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【身近で起きた大きな事件】 田中

2012年06月23日 | きみさんち

最近のニュースで「孤立死」・「孤独死」等、暗いニュースがよく飛び交っておりますが皆さんの周りやご近所は大丈夫ですか?
田中の近所で2月に悲しい事件が起きてしまいました。それは、私が小さいときから懇意にさせてもらっていた家の旦那さんがお亡くなりになったことです。
そのお宅は86歳になる要介護度4の奥さんと90歳になる要支援2の旦那さんの2人暮らし。地域のケアマネさんや訪問介護・デイなどのサービスを受けつつ生活をされておりましたが、2月のある時私宅に「いつもお父さんが鍵を開けてくれているのだけど今日は開いていないんですが・・・」と訪問介護のスタッフさんが私の家を訪ねてきたのです。
そう言えば・・・
「いつも決まった時間に下駄を履きごみ出しに行く音が聞こえるのに今日は聞こえていなかった。」と伝えると遠くから「助けてー」と小さな声。寝たきりの奥さんが助けを求める声が聞こえたのです。幸いリビングの大きな窓に鍵が掛かっておらず、私が壁をよじ登り鍵を開けヘルパーさんに入ってもらいましたが旦那さんの姿は無く、何かあったら言って下さいとヘルパーさんに伝え退室しました。その直後今度はヘルパーさんの「きゃー」という大きな悲鳴が聞こえ伺うと「お父さんがお風呂場で死んでる。」と。
その後奥さんに聞いたら「一晩中助けてーって叫んだけど誰も来てくれなかったのよ。」と言われたため旦那さんの死亡を報告すると驚いて声も出せず。
そんなテレビの中の出来事がそっくりそのまま私の家の近隣で、しかも家族共々仲良くして頂いていた家で起こるなんて・・・。ショックもひとしをでしたが、今後残された奥さんの身を考えると考えさせられるものがありました。
実際ケアマネさんも奥さんだけでも施設に入って頂いたらと何度も打診をしたそうですが「僕が見るから大丈夫だ」と頑なにお断りしていたそうで、でもご本人も認知症と言う病を患っておりどうすることも
出来なかったのではと、今考えても、もっと早くに考えてあげなければいけない課題だったのだと改めて思うのです。
私は福祉関係という職業柄考えることが出来るとは思いますが、他の方はどうでしょうか?
今ではアパートやマンション暮らしでお隣さんが男なのか女なのかさえも判らないほど、お隣さん同士が疎遠になっている時代ですよね。
もしかしたら皆さんのご近所にもこのような出来事が起こらないとも限らない。
「向こう三軒両隣」「とんとんとんからりんの隣組」昭和のよき時代の気遣いが今になって身にしみる自分なのでありました。

