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【皆さんこんにちは。】  お寺のよこ 崔所為

2021年01月06日 | お寺のよこ

お寺のよこでアルバイトをしている崔と申します。
周りの留学生に「私はグループホームで介護のアルバイトをしている」というと、必ず「へぇー、グループホームって、何ですか?」と「大変でしょう。どうして介護にしますか?」と聞かれています。
 日本に留学してから、日本語を教えてくださるK先生が「私のお母さんが暮らしたグループホームへ見学してみませんか?」とお勧めしてくれました。それがきっかけで、お寺のよこで働き始めました。最初は「未経験の私は自分より60歳、70歳年上の入居者の方の生活支援ができるのでしょうか」と不安と緊張の思いばかりで、認知症の方々になんでもやって差し上げると思い込んでしまったこともあります。
日常生活で皆様はよく生け花したり、食材を切っていただいたりして生き生きとしています。たまにカラオケ、温泉旅行にも行かれます。(今年入居者さんの一人は東京都知事選挙まで投票されました。)その中で、お寺のよこのスタッフさんは毎日入居者の方の側に見守りして、何かをうまく行えない、できない部分だけを手伝いながら、一緒に物事を終わらせます。
実際に働いて、その姿を見て、私は介護の意味について考え直しました。どんな要介護レベルであっても、入居者の方の一人一人の何かできることを見つけて、それを引き出していくのが介護なのだと思い始まりました。私の仕事はただただそのレベルに合って、その人それぞれの暮らしと生活を支援することです。
今も不安と緊張の思いが決して消えていないですが、生活支援の意味を理解してから、より深く入居者の方と関わりを持てることを楽しみながら、笑顔で見守りしていきたいと思っております。それもこれからこのアルバイトを続けていきたい理由です。

11:04 | Posted by kimisanchi

【9月までの出来事 】  のんびり家2F 池田

2020年10月13日 | のんびり家::のんびり家 2F

先月はとても暑い日が続きとてもクーラーなしでは過ごせませんでした、さらにコロナや台風といろんな事が重なり嫌になってしまいます。
新しく入った入居者がいれば去っていった入居者も居てあっという間に今年の半分以上が過ぎてしまいました。
新しい入居者が入ってきました。名前をKGさんと言います。何とこのお方、大正生まれの100歳越えをしているお方で、ご飯もしっかりとお召し上がりになりますし、更に、杖なしで歩いていて、とてもお元気なお方です。テレビが好きなようで色んなチャンネルを見ています。特にサスペンスが好きなようで良く見ています。夜遅くまで見ていることもあります。お風呂にも一人で入っていただけます。身体を洗う際は念入りに洗っています。少しふらつくこともありますが、一人何でもできるお方です。
逆に去っていった入居者も居ます。名前はNさんです。自分が担当をしていました。兎に角元気なお方でした。食べ物や飲み物に強いこだわりを持っており、自分の食べたくない物や今まで食べたことのない食べ物などは絶対に食べませんでした。そればかりか、飲み物も嫁いびりをしている姑のごとく、ついさっきまでいいと言っていたのに、いざ出すと、これには毒が入っているから飲まないなどと、良くも悪くもとても元気なお方でした。自分の生きてきた人生に誇りを持っており、急に馬鹿にするななどと言ってくることもあります。
亡くなる前日まで自分が対応をしていたので信じられませんでした。元気にご飯を食べて、元気に飲み物を飲んで、元気に自分の主張を押し通すお方でした。まだ介護の仕事を始めて4年目程度ですが、とても印象に残っているお方です。
これからもこの仕事を続けて行きたいので、皆様コロナに気をつけて、暖かい目で見守っていただければ幸いです。

