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【なぜ介護を選びましたか?】  きみさんち ラン

2022年09月30日 | きみさんち

こんにちは。
はじめまして。私の名前はランです。きみさんちで働いてちょうど5ヶ月になりました。前職はお惣菜屋さんで働きました。実習生制度終了後、帰国して両親の営業を手伝おうと思っていましたが、一緒に日本へ来た友達のアドバイスを聞いてから、介護職に興味を持ちまして、短期間でN3の日本語能力証明書と介護特定技能外国人の証明書を受けて、介護職を応募しました。そして、きみさんちの面接を受けて、林田社長に「きみさんちで働きたい」という思いを伝えました。
しかしこの理由だけではありません。ご存知無いかもしれませんが、ベトナムの平均結婚年齢は25~26歳です。私は今年ちょうど25歳になりましたので、親から「あなた帰って、結婚しなさい」などの発言が多くてちょっと怖かったのです。
将来は誰にもわからないですが、私は日本語の能力を高めて、日本にもっと長くいて、きみさんちの皆様と一緒に頑張りたいと思います。

11:48 | Posted by kimisanchi

【大切になさっているように感じるのです】  のんびり家3F 新宮

2022年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

今月、入居して1年を迎えられるMさんが、急な体調の変化があり、1週間ほど入院され、無事に退院されました。
ややお痩せになり、歩行も思うようにいかないご様子でしたが、周囲の方々にちょっかいをだされたり、話しかけられたり、退院のお祝いをささやかながら皆さんに囲まれ、戸惑いながらも、時折照れくさい表情で下を向かれておられました。
皆さんやスタッフのお顔や、ご自分のお部屋。入居当時からご本人なりにしっくりするのでしょう、居間のいつもの定位置は何となく馴染みがあるような印象で、かすれ声で「ありがとうございます」とお礼を言われ、この時も恥ずかしそうに笑みがこぼれていたのが印象的でした。ただ、テレビや、何らかの声掛けに対して「分からない」「何を言われているのか分からない」と首をかしげられることが多くみられるようになりました。また、ご自分の生まれ故郷の出来事だったのでしょう、そのお話を何度も何度も話してくださる度に、微妙に登場人物の数が増えたり等、楽しそうに話されていたのが、今はまだ思い出すのに時間がかかる様子です。
「なんとなくでかかってます」と。このお話下さっているエピソードは実際は分かりませんが、Mさんが、「大切」になさっていることなのではないかと思わせるほどの笑顔です。同じ内容をお話されているようで、同じではないのですよね。正確には同じような、お話ですね。また、思い出されてお話してくださる日がくるよう、祈っている今日この頃です。

11:48 | Posted by kimisanchi

【笑顔の素敵な入居者さん】  お寺のよこ 佐藤

2022年08月31日 | お寺のよこ

昨年の12月にご入居されたHさんは、大学を卒業し20代前半から3年間、航空自衛隊でパイロットをされておられ、当時の話を聞くと「楽しかったよ。あのころの仲間とも連絡してるよ。自動車より飛行機の方が運転は楽だよ。
空には人も自転車も車もいないからね」と仰り、そのころの写真を見せて下さります。
映画俳優さんの様な男前で笑顔の素敵なHさんです。
管制官とのやり取りを英語でしていたと話し「英語は話せないけど管制官とはね、記号のようなもんだから」とスラスラと言葉が出てきていらっしゃいます。
陶芸がご趣味で、陶芸の前は鋳物もやっていたと、作品の写真を見せながら作り方などを説明して下さり、とても素敵な作品ばかりです。
そのHさんにご入居後、始めてお風呂へ入っていただき、髪の毛を乾かしているときの事ですが「良い湯加減で、とっても気持ち良かった。私がもう少し若かったらモーションかけるんだけどな。」と素敵な笑顔で仰られ、ビックリしましたが、こちらもそんな、モーションなんて言葉を聞けた事が幸せで、その気持ちを素直にお伝えしました。
Hさんは携帯電話をいつも持っておられ、7月に91歳のお誕生日を迎え、お誕生日には「お誕生日おめでとうございます。」と色々な方からメールや電話があり、素敵な笑顔のファンの方が沢山いらっしゃるんだなと、改めて思いました。
日々、Hさんから笑顔の大事さを教えていただきましたので、Hさん含め他入居者さんもお元気で笑顔の多い毎日を過ごしていただきたいです。

