log

【夏です。】   お寺のよこ 冨所

2012年08月05日 | お寺のよこ

子供の頃は自転車で林や用水路に出掛け、虫や水辺の生き物を追っかけていましたが、歳を重ねるにつて、この季節が苦手になってきました。日射し…湿度…そして虫…憂鬱です。
いやでもホントにあっという間に今年も残すところ3分の1となり、そろそろ年末年始の事もちらちら頭によぎるようになってきました。
入社二年目から、ぶなの実の佐久間さんのお誘いで、法人内の獅子舞同好会に参加するようになり、毎年年始にお寺のよこや法人内事業所で、獅子舞を舞っております。と言っても、皆さんがパッと思い浮かべる獅子舞とはちょっと異なりまして、佐久間さんが収集されている、装飾用の15センチ位の可愛らしい獅子頭(この可愛らしい獅子頭が実は観衆の意表を突き、良い「つかみ」になるのです。)を使った、素人っぽさは「味わい」と解釈した獅子舞なのです。佐久間さんと協力して、毎年法人内の事業所を回ってシシマっているのですが、今年は初めて、知り合いの他事業所でシシマいました。完全アウェイの環境の中、幸い事故もなく、大盛況で終える事が出来たのですが、ちょっとしたハプニングもありました。見るからに頑固そうな男性の入居者の方が、「なんだ?こうしてやろうか?」と言い、小さな獅子頭を付けた私の手を裏返し、手首にしっぺをしてきました。その方も本気で叩いてきた訳ではないので、痛くは無かったのですが、びっくりして一瞬思考が止まりました。スタッフがその入居者さんに事情を説明すると納得され、手首(お獅子的には首ですが)を放してくれましたが、さて、この少しはりつめてしまった空気をどうしようか…数秒考え、縄張り争いに負けた犬が、尻尾を巻いて逃げるような感じでシシマってみました。小さな獅子頭が首をすくめて逃げ出し、様子を伺うようにちらっと振り返る。その様子を見て、会場は再び笑い声に包まれ、獅子舞は大盛況で終了し、しっぺをしてきた入居者さんも「ありがとう」と握手をして下さいました。
この様なハプニングやトラブルは、もちろんお寺のよこでの暮らしの中でも存在し、入居者さん同士で解決したり、職員が間に入る事でうまく解決出来たり出来なかったりと様々です。そのような問題が生じた後には、最近は何はともあれ「考える」ことにしています。真剣に延々と問題について考えるのではなく、リラックスした時間のほんの数分、問題について考えてみます。その「日々ちょっとだけ考える」事を習慣にして、考えて考えて、それでも良いアイデアが出なくても更に考え続けます。それを繰り返していると、たまーに今までになかった新しい発想が生まれる事があります。そうしたら今度はそのアイデアが「実践」できるかを考え、無理なく行えるようであればなるべく速やかに実践してみます。この「考え、実践していく力」というものを、もっと高めていきたいと思う、お寺のよこの夏です。
先の獅子舞でのハプニングも、獅子舞研究会の次回研修の課題にしようと思います。また、今年は夏休みの工作よろしく、獅子頭を作ってみようかなーと思っています。福島出身のMさんが喜んで下さるように、会津名産の赤べこを模した、獅子頭ならぬ牛頭?を作ってみようと企んでいるのですが、はてさてどうなることやら…

10:30 | Posted by admin

【“尊い”という思い】 松林

2012年07月23日 | きみさんち

4月のある日、きみさんちでの何気ない出来事です。
テレビのニュースで“朱鷺の雛が36年振りに誕生した”と報道していました。それを聞いた入居者Oさんが言った一言。
「へ~、尊いな。」
何故か、目頭が熱くなってしまいました。
『尊い』って言葉、中々出てこないと思いますが、その報道にぴったりの言葉だと思いました。
辞書を引くと、『崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である。きわめて価値が高い。非常に貴重である。』とあります。
正にそれらを汲んでの的確な一言でした。生命の誕生や死に対して、『尊い』と思う気持ちが言葉で表現できるOさん。どんな命でも、とても尊いものだと、再度、教えられた気がしました。
皆さんの命は勿論ですが、これまでの人生経験、大変尊いものだろうと想像しています。
そんな尊さに、仕事ながらに付き合えている事に感動を覚え、その時、目頭を熱くしてしまったのだと思われます。
そんなちょっとした感動がこの職場にはあります。ちょっとしたものだけど、胸に引っかかる様なもの。大事にしたいなと思います。
私もいずれ入居者さん側になりますが、飾らずに言った一言が誰かを感動させる様な、尊い人物になれたら良いなと思いました。またそんな一言を聞いてみたいなと思います。
Oさんの尊さは、何気ない日常の中にあって、そんな尊さを求めた結果ではありません。死ぬまで一生懸命に生きる過程に起こる普通の出来事の中に尊さが存在しているのです。その歳になったら分かりませんが、今は意識してしまいますね。
尊く生きる為にはどうしたら良いのかを。
意識している内は、尊さとは程遠いのだろうと、うすうす感じながらも。