19:22 | Posted by kimisanchi

【知ること、認めること】  きみさんち 金井

2020年10月13日 | きみさんち

先日、若年性認知症の方のお話を聞く機会がありました。
その中で私は、出来ることを奪わないでくださいとおっしゃられたことが忘れられません。
出来ること・出来ないことを「認め」、本人のことを「知って」ほしいと、そういう病気なのだとおっしゃっていたことを忘れないと思います。
その方のご家族は、「心配はしているけれど、信用している」と仕事に送り出しているそうです。そういう寄り添いを私も出来るだろうろうかと自問自答しました。
日々の生活の中で失敗を恐れて、待つことをせず、成功する喜びを奪うことのないよう人に向き合うことの大切さを改めて感じられた2時間でした。

19:22 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2020年10月13日 | 編集後記

最近、些細なことですがとても気になることがあります。喫茶店でたまに仕事をするのですが、まあまあ大きい喫茶店で隣に2回同じ女性が座ったのです。1度目は私が先に座っていて、2度目は私が後から座りました。
なんということは無い話ですが、不思議な感じがしました。それ以上のことは無いのですが、長年生きていると、ちょっとしたことが気になることがあります。例えば、大切なものを壊してしまったり無くしてしまった時、自分の身代わりになってくれたのだ。などと考えてしまいます。この考えは、母親が行っていたことの受け売りですが、そうやって、何かをなくして何かを失わな意。という力関係を具体的に自分でイメージすることにより、そのダメージからの距離を確保し自分を冷静に保つのかもしれません。
私より長生きさんの入居者さんにこのことを今度聞いてみたい思います。みなさん、何と答えられるでしょうか。とても気になります。
こんなにSNSが流行っていますが、自分の周りに起きる些細なことの積み重ねみたいなことは、起きた後はSNSで伝えられますが、そう思う瞬間は伝えることができません。
このちょっとした瞬間の積み重ねが、生きていくには大切だなーと感じることがあります。みなさんも、日常的に感じるこのちょっとした瞬間を心にとめて、大切にしてみてはどうでしょうか?

19:22 | Posted by kimisanchi

【お手つないで 野道を行けばと歌いながら散歩するご入居者のSさん】  お寺のよこ 倉澤

2020年10月13日 | お寺のよこ

脳生理学者有田秀穂氏のセロトニン学説によれば、人間に精神的な豊かさをもたらす脳内物質が3つあるそうです。
人に対する思いやり、共感力を育てるセロトニン、意欲を掻き立てるドーパミン、ストレスに抵抗して集中力を高めるノルアドレナリン。これらをバランスよく高める方法のひとつがリズム運動で具体的には咀嚼と呼吸、そして歩行が有効であると。つまりよく歩く人は人間としてレベルの高い生活ができるということのようです。脳内物質の不思議ですね。
現在お寺のよこでは8名の入居者さんが生活しておられます。(1名入院中) 先日Sさん(93歳)が体調不良となりご家族も同席しながら往診を受けられました。職員がSさんの日常の様子を伝え診断をしていただくと熱中症の疑いがあるかもしれませんねと伝えられました。ご家族は入院して点滴することで早く元気になってもらいたいと希望されました。
しかし長年Sさんとおつきあいのある診療所の看護婦長がSさんにとって入院し環境が変わることで不安になり精神的に弱くなる可能性がありますよ。またコロナの影響でご家族も面会が出来なくなるとしたら、お寺のよこで様子を見ながら見守ってあげることはいかがでしょうかと提案してくださりご家族も納得され皮下点滴を行うことになりました。本来であれば2階の居室で行うのですが、お腹に刺した点滴の針が外れてしまった場合に気がつくように1階の居間にベットを用意して対応することになりました。最初は入居者さんも驚いておられましたがSさんは安心して皮下点滴をしながらゆっくりと過ごされました。結果数日でお元気になられ、10日後には職員と手つなぎ歩行で散歩することも出来るようになりました。今回のことでお世話になった診療所の先生、看護婦長、訪問看護ステーションのIさん、ありがとうございました。出会った全ての人が協力してSさんも頑張ってくれました。これからも一緒に歌って散歩して元気にリラックスしましょうね。

