log

【死と向きあう】  のんびり家2F 荒野

2021年04月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

この仕事をしていく上でどうしても避けられないものがあります。それは入居者さんとのお別れです。私がのんびり家に入職して約2年半、この間に5人の方々とお別れをしました。一人目の方は、インフルエンザで入院し入院先の病院で心不全でお亡くなりになりました。二人目の方は、経管栄養での誤嚥が続き、IVH(太い血管から直接栄養点滴を行う医療行為)に切り替えた結果、のんびり家を退去され病院へと移られました。3人目の方はある朝突然、急性心不全でお亡くなりになりました。4人目の方は経口摂取が出来なくなり入院されていましたが、ご年齢的に治療が難しくのんびり家に戻られ数日後に亡くなられました。そしてこの記事を書いている数日前に5人目の方が老衰のためお亡くなりになりました。
 それぞれに理由は違いますが、いつも同じことを思います。果たして自分のケアは入居者さんにとって最善のものが出来ていただろうかと。もちろん、日々の支援は考えながら行っていますし、今こうして振り返ってみても他に何が出来たかと言われても浮かんできません。ただどうしても言われえぬ不安感や空虚感があるのです。おそらく入居者さんとの別れに対して気持ちの整理が出来ていないのだと思います。日常の多くを入居者さんと共に過ごし関係性を築いてきたので、仕事をするうえで避けられないとは分かっていてもそう簡単に割り切れるものではありません。
以前、介護関係のコラムを読んでいて「その人に対して何が出来たか」で振り返るのではなく、「何を遺してもらったのか」という捉え方をするというのを目にした覚えがあります。 なるほど、あらためてそう考えてみるとお一人お一人との思い出と共に教えてもらった事、気づかされたこと、遺されたものが浮かんできます。皆さんと過ごした日々が介護職としての今の自分の血肉となっている事を実感できます。そう思うと感謝の念がわき別れの辛さも少し和らぐような気持ちです。ただやっぱり本音はちょっと寂しいです。

17:24 | Posted by kimisanchi

【誠実に生きる】  お寺のよこ 倉澤

2021年03月30日 | お寺のよこ

去る1月11日に「お寺のよこ」の入居者でいらっしゃいましたIさんが救急搬送後転院先の病院にて90歳でお亡くなりになられました。Iさんは「お寺のよこ」で約5年間に渡り生活されておられました。明るく元気で達筆なIさんからは誠実に生きる姿を学ばせていただきました。それは終末期を迎えられた入居者の方にさりげなく寄り添う姿(肩を揉んであげる)だったり、毎日ペン習字の練習をされている姿だったり、Nさんと時には口げんかしながらもトランプの七並べをされていたり、スタッフに労いの言葉をかけてくださる優しい心遣いでした。毎日Iさんは健康が1番よ。お互いに頑張りましょうねと声をかけてくださり、いつか自宅に帰れるという希望を持っていきいきと生活しておられました。残念ながら今年のお誕生日(2月8日)のお祝いをすることが叶いませんでしたがいままでに沢山のことを教えていだだき心から感謝いたします。
そこで今回はIさんを偲び大好きなサムエル・ウルマンの詩を載せさせていただきます。

 青春
 青春とは人生のある期間ではなく、
 心の持ちかたを言う。
 薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
 たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
 青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
 青春とは臆病さを退ける勇気、
 安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
 ときには、二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。
 年を重ねただけで人は老いない。
 理想を失うとき初めて老いる。