00:30 | Posted by admin

【K・Yさんのこと】 のんびり家2F 飛鳥井

2012年07月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。梅雨真っ只中のこの時期、いかがお過ごしでしょうか?
どっこいしょ登場も4回目になりました、のんびり家2階の飛鳥井です。
今回は、K・Yさんのことをお話したいと思います。K・Yさんとの出会いは、忘れもしない2年前の7月で、のんびり家2階開設時にご入居されて来ました。
ご入居当初は、自室で殆んどの時間を過ごされ、居間にいるのは食事の時間くらいでした。自室のドア付近にある椅子に座り、居間の様子をじっと伺い、「ぴしゃっ」と言う感じで、ドアを閉めてしまうことが多かったように思います。今にして思えば、とても警戒心の強い方で、新しい環境に慣れるのにご苦労なさったのでは?とも思えます。
K・Yさんの出身地は、江東区の門前仲町(ご本人は、深川と仰います)で、チャキチャキの江戸っ子です。子どもの頃は、花街があったため、近くの銭湯に行くと、お座敷前の芸者さん達がいて、水おしろいを塗っていたこと。一回り違いのお姉さんがいて、一緒に三味線等を習っていたこと。若い頃は、旧海軍省で、タイピストの仕事をしていたこと。また、大阪で喫茶店を経営していたこと。以前は馬主で、ダービーなどに出走する馬を持っていたこと(私は、競馬のことは分からないのですが、結構名前の知られた馬であったとのこと) など、次第にのんびり家の生活に慣れるに従って、ご自身のことをお話して下さるようになりました。
K・Yさんの好物は「お寿司に天ぷら。果物ならメロン」と本当の贅沢を知っている方です。調理も、「面倒くさい」とあまり積極的になさらないこともありますが、実はとても料理上手で、目分量で味付けをしても、ぴたっと味が決まります。昔摂った何とかと言いますが、やはり若い頃に身につけたものは、幾つになっても、例え認知症であっても衰えることはないのだと、K・Yさんから学ばせて頂きました。
K・Yさんは、とてもしっかりした方で、話の内容も明確ですし、理路整然としていて、お話をしていると、一瞬K・Yさんが認知症であることを忘れてしまうくらいです。しっかりしている上に、気が強い方なので、時には他の入居者と衝突することもあります。私とも、意見が合わずに「あんた、あたしに喧嘩売ってるの?」と江戸っ子らしい啖呵を切ることもあります。そんな時、私もK・Yさんに負けず劣らず気が強いものですから、「喧嘩を売っているつもりはありませんが、売られた喧嘩なら買いますよ」と言い返してしまいます。
傍から見ていると、成り行きにハラハラしているかもしれませんが、これがK・Yさんと私のコミュニケーションのとり方なのだと、自己満足かも知れませんが、私は思っています。
ご入居当初は、あまり他の入居者とも職員とも交流を持たないK・Yさんでしたが、実はとても面倒見が良い方で、他の入居者が困っていると助け舟を出したり、職員にも労いの言葉を掛けてくれる等、とても優しい方です。
K・Yさんは、とても整ったお顔立ちで、若い頃は相当もてたに違いありません。今も十分その名残があり、啖呵を切る時のきりっとしたお顔も好きですが、笑った顔がとてもチャーミングで、私は好きです。
ご家族曰く、「若い頃は、相当気が強い人だったが、最近は随分大人しくなって、いいおばあさんになった」のだとか。大正12年生まれで、今年89歳になったK・Yさんですが、いつまでも今の潔さとチャーミングなところを失わず、お元気で生活して頂きたいと思います。
K・Yさん、いつまでもお元気でいて頂くために、私も売られた喧嘩は、いつでも買いますよ。