11:04 | Posted by kimisanchi

【一人暮らしの老人を狙った詐欺電話に要注意】  のんびり家3F 松山

2022年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

今日から8月。なんと本日の昼は40℃近い気温でぐったり。
とても温帯気候の日本とは思えない感じです。
只今夜勤中ですが、利用者様が脱水症にならないようにちょこちょこと水分補給をしていただいています。
さて話は全然変わりますが・・・
先般、安部元首相の暗殺というあるまじき事件がありましたが、それにとどまらず、日本はずいぶん治安が悪くなったなあと感じています。
実は3日前に一人暮らしの87歳の義母に家に詐欺の電話がありました。
彼女はとてもしっかりしており、過去に2度ほど、オレオレ詐欺の電話があった際には撃退できたのですが、今回はしっかりしているからこそ、詐欺師の誘導尋問にすっかり引っかかってしまったのです。そして、なんと一人暮らしであること、住所、銀行の口座番号、暗証番号、残高までしゃべってしまいました。当初、主人は個人情報を洗いざらい喋ってしまった義母に対し、あきれて怒っていたのですが、事の次第を詳しくヒヤリングしてみましたところ、その詐欺師の巧みに練りあげられた手法を知り、それは引っかかっても仕方ない、と感じたようです。
相手はチームを組んでいました。まずは市の職員を装い、税金の割戻金があり、書類を何度も送っているのだけど、返信がないので振り込みができない、と連絡。そしてその後に銀行を装い、口座に関し、様々なことを確認する電話をかけてきたとのこと。そして義母に考えるすきを与えることなく、言葉巧みに質問をつぎつぎと投げかけてきたようです。
そうして、洗いざらいしゃべってしまい、電話を切ったあと、ふと我に返り不安になり銀行に電話したところ詐欺だと気づいたそうです。
幸いにも、いつも使用している口座には20万程度しか入っていなかったので、金銭的な被害はなかったのですが、オートロックもない住まいに一人暮らしなのに住所まで話してしまって、強盗にはいっても大丈夫ですよ、と詐欺師を招いているようなものです。
今回の事で、「一人暮らしをさせておくのは危険だ、とにかく一刻も早く一緒に住むように段取りしなくちゃと」、家族に関しては、ものすごいずぼらでマイペースな主人もやっと動く気になった気配です。皆さんも詐欺電話には気を付けてくいださいね。

11:03 | Posted by kimisanchi

【誕生日】  きみさんち 松林

2022年08月31日 | きみさんち

8月は、私の誕生日の月であります。
周りは、おめでとうと言ってくれますが、50歳も後半に差し掛かると、おめでとうの言葉が、もうそんな年なんだね、もうすぐ還暦なんだねと言っている様に聞こえて、落ち込んでしまいます。
と言うのはオーバーですが、ここまで生きてこられた事には、諸手を挙げての感謝の気持ちが止みません。
そして、8月は、入居者Kさんの誕生日もあり、毎年、色々な所に出掛けました。
誕生日に食べたい物を伺うと、天麩羅が食べたいと仰るので、池袋東武デパート上階にある天麩羅屋さんに出掛けたり、とんかつが食べたいと仰り、新宿のとんかつ屋さんに出掛けたりしました。
8月10日は、毎年晴天に恵まれ、とても暑く、浅草に出掛けた時に食べたソフトクリームは、みるみるうちに溶けてしまい、Kさんの手をべとべとにしてしまいました。Kさんは、もったないからとその手を舐め始めて、二人で大笑いしたのを思い出します。
異常な猛暑日の時があり、流石に日にちをずらした事もありましたが、やはり、誕生日の日にお出掛けをして頂きたいと思い、暑い中、お祝いのお出掛けをしました。
目当ての場所まで歩いている途中、少し休もうかと声を掛けると、「せっかくお宅が誘ってくれたんだから」と、泣ける様な事を言い、球の様な汗を額に浮かべながら歩いてくれた事もありました。目的地に到着すると、出された水を一気に飲んで、「あ~、美味しい。さて、出掛けようか」と、いつものKさんの言葉で笑わせて頂きました。
そして、帰宅後は、ケーキとプレゼントでお祝いをするのですが、毎回、「こんなに贅沢なものどうしたの?」「Kさんの誕生日だから」「あぁそうなの?」「○○歳ですね」「へ~、そんなになるの?」と、他人事の様に仰って、ケーキに舌鼓を打っていました。
そんなKさんは、5月9日に91歳で人生の幕を閉じられ、今年の誕生日をお祝いする事が叶わなくなりました。非常に残念ですが、Kさんからは、笑いと感動を沢山頂きました。
感謝の思いでいっぱいです。
ですので、これから毎年8月10日は、Kさんを偲び、誕生日を祝う日としたいと思います。
そして、自分の誕生日を忘れてしまうかもしれません。「へ~、そうだったの?」って。

