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【年越し蕎麦】  のんびり家3階 永辻

2025年02月04日 | のんびり家::のんびり家 3F

クリスマスも終わり、入居者さんとお節料理や年越し蕎麦をどうするか話していると、
『買って来ると高いし、売っている天ぷらは衣が多いとのことで、年越し蕎麦の具材は買って来て、ここで揚げましょう』
という話になり、大晦日当日に皆様からリクエストがあった具材のサツマイモ・カボチャ・ナスを買いに行き、夕方から具材を切って準備を始めました。揚げる担当の入居者さんが「天ぷら粉に少し片栗粉を混ぜるとふっくら揚がる」と仰り、実際揚げあがるとふっくらとしていて、とても美味しかったです。
入居者さん皆様と美味しい年越し蕎麦を食べられて、皆様が美味しいと笑顔で言っている顔を見ると、今年一年も素敵な年を過ごせて良かったなと思いました。

10:51 | Posted by kimisanchi

【散歩】  お寺のよこ 倉澤

2025年02月04日 | お寺のよこ

ちょっと出かけてきますと言って図書館や根津神社まで散歩を習慣にしておられるOさん。
冬の季節になると、青い空がきれいだねと自然と触れ合うことで副交感神経が活性化され、視点を自分の内側から外界に向けることで感情が落ち着き客観的に物事を捉えられるようになりますね。また、10分程度の散歩でも幸福感を与えてくれるホルモンのセロトニンやドーパミンが分泌され、ストレスホルモンの1つとされるコルチゾールが減少するそうです。そして、神経科学の研究では散歩をすることで脳内の血流が改善し、脳の実行機能、つまり仕事への集中や予想外の出来事への対処などを司る機能の働きを助けることがわかっています。その結果、歩いている間に創造的なアイディアが下りてくるのです。
なるほど、Oさんは料理や食器の後片付けなども丁寧にきちんと行うことが出来る上に、ユーモアが溢れていていつも職員にジョークを飛ばして笑わせてくれるのです。
歩くことにデメリットはありません。健康面、メンタル面に好影響があり、手軽でお金もかからず、これだけで感情や物事の捉えかたを整えてくれるのです。
私もOさんを見習って、まずは休日の朝に近くの公園を深呼吸しながら散歩しようと心に決めました。

10:51 | Posted by kimisanchi

【寄る年並…】  きみさんち 田中

2025年02月04日 | きみさんち

一段と寒さが増してまいりました。
巷ではコロナに続きインフルエンザも流行っているようです。
皆さん大丈夫ですか??
昨年の話になってしまいますが、12月31日大晦日、父と2人で成田山新勝寺までお札を収めに行ってきました。父と2人での外出なんて何年ぶりの話でしょう…90近い父と共に参道を歩いていると、突然立ち止まり足を摩っている様子。帰宅すると、「非常に疲れた、もう行けないかもしれないな」と、淋しそうに言っていました。
父は昭和の集団就職組。消防官と言う仕事を経て今現在に至っているわけですが、仕事中は訓練の日々、火災が起こると現場に出動と言った、身体を張った仕事をしていた父の事です。私はいつも元気でいるのが当たり前のように感じていました。
そんな仕草を見てしまうと「寄る年波には屈強な人もダメなのかしら?」と、老いに対する淋しさを考えてしまう出来事でした。
かくいう私も、この原稿を書いている前日に一つ歳をとりました。
皆平等に一つづつ歳を重ねていく、それが早いか遅いかの違いだけ。
それでもバリバリに動けていた頃の父と比べてしまうと、歳をとる事の淋しさ、切なさが身に染みる、そんなお正月でありました。
こんな事年明け早々に書くものじゃないのかもしれませんが、これが独居の人だったら、老いの淋しさと共に一人でいる事の不安などを抱えて日々過ごされているのかなと思うと、父との時間の過ごし方、仕事であれば利用者さんとの時間の過ごし方を大切にしていかなければいけないなと、考えさせられるお正月でありました。
*父「お前も婆さんになったな」
 私「大じじに婆さん言われたかないよ」そんな会話を楽しみながら、いつまで歳をとって行けるのか楽しみでもある、今日この頃です。