 ・・・・・・・・・・・・

青春時代を勤務先のボート部で情熱を燃やされたIさん、ありがとうございました。

17:23 | Posted by kimisanchi

【頼りになる男性現るです。 】  のんびり家3F 伊藤

2021年03月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお元気でお過ごしでしょうか?お久しぶりです。のんびり家3 階の伊藤です。新型コロナウイルスもまだまだ蔓延しているので十分に手洗い、うがいをして感染予防対策していきましょうね。ワクチン接種も迫ってきましたので気を緩めずにお身体に気を付けて下さいね。
さて今回のお話しは、頼りになる男性現るです。あっ、ちなみに自分ではないのであしからず。
1月からのんびり家の3階に新しい入居者さんがいらっしゃいました。男性のMさんです、ダンディで紳士な殿方です。Mさんは、大体いつも就寝されるのが22:00から23:00過ぎなのですが夜勤でよく隣に座りお話しをしたりします。
話し上手で冗談もお上手です、さすがです。こうゆう男性が世の中の女性にモテるんだなーと感心させられます。時には悩み事を聞いて下さいます。
ある日の事、日中に地震があり戸惑う入居者さんもいらっしゃいましたが、地震がおさまり安全確認して戻ってくると、Mさんが他の入居者さんに「これくらいなら大丈夫」と安心できるように声掛けをしている姿に男を感じた次第であります。さすがモテる男は違います、思わず「さすがアニキ」と言ってしまうくらいです。
その他にも、夜勤の前日に怖い映画をみてしまい背後が気になったり、暗闇がおっかなかったりでビクビクしながら夜勤をしているとトイレ行きたくなってしまい、ビビりながらトイレに行き、起きているMさんに「Mさんいるー?」と声掛けると「いるよー」と一安心です。再度、ビビッて「Mさんいるー?」と声掛けると「いるよー、どこにも行かないから大丈夫だよ」ともうこれは、自分のお兄ちゃんではなかろうかと思う始末です。
さすが頼りになる男性です。こんなビビり者ですが、これからもどうかよろしくお願いします。元気に楽しく生活していきましょうねアニキ。

17:22 | Posted by kimisanchi

【全員揃う事を願います】  のんびり家2F 池田

2021年03月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

 3月に入り2月までの寒さが嘘のような日があり、寒い日と暑い日が混ざっているような月になりそうです。
 最近は新しく入って来た入院も居ます名前をSさんです、とてもお元気なお方で外にもよく出てはいろんなところを歩いたり、時にはタクシーを使い遠くに行ってしまう事もあります、とてもお元気なお方です。
 入院から帰ってきた入居者も居れば入院をしてしまった入居者も居ました、最初にYさんは2月に2週間入院していた、心配をしていましたが帰って来た時は安心をしましたが今までのYさんと違い大分身体能力が弱まっていましたが戻ってこれて良かったと思いました、次にGさんは1度12月から1月まで入院をしていたのですが帰ってこられたときはとてもうれしかったです、比較的にお元気で帰ってこられてきてお過ごしになっておられたもですが、2月に再度入院をしてしまいました、戻ってきてそんなに日付が経っていないのにとても残念です早く回復をして戻ってくることを思っています。
 1度は8人全員そろっていたのですがまた減ってしまいさみしいのです、早く帰ってこられることを願っています。

17:21 | Posted by kimisanchi

【春はどこから】  きみさんち 金井

2021年03月30日 | きみさんち

ファイル 546-1.jpegはーるはどこから来るかしら♪そんな歌がありますね。
きみさんちの春は窓辺に来てます。
ミニ観葉植物や豆苗を置いて早春の日差しを浴びて成長するのを楽しんでいます。
玄関先では二十日大根はかわいらしい実を着けています。漬物かしら、酢の物にしようかしらとお話するのも楽しいです。
食用に買ってきた菜の花をコップに生けておいたのはどんどん花を咲かせています。
でも今日当たり、ちらし寿司の飾りになってお腹に入っているかも知れません。
外に出られない日が続いていますが、確実に春はやってきています。

