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【前世は姉妹?】  きみさんち 金井

2020年02月24日 | きみさんち

Aさんは食事前にOさんの箸を自分のものと一緒に持ってきて下さったり、食欲がなさそうだと「もうちょっと食べな」と声をかけてくださったり、Oさんのことをよく気にかけて下さいます。体調が悪いと聞けば涙ぐみ、元気になったと聞けばうれし涙を流されます。
ある時、「Oさん、こんなに気にかけてもらえて幸せですね」とお話しすると、横にいたAさんがすかさず「そんなことないのよ、Oさんがいてくれるだけで私はうれしいんですもの」とわらっていらっしゃいました。
「いてくれるだけで、私は助けてもらっているんですよ」
Oさんもその言葉に照れていらっしゃいました。
いろいろな事情で同じ屋根の下、並んでテーブルにつく仲になられたお二人が、姉妹のように自然に過ごされていらっしゃることがうれしい新年のある日です。

09:12 | Posted by kimisanchi

【好物】  のんびり家3F 永辻

2020年02月24日 | のんびり家::のんびり家 3F

ある日の天気が良いお昼に入居者さんのUさんと近くのうどん屋に行って来ました。
Uさんはのんびり家での食事量は日によってばらつきがあるので、外ではどのくらい食べるのかも知りたくて散歩も兼ねて行って来ました。
席に着いてメニューを見ると品数はたくさんはなかったので、少し考え「天ぷらと温かいうどんのセット」を選ばれました。料理が運ばれてくると天ぷらもうどんも量が多いことに驚いていました。「天ぷらは好きですか?」と聞くと、「そうね。好きよ。」と言い、塩をかけて食べ始めたので、塩をかけるなんてツウだなと思いました。サクサクといい音をたてながら早い時間で天ぷらは全部食べました。うどんは少し残しましたが、最後はうどんのお汁をズルズルと美味しそうにゆっくりと飲んでいました。
お店を出るとお腹がいっぱいで満足そうな表情が印象に残りました。
人はいくつになっても好きな物はたくさん食べることを改めて思いました。
今度はのんびり家で天ぷらや揚げ物料理を一緒に作りましょう。

09:11 | Posted by kimisanchi

【2020年 年頭に】  のんびり家2F 佐藤

2020年02月24日 | のんびり家::のんびり家 2F

新しい年が明け暫く経ちますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?
さて、半年振りにこのどっこいしょの記事を書くに当たって、何を書こうか暫く考えていたのですが…、前回同様、今回も文献の力を借りることにしました。
今回は、書店の売上ランキングでも暫く上位の、脳科学・AI研究者の黒川伊保子氏著「妻のトリセツ」。
世の男性陣は、こんなにも妻の扱い方がわからないのだろうか?と思わなくもないですが(苦笑)、女性と男性の考え方の違いには以前から興味があった為、この本を手に取りました。
著書の中には、女性脳の特徴から、男性が妻に対してどのように接していけば「うまくいくのか」、とても具体的に綴られています。そもそも、「トリセツ」という表現が、男性が好みそうな表現です(笑)。
中でも印象に残った箇所は、「過去の体験記憶を臨場感たっぷりに想起し、何十年分もの類似体験記憶を一気に引き出す力は、女性脳が子育てのために備えている標準装備だ。人類は一個体が残せる子どもの数が少ないので、子育ては常に「新しい問題」に直面する。それを何百世代にもわたって培ってきた女性脳は、いつからか「新たな命題に対して、人生の記憶を総動員して瞬時に答えを出す機能」を備えるようになったと考えられる。(中略)特に、怖い、辛い、ひどいといった危険に伴う体験記憶は、子どもを守るために「とっさに発動すべき」第一級重要情報であるがゆえに、それを引き出すネガティブトリガー(引き金)は、周産期(妊娠、出産)と授乳期に格段にパワーアップする。だから、この時期の夫の無神経な発言や行動は、一生残る辛い記憶、傷となって、繰り返し持ち出され、いつまでも消えることがない。」
そうなんです、女性脳の標準装備なんです。結婚して10年程になりますが、もう少し早めにこの本に出会いたかった(苦笑)。
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そして改めて、夫婦に限らず相手の事を「知る」「知ろうとする」事は、対人関係や社会の中に於いて、とても重要な事だと感じました。
ともすると、私たちは先入観や自分の価値観で、どのような相手かと安易に判断してしまいがちです。しかし、まずは色々な手段を駆使し、相手を知る事。どのような人物なのかを知る事で、相手の見方や関わり方に変化があるのではないかと思います。
また、認知症の方に対しても、同じようなことが言えます。
認知症の原因になる疾患は、脳の器質的変化である事が多い為、ご本人の意思とは関係なく症状が現れます。入社したばかりの頃、その人のことを知り、何ができて何が難しいのか見極めることが大切だと教え込まれました。更に、「知り続ける事」が大切だとも教えられました。認知症の症状が進行するからと
いう事もありますが、何事も「知ったつもり」が恐いものです。そして、知り続ける事で、その人との信頼関係を結ぶ事が一番大切な事です。
日々の流れの中で、時々立ち止まって考えなければいけないと改めて考えさせられた一冊でした。今度は「夫のトリセツ」を読みます(笑)。