07:16 | Posted by admin

【春~梅雨~夏へ】 のんびり家3F 永辻

2012年07月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

関東地方も梅雨入りしましたね。この雨が続く日の中でふと思ったことがあります。
今年は桜が咲き誇ったのがいつもより遅かった気がします。ようやく満開に咲いた桜も、一週間ほどで全て散ってしまいました。散ってしまった桜木を見ると何だか切なくなりました。
その後は気温も上がり温かくなりましたが、いつもは暑いなと感じていて半袖のTシャツを着て過ごしていたゴールデンウィークも今年は少し寒かったので長袖を着ていました。その後も気温もあまり上がらずに梅雨入りをしました。今年は春らしい春が短かったと感じます。
梅雨もあと1ヶ月ほど続きますが、終われば暑い夏の季節がやって来ます。今年も猛暑なのか気になっていて、熱中症には十分に気をつけようと今から考えています。

07:15 | Posted by admin

【力】 お寺のよこ 光岡

2012年07月05日 | お寺のよこ

紫陽花が美しい季節となりました。お寺のよこの近くにも、「プチ紫陽花の名所」がありまして、毎年この季節になるとその紫陽花を見るのが私の密かな楽しみとなっています。
3年前にご逝去されたIさんは写真が趣味で、その紫陽花を良く写真に撮っておられました。写真を撮る際には、お一人で出掛けられる時、他の入居者さんと出掛けられる時と様々でしたが、紫陽花の写真を撮り終えた後は紫陽花の近くにある石の欄干に腰掛けてのんびりと過ごしておられ、私はその時間が大好きでした。
ふと振り返ってみると、最近そういった趣味嗜好にちなんだ外出を入居者さんとしていないことに気付きました。勿論それには色々と理由はあるのです。年数が経過していくにつれ入居者さんの体力が低下されていること、以前は関心を持たれていたことに興味が向かなくなってしまったこと、ここ最近では職員が不足していたこと(これは我々の問題ですね。突き詰めて考えれば国の社会福祉施策の問題等にも突き当たりますが、その事はここでは触れません)等etc・・・。
「あ~。参ったなあ」入居者さんとともに時間を過ごしていると、そう思う瞬間が一日に何度か訪れます。
それは、職員が手薄な時間帯に外出がしたいという入居者さんからの要望であったり、転倒の恐れのある入居者さんが一時に複数名動き出したり(その時の職員は屋内に1名だったりします)、入居者さん同士で怒鳴りあったり、はたまた職員から話し掛けても一切反応しなかったり等etc・・・。その時に先述したような吐息が漏れそうになる時があります。
ただ、考えようによってはそういった行動も入居者さんが持っておられる素敵な力の一つなんですよね。外出したいという強い思い、その思いを表明する力、立ち上がり、動き出す力、相手に対し自分の思いをぶつける力、反応しないという対応を選択することにより自分を守ろうとする力(ただし、その時は一杯一杯で「素敵だな」と感じられる時の方が少ないのですが)。それは入居者さんと年を重ねていくにつれ、より具体的に分かってきたことかもしれません。以前あんなに自由に動き回られ、自分の欲求をぶつけてこられた方々が少しずつ変化されていく。それは明確な意思表示が示されなかったり、行動範囲が狭くなったりといった変化だったりもします。あの時は「あ~。参ったなあ」と思っていた事が如何に尊いものであったのかと気付く瞬間。でも、それは失われていく変化ばかりではないんですよね。
以前は拒否的な態度が多かったのに柔和な表情が多く見られるようになった方、以前は表情が乏しかったのにひょうきんな面を多数見せてくれる方、変化しているようで本質は何ら変化されていない方。その方により変化の差異はあるかもしれませんが、年数を経て新たに獲得されたものもあるかと思います。
Iさんとともに紫陽花の写真を撮った入居者の方々も、以前と同じように紫陽花を楽しむことは出来ないかもしれません。しかし、今だからこそ味わえる紫陽花との時間の共有もあるのかもとふと思いました。入居者さんが過去持っておられた力、今新たに獲得された力、失ったかのように見えて実はずっと持ち続けられている力、それぞれの力をともに味わい共有していくことが出来れば素敵ですよね。その為には、私も十分に力をつける必要がありますが・・・。