10:50 | Posted by kimisanchi

【12月がお誕生日のKさん】  お寺のよこ 佐藤

2025年01月06日 | お寺のよこ

2014年に入職し入居者さんの中で1番最初のお誕生日を、お祝いしたのがKさんでした。
12月Kさんへ、お祝いの言葉を伝える事が出来ました。
Kさんは髭が似合うダンディなとても優しい方で、お寺のよこの入居者さんの中で1番長く生活をされていらっしゃいます。
10年前のKさんは、何でもご自身で行い、駒込の作業所へ仕事へ行かれたり、朝早くに作業所のお友達から電話がかかってきて、寝ていても「はい」と優しく電話口に出ていた事や、お友達に誘われて出掛けていたことを思い出されます。今もお元気でいらっしゃいます。
毎年、12月になるとKさんと会話する事があり「Kさん、もうすぐお誕生日ですね。私が、とっても若い中学生の頃に片思いをしていた、同じクラスで野球部の彼が同じ誕生日で、思い出すんです。Kさんの誕生日は絶対に忘れないですよ」と伝えると、毎年、やさしい笑顔で「そうですか。同じ誕生日ですか」と仰ってくださります。
12月に入ると、私が若かった頃にときめいていた感情を思い出したり、お寺のよこに入職して1ヶ月が過ぎ、クリスマス、餅つき大会、大晦日、お正月とイベントが多く、慣れない中で出来ない事だらけでしたが、精一杯やっていたなぁと、思い出したりするのが12月です。
また同じような事を会話し、Kさんの来年のお誕生日も笑顔でお祝いしたいです。

10:48 | Posted by kimisanchi

【編集後記】 理事長 志寒

2025年01月06日 | 編集後記

新しい一年が始まりました。年末年始もそれぞれのペースで生活を送る入居者さんを見ていると、歳を重ねることの意味を考えさせられます。春夏秋冬、季節ごとの行事、それぞれの区切りもありながらも、ただ淡々と一日一日を送っていく皆さん。代り映えはしないようだけれども、かけがえのない貴重な日々。改めて、生活の営みの大切さと愛おしさを感じます。
2024年は私の故郷の能登の大震災で始まりました。昨日と同じ今日を過ごす、今日と同じ明日が来る日々。その当たり前が当たり前でなくなる衝撃と不安。日々の生活のありがたさをまた噛みしめる一年でした。
ありふれた大切な一日一日。その日々を共に重ねる入居者さん、職員たち。そして、それを支え続けてくださる地域の皆さん。本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

10:48 | Posted by kimisanchi

【お料理のこと。】  のんびり家3階 富永

2025年01月06日 | のんびり家::のんびり家 3F

あっと言う間に2024年も暮れようとしています。
のんびり家3階に異動となり、早数ヶ月が経ちました。
ご入居者のお名前、得意な事、癖などやっと覚えて楽しく支援させて頂いております。
しかし、彼女彼等の中では自分達より若い新参者でありまして、特に料理の作り方など拘りが強く、手厳しいお言葉を頂く事が多々ございます。たまに涙してしまう事もありますが、修行だと思い、日々精進させて頂いております。
それでも優しいご入居者もおられ、「あなたの作った甘めの卵焼きが美味しいわ」「あなたはあなたの味付けで良いのよ。気にせずにおやりなさい」と言って下さり、少し安堵した事もあります。
はっきり申し上げますが、私、料理を作るのが苦手でございます。専ら食べるの専門です。体型が物語っております。得意になって言う事ではありません。でも、ご入居者に美味しい物を食べて頂きたいと言う心意気はわかって頂きたいの。褒められると依然頑張っちゃう単細胞な私。2025年は料理の腕を磨き、ご入居者さんと一緒に美味しい物を作り、食べて幸せを感じられたらと思います。
今年一年、ご入居者さん、事務所の方々、スタッフの皆様、志寒代表には大変お世話になりました。また来年も楽く美味しく健やかな一年にしたいです。ありがとうございました。