00:30 | Posted by admin

【日常生活において】 のんびり家2F 石井

2012年06月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

昨年度末の2月の下旬に右足の靭帯損傷してしまい、のんびり家の入居者、職員に迷惑をかけてしまいました。
現在では、完治とまではいきませんが歩くのには支障はない程度になりました。怪我直後は、松葉杖を使用していたこともあり、様々なことを考えるきっかけとなりました。
とにかくあらゆる日常生活、動作に時間を要するということです。外出するまでの支度から移動まで回り道ばかりです。エレベーターの場所を確認したり、階段の昇降にも通常の倍くらいの時間がかかりました。どれだけ今までの自分がスムーズに「意思決定」をしてきたのか改めて実感することができました。そして、今まで考え続けていることの確認をすることもできました。
最近ではのんびり家の入居者のTさんYさんがお昼の時間を気にする、または気づくことが増えてきました。居間の椅子に腰かけているとTさんとYさんが「あら、もうこんな時間、時間が経つのは早いですね。」と話が始まり「もうお昼ですね。何か買いに行きましょうか。」と会話が進んでいました。そこから重い腰を上げ、支度に入りました。
それぞれお手洗いを済ませ、それぞれのお部屋に向かい支度を進めます。そこで問題が生じました。「買い物に行こうと思ったけどお金がないのよ。」と。
そこまでの様子を何気なく見ていた職員が「のんびり家の食費のお金があるのでどうぞ。」とお財布と携帯電話を預けます。そうすると苦笑いしながら「恥ずかしいけど、貸しておいてね。」と2人で買い物に出かけられました。
最初にお昼と気づいた頃からは既に30分以上が経過していました。職員が2人に気付かれないように動向を確認していると、のんびり家から本郷通りに出るとすぐパン屋さんがあります。2人で左右を確認し悩みながらも相談しパン屋に入っていきました。店内でも相談を重ね最終的には同じものを購入されたようです。帰りものんびり家から近いこともあり迷わずにのんびり家に帰ってきました。そして、他の入居者から「あなた、それどうしたの。」と聞かれ「今自分で買ってきたのよ。あなたも行って来たら。」と返す2人でした。
時間をかけてでも自分たちで物事を解決しようとする姿が逞しく見え、日頃から自分たちが行っている支援の在り方を考えます。日々の日常生活において色々な面で時間が作用することが多いですが、入居者の日々の生活を間近で感じると時間とともに大切なものがあるのだと改めて感じることが出来ます。その瞬間で様々なことが起こり対応に苦慮することもありますが「有する能力に応じた自立」を考え続けていくこと、常に疑問を持ち続けて入居者との時間を大切にしていきたいと思います。

07:15 | Posted by admin

【嬉しい瞬間】 のんびり家3F 山浦

2012年06月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

どっこいしょ2回目の登場、山浦です!
のんびり家に来て、約半年…自分が嬉しかった瞬間の一部を紹介します。
先ずは、自分(山浦)と入居者Dさんと自分のよくする、やり取りを読んでください。

山浦:いやぁ~自分の田舎だとこんな事中々起こらないですよ。
Dさん:あれ?田舎って確か長野だったよね?
山浦:そうですよ。
Dさん:長野の河東線って言ってたよね?
山浦:自分は長野でも佐久って辺りなんですよ。
Dさん:あぁ~鯉こくで有名な
山浦:そうです。よくご存知ですね。
↓この会話も半年をすると
山浦:いやぁ~この前田舎に帰った時、やっぱり
Dさん:あれ?田舎って確か長野だったよね?
山浦:そうですよ。
Dさん:佐久って言ってなかったっけ?
山浦:そうです、鯉こくとか有名なんですよ。
Dさん:鯉こくって有名だもんね。
以前、自分と同じ長野県出身のスタッフが居て、そちらの記憶だけ残っていた様なのですが、Dさんの中の自分のイメージが長野→河東線から長野→佐久になってくださったのです。
こんな何気ない会話の中でも、「自分の事を憶えていただけた」と言うこの事実に自分で感じられた瞬間、感動とこの仕事を始めて何か自分も出来た!!と言う達成感を感じる事が出来ました。他の方からしてみたら、他愛も無い小さな事だったとしても、自分とDさんとの関係を半年間で自分は何かを築けたと思っています。
この仕事を今後…半年…一年…三年…何年後も…今の気持ちをいつでも新鮮に感じられるような人間でいたいと思います。

07:14 | Posted by admin

【ちょっとした幸福感】 お寺のよこ 田口

2012年06月05日 | お寺のよこ

お久しぶりです。お寺のよこの田口です。
個人的な事ですが、1月に引っ越しを行いました。情けない話ですが自分の生活力の無さを改めて認識しました。恋人でもいれば、多少は違うと思いますが、そんなうまい話はありませんね。
こんな性質の私がよく生活を支える立場であるグループホームで仕事をしているなと、我ながら関心し、いかに周りの人間方に支えられてるんだろうと痛感します。(笑) そう思うと、自分は恵まれてる人間なんだなあ、とちょっぴり幸せな気持ちになりますね。
つかの間にそんな事を考えるのも、グループホームで入居者さんと供に生活を送りながらお互いを支えあい思いやって生きていくというところから感じた発想なのですかね?