11:00 | Posted by kimisanchi

【エアコン事情】  お寺のよこ 岡田

2022年07月31日 | お寺のよこ

今年の1月上旬頃に自分の部屋のエアコンが運転中に急に停止し、動かなくなる事がありました。リモコンで操作せずにひとりでに停止するなんてそんな馬鹿な話があるのかと思いましたが買い換えて10年近いので寿命が来たのか感じたのですが、あまりにも急なのでそんなの信じられないと思いました。その為、置くタイプの暖房器具で代用して何とかしのいでいたのですが、数日して何の操作もしてないのに突然動き始めたので、驚きを隠せませんでした。これで一安心かと思ったのですが、数日してまたひとりでに停止しては動いて、また数日してひとりでに停止する事が何度も起きました。これで今年の夏は大丈夫かと心配だったのですが、電源コンセント何度かいじってまた動きました。
それからは通常通りに運転しているのですが、来年の暮れ頃で買い換えて10年になるので時期を考えて買い換えをしなければなと思います。

10:59 | Posted by kimisanchi

【短く、すっきりと】  のんびり家3F 永辻

2022年07月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年の梅雨は3週間程度で終わり、短い梅雨の時期でした。
梅雨が明けたら気温が35℃になるほどの猛暑の日が続きました。この日も日差しが強い日でしたが、入居者のAさんと近くの床屋に行って来ました。到着して椅子に座ると目の前の鏡から少し緊張している表情が見えましたが、理容師さんと談笑していると少しずつその緊張もほぐれていきました。髪を切っている間はどのようになるのか気になる様子で鏡を真剣に見ていました。ハサミとバリカンを使用して短く髪を切り終わると、シャンプーをして髪を洗ってもらった後は気持ちよさそうな表情をしていました。その後に椅子を倒して髭剃りをしてもらい、少しするといびきが聞こえてきました。よっぽど気持ち良かったんだなと思いました。終わって鏡を見ると本人も満足した様子で理容師さんに笑顔でお礼を言っていました。髪も短くすっきりとして、今年も暑い夏を越せそうです。Aさん暑い中、お疲れ様でした。

10:58 | Posted by kimisanchi

【3年目のきみさんち】  きみさんち 田中

2022年07月31日 | きみさんち

コロナ感染が流行し、緊急事態宣言が発令され、3年目に入りやっと解除された物の、また、増加の一途を辿っている状態です。
マスク着用も義務づけられているわけではありませんが、取るのが怖いと言った現状が続き、遠くに外出したり、楽しみのため外に出て行く機会が減少しています。
それでも、外気に触れることは精神的にも身体的にも必要であり、また歩行能力の維持にも必要不可欠になってきています。
ファイル 618-1.pngファイル 618-2.png
幸いきみさんちでは感染する人こそ出てはいませんが、この3年と言う外出ブランクが持てる力を発揮するにはとても困難な状況になっており、以前にも増し見守りが必要となってきている現状があります。
それでも、利用者さんの笑顔と笑い声を聞くたびに、今皆さんが持っている力、そしてその笑顔を見守りつつ日々生活を皆さんと共に過ごしています。
この3年間で、3名の方がご退去され、7月現在1名新しくご入居され、また下旬にはもう1名ご入居を予定している方がいらっしゃいます。
どちらの方も、きみさんちの生活が始まり本当に良かったと思って頂ける様、コロナと言う病に負けないような環境を整えていけたらと思っています。