10:46 | Posted by kimisanchi

今月の「のんびり家2F」の記事はありません

2025年01月06日 | のんびり家::のんびり家 2F

今月の「のんびり家2F」の記事はありません

10:46 | Posted by kimisanchi

【夢のお告げ】  きみさんち 桑澤

2025年01月06日 | きみさんち

つい先日、母の夢をみました。母は15年ほど前に脳梗塞で亡くなっています。
夢の中では、母は認知症でした。外出先からうつろな表情で戻った母の膝から足先は、まるで雨上がりの草むらの中を歩いてきたように濡れて枯れ草や土が付いていました。どこに行ってきたのか尋ねても「わからない」とぼんやり答えるだけでした。持って出たであろうバッグや財布はなくなっていました。
私は、デイサービスやヘルパーさんがいてくれる時間以外はどうしたらいいの?と途方に暮れ、徐々に恐怖に変わり、目が覚めました。
目が覚めてもしばらくはドキドキしていました。そして、10年前、お母様のグループホーム入所を決めた友人が「まだ早いって怒られるかもしれないけど」と、申し訳なさそうに言ったことが思い出されました。
お給料をもらって、決められた時間だけ支援をして、認知症支援は楽しいなどと偉そうなこと言っていた私。今回の夢で私は、ご家族やご本人の辛さや悲しみを、まだまだ全然解ってない未熟者だと気づかされました。
とても怖い夢でしたが、それ以上にありがたい夢でもありました。

10:45 | Posted by kimisanchi

【節目】  お寺のよこ 岡田

2024年12月03日 | お寺のよこ

1年1年経過するごとに、その年に何年目を迎える事が多々あります。あの出来事から何年、誕生して何年と様々ありますが、最近では100年の節目を迎えるのを良く聞きます。例を挙げると、去年は関東大震災が起きて100年、忠犬ハチ公が生誕100年になります。今年だと、川崎市が市制100年、冬季オリンピックが100年目、甲子園球場が竣工して100年、有名人の誕生だと、村山富市元首相とカーター元大統領が、今年100歳を迎えています。ちなみにですが、竹下登元首相と力道山も生きていれば今年100歳を迎えていたそうです。長寿大国は数あれど、日本は屈指の長寿大国ですので、今年100歳を迎える人から長生きの秘訣を聞いて、これからの人生を謳歌するのに参考にするのもいいかもしれません。
来年は、もし元号が昭和だったら100年になるそうです。その年に100年も良いですが、それに限らずあらゆる誕生、出来事が何年目の節目を迎えるのでしょう。

19:15 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  理事長 志寒

2024年12月03日 | 編集後記

ある日、ある事業所に向かっているときの光景です。
買い物にでも行くのでしょうか、その事業所の職員が二人の入居者さんと歩いていました。職員が真ん中、両手で手をつなぎ、三人が並んで、それぞれが笑顔です。高齢の女性が二人、若い女性が一人。歳も違えば、血もつながってそうでもない。はたから見れば、どんな関係がわかりづらい三人組ですが、まるでいつもそうして生活しているか のように、握っている手を揺らしながら歩いています。
ファイル 677-1.jpgもちろん、職員にとっては業務の一環で、気を張って常に入居者さんの安全確保や状態観察を行っているのでしょう。しかし、職員自身も入居者さんも笑顔で、私はそのあまりに自然なふるまいに、しばらく目を奪われていました。
今年の一月に、共生社会の実現を推進するための認知症基本法が施行されました。そこには「新しい認知症観」がうたわれていますが、はたして新しい認知症観とはなんでしょうか?いわく“なにもできなくなるわけではない”、“能力のある存在である”、“希望をもって生きることができる”など、どれも本当は人間にとって当たり前のことです。いま問い直されているのは、認知症や認知症状態にある人ではなく私たちの方です。必要なのは一定以上で定型の認知機能を前提にしない、そんな人間観なのでしょう。
その新しい人間観が育まれたとき。この三人のような不思議な関係性。そんな風景がありふれたものになっていくのではないのでしょうか。

19:15 | Posted by kimisanchi

【感謝の気持ちを忘れないAさん】  きみさんち ラン

2024年12月03日 | きみさんち

Aさんは理想的な人だと思います。朝からご挨拶にキラキラ目でおはようございます、今日もよろしくお願いたしますと。寝る前の挨拶もとても丁寧です。お先に休ませていただきます、皆さんによろしくおっしゃってくさいと。壁に貼ってあるスタッフの子供の写真を見て、写真に写った子供の頭をタッチ、おやすみなさいとAさんの笑顔が現れました。
些細なことを幸せにしやすいAさんです。
いつも心からありがとうの言葉が聞かれて嬉しいです。未来は予測できませんが、今という時間を大切に過ごしたいと思います。