10:28 | Posted by admin

【きみさんちのゴッドマザー】 志寒

2012年05月23日 | きみさんち

凄まじい春の嵐を乗り越えて、今年も武蔵関の桜が満開になりました。
「花は桜木、人は武士」といわれますが、桜は最期のつぼみが開くまでどの花も散らないともいわれます。潔く散るさまよりもそのしぶとさに憧れる今日この頃です。
この桜の語源を調べてみますと、コノハナノサクヤという女神からくるという説、“サ”は神様を表しその神の宿る“座(クラ)”であるとする説、“咲く”という言葉を語源とする説、そのほか諸説あるそうです。あでやかな桜の姿を見ているとどの説もなるほどと頷けますね。
私は桜に限らず、それがどうしてそのように呼ばれるのか、とても興味があります。名というのは、単なる言葉ではなく、そのモノの在り様や、置かれた関係性も指し示すと感じるからです。
たとえば色でも、真っ黒、真っ白、真っ赤、真っ青とは呼ぶのに、なぜ真っ黄、真っ緑とは呼ばないのか、そこから何か日本人の色の感性が感じられるように思います。
たとえば魚でも、フクラギ。大好きです。私の郷里に近い人ならこの名に郷愁を感じられるかもしれません。なぜこうして“ブリ”が大きさや地方によって呼び名が変わるのか、複雑で豊かな関係性があるのでしょうね。
さて、よく認知症にかかわる話題で名前のど忘れが出てきます。
「ほら、あのテレビに出ている俳優さんで・・・誰だっけ?」
「あの人、昨日会った、背の高い、ほら・・・忘れた・・・」
『・・・私も認知症かしら・・・』
でも、大ファンでもない俳優が誰とか、昨日初めて会った人が誰とか名前が出てこなくても問題はありません。これがたとえば「毎朝顔を会わせているあなたの名前は誰だっけ?」とか「昨日会った人?昨日誰にも会ってないわよ?」とならない限りそれほど心配はないでしょう。
本来、無味乾燥な名前というのは覚えづらいものなのでしょう。なにせ、私はまだ、きみさんちに来て入居者さんに名前を呼ばれた記憶がありません。まぁ必要があればその都度「大きいの」「眼鏡」「あの」「ちょっと」「そっちの」と色々に呼ばれていますが、名より実、呼ばれないより呼ばれる関係が大事だねと思っております。「先生」「おじさん」「チーフ」「料理人」「おまわりさん」・・・呼び名の多さは関係性の多さ、その入居者さんの心に色んなシチュエーションの色んな登場人物として自分が居るのだなと、むしろ嬉しくもなります。どうぞお好きにお呼びになって・・・。
その色々な自分の呼び名の中で忘れられない一つがあります。
まだ私がきみさんちに来てそれほど間もないころ、Yさんはきみさんちの前で歩行練習をよくなさっていました。そこに出勤してきた私が近づいていきました。
ご存知かもしれませんが、認知症の方は“新しい出来事、物、人”を記憶するのが苦手です。Yさんもご多分に漏れず。そのYさんが知り合って間もない私を記憶されているのか?・・・果たして私を遠方から見つけ「ああ、あの人ね」と仰いました。
その時点で私は何の関わりも意味も持たぬ他人から、馴染みの「あの人」へと名づけられたのです。記憶に残らない大勢の中の一人ではなく「あの人」へ。私の今までの人生で誇らしい呼び名の一つです。まさしくYさんは、その後きみさんちで働いていく私のゴッドマザー(名付け親)になったのです。
さて、4月は出会いのシーズンでもあります。出会ったクラスメートからの呼び名が、○○さん○○くんから、呼び捨てやあだ名へ変わっていった瞬間。こそばゆいものがありましたね。先輩や上司、意中の人に自分の名が呼ばれる瞬間、どれだけのルーキーが心穏やかならぬ緊張を感じているでしょうか?
そういや、親兄弟以外に“浩二(さん)”などとずいぶん長いこと呼ばれてないなぁと、心の春は名のみの寒さです。