10:55 | Posted by kimisanchi

【ビルマについて入居者さんと話す事】  お寺のよこ ダンダリー

2022年06月30日 | お寺のよこ

私は2月23日からお寺のよこで仕事を始めました.今は4ヶ月ぐらいになりました。
この4ヶ月の間に仕事についていろいろ勉強しました。
入居者さんと話す事は楽しくて入居者さんの事もだんだん分かるようになりましたから時間があるときに話しました。
時々、私のミャンマーの国について話しました。
Hさんは私に「あなたは日本人ですか?」と聞きました。その時私は「日本人じゃなくてミャンマー人ですよ」と言いました。
Hさんは知らなかったから私は「ビルマ人で分かりますか」といった時「あー、ビルマは知ってますよ。昔は行きたいと思ったけど行かなかった」と言いました。
Oさんにも私の国について話しました。「私はビルマから来て今は4年目」と言いました。
Kさんはいろいろな国へ行って絵を描く人だけどビルマは知らなかった。
私は「ビルマはいつも40℃でとても暑いですよ」と言うと、「行ってみたいけど40℃では無理だな」と言いました。
この間にもOさんから絵をもらった代わりにビルマの本をあげました。Oさんはビルマの字は「おもしろくてかわいい」と言いましたから楽しかったです。
他の入居者さんからもビルマについていろいろ聞いてもらったから楽しかったです。

10:38 | Posted by kimisanchi

【洗濯物たたみは苦手です。】  のんびり家3F 伊藤

2022年06月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお久しぶりです。のんびり家3階の伊藤です。暑い季節になってまいりました。
熱中症には十分に注意して下さいね。大分落ち着いてきましたが新型コロナウイルスにも注意して下さいね。
 苦手な梅雨がやってまいりました。雨が基本的にあまり好きではないのですが、太陽がギンギンに出ている快晴が大好きですがそんな人に限って雨男なんですよね。
自分が外に出るとタイミングを見計らったの如くポツポツとくるわけです。屋内に入るとやむんですけどね。たまに太陽がでても自分が外に出ると降り出す始末です。ここまでタイミングがいいと逆に楽しくなってきちゃいます。
さて今回のお話ですが、自分は洗濯物畳みが嫌いというか苦手です。洗濯自体は、洗濯機様が行ってくれるのですがそこからが問題です。洗濯物干し要領が悪いので、ものすごい時間がかかってしまいます。干して渇いてからの洗濯物畳みこれが極めつけです。時間をかけて丁寧に畳んでみると「どうしてこんな事になってしまったのだろう?」と思うほど仕上がりがぐちゃぐちゃになっちゃうんです。
みかねて入居者さんの女性陣の方々が「どれ、かしてごらん」と綺麗に素早く畳むんですよね。どんなマジック使ったの?って思っちゃいます。さすが慣れていらっしゃる。
いつもありがとうお姉さま達。これからもいろいろ教えてもらいたいです。元気に楽しく生活していきましょうね。

10:37 | Posted by kimisanchi

【どくだみに誘われて】  きみさんち 志寒

2022年06月30日 | きみさんち

ファイル 615-1.jpegこの二年間、コロナ禍のため、ご入居者さんに買い物を控えていただいていました。その代わりに、じっくりとスーパーのチラシを見ながらあれこれと頭を悩ませ、ご自分で買い物内容を決める『買い物会議』を丁寧に行っています。チラシの特売品からも季節を感じておられ「らっきょうが出てるよ」「枇杷がきれいだね」と、お話も盛り上がります。
その買い物会議中、Tさんが「じゃあ行かなきゃ」「バスのところに」と慌て始めました。どうやら、帰らなきゃいけないという気持ちに切り替わったようです。
おそらく『買い物=お金を使う=私はお金がない=ここにいられない』とつながってしまったのかもしれません。不安そうに立ち上がったTさん。敢えて誤解であることを説得しようとせず、様子を見ていると外に出られました。
外に出たところでどう行っていいものやら戸惑っておられましたが、神社の境内にある枇杷が見事に実をつけているのに気が付いたようです。枇杷の方に歩み寄り、鮮やかなたわわな実を眺めています。そしてなにやら境内に手を伸ばしはじめました。枇杷を拾っているのかと思いきや、手には白い花がついたどくだみが。
そして摘んだどくだみを自分の杖に飾っていきます。
しばらく後、帰らなきゃという気持ちは、『手が臭い』という気持ちにすり替わり、手の匂いを嗅いで「臭い!」と笑顔になられたTさん。少し外に居たいという気持ちになられたのか、ベンチでしばし日光浴。その気持ちが続いたまま、マスクをつけて買い物に行かれました。
外に出ることの良い影響を、改めて感じました。