17:01 | Posted by kimisanchi

【出会い】  のんびり家2F 飛鳥井

2021年03月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
昨年の春以降、新型コロナウイルスはまだ終息しそうにありませんね。
生活する上で、様々な制限があり、知らず知らずのうちにストレスも溜まってくると思いますが、上手にコロナと付き合いながら、ストレス発散もしましょう。因みに、私のストレス発散方法は、大好きな甘いものを食べる事です。
お陰で、体重が増えてしまいました。(笑い)
今回は、ある方との「出会い」について書いてみたいと思います。
先日、仕事を終えて帰宅途中での出来事です。あるマンションの前を通りかかると、マンション前の階段に座っていた高齢者の方(女性、70代から80代)と目が合い、「交番はどこかしら?」と声を掛けられました。「ごめんなさい、私はこの辺に住んでいる訳ではないので、交番の場所を知らなくて。」と答えました。話はそこで終わらず、「そう、困ったわね。」と言いながらその方が話を始めたので、耳を傾けることにしました。
実は、その方とは面識はないのですが、そのマンション前に時々座っていて、私が通りかかった際「行ってらっしゃい。気を付けて」などと声を掛けられたことがあり、私も「はい、行ってきます」と返事をしたことがありました。
また、一度遅い時間に(夜の9時過ぎ)マンション近くをお巡りさんと一緒に歩いている姿を見かけたこともあり、「もしかしたら一人で出掛けて、迷子になったのかな?」と思っていました。仕事柄、「もしかしたら認知症の方かもしれないな。」と思っていたのですが、今回話をしてみて、同じ話を繰り返していたこともあり、認知症であることを確信しました。話の内容ですが、ご主人とは
証券会社で職場結婚したこと。仕事柄海外への赴任が多くて、ご主人が単身赴任していたこと。病気になり、ご主人が40代でお亡くなりになり、それからはお一人であること等々。初めて会うに等しい私に身の上話をしてくれました。
立ち話で15分程度であったと思いますが、この日は風が強く、夜間で寒かったこともあり、そのまま立ち去る訳にも行かず、一通り話を聞いた後で、それとなく「どうしますか?お巡りさんを呼びましょうか?」と聞いてみました。
ご本人は、「ここのマンションに住んでるのよ。」と言っていましたが、オートロックで入れないかも知れないと考え、ご本人の了承を得て通報し、保護をお願いしました。
間もなくお巡りさんが現れ、その方に向かって「また出てきちゃったんだね。」と声を掛けたところを見ると、やはり今までにも保護されていた様子です。もう一人お巡りさんが現れ、「寒いから、入ろうか」と促してマンションに入って行きました。その際、その方が「遊びにおいでね。風邪ひかない様にね。」と言ってくれたので、「はい、おやすみなさい。お互いに風邪ひかない様にしましょう。」と返事をして、マンションに入っていくのを見届けて、私も帰途につきました。帰りの電車の中で、「マンションにお一人で住んでいるのかな?ご家族がいれば、心配して迎えに来るはずだけど?」などあれこれ考えてしまいました。
将来、認知症の高齢者が増加すると言われています。その際には、専門職である私たちだけではなく、やはり地域の住民の協力がより必要になると思わされ
た出来事でした。この日以降、そのマンションの前を通る度に、その方が座っているかな?と楽しみに思うようになりました。小さな出会いを大切にしたいと思います。

17:00 | Posted by kimisanchi

【早いですね」】  のんびり家3F 新宮

2021年03月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

あっという間にお正月が過ぎ、節分が過ぎました。
1月下旬、のんびり家3階に、新しくお仲間が増えました。80代男性の方です。
以前は寿司職人でご夫婦二人三脚でご商売されておられました。
お寿司の話題になると、とても活気があり、今にでもほお張りたくなってしまうくらいの、職人技の握りの手つき。優しい手、笑顔の素敵な方です。
ご入居されてから間もないですので、徐々に環境や人に慣れていって頂ければなと感じています。
私は最近、早朝に近所のゴミ拾いをさせて頂いています。帰宅の路は、お菓子の箱や包装紙など落ちていますが、早朝にはないです。地域の方が毎朝お掃除されておられるのだと思い,朝清々しい気持ちでいられること、ポイ捨ては無くならないことは事実で悲しいけども、拾っている時は、見て見ぬふりをしない自分がいることに感謝しています。
私たちは日々ゴミを出し続けてきています。出さないようにすることは無理ですが、行動し考え続けていこうと思います。
追伸 たばこのポイ捨てがすごく多いです。缶を灰皿代わりにして捨ててあることもあります。缶切りで開け出すのも大変です。なぜ、書くか追々お伝えしていおうと思います。

17:00 | Posted by kimisanchi

【2021年を迎えて】  お寺のよこ 佐藤

2021年03月10日 | お寺のよこ

普通に当たり前に出来ていたことが当たり前に出来ないと気付かされた2020年を振り返り日々、時間を焦らず落ち着いて大切にしたいと心から思いました。

2020年の大晦日は夜勤でしたので晩ご飯は年越しそばのために
他スタッフと入居者さんで天ぷら(桜海老のかき揚げと南瓜)を揚げ懐かしの歌番組
から紅白歌合戦を観ながら「大晦日なの明日は元旦?」「年越しそばか」などの会話をし
「美味しいよ」「美味い」と召し上がり食後は大晦日の雰囲気なしで、ご自分達のリズムで居室に戻られていらっしゃいました。
男性の入居者のUさんが夜中の0時近くに居室にあるポータブルトイレを使用され
リハビリパンツが濡れていたので声がけをして交換させていただくと
「今、何時だ」と時間の確認をされ『今は大晦日から元旦になるところですよ』と伝えると「大晦日から元旦またいでパンツ交換なんてなー世話かけるなー」と。
『そんな、ちょうど良くパンツの交換で年越しなんて出来ないですからね』と2人で
大笑いして年越しをしました。
Uさんと新年の挨拶をした後に、
入居者さんが元気でこんな風に笑いの多い2021年を皆さんと過ごしていきたいと思い
いつもと変わらぬ夜勤業務をし入居者さんの健康を願いながら元旦の御節の盛り付けをしました。