09:11 | Posted by kimisanchi

【年の初めに】  お寺のよこ 光岡

2020年02月24日 | お寺のよこ

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今年の元日は夜勤明けで、新年の幕開けをお寺のよこで過ごすこととなりました。
午前0時を過ぎると近くのお寺から除夜の鐘の音が聞こえて来て、夜勤業務を行いながら、入居者さんや自分達スタッフにとって素敵な1年になれば良いなと感慨を新たにしておりました。
例年お寺のよこでは大晦日に入居者さんとスタッフがおせち料理を作って正月に備えています。普段の生活では皆さん起床される時間がバラバラなので、朝食を食べる時間も異なるのですが、元日は1年の始まりということもあり、皆さんが居間に揃ってから新年の挨拶を行い(僭越ながら私から挨拶をさせて頂きました)、皆さんでおせち料理を食べました(お身体の状態から居間に出て来られない方が1名いらっしゃったことは残念でした)。
思い返してみれば昨年末からクリスマス、大掃除、正月準備、餅つき、おせち料理の準備、年越し蕎麦等、入居者さんとスタッフが共同で師走から年明けに向けての準備やイベントを行って来ました。それらを通して旧年が過ぎ新年を迎えるという、入居者の皆さんにとってこれまでの生活の中で大切にされてきたことが、今年もまた当たり前のように(自分事のように)実感され、行われたのであればこれに勝る喜びはありません。
私は今年でお寺のよこに入職して15年となります。入居者の皆さんと一緒におせち料理を食べながら、ようやく自分も末席ながらお寺のよこの一員として認められたような気持ちとなりました。入居者の皆さんにとって清々しい正月になれば良いなと願い帰途につきました。
冒頭にも書きましたが、今年が皆さんにとって良き1年となりますように。私も皆さんとともに歩みながら素敵だなと思える瞬間と沢山出会えるような1年にしたいと思っています。

09:10 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2020年01月10日 | 編集後記

今年もあと少しで終わろうとしています。
今年も良いことも、良くないこともたくさんありました。ですが、素敵な一年であったことは、間違いないところです。
先日、道路を走っていましたら、交差点で人が倒れていました。私は左折するところだったので、左折をして直ぐ車を停めて駆け寄ろうとしました。後ろのタクシーがクラクションを鳴らしていましたが。
私は、80歳以上の男性だと思っていたのですが、その方はすでに立ち上がって歩きだそうとしているところでした。そして、はにかむような表情で「転んじゃったよ」と話しかけられました。
年齢は70代中盤。お元気な方でした。一言二言言葉を交わして、その場を後にしました。そのはにかむ笑顔が素敵な方でした。
私は、日ごろ絆やつながりを言っている人たちに対して、多少違和感を感じます。絆やつながりは、口にしないぐらいのほうがそれらを感じているような気がするのです。
先日、とあるアウトレットモールに行ってきました。そこは、リニューアルしたばかりのところで、ケンタッキーの食べ放題があるところです。
友達と4人で一緒に行き、楽しくケンタッキーでたくさん食べました。ですが、その建物が複雑でトイレが少なく、ごみ箱が全く無い場所でした。これじゃあ、お客さんが来なくなるなあ。と言う思いと、これからの建物はこのような形が中心になるのかなあ。と言う思いが入り乱れました。
都内にあるその場所で、次の未来がこのような形になっていくのかと思うと、少し複雑な気分になりました。
ですが、楽しい場所が増えるのは、楽しいことです。
つい先日、もう一度その場所に行っちゃいました。
私たちは、一年の間にさまざまなことを体験します。文頭にも書きましたが、良いことも良くないこともそうです。これら一つ一つの出来事を、昇華させていくことが大切なのだと思います。
良いことも良くないことも、自分の恨みや妬みに関連付けず明日の誰かのためになるような捉え方をできたらいいなと思います。
それが、この一年を過ごした感想です。
よいお年をお迎えください。2019/12/31