00:29 | Posted by admin

【初めまして】 のんびり家2F 福田(春)

2012年05月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

2012年2月11日からのんびり家の一員として、そして4月1日からは正式に入社となりました、福田春菜と申します。今までは文学部人文学科、近代日本文学専攻で夏目漱石や谷崎潤一郎などを学んでいました。そのため、介護業界は全くの未経験です。
のんびり家での生活が一ヶ月程経った頃、入居者の方と
「もう慣れた?」
「まだまだですかねー」
「あらーそうよね。でも私はあなたのことちょっと見慣れてきたけど」
といったやり取りに嬉しくなったりもしました。
これからは一人夜勤も始まるので、私にできるだろうか、本当に大丈夫だろうか、との不安は消えませんが、まずは安全第一に、入居者の方々と楽しめればなと思っています。

07:14 | Posted by admin

【ようやく春ですね】 のんびり家3F 君塚

2012年05月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

ずいぶんと長く感じた冬が終わり、ようやく春らしくなってきました。私が今の仕事を始めて9ヶ月が経ちましたが、今回は、昨年の11月に入居されたTさんについて書いてみたいと思います。
Tさんは長身で優しい目をした知的な紳士というのが、初めてお会いした時の印象でした。私が名前を言い自己紹介をすると「そういえば昔、同じ名前の同級生がいたなあ。」と遠くを見つめながら懐かしそうに答えてくれました。
Tさんはレビー小体型認知症と診断されているそうですが、当時のまだ経験が浅い自分には会話をしていても食事作りをしていても、それらしい特徴を見受けることができず戸惑ったことを覚えています。
また一緒に買い物に行くと他の入居者さんは「自分は好き嫌いが無いから何でもいいですよ。」と答える方が多い中で、Tさんは「今日はこれが食べてみたいなあ。」と毎回違う物を選び嬉しそうな表情をされていました。
私達が行なっている認知症状態にある方を支援する仕事は決して楽なものではないですが、このように入居者さんの喜びに繋がる支援ができ入居者さんの笑顔を見ることができた時、お金では買えない貴重な経験をさせてもらったと感じるのは、きっと私だけではないでしょう。
Tさんはユーモアのセンスもあり、女性スタッフに何かを指摘されると「鼻クソ付けるなよ~」と冗談まじりに反論し、周囲を笑わせても下さいました。
今年の元旦にはのんびり家の2階、3階と合同で根津神社まで初詣に行きました。神社の敷地内では猿回しの大道芸が行なわれていたり、出店が多く出されていたりと普段とは違うお祭りのような雰囲気の中で、その場にいた入居者さん全員が楽しまれている様子でした。神社の本殿の前に行くと長い行列ができており「すごい人だなあ。」という声があちこちから聞こえてきました。私達も最後尾に並び、冷たい風が吹く中一歩ずつ前へ進んで行きました。そしてお賽銭を投げてお参りを終えた時、私はTさんに肩をたたかれました。見るとTさんが手を差し出し「これはとっておいて下さい。」とお賽銭の残りを渡してきました。Tさんは渡された3枚のお賽銭のうち1枚しか投げておらず、このようなお祭り気分の中でもお金に対する感覚が少しもルーズになることなく自己管理がしっかり行なえる人なんだと、Tさんに対する認識を改めると共に、Tさんの新しい一面を発見でき嬉しくも思いました。
最近のTさんは腰痛が原因で外出されることはほとんどありませんが、お元気になられたら、また皆さんと一緒にいろいろな場所へ行くことができればと思っています。