17:00 | Posted by kimisanchi

【心と身をすくめた一年】  きみさんち 志寒

2021年03月10日 | きみさんち

この記事を2月に書いていますが、昨年の2月は初旬にダイヤモンドプリンセス号の新コロナウイルス感染者が話題となり、中頃には中国の武漢市から在中邦人がチャーター機で帰国していました。何かが起こっているぞという感覚はあっても、まだまだ対岸の火事のように感じていた人も多かったのではないでしょうか。2度の緊急事態宣言を体験するという、この現状を想像できた人は少なかったに違いありません。この一年はまさしくコロナ禍で塗りつぶされたと言っても過言ではないでしょう。
きみさんちでは日々の買い物を職員が代行し、入居者さんの外出を大幅に自粛しています。しかし、感染予防対策を行った上で、外のベンチでの日向ぼっこや感染可能性の少ない公園での散歩などは必ずしも制限していません。ですが、そうした外出さえもほとんど見られません。入居者さんが望まなくなっているのです。あれほど毎日のように外に出ていた方もいらっしゃるのに。
それを知るご近所の方にお会いすると「最近、皆さんはお元気?やっぱり外に出たいでしょうにね。外出はやめてもらってるんでしょ?」とお声を掛けられるのですが、実際は私たちが外出を思いとどまってもらう働きかけをするまでもなく、外出しようとする様子や意欲がほぼ見られないのです。
特段、みなさん自身がニュースや新聞でコロナ禍を知って、自発的に自粛しているわけでもなさそうです。外出しない生活に慣れきってしまったのでしょうか?可能性はありそうです。それも切ないことではありますが、より不安な可能性として、私たち職員が無意識的に入居者さんが外に目を向けないよう、メッセージを出しているのではないかという想像もしてしまいます。
振り返ってみれば、昨年はどれだけ入居者さんと満開の桜の話をしたでしょうか。輝く夏の日差しや色づいた紅葉を何度、話したでしょうか。新しくオープンしたお店の話はしたでしょうか。近所に住み着いた野良猫の話はしたでしょうか。私たち職員のそうした変化に入居者さんが反応しているのかもしれません。この状況で私たち職員が地域に心を閉ざせば、入居者さんも地域から心が離れていってしまうように感じます。たとえ、外出自粛をしていても、心は地域とともにあり続けたいと改めて思うのでした。

16:58 | Posted by kimisanchi

【全治三週間の痛み】  きみさんち 松林

2021年02月25日 | きみさんち

去る、11月7日の朝のこと。それは、突然やってきました。
歩けるようになったのが嬉しいらしく、広くもない我が家をあちこち歩き回り、ベランダに出てしまいそうになった我が子を抱え上げようとした瞬間です。
ペキペキッ!という音と同時に腰に激痛が走り、畳に膝を着いたまま動けなくなってしまったのです。
その後、整形外科へ通院して、検査で椎間板ヘルニアである事が分かり、三週間の療養が必要であると診断され、職場には多大な迷惑を掛ける事になりましたが、上司が快く療養を認めてくれたため、三週間の休暇を頂く事になりました。
椎間板ヘルニアの痛みは、経験した人ならばお分かりでしょうが、椅子に座るのも、靴下を履き替えるのも、洗面をするにも、激痛と戦いながらなのです。
なので、家事も出来なければ、子守も出来ない、所謂、役立たずな状態なですから、家に居ても居場所が無い様に思ってしまいます。結構な落ち込みです。
歩く事も困難なため、杖を購入したのですが、子供が珍しがって持って行ってしまったりと、子供に苛められたりもしました。
通院などで出掛けた時も、杖を頼りに歩いていると、結構な高齢の方にスタスタと抜かれたり、すれ違う人が大きく避けて行ったり、通常であれば10分も掛からない駅までの道程が40分も掛かったり、駅のホームでベンチの席を譲られたりと、身体能力の衰えを自覚する機会と沢山出くわし、気持ちまでもが衰えて行くようでした。
そんな時、ふと、普段から杖を使用している入居者さんを思い出しました。
その方は、いくらお誘いしても、買い物や散歩にすら一緒に出掛けてくれない方なのです。
理由を尋ねると、私が行くと迷惑が掛かるからと、答えられます。
迷惑ではありません、むしろ、歩かないともっと歩けなくなるからと、何度もお誘いしますが、迷惑を掛けたくないと、頑なです。
残念な気持ちでお誘いを諦めていましたが、杖を突きながら歩いてみると、何となく気持ちが分かるような気がしました。
また、以前出来た事が、病気や怪我、加齢などで難しくなってしまう悲しさや恐ろしさも、身をもって体験しました。
これを書いている現在、腰はすっかり良くなり、職場に復帰させて頂いていますので、療養中の体験を生かせる様に頑張っていくつもりです。
そして、きみさんちの入居者さんやスタッフ達に、感謝としてお返しできればと考えています。
余談ですが、我が子は、仕舞ってある杖を持って来てくれる様になりました。