10:28 | Posted by admin

【身近で起きた大きな事件】 田中

2012年06月23日 | きみさんち

最近のニュースで「孤立死」・「孤独死」等、暗いニュースがよく飛び交っておりますが皆さんの周りやご近所は大丈夫ですか?
田中の近所で2月に悲しい事件が起きてしまいました。それは、私が小さいときから懇意にさせてもらっていた家の旦那さんがお亡くなりになったことです。
そのお宅は86歳になる要介護度4の奥さんと90歳になる要支援2の旦那さんの2人暮らし。地域のケアマネさんや訪問介護・デイなどのサービスを受けつつ生活をされておりましたが、2月のある時私宅に「いつもお父さんが鍵を開けてくれているのだけど今日は開いていないんですが・・・」と訪問介護のスタッフさんが私の家を訪ねてきたのです。
そう言えば・・・
「いつも決まった時間に下駄を履きごみ出しに行く音が聞こえるのに今日は聞こえていなかった。」と伝えると遠くから「助けてー」と小さな声。寝たきりの奥さんが助けを求める声が聞こえたのです。幸いリビングの大きな窓に鍵が掛かっておらず、私が壁をよじ登り鍵を開けヘルパーさんに入ってもらいましたが旦那さんの姿は無く、何かあったら言って下さいとヘルパーさんに伝え退室しました。その直後今度はヘルパーさんの「きゃー」という大きな悲鳴が聞こえ伺うと「お父さんがお風呂場で死んでる。」と。
その後奥さんに聞いたら「一晩中助けてーって叫んだけど誰も来てくれなかったのよ。」と言われたため旦那さんの死亡を報告すると驚いて声も出せず。
そんなテレビの中の出来事がそっくりそのまま私の家の近隣で、しかも家族共々仲良くして頂いていた家で起こるなんて・・・。ショックもひとしをでしたが、今後残された奥さんの身を考えると考えさせられるものがありました。
実際ケアマネさんも奥さんだけでも施設に入って頂いたらと何度も打診をしたそうですが「僕が見るから大丈夫だ」と頑なにお断りしていたそうで、でもご本人も認知症と言う病を患っておりどうすることも
出来なかったのではと、今考えても、もっと早くに考えてあげなければいけない課題だったのだと改めて思うのです。
私は福祉関係という職業柄考えることが出来るとは思いますが、他の方はどうでしょうか?
今ではアパートやマンション暮らしでお隣さんが男なのか女なのかさえも判らないほど、お隣さん同士が疎遠になっている時代ですよね。
もしかしたら皆さんのご近所にもこのような出来事が起こらないとも限らない。
「向こう三軒両隣」「とんとんとんからりんの隣組」昭和のよき時代の気遣いが今になって身にしみる自分なのでありました。

00:30 | Posted by admin

【日常生活において】 のんびり家2F 石井

2012年06月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

昨年度末の2月の下旬に右足の靭帯損傷してしまい、のんびり家の入居者、職員に迷惑をかけてしまいました。
現在では、完治とまではいきませんが歩くのには支障はない程度になりました。怪我直後は、松葉杖を使用していたこともあり、様々なことを考えるきっかけとなりました。
とにかくあらゆる日常生活、動作に時間を要するということです。外出するまでの支度から移動まで回り道ばかりです。エレベーターの場所を確認したり、階段の昇降にも通常の倍くらいの時間がかかりました。どれだけ今までの自分がスムーズに「意思決定」をしてきたのか改めて実感することができました。そして、今まで考え続けていることの確認をすることもできました。
最近ではのんびり家の入居者のTさんYさんがお昼の時間を気にする、または気づくことが増えてきました。居間の椅子に腰かけているとTさんとYさんが「あら、もうこんな時間、時間が経つのは早いですね。」と話が始まり「もうお昼ですね。何か買いに行きましょうか。」と会話が進んでいました。そこから重い腰を上げ、支度に入りました。
それぞれお手洗いを済ませ、それぞれのお部屋に向かい支度を進めます。そこで問題が生じました。「買い物に行こうと思ったけどお金がないのよ。」と。
そこまでの様子を何気なく見ていた職員が「のんびり家の食費のお金があるのでどうぞ。」とお財布と携帯電話を預けます。そうすると苦笑いしながら「恥ずかしいけど、貸しておいてね。」と2人で買い物に出かけられました。
最初にお昼と気づいた頃からは既に30分以上が経過していました。職員が2人に気付かれないように動向を確認していると、のんびり家から本郷通りに出るとすぐパン屋さんがあります。2人で左右を確認し悩みながらも相談しパン屋に入っていきました。店内でも相談を重ね最終的には同じものを購入されたようです。帰りものんびり家から近いこともあり迷わずにのんびり家に帰ってきました。そして、他の入居者から「あなた、それどうしたの。」と聞かれ「今自分で買ってきたのよ。あなたも行って来たら。」と返す2人でした。
時間をかけてでも自分たちで物事を解決しようとする姿が逞しく見え、日頃から自分たちが行っている支援の在り方を考えます。日々の日常生活において色々な面で時間が作用することが多いですが、入居者の日々の生活を間近で感じると時間とともに大切なものがあるのだと改めて感じることが出来ます。その瞬間で様々なことが起こり対応に苦慮することもありますが「有する能力に応じた自立」を考え続けていくこと、常に疑問を持ち続けて入居者との時間を大切にしていきたいと思います。