19:14 | Posted by kimisanchi

【買い物とは・・・・】  のんびり家2階 石井

2024年12月03日 | のんびり家::のんびり家 2F

早いものであっという間に2024年も年末の時期に差し掛かってきました。子どもの頃は毎日学校に行き年末が楽しみでしたが、大人になると何と時間の経過が早いことでしょう(苦笑)。きっと、皆さん同じような感覚に近いのではないかと勝手に思います。
話は変わり、皆さんは、人々はなぜ買い物をするのでしょうか。食事に関して言えば、「何かを食べたい。」「○○が 好物だから。」「○○は食べないから。」としっかり動機付けがあり最終的に買い物という行動に移ります。様々な過程を経て買い物に至るのだろうと思いますが、のんびり家でも同じように、入居者の方々は昼ご飯の用意がないと分かると焦りだし調理を進めたり、近隣のお店に買い物に出掛ける方などそれぞれいます。認知症の状態にあってもその一瞬一瞬の様々な想いや判断が貴重だなと思いながら仕事をしていますが、今後更に時間が経過し私たちが認知症になったときにはどのようなことが起こるのでしょうか。現在は買い物が多岐に渡ります。ネット購入、宅配など様々です。将来、身体を一切動かさずに買い物を完結してしまう認知症の方々が増加してくるのかなと勝手に思いを巡らせます。

19:14 | Posted by kimisanchi

【やっぱり大人気です。】  のんびり家3階 伊藤

2024年12月03日 | のんびり家::のんびり家 3F

みんさん、お元気でしょうか。
のんびり家の伊藤です。季節の変わり目で気温も安定せず体調を崩しやすいので、十分に体調管理に注意してお過ごし下さい。
さて今回のお話ですが、MLBドジャーズの大谷翔平選手のお話しです。
のんびり家の入居者さんも、もちろん大谷選手の大ファンが多いです。
居間でテレビをつけると「野球、野球みたい」とテレビに集中し、活躍を期待して見守っています。
大谷選手が空振りをすれば「あー」とため息、ホームランを打てば大興奮、「やっぱり、すごい」と喜んでいます。
ここまで人の心を鷲掴みにし、楽しませてくれる大谷選手すごい。ルックスも人間性ものんびり家で大人気です。優勝おめでとうございます。
入居者さんの楽しみで生活に活気が出てきています。
これからも楽しく生活して下さいね。

19:14 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  理事長 志寒

2024年11月08日 | 編集後記

秋も深まりましたが、秋といえば食欲の秋ですね。 歳がばれてしまいますが、その昔「クイズ地球まるかじり」という番組をよく見ていました。そのプログラムの中でも「一発逆転ごはんですよ」というコーナーがお気に入りで、一般のお宅の食卓を撮影し、その人がお味噌汁やおかずやご飯が並ぶ中で、どの順番で食べるかを当てていくというものでした。
たいていの人は最初の一口はお味噌汁やお漬物が多く、その一口目は簡単すぎるので、二口目や三口目がクイズ に出されるのです。さてはて、あのお漬物は塩辛そうだから、そのまま白ご飯に箸が伸びるだろうとか、揚げ物の次はサラダにいくだろうなとか、推理しながら答えのVTRを待つのです。いま考えると何を夢中になって楽しんでいたのかわかりませんが。
そんなことを思い出しながら、いまは入居者さんの食事風景を見守っています。
Fさんは肉じゃがが好きだから、まずは芋を数口食べるだろうな。でも、のどに詰めないようにお味噌汁にいってほしいな、などと考えながら。そうしていると、普段と違う箸運びから身体の変調に気が付くこともありますし、もし、その人が食事の介助が必要になっても、好きな順番で口に運んで差し上げられるなと思うのです。
それにしても、おいしく食べている光景は心が和みます。いつまでも、この風景が続きますように。

16:27 | Posted by kimisanchi

【季節の変わり目】  のんびり家3階 永辻

2024年11月08日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の夏も去年と同じかそれ以上の暑さでした。
毎日が真夏日、猛暑日と続いて本当に暑かったです。働いているスタッフもぐったりとするような暑さでしたが、入居者さんたちもエアコンを使用して熱中症対策、水分をこまめに摂取して脱水症対策をして、みなさん体調を崩すことなくこの夏を乗り越えて本当に良かったです。
9月、10月に入っても25度を超える夏日が続き、まだまだ暑くて本当にこれから寒くなるのかと疑ってしまうほどです。本格的に寒くなる前に、この過ごしやすくて短い秋の季節を入居者さんたちと、秋の味覚や外出を楽しみたいと思います。微力ですが、お手伝いをさせて下さいね。
来年の敬老の日を笑顔で迎えられますように。

16:23 | Posted by kimisanchi