07:13 | Posted by admin

【お寺のよこの東北復興まつりを開催しました~!】 お寺のよこ 橋本

2012年05月05日 | お寺のよこ

早いもので、あの東日本大震災から1年あまりが過ぎました。被災された方々に少しでもお役に立ちたいと、色々な形のイベントが日本各地で行われております。
お寺のよこでもささやかながらも復興のお祭りを行いたいと、若手職員2人(一人は青森県出身)が企画を立ち上げて、4月15日に開催しました。お寺のよこの皆さんは食べ物に関心があるという事で、東北3県の名物料理を作り、バイキング形式で好きなだけ召し上がるというものです。
メニューは、秋田県横手の焼きそば:B級グルメで焼きそばの上に目玉焼きがのっている。岩手県の貝焼き味噌:帆立貝の卵とじ。酒の肴になりそうな代物でした。青森県のけの汁:山菜や根菜が入った汁物。味を付けなければ保存食となるものだそうです。雪が多く、野菜の採れない事により考えられた食料ですね。宮城県の油麩の煮しめ。油で揚げた大きな麩は、まるで揚げパンのような物でした。肉の代用となり野菜と合わせてのお煮しめです。このオーソドックスな煮しめが一番好評でした。
なぜか、福島県の料理がないので、後日、企画した職員に理由を尋ねたところ、「調べたけど、これはと思うのがなかった…」と言葉を濁らせておりましたが…。福島県出身の方、これはという料理がありましたら、怒りと文句のメッセージと共に、職員Tまでご一報ください。
お祭りという事で、縁日風に、輪投げや風船釣り、お菓子のつかみ取りも行いました。
利用者と一緒に用意した、壁飾りの看板や紙で作った花も素敵でした。
今回のイベントもご家族が参加されて、利用者と職員で楽しい時間を過ごすことができたと思います。
ただ今回は、残念なことに利用者の参加は8名となってしまいました。もう一人の利用者Nさんが10日に入院先でお亡くなりになってしまったからです。Nさんは開設当時から10年以上もお寺のよこで生活されていましたが、1月下旬に体調を崩されて入院されていました。体調を整えて、お寺のよこに戻ってくるのを心待ちにしていたところだけに、とても残念です。Nさんがお元気であった頃、もんぺを穿いて割烹着を着て、散歩中に疲れで足元に震えがありつつも、地面までゆっくりと手を伸ばして落葉を何枚も拾っている姿が目に浮かびます。若い方は知らないと思いますが、割烹着姿は昭和中期の日本のお母さんの象徴でした。認知症が進み言葉が出ることがなくなっても、顔をくしゃくしゃにして笑顔を向けてくださいました。その大好きな笑顔を見るのが仕事の合間の嬉しい一時でした。Nさん、どうもありがとう。ご冥福を心からお祈りします。

10:27 | Posted by admin

【人は年齢によらず】 堀内

2012年04月23日 | きみさんち

回ってきました。どっこいしょ。自分文章を書くのが苦手な私は原稿をかくのに二週間ほど考えます!
今回はきみさんちでの一コマを書こうと思います。
突然ですが、前月2月26日は何の日だったでしょうか??
答えは…『国際マラソン大会』
いつも通り朝ごはんを入居者さんと食べていたときの話をしたいと思います。
TVをつけると国際マラソン大会スタートするときでした。入居者さんみんなテンションが上がりっぱなし!
この日だけは朝食食べ終えるまで二時間ほどかかりました~。熱中具合がお分かりいただけますかね(笑)

さて。スタッフも交え大盛り上がりしているところで、ふと90歳をこえるお婆ちゃんOさんがとった行動とは何でしょうか??