07:15 | Posted by admin

【嬉しい瞬間】 のんびり家3F 山浦

2012年06月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

どっこいしょ2回目の登場、山浦です!
のんびり家に来て、約半年…自分が嬉しかった瞬間の一部を紹介します。
先ずは、自分(山浦)と入居者Dさんと自分のよくする、やり取りを読んでください。

山浦:いやぁ~自分の田舎だとこんな事中々起こらないですよ。
Dさん:あれ?田舎って確か長野だったよね?
山浦:そうですよ。
Dさん:長野の河東線って言ってたよね?
山浦:自分は長野でも佐久って辺りなんですよ。
Dさん:あぁ~鯉こくで有名な
山浦:そうです。よくご存知ですね。
↓この会話も半年をすると
山浦:いやぁ~この前田舎に帰った時、やっぱり
Dさん:あれ?田舎って確か長野だったよね?
山浦:そうですよ。
Dさん:佐久って言ってなかったっけ?
山浦:そうです、鯉こくとか有名なんですよ。
Dさん:鯉こくって有名だもんね。
以前、自分と同じ長野県出身のスタッフが居て、そちらの記憶だけ残っていた様なのですが、Dさんの中の自分のイメージが長野→河東線から長野→佐久になってくださったのです。
こんな何気ない会話の中でも、「自分の事を憶えていただけた」と言うこの事実に自分で感じられた瞬間、感動とこの仕事を始めて何か自分も出来た!!と言う達成感を感じる事が出来ました。他の方からしてみたら、他愛も無い小さな事だったとしても、自分とDさんとの関係を半年間で自分は何かを築けたと思っています。
この仕事を今後…半年…一年…三年…何年後も…今の気持ちをいつでも新鮮に感じられるような人間でいたいと思います。

07:14 | Posted by admin

【ちょっとした幸福感】 お寺のよこ 田口

2012年06月05日 | お寺のよこ

お久しぶりです。お寺のよこの田口です。
個人的な事ですが、1月に引っ越しを行いました。情けない話ですが自分の生活力の無さを改めて認識しました。恋人でもいれば、多少は違うと思いますが、そんなうまい話はありませんね。
こんな性質の私がよく生活を支える立場であるグループホームで仕事をしているなと、我ながら関心し、いかに周りの人間方に支えられてるんだろうと痛感します。(笑) そう思うと、自分は恵まれてる人間なんだなあ、とちょっぴり幸せな気持ちになりますね。
つかの間にそんな事を考えるのも、グループホームで入居者さんと供に生活を送りながらお互いを支えあい思いやって生きていくというところから感じた発想なのですかね?