19:21 | Posted by kimisanchi

【早いですね。】  のんびり家3F 新宮

2020年10月13日 | のんびり家::のんびり家 3F

9月、Kさんのお誕生日の外出企画で、テーブルを買いに出掛けました。
その後、巣鴨の鰻屋さんにて昼食を摂りました。
息子様ご夫婦とご一緒でしたので、そこはかとなく安心感もありながら、どこか仕切っておられるような、そんな印象にみえました。
Kさんは耳が殆ど聞こえず、言葉でのコミュニケーションは無理な状態です。
手の動きで意思の見当をつけたり、メモを読んでいただいたりしていますが、コミュニケーションをとることに難しさを感じます。
今回の外出中は、私の言動のひとつ一つを振り返ることを意識してご一緒に過ごしました。
うんうんと頷いておられたら、私も同じように頷いているのは何故か。車椅子を商品が手に取れない距離に止めた理由は。興味深そうに親子の買い物客を見ておられたので、暫く止めてみたのはどんな気持ちがあったからか、などなど10分に1回は振り返っていたので、その日は自分の事を沢山知ることができました。そもそも自分のことなので答えられますね。あとは自分の考えるクセ、みたいなものも笑ってしまいます。もう認めるしかありませんね。
今回、ご自分のお気に入りの商品を購入できましたので、日常に使われ豊かな気持ちになられますように。

19:21 | Posted by kimisanchi

【笑顔の大切さ】  のんびり家3F 松山

2020年09月14日 | のんびり家::のんびり家 3F

のんびり家3階の利用者さんの中で、一番重い介護度5のSさんは、とても可愛いらしい方です。何が可愛いらしいのかと言いますと、それは時々魅せてくださる、とびきりの笑顔です。介護の仕事に関しては、のんびり家が初めてで、携わっている期間もそれほど長くないので介護施設や認知症の方の施設については詳しくないのですが、現状、利用者さんの笑顔に触れる機会はなかなかないように思います。そんな中でのSさんの笑顔は、ほっこりとした気持ちにさせてくれるとても癒しの存在です。
 私には、のんびり家とは別に長年、携わっているライターの仕事で、インタビュー記事を書くことが多いのですが、「仕事をしていて一番の喜びを感じるのはどんな時ですか?」という質問を投げかけることが度々あります。そうすると、「お客様に喜んでもらった時、お客様の笑顔に触れた時」との回答が返って来ることが大半です。そう、笑顔というのは人の心を明るくしたり、幸せにしたりする力があるのです。私がSさんの笑顔に遭遇するのはいつも夜勤明けの起床や朝食のサポートをしている時。“やりがい”という意味とは少しずれてしまいますが、何かの拍子に魅せてくれる屈託のないSさんの笑顔に出会うと、徹夜の疲れが吹き飛んでしまいます。そしてそのたび事に“笑顔でいることの大切さ”を改めて感じさせていただいています。

09:37 | Posted by kimisanchi

【入居者さんとの会話】  お寺のよこ 佐藤

2020年09月14日 | お寺のよこ

コロナが流行る前の話しですが、近所のスーパーへ大正15年生まれのNさんと出掛けると、家を解体し更地になり雑草が生えているのを見て私から「宝くじが当たったらNさん、この土地を買ってここに一緒に住みましょうか」と声がけをすると
『お姉ちゃん、宝くじ買ったの?』「いや買い忘れたんです。」『何だよー、買ってないのかよー買ってないなら駄目だよー夢も希望もないじゃん。買っておいてよー。それからだよー』と仰り二人で大爆笑しながらスーパーに向かうことがありました。
昭和2年生まれのU さんは皆さんがそれぞれの居室へ行き独り居間で夜の時間を楽しまれている時に新聞を読みながら『銀座とかに美味しい物を食べに行きたいなー銀座をブラブラして鰻とかかなー』と「今、コロナっていう流行病でなかなか出掛けられないから落ち着いたら一緒に行きましょうね」と答えると『二人じゃなくて3人でな。誰に見られるか分からないから、貴女の知り合いでも良いし3人でな。何が良いかなー銀座かー』と紳士な発言をされ穏やかの表情で銀座の街並みを思い浮かべるような、ご様子がありました。
お二人が若い頃の銀座を古い映画とかテレビでしか観ることが出来ませんがハイカラな時代から令和の時代をお元気に過ごされ何気ない会話を楽しまれている姿を近くで支え、支えられていると実感し、1日のほんの数分、数十秒でも会話の時間を大切にしたいと思っています。

