪くなって歌える歌も限られてきました。
歌を歌う時は「お寺のよこだ~よ。よいよいよいやさ」というオリジナルソングを作って口ずさまれることが主となってきて(それの十分魅力的ですが)、カラオケクイーンNさんの姿を知るものとしては少し寂しく感じていたのです。
ただ、今回は他入居者さんやスタッフのフォローもあってか以前の十八番SMAPの「夜空のムコウ」を一節ながら歌われました。そのことがとても嬉しかったのですが、その前にいつも口ずさまれる「お寺のよこだ~よ」を歌われて、「私お寺のよこしか覚えてないよ」と仰られることがありました。
Nさんが「お寺のよこしか覚えてないよ」と仰ったことの真意は分かりませんが、そのように「お寺のよこ」を捉えて下さっていることは、Nさんにとって「お寺のよこ」が大切な場所だと言って下さっているようで嬉しく思いました。ただ、その一方で、その言葉に見合う対応を我々は出来ているのか皆で考えてみたいなとも思いました。

コロナ禍となり2年が経過しようとしています。当たり前の生活が出来なくなった期間であり、入居者さん、ご家族、スタッフにとってとても重い2年でもありました。大小あれど入居者さんの状態にも影響が出て来ています。
「転んでもただでは起きるな」という言葉があります。余りにも重い2年間であったことから、「転んでも云々」というにはこの場合適切な表現ではないかもしれません。それでも尚、生活に制限が掛けられている今だからこそ、入居者さんにとって当たり前の生活とは・・・ということに対して思考を深める契機とし、コロナ禍が明けた時に、その思考して来たことを実践することが出来たならば、Nさんの言葉に対するお返しになるのではないかと思いました。
そのようなことを、つらつらと考えさせられた今回のイベント。素敵な時間を共有し
色々な気付きを与えて下さった入居者さん、スタッフに改めて感謝致します。有難うございました。

09:05 | Posted by kimisanchi

【やっと!!】  のんびり家3F 永辻

2021年11月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年になってすぐに緊急事態宣言が発令され、その後も半年間以上ずっと何かしらの宣言が出ている中でやっと何も宣言がない生活に戻り、やっと今年に入居されたAさんと一緒に外食に行くことが出来ました。
散歩しながら近所のうどん屋に行き、Aさんはメニューを始めから最後まで見渡し、数種類ある中から「天ぷら」と一言。「食事中以外はマスクの着用をお願いします。」とスタッフの方に言われ、二人でしっかりとマスクを着用して待っていると、運ばれてきましたがメニューの写真より量が多くて驚きましたが、うどんをすすり、スープを飲み、天ぷらも塩につけて食べ、美味しそうに食べる姿が見られました。量が多かったですが全量召し上がっていました。
普段も良く食べられる方ですが、実際に外での様子はどうなのか気になっていたので、今回一緒に外食に行き、美味しそうに食べられる姿が見られて一緒に行けて良かったです。