10:28 | Posted by admin

【きみさんちのゴッドマザー】 志寒

2012年05月23日 | きみさんち

凄まじい春の嵐を乗り越えて、今年も武蔵関の桜が満開になりました。
「花は桜木、人は武士」といわれますが、桜は最期のつぼみが開くまでどの花も散らないともいわれます。潔く散るさまよりもそのしぶとさに憧れる今日この頃です。
この桜の語源を調べてみますと、コノハナノサクヤという女神からくるという説、“サ”は神様を表しその神の宿る“座(クラ)”であるとする説、“咲く”という言葉を語源とする説、そのほか諸説あるそうです。あでやかな桜の姿を見ているとどの説もなるほどと頷けますね。
私は桜に限らず、それがどうしてそのように呼ばれるのか、とても興味があります。名というのは、単なる言葉ではなく、そのモノの在り様や、置かれた関係性も指し示すと感じるからです。
たとえば色でも、真っ黒、真っ白、真っ赤、真っ青とは呼ぶのに、なぜ真っ黄、真っ緑とは呼ばないのか、そこから何か日本人の色の感性が感じられるように思います。
たとえば魚でも、フクラギ。大好きです。私の郷里に近い人ならこの名に郷愁を感じられるかもしれません。なぜこうして“ブリ”が大きさや地方によって呼び名が変わるのか、複雑で豊かな関係性があるのでしょうね。
さて、よく認知症にかかわる話題で名前のど忘れが出てきます。
「ほら、あのテレビに出ている俳優さんで・・・誰だっけ?」
「あの人、昨日会った、背の高い、ほら・・・忘れた・・・」
『・・・私も認知症かしら・・・』
でも、大ファンでもない俳優が誰とか、昨日初めて会った人が誰とか名前が出てこなくても問題はありません。これがたとえば「毎朝顔を会わせているあなたの名前は誰だっけ?」とか「昨日会った人?昨日誰にも会ってないわよ?」とならない限りそれほど心配はないでしょう。
本来、無味乾燥な名前というのは覚えづらいものなのでしょう。なにせ、私はまだ、きみさんちに来て入居者さんに名前を呼ばれた記憶がありません。まぁ必要があればその都度「大きいの」「眼鏡」「あの」「ちょっと」「そっちの」と色々に呼ばれていますが、名より実、呼ばれないより呼ばれる関係が大事だねと思っております。「先生」「おじさん」「チーフ」「料理人」「おまわりさん」・・・呼び名の多さは関係性の多さ、その入居者さんの心に色んなシチュエーションの色んな登場人物として自分が居るのだなと、むしろ嬉しくもなります。どうぞお好きにお呼びになって・・・。
その色々な自分の呼び名の中で忘れられない一つがあります。
まだ私がきみさんちに来てそれほど間もないころ、Yさんはきみさんちの前で歩行練習をよくなさっていました。そこに出勤してきた私が近づいていきました。
ご存知かもしれませんが、認知症の方は“新しい出来事、物、人”を記憶するのが苦手です。Yさんもご多分に漏れず。そのYさんが知り合って間もない私を記憶されているのか?・・・果たして私を遠方から見つけ「ああ、あの人ね」と仰いました。
その時点で私は何の関わりも意味も持たぬ他人から、馴染みの「あの人」へと名づけられたのです。記憶に残らない大勢の中の一人ではなく「あの人」へ。私の今までの人生で誇らしい呼び名の一つです。まさしくYさんは、その後きみさんちで働いていく私のゴッドマザー(名付け親)になったのです。
さて、4月は出会いのシーズンでもあります。出会ったクラスメートからの呼び名が、○○さん○○くんから、呼び捨てやあだ名へ変わっていった瞬間。こそばゆいものがありましたね。先輩や上司、意中の人に自分の名が呼ばれる瞬間、どれだけのルーキーが心穏やかならぬ緊張を感じているでしょうか?
そういや、親兄弟以外に“浩二(さん)”などとずいぶん長いこと呼ばれてないなぁと、心の春は名のみの寒さです。

00:29 | Posted by admin

【初めまして】 のんびり家2F 福田(春)

2012年05月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

2012年2月11日からのんびり家の一員として、そして4月1日からは正式に入社となりました、福田春菜と申します。今までは文学部人文学科、近代日本文学専攻で夏目漱石や谷崎潤一郎などを学んでいました。そのため、介護業界は全くの未経験です。
のんびり家での生活が一ヶ月程経った頃、入居者の方と
「もう慣れた?」
「まだまだですかねー」
「あらーそうよね。でも私はあなたのことちょっと見慣れてきたけど」
といったやり取りに嬉しくなったりもしました。
これからは一人夜勤も始まるので、私にできるだろうか、本当に大丈夫だろうか、との不安は消えませんが、まずは安全第一に、入居者の方々と楽しめればなと思っています。