1、同年代のマラソン大会をやっていないか情報を集めようとする
2、新聞を読んで何キロメートル走るか調べる
3、自分も応募しようと現地に向かう準備をする

答えは……

一番でしたっ!
私自身ビックリしました(笑)
走りたいだろ?!って聞かれた私はOさんの応援で十分だよって伝えると『お前は若いのに私よりバァサンだな!』って笑われてしまいました。

たしかに、何かと二人で体力勝負するけど敗けることも多い私。前に椅子から立って座ってを一分間にどれどけ出来るかを勝負したら、まさかのOさんが圧勝でした。
Oさんの体力年齢→40代
堀内→60代

おかげで今年の目標が出来たから感謝!けど…やっぱりくやしい~(笑)
おしまいっ。

00:29 | Posted by admin

【初めまして!】 のんびり家2F 鈴木

2012年04月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆様、初めまして!昨年の12月よりのんびり家2階で入居者の方々と一緒に生活させてもらっている鈴木 真一(すずき しんいち)と申します。
もうかれこれ、のんびり家での生活も3ヶ月目になりますが、のんびり家の入居者の方々の「たくましさ」には私も圧倒され、日々驚くばかりであります。また入居者全員、そしてスタッフもほとんど女性で、肩身の狭い事もありますが、そこは唯一の男手、石井さんと2人で盛り上げていこうと思います!
さて、話変わって、私自身介護の現場は、のんびり家が3つ目で、以前は特別養護老人ホームに2年、介護付きのケアハウスに2年勤めていました。どちらも介護者としてたくさんの事を学ばせていただきました。
しかし今までの私の支援が、入居者の生活の中で、食事の配膳、下膳にしろ、居室の掃除にしろ、何でも私自身「入居者の為」と思い、手を貸していたという事がありましたが、のんびり家に来てからは、入居者自身が考え、時間を掛けてひとつひとつ行なっていく姿を見て、私自身とても新鮮な光景であり、最近では、「あぁ、いままでは、なんでも手を出しすぎていたなぁ」と思う事が多々あります。
また入居者ひとりひとりを「知る」と思う事がとても大切であり「この人はこうすればどうするだろうか?」「こうきっかけを持って行けばこの人は出来るんだ」と気付きも増えました。
でもまだまだ知らない事も多く、余計に手伝ってしまうという支援もまだあるので、もっと入居者ひとりひとりを深く知って行きたいと思います。
最後に、今年の目標を!ひとつ目は先ほど話したように「入居者ひとりひとりをたくさん知る」事。そして、ふたつ目は、私自身体が大きく、少しこわもて…なので、入居者に威圧感を与えないよう、笑顔絶やさず、出来るだけ体を小さく、入居者と同じ目線で話すよう心がけているのですが、最近「お兄ちゃん大きいねー」ならまだいいのですが、「お腹が出てるね」「(お腹の)中になにはいってるのー?」と入居者の方々から言われる事が多いので、今年こそ「夢の70キロ台」を目指しダイエットできたらなと思います。
こんな私ですが皆様今後とも宜しくお願いします。