10:36 | Posted by kimisanchi

【新米管理者です】  お寺のよこ 荒野

2022年05月31日 | お寺のよこ

過ごしやすい季節になって参りました。行楽日和な日が続きますが、まだまだ新型コロナには気が抜けません。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 
さて、世間では田植えの季節ですが、ここお寺のよこでは昨月に新米が出来ました。新米といっても食べるほうではありません。新米=ルーキーのほうです。私、荒野は4月よりのんびり家からお寺のよこに管理者となるべく異動して参りました。着任して1ヶ月余、まだまだわからないことだらけで頭を悩ませながら精進しておりますが仕事量が体感的には1.5倍から2倍に増えたような気がします。特に大変だと個人的には感じるのは2つ。1つは書類仕事です。行政提出書類の作成と管理や職員からの提出書類の確認、運営推進会議資料や、事業所内研修に向けての資料など枚挙に暇がありません。私は前職ではこういった事務作業が得意だったのですが、介護職になってからというもの自立支援で入居者さんに直接かかわる仕事の楽しさに目覚めてしまったので、最近は書類仕事があまり好きではないのが本音です。おまけに量が多すぎて勤務時間内にはとてもとても終わりません。最近は書類仕事に追われているせいか夢の中にまで出てきてハッと目が覚めることがありました。

もう1つは職員のマネジメントです。介護というのはチームケアなので、個々の職員の能力を見極めて入居者さんのニーズを実現するために力を結集しなければなりません。お寺のよこはベテラン職員も多いのですが経験が浅い職員や外国人職員もおり、その育成が管理者としての重要な役割になってきます。そのためには職員の仕事ぶりを見て何が出来て何が出来ていないのか、理解が足りていない部分はないかなどを把握しないといけません。
日々の業務はまず入居者さんの支援があって、自分がどう動くか何を支援していくかなどを3日後までの職員の体制を念頭に状況に合わせて考えます。そして排泄や入浴、食事などの身体介助をしつつ、入居者さんの状況から考えられる転倒や怪我などのリスクに気を配り、ご家族や医療機関、行政との対応も随時行います。その上で他の職員の仕事ぶりにも目を配りながら同時進行となると、あと目と脳がもう1つずつ欲しいところです。

新米管理者としてまだまだ周囲にご心配やご迷惑をおかけしておりますが、食べるほうの新米が世に出てくる頃にはなんとか管理者として形になっていたいものです。今後のお寺のよこが入居者さんにとっても、働く職員にとっても健やかな場所になれるよう力を尽くしていきたいと思います。

10:36 | Posted by kimisanchi

【これからとこれまでの色んなこと】  きみさんち 松林

2022年05月31日 | きみさんち

息子が2歳半を過ぎて、色んな事が出来る様になり、面白い時期になっている様に思います。
泣く時に自分の欲求を訴える様になりました。
歌が歌える様になりなりましたが、何故か『赤とんぼ』の3番と4番を歌っています。
勝手にテレビを点けて、YouTubuを観ています。
こうしてどんどん成長して、学校に通う様になり、友達が出来たり、気になる女の子が出来たり、勉強に頭を悩ませたり、音楽や映画など興味のあるものが増えたりと、世界が広がって行き、自分の人生を築いて行くのでしょうね。
そんな、これからの息子の人生に於ける出来事を、これまでの私自身の人生の出来事に重ね合わせて想像すると、それは、途轍もなく長い年月なんだと思います。
私には過ぎてしまった年月ですが、息子にとってはこれからの年月。どんな未来が待っているのでしょうか?ワクワクしながら生きていって欲しいと思います。
息子への希望が多く、忘れてしまいそうになりましたが、勿論、私にもこれからの人生が待っています。
仕事はどうなっているのか、定年まで続くのか、定年後は何をやっているのか、趣味は増えているのか、友人は生きているのか、、、。
息子のこれからに比べると輝きが全くありませんが、きみさんちの入居者さん達を見て思う事は、80代や90代の皆さんにも、それぞれの輝かしいこれまでが確かにあったのだろうという事です。
今ではきみさんちで生活をされていますが、思い出話の時に見せてくれる誇らしげな笑顔や張りのある声に触れると、これまで逞しく生きて来られたんだなと感じて、私のこれからにも希望が湧いてくる気がします。
そして、入居者さん達は、まだまだ続く人生のこれからを、きみさんちで逞しく過ごしていらっしゃいます。
そんな先輩達の様な長い長いこれからになるかどうかは分かりませんが、今という時間をしっかり見据えて、私のこれからと家族のこれからを、精一杯生きていこうと思います。