07:14 | Posted by admin

【ようやく春ですね】 のんびり家3F 君塚

2012年05月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

ずいぶんと長く感じた冬が終わり、ようやく春らしくなってきました。私が今の仕事を始めて9ヶ月が経ちましたが、今回は、昨年の11月に入居されたTさんについて書いてみたいと思います。
Tさんは長身で優しい目をした知的な紳士というのが、初めてお会いした時の印象でした。私が名前を言い自己紹介をすると「そういえば昔、同じ名前の同級生がいたなあ。」と遠くを見つめながら懐かしそうに答えてくれました。
Tさんはレビー小体型認知症と診断されているそうですが、当時のまだ経験が浅い自分には会話をしていても食事作りをしていても、それらしい特徴を見受けることができず戸惑ったことを覚えています。
また一緒に買い物に行くと他の入居者さんは「自分は好き嫌いが無いから何でもいいですよ。」と答える方が多い中で、Tさんは「今日はこれが食べてみたいなあ。」と毎回違う物を選び嬉しそうな表情をされていました。
私達が行なっている認知症状態にある方を支援する仕事は決して楽なものではないですが、このように入居者さんの喜びに繋がる支援ができ入居者さんの笑顔を見ることができた時、お金では買えない貴重な経験をさせてもらったと感じるのは、きっと私だけではないでしょう。
Tさんはユーモアのセンスもあり、女性スタッフに何かを指摘されると「鼻クソ付けるなよ~」と冗談まじりに反論し、周囲を笑わせても下さいました。
今年の元旦にはのんびり家の2階、3階と合同で根津神社まで初詣に行きました。神社の敷地内では猿回しの大道芸が行なわれていたり、出店が多く出されていたりと普段とは違うお祭りのような雰囲気の中で、その場にいた入居者さん全員が楽しまれている様子でした。神社の本殿の前に行くと長い行列ができており「すごい人だなあ。」という声があちこちから聞こえてきました。私達も最後尾に並び、冷たい風が吹く中一歩ずつ前へ進んで行きました。そしてお賽銭を投げてお参りを終えた時、私はTさんに肩をたたかれました。見るとTさんが手を差し出し「これはとっておいて下さい。」とお賽銭の残りを渡してきました。Tさんは渡された3枚のお賽銭のうち1枚しか投げておらず、このようなお祭り気分の中でもお金に対する感覚が少しもルーズになることなく自己管理がしっかり行なえる人なんだと、Tさんに対する認識を改めると共に、Tさんの新しい一面を発見でき嬉しくも思いました。
最近のTさんは腰痛が原因で外出されることはほとんどありませんが、お元気になられたら、また皆さんと一緒にいろいろな場所へ行くことができればと思っています。

07:13 | Posted by admin

【お寺のよこの東北復興まつりを開催しました~!】 お寺のよこ 橋本

2012年05月05日 | お寺のよこ

早いもので、あの東日本大震災から1年あまりが過ぎました。被災された方々に少しでもお役に立ちたいと、色々な形のイベントが日本各地で行われております。
お寺のよこでもささやかながらも復興のお祭りを行いたいと、若手職員2人(一人は青森県出身)が企画を立ち上げて、4月15日に開催しました。お寺のよこの皆さんは食べ物に関心があるという事で、東北3県の名物料理を作り、バイキング形式で好きなだけ召し上がるというものです。
メニューは、秋田県横手の焼きそば:B級グルメで焼きそばの上に目玉焼きがのっている。岩手県の貝焼き味噌:帆立貝の卵とじ。酒の肴になりそうな代物でした。青森県のけの汁:山菜や根菜が入った汁物。味を付けなければ保存食となるものだそうです。雪が多く、野菜の採れない事により考えられた食料ですね。宮城県の油麩の煮しめ。油で揚げた大きな麩は、まるで揚げパンのような物でした。肉の代用となり野菜と合わせてのお煮しめです。このオーソドックスな煮しめが一番好評でした。
なぜか、福島県の料理がないので、後日、企画した職員に理由を尋ねたところ、「調べたけど、これはと思うのがなかった…」と言葉を濁らせておりましたが…。福島県出身の方、これはという料理がありましたら、怒りと文句のメッセージと共に、職員Tまでご一報ください。
お祭りという事で、縁日風に、輪投げや風船釣り、お菓子のつかみ取りも行いました。
利用者と一緒に用意した、壁飾りの看板や紙で作った花も素敵でした。
今回のイベントもご家族が参加されて、利用者と職員で楽しい時間を過ごすことができたと思います。
ただ今回は、残念なことに利用者の参加は8名となってしまいました。もう一人の利用者Nさんが10日に入院先でお亡くなりになってしまったからです。Nさんは開設当時から10年以上もお寺のよこで生活されていましたが、1月下旬に体調を崩されて入院されていました。体調を整えて、お寺のよこに戻ってくるのを心待ちにしていたところだけに、とても残念です。Nさんがお元気であった頃、もんぺを穿いて割烹着を着て、散歩中に疲れで足元に震えがありつつも、地面までゆっくりと手を伸ばして落葉を何枚も拾っている姿が目に浮かびます。若い方は知らないと思いますが、割烹着姿は昭和中期の日本のお母さんの象徴でした。認知症が進み言葉が出ることがなくなっても、顔をくしゃくしゃにして笑顔を向けてくださいました。その大好きな笑顔を見るのが仕事の合間の嬉しい一時でした。Nさん、どうもありがとう。ご冥福を心からお祈りします。