09:37 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2020年09月14日 | 編集後記

手塚治虫の書いた作品に『火の鳥』があります。様々な作品が作られているのですが。その中に、源義経を題材にしたものがあったと思います。話はエピソードから始まります。
 蟻の世界で種類の違うふた種類の蟻が、餌をめぐって争いを起こしているシーン、またあるときは、小さいころに仲良く育てられた犬と猿が、大きくなってそれぞれのボスになり、やはり縄張り争いが必要となり争いを起こしてしまうという話です。
 義経と頼朝は実の兄弟(異母兄弟)であるにもかかわらず、最初のころは、義経の活躍もあり平家を追い落とすのですが、それ以降の義経と頼朝は、兄弟であるが故の残酷さを感じます。
 今は、兄弟での争いではありませんが、政治の世界が非常にドタバタとしています。
 政治家は菅さんで一致でしょうけど、まだまだ、残りの二人の動きを気にしている人たちもいることでしょう。そこには、猿と犬の争いに似たものを感じてしまいます。
 それぞれの、支援者を集めているように見えて、実は支援者たちに抱えあげられている人もいるのではないでしょうか。
 いつの時代も、どこの集団にも権力争いは尽きません。しかし、誰かをけなすのではなく、ほんのちょっぴり許容するだけで何かが変わるのではないでしょうか。
 私は、今回の総裁選挙で、そのような姿を見せてもらえたらと心から願います。本当に力で抑え付けるのではなく、正々堂々と戦った間であれば、その戦いが終わったらノーサイドです。お互いの健闘を心から認めてその姿を褒めあってもばちは当たらないと思うのです。
 安倍さんが政治を仕切って、7年と8カ月がありました。この長い期間に政治家も進歩したのではないでしょうか?その進歩した姿を、ぜひ私たちに権力争いではなく、ノーサイドの姿で見せてもらいたいものです。