09:04 | Posted by kimisanchi

【Mさんとの新たな出会い】  のんびり家2F 飛鳥井

2021年11月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

みなさん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
緊急事態宣言も解除になり、新型コロナの感染者数もかなり減少していますが、第六波の懸念もあり、まだまだ安心は出来ないですね。
それでも、のんびり家2階では少しずつではありますが、タクシーを利用して少し遠出をして美味しいものを食べることも再開しています。
今回は、新しい入居者のMさんについて書かせて頂きます。
Mさんは、8月の下旬にのんびり家2階にご入居されました。Mさんは85歳の女性で、要介護3の方ですが、歩行も掴まり歩きをされ、食事はご自身で食べることが出来ますし、排泄も部分的な支援は必要ですがほぼ自立されています。
Mさんのご入居が決まった際に、林田代表から「話をしたら、たじたじになった」と聞いていたので、「林田さんがたじたじになるなんて、一体どんな方なんだろう?」と興味が湧きました。
実際にMさんと話をしていると、今までニコニコしながら穏やかに話をしていたと思いきや、一転表情が険しくなり、「あんた、そんなことも知らないの?馬鹿じゃないの?」と言われることもあります。「ここはどこ?」と聞いてきたため「ここはのんびり家です」と答えると、「のんびり家?変な名前だねー。誰がつけたの?辞めちゃえばいいのに」と言われたり。「すみません、社長に言っておきます」と苦笑です。
医療機関に通院した際にも、「ここは何?汚いね。辞めちゃえばいいのに」と待合室中に聞こえる声で話したり。私は心の中で、「Mさん、それ以上言うと営業妨害と言われるかもしれないです。」と苦笑です。
Mさんと過ごす中で、Mさんは思ったことをそのまま口にする、とてもストレートな方なのだと言うことが分かって来ました。認知症と言う状態にはありますが、それを差し引いても、元々とてもストレート、直球勝負の方なのだと思います。それ故、言葉に出してしまえばスッキリ、後腐れなしと言った感じです。Mさんは、職員にも、他の入居者の方にも時に辛辣な言葉を投げかけるので、職員はまだしも、やはり入居者の方は「カチン」と来る場合もあり、言い返して口論になることもあります。
物事の好き嫌いもはっきりされています。Mさんは、猫や犬が大好き。とりわけ猫が大好きで、以前に飼っていたことがあると楽しそうに話して下さいます。テレビに犬や猫が映し出されると、「見て、かわいいねー」と表情が緩みます。そのようなMさんは、とてもチャーミングです。
Mさんと外出をして、帰宅した時のこと。のんびり家は、玄関ドアにやや大きめの表札を掲げているのですが、それを見ながら「びっくりや?」と言ったMさん。私は心の中で、「びとりとやは合ってますけど」と思わず笑ってしまいました。
また、昼食を買いにコンビニエンスストアに行き、買ったお弁当を温めて貰った時のこと。店員さんが「熱いので、気を付けてお持ちになってください」と送り出してくれましたので、外に出て信号待ちをしながら私が「親切な店員さんですね」と言うと、「違うよ、あれは営業用だよ」と答えたMさん。うーん、Mさんは何でもお見通しなんですねー、いやはや。
Mさんは、以前に幼稚園の教諭をされていたとのことです。お話をしていると、その片鱗が伺えるように思います。
Mさんは外での歩行が若干不安定で、ご自身も「脚が痛い。お尻が痛いよ」と言いながらも、頑張って歩いて近くのコンビニエンスストアなどに買い物に出掛けています。Mさんとの買い物中、様々な話をしますが、とても楽しく、時には笑いながら涙が出てしまう程です。この紙面でMさんの面白さを充分にお伝え出来ないことが残念ですが。これからも、Mさんとの楽しい珍道中を続けて行きたいと思います。

09:03 | Posted by kimisanchi

【幻覚と介護職】  きみさんち 松林

2021年11月30日 | きみさんち

「○○さんの幻覚や幻聴って、実は、本当に見えていたり聞こえていたりしないんでしょうか?」
一緒に働いている派遣社員さんからの質問でした。

入居者○○さんの生活記録には、
「あの人に連れて行かれそうになった」と、誰もいない廊下を指差している。
というものや、
「女の人の声で待っててと言われたから」と、階段途中で立ち止まっている。
というものがあって、それを読んでの疑問だったらしいのです。

「それは本人にしか分からないですね」と答えるしかありませんでした。
しかし、私は超常現象否定派ではないので、「でも、我々が見えたり聞こえたりしないから幻覚や幻聴だと片付けてしまうのも一方的な気もしますよね」と続けました。
すると「そうなんですよね、僕には霊感は無いんですが、知り合いにはそういうのを感じる人が居るんですよ。だから、○○さんも幻覚じゃない可能性もありますよね」と、派遣社員さん。
なので、「もしもそんな能力が私達に備わっていたら、幻覚かそうでないか分かりますし、その対処法も変わってくるかもしれないですね。少し羨ましいですね」と、その話題を終わらせました。
終わらせたのですが、何か釈然としないものが胸に残った状態になりました。

そして、後日、「あそこに猫が居るけど何処から来たのかな」と、スタッフルームの方を指差す入居者○○さん。
「何処からですかね?近所に住み着いている野良ちゃんかな。玄関開けておけば出て行くかな」と、席を立って玄関のドアを開けると「あ~、出てった出てった。可愛かったな」と見えない猫を見送る入居者○○さん。

その瞬間、先の釈然としない思いがどうしてなのかが分かった気がしました。

我々介護職は、入居者さんの言動を全面的に否定する事は、基本的にしません。
何故なら、入居者さんにとっての言動は、殆どが現実だから、それを否定するという事は、入居者さん自体を否定する事になるからです。(※)

だから、幻覚や幻聴の言動には、本当に見えたり聞こえていたりしていると考えて対応するものであり、今までもそうしてきたつもりです。
だから、我々に特別な能力が備わっていてもいなくても、対処法は変わらない筈なのです。
だから、特別な能力を羨ましいと思うのは、ナンセンスな表現だったのです。
釈然としなかった思いが腑に落ちた感覚でした。
めでたし、めでたし。

いやいや、本当にそうでしょうか?
もうひとつ、釈然としない思いがありました。
誰も居ない筈の廊下に人が立っていたら?
階段の途中で女の人の声が聞こえたら?
そんな能力が備わっていたとしたら、対処の仕方が変わるどころか、対処すら出来ずに、一目散に逃げちゃうかもしれないですね。

(※)他にも入居者さんが居る場合は、対応が変わる場合があります。

08:49 | Posted by kimisanchi