08:34 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2021年02月25日 | 編集後記

たまに感じることですが。ほんの少しのことが気になることがあります。たとえば、文章の文字数です。文章の文字数が423文字だと、私の誕生日が4月23日なので、一致したことがうれしくなってしまいます。反面、うれしくない言葉などが出てきてしまうと、くよくよしてしまいます。
 こうやって、一日一日を過ごしていると、目の前のことに集中してしまいますが世の中の変化に敏感になります。
 もう一年以上過ぎてしまいますが、新型コロナウィルスがまだまだ終わりが見えません。状況からはまだまだ状況が改善されないと思います。世の中のニュースにありますように、もっと感染に気を付けている入居者さんやスタッフのことを考えると、規制を緩和したくなりますが、ここはぐっと我慢して、本当にあとひとがんばりだと思います。
 こんな状況でも季節は変わっています。本当にまどろっこしいですが、入居者さんの生活守るために、もうひと頑張りしましょう!!

08:34 | Posted by kimisanchi

【終わりの見えない日々】  お寺のよこ 岡田

2021年02月25日 | お寺のよこ

2020年は新型コロナが日本のみならず世界中にも猛威を振るい大騒ぎになったこの年、皆様はどう過ごしたでしょうか。緊急事態宣言があってからはリモートワークをした人や外出自粛でストレスを抱えた人もいたと思いますが、それでも一生懸命に我慢しながら生活した人も多かった事でしょう。宣言が解除されて少ししてからGoToトラベルが始まり色んな所へ旅行に行って久し振りの羽伸ばしをした人もいたと思います。
ただ、それでもコロナ感染は止まる事は無く感染者は日に日に増え続けています。GoToの時も用心して行ったと思いますが、やはり感染に尻込んで遠慮している人も何人かはいたと感じています。それに東京オリンピックが開催されるので、そうなると世界何カ国の人が来るので今まで以上に警戒をして欲しいです。
まだまだ先の見えない日々はあります。それでも気を抜かないで1日1日を大事に生きましょう。

08:33 | Posted by kimisanchi

【自分を必要としてくれる存在の大切さ】  のんびり家3F 松山

2021年02月25日 | のんびり家::のんびり家 3F

半年前に山形の実家で父親が旅立ちました。享年88歳でしたので、大往生の部類には入るのでしょうが、私はずっと父に寄り添い介護してきた母親が鬱になったりしないかとずっと危惧していました。それで東京で一緒に暮らさないかと提案もしていました。実家にはバツイチの弟が一緒に暮らしていますが、なかなかの気難しいタイプで…。ところが、事態は思わぬ方向へ。弟が、母親に子犬をプレゼントしてくれたのです。その子犬のお陰ですっかり電話の母の声に覇気が戻りました。母は、ずっと飼いたい気持ちがあったのですが、父が家が汚れるからと嫌がってなかなか実行に移すことができないでいたのです。お正月に実家に帰った時に、荷物を置こうといつも寝泊りしていた8畳の和室を空けたら、そこは、すっかりお犬様のお部屋に。名前は茶々丸。犬種はパピヨンです。驚くほどやんちゃで、ずっと飛んだり跳ねたり、ウサギみたいに走っています。家が見違えるほど賑やかになりました。そして母が、本当に元気になりました。やんちゃでものすごく手がかかるのですが、可愛くてしかたない様子。自分を必要としてくれる無邪気な存在は何よりの癒し、薬なのだなあとつくづく。ペット効果恐るべし。おまけに無口な弟とのコミュニケーションが増えて、めでたしめでたしな実家でした。