09:37 | Posted by kimisanchi

【Nさんと過ごした時間】  のんびり家2F 飛鳥井

2020年09月14日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。
新型コロナウイルスの猛威は留まるところを知りませんね。
一体日本は、いや世界はこの先どうなってしまうのでしょうか?
このような不安な毎日ではありますが、日常生活は続いて行きます。
そんな中、のんびり家2階では悲しい出来事がありました。
8月8日の朝、ご入居者のNさんがご逝去されました。享年99歳でした。
当日の朝、背中の痛みを訴えられ、身体状況が急変し、救急要請しました。
救急隊の方が心臓マッサージなどの蘇生を行ってくれましたが、搬送先の病院でお亡くなりになりました。
前日は暑い中買い物に出掛け、入浴もされていつも通りに就寝されました。
Nさんですが、前号のどっこいしょに佐藤さんが書いた記事に登場していた方です。また、以前に私が「今日も一日」というタイトルで書かせて頂いた方です。Nさんがお亡くなりになったことはあまりにも突然であったため、私たち職員も未だに実感が湧きません。前日一緒に買い物に出掛けた入居者の方や、居間でいつもNさんのお隣に座っていた方にはNさんがお亡くなりになったことをお伝えしました。お二人ともNさんの不在を分かっていらっしゃるご様子でした。
Nさんはとても偏食気味の方で、召し上がるのはほぼ和食中心でした。そのNさんが、昨年ののんびり家合同日帰り旅行で、横浜中華街に出掛けた際には、中華のコース料理を箸が止まらない勢いで誰よりも沢山召し上がり、私たちは事あるごとに「あの時のNさんは凄かったね」と笑い話になるほどでした。
また、入浴の際に湯船に浸かっていると、「私は水泳をしていたの。指ヶ谷小学校にプールがあってね」と実際に泳ぐ仕草をしながら良く話してくださいました。
Nさんはとても自立心の強い方で、「誰にも迷惑を掛けたくない」と言う気持ちが人一倍あったように思います。ご入居後に転倒して足を骨折され、車椅子の生活となっていましたが、支援をする職員に対して「あんたに迷惑かけて済まないね。ありがとう」といつも労いの言葉をかけてくださる優しい方でした。
職員が「Nさん、お互い様ですから」と答えると涙ぐむこともありました。
Nさんの就寝支援をする際、「今日も一日」と私が言うと、Nさんが「お疲れさまでした。ありがとう。あんたも早く休んでね」と言うやり取りをしていましたが、もうそれが出来ないと思うととても寂しいです。
Nさんは最期の時まで「誰にも迷惑を掛けたくない」と言う気持ちを貫かれたようで、Nさんらしい最期の迎え方であったなと思います。今は、Nさんが苦しまずに最期の瞬間を迎えられたのであるならと思わずにはいられません。
Nさんがのんびり家で過ごされた時間は2年半ほどですが、私にはそれ以上に濃密な時間に思えます。Nさんから沢山のことを学ばせて頂きました。もっとNさんと沢山の時間を共有したかったのでお亡くなりになったことは残念ですが、教えて頂いたことやNさんとの思い出を忘れないようにしたいと思います。
Nさんと過ごした時間は、私にとってとてもかけがえのないものです。 
最後になりましたが、Nさんのご冥福を心よりお祈り致します。

09:36 | Posted by kimisanchi

【異次元空間きみさんち】  きみさんち 松林

2020年09月14日 | きみさんち

新型コロナウィルスが世界的に猛威を振るっています。
日本も例外ではなく、沢山の感染者が出ています。
東京では、連日200人を超える感染者が発表されているほどです。
そんな状況ですから、人々は感染予防のために、外出を控えたり、他者との距離を取ったり、マスクを嵌めて会話をするのが常識となっています。
きみさんちでもそれは例外ではなく、勤務中はマスクをしたままですし、入居者さんと買い物に出掛ける事はなくなっています。
ウィルスの終息までは仕方の無い事ですが、常識の変化に対応して行かなければならないと思っています。
しかし、きみさんちの入居者さん達は、それぞれの常識を貫きながら生活されております。
一日の殆どを外のベンチで過ごされる方。
帰らなきゃと仰って外に出られる方。
大きな声で歌を歌っている方。
新型コロナウィルスの猛威は、世界的に広がっていますが、どうやらきみさんちの周りにはバリヤーが張り巡らされているようで、その猛威が振るわれる恐れは無さそうです。
また、窓辺にしがみ付くカマキリの姿や、庭から玄関先まで行列を作っている蟻達を見付けたり、神社の木々から聞こえる蝉の声を聞いていると、新型コロナウィルスが猛威を振るっているなんて嘘なのではと思ってしまいます。
どこかのんびりとしたいつもと同じ風景といつもと同じ入居者さん達に囲まれていると、ウィルスが蔓延している世界とは別次元の世界にいるかの様な錯覚に囚われてしまいます。
しかし、現実は、、、。
何時でも何処にでも気兼ね無く出掛けられ、誰とでも会話を楽しめる日が早く帰って来る事を節に願います。