10:27 | Posted by admin

【人は年齢によらず】 堀内

2012年04月23日 | きみさんち

回ってきました。どっこいしょ。自分文章を書くのが苦手な私は原稿をかくのに二週間ほど考えます!
今回はきみさんちでの一コマを書こうと思います。
突然ですが、前月2月26日は何の日だったでしょうか??
答えは…『国際マラソン大会』
いつも通り朝ごはんを入居者さんと食べていたときの話をしたいと思います。
TVをつけると国際マラソン大会スタートするときでした。入居者さんみんなテンションが上がりっぱなし!
この日だけは朝食食べ終えるまで二時間ほどかかりました~。熱中具合がお分かりいただけますかね(笑)

さて。スタッフも交え大盛り上がりしているところで、ふと90歳をこえるお婆ちゃんOさんがとった行動とは何でしょうか??

1、同年代のマラソン大会をやっていないか情報を集めようとする
2、新聞を読んで何キロメートル走るか調べる
3、自分も応募しようと現地に向かう準備をする

答えは……

一番でしたっ!
私自身ビックリしました(笑)
走りたいだろ?!って聞かれた私はOさんの応援で十分だよって伝えると『お前は若いのに私よりバァサンだな!』って笑われてしまいました。

たしかに、何かと二人で体力勝負するけど敗けることも多い私。前に椅子から立って座ってを一分間にどれどけ出来るかを勝負したら、まさかのOさんが圧勝でした。
Oさんの体力年齢→40代
堀内→60代

おかげで今年の目標が出来たから感謝!けど…やっぱりくやしい~(笑)
おしまいっ。

00:29 | Posted by admin

【初めまして!】 のんびり家2F 鈴木

2012年04月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆様、初めまして!昨年の12月よりのんびり家2階で入居者の方々と一緒に生活させてもらっている鈴木 真一(すずき しんいち)と申します。
もうかれこれ、のんびり家での生活も3ヶ月目になりますが、のんびり家の入居者の方々の「たくましさ」には私も圧倒され、日々驚くばかりであります。また入居者全員、そしてスタッフもほとんど女性で、肩身の狭い事もありますが、そこは唯一の男手、石井さんと2人で盛り上げていこうと思います!
さて、話変わって、私自身介護の現場は、のんびり家が3つ目で、以前は特別養護老人ホームに2年、介護付きのケアハウスに2年勤めていました。どちらも介護者としてたくさんの事を学ばせていただきました。
しかし今までの私の支援が、入居者の生活の中で、食事の配膳、下膳にしろ、居室の掃除にしろ、何でも私自身「入居者の為」と思い、手を貸していたという事がありましたが、のんびり家に来てからは、入居者自身が考え、時間を掛けてひとつひとつ行なっていく姿を見て、私自身とても新鮮な光景であり、最近では、「あぁ、いままでは、なんでも手を出しすぎていたなぁ」と思う事が多々あります。
また入居者ひとりひとりを「知る」と思う事がとても大切であり「この人はこうすればどうするだろうか?」「こうきっかけを持って行けばこの人は出来るんだ」と気付きも増えました。
でもまだまだ知らない事も多く、余計に手伝ってしまうという支援もまだあるので、もっと入居者ひとりひとりを深く知って行きたいと思います。
最後に、今年の目標を!ひとつ目は先ほど話したように「入居者ひとりひとりをたくさん知る」事。そして、ふたつ目は、私自身体が大きく、少しこわもて…なので、入居者に威圧感を与えないよう、笑顔絶やさず、出来るだけ体を小さく、入居者と同じ目線で話すよう心がけているのですが、最近「お兄ちゃん大きいねー」ならまだいいのですが、「お腹が出てるね」「(お腹の)中になにはいってるのー?」と入居者の方々から言われる事が多いので、今年こそ「夢の70キロ台」を目指しダイエットできたらなと思います。
こんな私ですが皆様今後とも宜しくお願いします。

07:09 | Posted by admin