07:09 | Posted by admin

【防災の意識】 のんびり家3F 福田

2012年04月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

あの大震災から1年が経ちました。
1年前はスーパーから品物が無くなり、デマが流れたりなど混乱している中、原発の事故。この先一体どうなるのか…という日々。のんびり家でも食料が買えず、数日間は食事が質素になりました。
定期的に行っている避難訓練も、現状の訓練は『ホームに居るとき』を想定し行なう事が多いのですが、のんびり家の入居者さんの中にはお一人で出掛ける方がいらっしゃいます。また以前は入居者さん同士で出掛ける方もいらっしゃいました。もし、その時に地震が発生したらどうするのか…。グループホームでの生活では想定できることです。
先日、毎日新聞の社説にこんなことが書いてありました。NHKでは津波注意報が発令されたとき従来の落ち着かせる口調から命令調・断定調の口調に改めたそうです。緊迫感を感じさせる為だとの事です。
震災後、東京でも地震が何度も発生しています。避難誘導を行う私たちがまず、落ち着いた行動を取る必要がありますが、認知症状態にある方たちには非常事態が伝わらない可能性もあります。
また、パニックを起こし1人で飛び出される可能性もあります。地震発生時の各入居者さんの様子やこちらからの非常事態を伝える言葉はどのような口調、言葉が伝わるのか…。こういったことも知っておく必要がるのでは無いでしょうか。
某、巨大テーマパークでは2日に1度のペースで避難訓練を行っていたそうです。アルバイトの方も多く働いているそうですが、マニュアルには無い行動を取り、あの大震災の日に多くのお客さんの安全を確保できたそうです。
避難訓練の方法や、想定する場所、想定できること。入居者さんにどう非常事態を伝えるか、スタッフはマニュアルや避難訓練だけに頼らずにいざという時に、非常時には自分で判断しなくてはいけない事もあります。こういったことも含めた防災の意識を高めていかなくてはいけないなと改めて考えさせられた日でした。

07:08 | Posted by admin

【ありがとうございました】 お寺のよこ 大木

2012年04月05日 | お寺のよこ

もう直ぐ、桜が咲く時期ですね。私の実家の近くに枝垂桜があります。毎年、その桜をみながら家族でお花見をしていました。桜の咲く時期はポカポカしているので、私は好きです。気持ちもポカポカになりますよね!?(笑)また今年もお花見出来たらいいなあ・・・・・・。
突然ではありますが、4月末予定で退職することになりました。1年間という短い間でしたが、お世話になった皆様、ありがとうございました。退職後は、看護医療を学ぶ為に学校へ行くつもりです。自分への挑戦!!一生懸命頑張ります。またいつか、看護の資格を取り、福祉の仕事(職場)に勤められたらな・・・・・というのが私の夢です☆☆☆
残り1ヶ月という短い期間ですが、楽しい時間を過ごせたらと思います。

10:27 | Posted by admin

【カインとアベル】 堀

2012年03月23日 | きみさんち

ミニケアホームきみさんち堀でございます。
3回目の執筆。入社と同時に書いたので、半年サイクルで1年!!!!
先輩方、入居者のみなさま、なんにも出来なかった私をここまでにして下さってありがとうございます。
ここまでって、どこまで?1年なんて まだまだで、やっとスタートラインに立った気もしています。
ところで、私は心理学や、心理臨床を学んでいます。今日は それについて書きたいなと思います。
きみさんちにやって来る前から開始していた勉強で、ここに来てから更に私にとって大切だと思う事になりました。入社時「グループホームはこころとこころの向き合う場所」と思ってやって来た私には、もともと繋がりを感じるものだったのですが、しかし、職場の皆さんをみていると「ヘルパー2級」の方、「介護福祉士」の方。「もしかして関係ない?」とハラハラと焦ったりしながらも、やっぱりちゃんと貫いてみようと思い、学習を続けています。
その中から、ひとつだけ紹介させて頂いても良いでしょうか。
~愛情の偏り カインとアベル~について。
カインとアベルは兄弟でアダムとイブの子供だそうです。神が弟アベルをひいきした事によって、兄カインが弟アベルに危害を与えてしまうんです。
神とカインの関係は親と子の家庭環境。また どこにでもある職場環境。
普遍的にどこにでも現れ得る人間関係としてみていく訳なんですが…何故ひいきが起こったのか。
それは、一つの理由として自分の中にある自分では認めたくない部分を持って生まれて来た子供を、受け入れ難い事があるそうです。それは 親子関係に限らず、どんな人間関係にも必ず現れ得るもので、簡単に言うと「合う、合わない。」と同じだと思います。
心理臨床では、大きな柱のひとつとして「無条件の肯定」と言うものがあります。まず、目の前に居る相手に無条件の肯定を向けるんです。そこからすべてが始まる訳です。
心理臨床や心理学の学習は、そこへすべて繋がっているのだと私は思います。
カインとアベルにしても、その背景を知る。また愛情の偏りについても人間に普遍的なものである事を認識していたなら誰を責める事もなく状況を認知する事で「無条件の肯定」に近づく。
それはきっとどんな人間関係にも繋がっていると思うんです。家庭内の人間関係、職場内の人間関係、それからグループホームの入居者のみなさんとも。
たぶん私は、知らないものは疑うし、分からないものは許容しないかもしれない。
でも、ここは未知の世界。どんな事が起こるか、想定はしても、経験の浅い私にはやはり未知の事が起こり得る世界。そんな時「無条件の肯定」と言う姿勢があったなら、かなり私を助けてくれる唯一のものであると思います。
今回のお話はユング心理学と言う枠の中のひとつです。
これからも、入居者のみなさんのこころを大切にする為にも、自身の為にも もっと学習をしようと思います。
誰かを大切にするには、自分や誰かを知ること。なにが好きなのか、何を大切にしているのか、何を見ているのか、なにを見てきたのか。もっともっと見つめて、もっともっと知っていきます。
大切なものを大切にできるように。(長くなって申し訳ございません)