09:35 | Posted by kimisanchi

【「当たり前」の有り難さ】  のんびり家2F 佐藤

2020年08月11日 | のんびり家::のんびり家 2F

Nさんは先日99歳のお誕生日を迎えられた、生まれも育ちも「東京の人間」です。ご本人の話では、ご自宅にいた頃、近所の某天丼チェーン店によく出掛けていたとの事。のんびり家にご入居してからも、おいしいのはもちろんの事、「安いのよ」が口癖で、何度も出掛けて美味しい天丼を頬張ってきました。
ですが、この状況下。出掛けたい想いは募りますが、入居者の皆さんのご年齢を考え、皆さんと一緒の買い物や外食は暫く控えていました。
6月、対策をしながら、近所の買い物に出掛けることを少しずつ再開しました。
下旬、混雑していない時間を狙い、久し振りにNさんを某天丼チェーン店にお誘いしました。Nさんにとって本当に久し振りの外食です。二つ返事で出掛けることになりました。
店内に入り、いつもの天丼を注文して暫くした後の事。Nさんが穏やかな笑顔で「心が躍る。あんたと来られて嬉しい」との言葉。そして、「今度はお母さん連れて来なさいよ!」と。
こんな状況になり改めて、自由に往来できた世の中の有り難さを感じます。私も心が躍りましたよ、Nさん。
まだまだ油断ならない状況ではありますが、また空いている時に天丼食べに行きましょうね!

11:49 | Posted by kimisanchi

【こんな所に…】  きみさんち 田中

2020年08月11日 | きみさんち

今皆さんいかがお過ごしでしょう。コロナウィルス感染が東京都でまたまた猛威を振るいだし、収束どころか増える一方。
きみさんち利用者さんもスタッフも遠出が出来ない苛々とやるせなさに身を置きながら日々がんばっております。
関東はお盆も過ぎ、これから夏休みといった所でしょうが、今年はどうなることやら…。
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そんなことを考えながら6月のとある日。
夜勤をやっていたところ、なんと早朝に近くの公園から飛来したと思われる鴨が2羽、目の前を通る道路上に散歩する人に臆することなく闊歩していました。最初は珍しいのと可愛いのとで眺めながらホッコリしていましたが、なんと1羽がきみさんち玄関に入って行こうとしているではないですか!
まてまてまてぇ!鳥が持ち込むいやな病気もあることは知っていましたので申し訳ありませんがお引き取り下さいといわんばかりに追い払いましたが、これまた臆することなく私の目の前をピコピコ歩いて道路に戻っていったのです。
そんなほっこり時間もつかの間、利用者の皆さんが一斉に起きてこられ、いつしか鴨もどこかに去っていきました。
この時ほど鳥って自由で良いなと思ったのは言うまでもありません。
その後のこの2羽は飛来しておりませんが、人気の少ない公園の池で元気にしている事と思います。