10:35 | Posted by kimisanchi

【環境にましな洗剤と環境に良くない洗剤どちらを選びますか】  のんびり家3F 新宮

2022年05月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

私は自主的に近所のゴミ拾いをすると決めた日にち月2回、半年続いています。三日坊主でも、再度1回からカウントすればいいし、5回目でやらなかったら、再度1回目から、と行えばやり続けていることになると捉え半年続いています。友達にこの話をすると、「なにも躍起になってやらなくても、無理せず気楽に休むときがあってもいいんじゃない」と応え心配してくれることに有難さを感じますが。私は、小学生でも出来ることをやり続けると自分に約束したことを守ろうとしているだけなので、どのような天候でも意地になることは意外となく続けています。ゴミ拾いをしていると、次第に環境のことが気になり始め、自分で使用している洗剤など、一気に環境や健康に安心安全な商品に変えました。
のんびり家3階でも、職員に「環境にましな洗剤と環境に良くない洗剤どちらを選びますか」と聞くと「環境に良いものがいいかな」「汚れ落ちが良ければいいな」「泡切れがよいやつ」入居者さんは「買い物のついでにスーパーで置いてあるのを買うよ」「どっちでもあるものでいいですよ」「あれば使うしなければいいし」等熱心に答えられました。最後は皆さん「環境によいものがいいね」と口々に応えておられました。
1年位前から、洗剤類をのらりくらりと、ましな商品に変えて現在はほとんどそれを使用しています。物の良し悪しはありますが、少しでも環境を意識して考え続ける切っ掛けが身近にあり、いつも会話できることは重要なのだなとしみじみ感じています。

10:35 | Posted by kimisanchi

【忘れない】  お寺のよこ 光岡

2022年04月30日 | お寺のよこ

入居者のUさんのお話をします。
コロナ禍になる前にUさんと外出をした折上野の藪蕎麦へ食べに行ったことがありました。その際にUさんは大層喜ばれて、その後私の顔を見る度に「よう。どこか旨いものでも食べに行こうよ」と仰るようになりました。しかしコロナ禍となり外食がままならない状況となり、Uさんのご希望には中々沿うことが出来ませんでした。
Uさんは昨年の11月頃から少しずつ召し上がる食事の量が減ってきていて、居眠りも多くなられていました。
その時点ではコロナの感染状況が落ち着きはじめたこと、Uさんの食事量が少なくなっていたこと、それでも外食を希望されていたこと等、諸状況を鑑みて昨年の12月某日、先輩に教えてもらった近隣のお寿司屋さんにUさんと外食をしに出掛けることにしました。
約2年ぶりの外食にUさんは大層喜ばれて、「旨いよ~」と何度も仰りながら、注文された海鮮丼を時間を掛けながらほぼ全量召し上がっておられました。その際にUさんの若い頃のお話、母校のこと、母校のあった場所のこと等を嬉しそうに何度も話をされていたことがとても印象に残っています。
その後年末から一段と食事の召し上がる量が減り、訪問看護ステーションの点滴を受けながらの日々でしたが、身体は衰弱の一途を辿られました。
ある日、スタッフの一人にUさんが身体の痛みや不安な思いを強く訴えられたことがありました。そのスタッフは何をして差し上げられるのか、自問自答をしながら、「Uさんはどうして欲しいですか」と尋ねたところ、Uさんは「忘れないで欲しい」と仰られたそうです。
その数日後の早朝に、Uさんはそのスタッフに看取られて旅立たれました。
お亡くなりになる数日前よりご家族が何度かご来訪されて会話を交わされたことがUさん、ご家族双方にとって心の安らぎになられたのであれば・・・と願っています。

Uさんの思い出は尽きません。それは看取りをしたスタッフをはじめUさんに関わった全ての人(方)がそうなのではないかと思います。
Uさんが確かにここ「お寺のよこ」にいらっしゃったこと、そのことを忘れずにいることでUさんの魂は生き続けます。スタッフにはUさんのことを語り継いでいってもらいたいですし、Uさんのことを見つめ続けたこと、Uさんを支え、また支えられたこと、Uさんのことを忘れずに語り継いでいくこと、そしてそんな仕事に従事していることに誇りを持って欲しいと強く願います。

10:34 | Posted by kimisanchi