08:33 | Posted by kimisanchi

【コロナ禍に思う事】  のんびり家2F 佐藤

2021年02月25日 | のんびり家::のんびり家 2F

ファイル 539-1.jpeg

$file1何回か前のどっこいしょの記事に今のスマホを7年使っていると書きましたが、今年の春ついに買い換え、とても快適な通信環境になりました。その為、気づいたらいつもスマホを見てばかり。
これはちょっとまずい、本を読もうと思いながらも中々ピンとくる本との出会いがなく、暫くして書店で目に留まったのが、その時の記事にも書いた鴻上尚史氏の本でした。
佐藤直樹氏との共著で、タイトルは「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」。
著者は、元々日本にあった「同調圧力」が、新型コロナによってはっきりとしたかたちに、それも凶暴で陰湿なかたちになって現れてきたと感じているようです。
数人の小さなグループや集団のレベルで、職場や学校、PTAや近所の公園での人間関係等、その時の多数派や主流派の集団の「空気」に従えという命令が「同調圧力」で、日本は世界で突出して高い国との事。
「同調圧力」を生む根本に「世間」と呼ばれる日本特有のシステムがあり、「所与性」(変わらないこと・現状を肯定すること)を求める「世間」に、苦しむ事がある。その為に「世間」の正体を知ることが大切な一歩だという事です。
ただ、日本に「世間」はこの先もずっと残ると両者は考えており、「世間」の風通しを良くする為に「社会」を見つける。強い「世間」ではなく「弱い」世間に複数所属して自分を支えたり、「社会」と気軽に繋がって自分を支えたりして、方法を見つける事。要は、自分をたった一つの強力な「世間」で支えようとしないという事が肝心のようです。
私自身は、マイペースであまのじゃくなところがあるので、そういった事はあまり感じず、むしろ抗って過ごしてきたような気がしますが、世の人がいかに空気を読み、読み過ぎるが故に息苦しくなっている理由が良く解りました。また、自分で気が付いていないだけで、よく考えもせず空気を読んで行動している事が多くあったかもしれません。
現在の自粛や感染対策は、自身や周囲の人が新型コロナウイルスに感染しない為のものだったのに、いつの間にか世間のルールを守り白い目で見られない為、保身の為のものに変わっていっているような気がしていました。
でも、本質は、自身や周囲の人、社会の人が感染しないように、仮に感染してもすぐに対処して拡大させないようにする事。特に私達の場合、高齢の入居者の皆さんに感染させないことが一番重要です。
厳しい日々が続きますが、入居者の皆さんと「コロナが落ち着いたら、温泉でも行きたいね」と話しながら、その日まで皆が健康に過ごせるようにしたいと思っています。

08:33 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2021年01月28日 | 編集後記

コロナコロナの世の中なので、ここは、じっとして我慢するしかないです。そんな中、まるで違うことを今回は書きたいと思います。
 1985年8月に日本航空123便が墜落しています。私はその時高校生だったので、その時のことをはっきり覚えています。その時高校生だった私は、家族旅行で高千穂に行っていました。その時、航空事故のニュースが入ってきて、姉と二人でちょうど見ていた高千穂の夜神楽の余韻もあって、夢の出来事みたいだねと二人で話したことを覚えています。
 現在、35年ほど時間が経ちましたが、今もなおこのニュースがミステリーとして報道されます。
 中でも放送されていることに、自衛隊の追尾訓練のミスなのではないかと言うものがあります。
 私の中でも、とても疑問に残っている事故だったので、本当に何がぶつかって事故になったのか、日本の山に墜落したのになぜ16時間も救出するのに時間がかかったのか、最近になって伊豆の海中で発見された、飛行機の尾翼をなぜ調べないのか。
 このような謎が頭の中をぐるぐるしています。
 この時の状況を、当時の政治家や役人の人たちが話すわけはありません。これだけSNSが発達した時代ですから、私たち一人一人の努力でこの事実を明らかにできたらいいのに。と思います。

17:23 | Posted by kimisanchi