11:49 | Posted by kimisanchi

【或る意味で感染拡大中】  のんびり家3F 吉田

2020年08月11日 | のんびり家::のんびり家 3F

私事ですが、この四ヶ月で体重が20キロ減りました。
そしてこの体重減少が入居者さんにも広がっていまして、のんびり家3階の大半の入居者さんの体重がこの数か月減って来ています。
これがタイトルにある感染拡大中の中身です。
もちろん、感染するものではないので一種の比喩ではあるのですが、これは喜ばしいことではありません。
私の場合はそれほど問題ではありません。元々かなり体重が多かったので寧ろ体調は良いかもしれません。
原因も色々な、ストレスからくる食欲不振とはっきりしています。
食欲不振は入居者さんも同じのようで、とにかく食が進まなくなった方が増えています。
現在ののんびり家3階は、食事に介助が必要な方が3人いらっしゃいます。
土日などは、昼食作りから介助して服薬までを一人で対応しています。
そうなると、食が進まない方のケアまで手を回す時間がとれないことも増えています。
そうして対応している最中にお手洗いを手伝ったり、散歩に出る方のケアをしたり、完全にてんてこ舞いになるような日も増えています。
そして何よりどうにもならないのが、この体制で人員配置基準を満たしているという現実があります。
もちろん最低人員より多く配置している事業所もありますが、利用料などに付加価値をつけて上乗せしていたり、なにかしらで人件費をカバーする必要があります。
介護保険でいただく利用料は決まっていますので、人員を増やすにもいただけるお金が増えない以上は、人員を増やせないというのも現実です。
また、低賃金であるために思うような募集が出来ずに、人件費が割高な派遣職員さんに頼り続けているところも多いです。
低賃金というのは具体的に言うと、勤続10年でも夜勤手当や諸手当を入れて手取りで20万に届きません。夜勤を行わなければ16万前後です。
これは介護職のなかでもかなり低い待遇だと思います。
それでも認知症の方は増え続けますので、グループホームは必要だと思います。
思いますが、しっかりと機能させるには介護保険料の見直しや助成金の増額などで待遇改善が必須だとも思います。
とにかく、給料はともかく一人で対応するというのは限界が近づいていて、その影響が入居者さんにも及んでいる現実をお伝えしたいです。
そんな中でコロナウイルスです、状況が辛い中で会社はコロナ対策手当を支給してくれました。
これはとても感謝しています。
国からも医療と介護の全職員を対象に5万円(コロナウイルス感染者の出た施設は20万円)の手当を助成する話が決まったはずですが、その後音沙汰がありません。
のんびり家の近所でも、図書館や大型入浴施設、柔道団体、保育園では20人以上のクラスターが発生しています。
自粛解除に合わせて、入居者の外出やご家族との面会も解禁されましたが、どこから感染するか想像も出来ないぐらい身近に存在しています。
せめて施設内での生活は維持したいと職員一同頑張っていますが、マンパワーにも限界があります。
最初に書きました体重減少は、これからの対応でまだ拡大を防ぐことができると思います。
しかしもし職員や入居者に感染者が出たら、限界点を越えます。
土日などは面会に来て、昼食介助をしてくださるご家族もいらっしゃり大変助かっていますが、根本的に足りないのは人員です。
現在の人員配置基準だと日中に2時間だけ、職員が入居者3人に対して1人いれば基準を満たします。
のんびり家3階は土日は16時から2時間だけ職員が2人体制になるので、基準は満たしています。
この基準がおかしいのです。この基準を引き上げ、伴って必要になる人件費を介護保険料か助成金でカバーする必要があるのです。
でなければ職員の限界を越えます、いや既に越えています。
今はなんとか支えていて、満足とは行かないまでも最低限のQOLは確保しています。
なんとかこのギリギリの状態による悪影響が今回の体重減少だけで留まり、他に感染しないことを願っています。
そうでないとQOLを確保できないばかりか、ADLを低下させ、医療が日常的に必要になればのんびり家では対応出来なくなります。
まさに小池都知事の言う、感染拡大重大局面です。
普段は入居者さんのエピソードや生活をご紹介していますが、今回は目を背けて欲しくない現実を書かせていただきました。
今年90歳を越える方も3名いますが、合わせて6名全員の生活をこれからも支えていきたいと思っていますので、国や自治体はどうか改善をお願い致します。

11:47 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2020年08月11日 | 編集後記

ボーっとした日々が続いていたと思ったのですが、ここにきて、仕事がせわしなくなってきています。皆様はいかがでしょうか。
新型コロナウィルスが、猛威を振るってすでに4,5か月経ちました。第一波の時に想像したように、第二波が現在大きなピークになってきています。毎日ニュースが流れているのですが、感染者数を見る限り第一波を超えたようです。ですが、今回のほうが重篤な方や死者が少ないように思います。これは、病気のありようから考えてもよかったことだと思います。
現在、お盆の休み期間になる直前で、人がどういう動きをするのかが読みにくいことと、この病気に変な狎れが出てきているのではないかなと想像してしまうのです。
狎れが、この病気対策の土台部分にあると、どのような対応策をとっても不十分だと思います。特に、行政の打ち出している施策の内容を見てみてもどこか中途半端で、各自治体と国の施策の方向性が同じとは思えない内容が散見されます。
第二波が、第一波に比べて対応ができているのならば、その対応できているところを早く見抜きより強力な施策をみんなで行っていく必要があると思います。そのことが、この病気の本当に恐ろしい狎れの状態からの脱却につながると思います。

11:46 | Posted by kimisanchi