00:28 | Posted by admin

【節分】 のんびり家3F 新城

2012年03月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

2月3日、のんびり家でも2階3階で一緒に節分の豆まきをしました。
夜に行ったので参加できなかった入居者も居ましたが、参加された方々は思い思いに楽しまれたようです。
3階からは、DさんYさんHさんが参加されました。HさんとYさん女性2人、豆を何度も何度も鬼に投げ2階の入居者さんととても楽しまれておりました。Dさん、参加された中ではお一人の男性です。Dさんは、豆まきよりも豆を食べる方が良かった様で豆まきを1回行い後は豆をずっと食べられておりました。
のんびり家で働き、入居者のみなさんと行事を一緒に過ごす時間はとても楽しいです。
2012年始まったばかり、今年も沢山の行事を一緒に楽しく過ごしていきたいと思います。
昨年の震災後から、世の中いつ何が起こるか分からないとゆう事を改めて思い知らされました。日々後悔しないように、大切に皆さんと過ごしていこうと思っています。

07:07 | Posted by admin

【お久しぶりです。】 のんびり家2F 新山

2012年03月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

入社して間もなく、8ヶ月が経とうとしている中、私は入居者の事を、どれだけ知る事ができたかな・・・?今、自分にできる事は何だろう?
今まで以上に更に色々悩む事が増えてきました。悩んでも悩んでも一日は、アッと言う間に過ぎますけどね。(笑)
さて、今回は入居者と共同生活をして喜びを感じた時の体験を一話だけ紹介します。
(Kさんとの出来事。)
Kさんは、なかなか私に心を開こうとしなかった方で、普通に話しかけてもムシされ、外へ誘っても何度も断られ続けました。
何でだろう?毎日、傷つきながらも自問自答する日々。
そして、何気ない挨拶から始め対話を重ね、何度、断られても諦めずに笑顔で誘い続けた、ある日。
コーヒーが好きだと話していたKさんは昼時に「もう、こんな時間?コーヒーが飲みたいわね」とボソッと、つぶやいたのです。
私は、今だ。と思い「Kさん、下まで買いに行きませんか?」と声をかけました。すると「近いの?遠くは行かないよ、近いなら行ってみようかな」とKさんは笑って席を立ってくれました。
その瞬間、「やったあーーーーー」と心の中で、喜び叫びました。
初めてKさんと買い物へ行く事ができた時の、あの喜び?嬉しさ?は今でも忘れられません。
この体験を通して、声を掛けるタイミングって大事なのだと感じる事ができました。決して自分都合ではなく、相手の立場になり常に考え抜き接する事。これが、簡単なようで難しいのであります。
のんびり家の入居者、全員の笑顔を見られて私は幸せ者です。

07:07 | Posted by admin