17:54 | Posted by kimisanchi

【様々な問題について】  のんびり家2F 石井

2020年01月10日 | のんびり家::のんびり家 2F

のんびり家に復帰させていただき早くも半年が経とうとしています。様々な事情が絡み一旦は退職をしてしまいましたが、幸運にも再度のんびり家で働いています。一旦は退職し他の法人の有料老人ホームで数か月ですが働きました。そこで、感じたことを書きたいと思います。
私が勤務したのは大手の有料老人ホームでしたがサービス形態が異なる為安易に比較してはいけないと思います。しかし、多くの矛盾や問題点が垣間見えました。まず、有料老人ホームでは高額な入居金を払い高齢者は利用されています。しかし、利用者はほぼ自立されている方から認知症の方まで幅広く利用されています。そこで、食事の時間や内容がほぼ決まっており、レクリエーションも時間で決まっています。職員は1日入浴対応など細かく仕事が分業されています。1日の生活がかなり合理化され、システムありきの生活になります。その生活というのも利用者が生活をしているというものではなく職員が「生活をさせている。」というニュアンスがより正確でしょうか。
サービス形態がそもそも異なる点、職員の人員配置に限界があるのは十分に理解できます。しかし、職員は常勤の職員、非常勤の職員など多岐に渡りましたが話をすると様々な問題を抱えていると感じました。「しょうがないよね。」「そんなことやっていてもね・・・。」「もう少しで定年だから荒波立てずに、このままで・・・。」といった具合に何かを諦めている発言が多く聞かれました。認知症状態にある方への理解も乏しく、そもそも時間的な余裕もないため表面上取り繕い、職員は走り回りながら勤務時間が終える前までに「仕事」を終えなければいけません。私自身はこの福祉の業界に勤め研修なども含めて多くの現場を見ているわけではありませんが、様々なミスマッチが生じているのだと痛感しました。やる気のある職員も1部には存在をしていることはあるものの様々な職員の立場がありチームには中々ならないこと、そして何よりも利用者の適正なサービスが受けられていないことなどです。私自身も何度も利用者の諦める姿や言葉を聞きました。

現在でも様々な介護現場では人員不足により常勤職員だけではとても運営出来ないのが現状です。
介護報酬などの財源の問題も重くのしかかってくるでしょう。今後、団塊の世代が後期高齢者になる頃にはより多くの問題が生じてくる可能性があります。先日、ふと携帯を無意識にいじっていると本など出版されている女性のコラムに目が留まりました。(内容はなんとなく覚えていますが、残念ながら名前までははっきり覚えていません。)その女性は保育や介護という広い範囲での福祉としての話をされていました。内容としては「人は人の中で産まれ育ち人は人の中で最期を迎えるべきもの」というものでした。保育現場にはあまり合理性を求めていない(若干の語弊もありますが)にも関わらずに介護では合理性が強く求められすぎているというものでした。このコラムを読んだ時に確かに介護の現場では様々な機械の導入が検討されているなと世間の保育と介護のイメージも関係しているのではないかと思いました。確かに労働力人口の減少により介護だけでなく様々な分野で弊害が出てくるのでしょうが。人は産まれてから平等に年を重ねていきます。私自身もこの仕事に携わっていなければ深く物事を考えなかったかもしれませんが、「人が成長し生活し、やがて最期を迎える」ということを学び、考えるという機会が義務教育でなくてもどこかであると他人事ではなく皆が当事者として様々な問題に対して取り組んでいけるのかなと強く思った数か月でした。そして、今は他の職員と対話を重ねながら「入居者の自立した生活」について丁寧に時間をかけながら、何度も立ち止まり考えていきたいと思っています。

17:53 | Posted by kimisanchi

【物を慈しむ心】  きみさんち 田中

2020年01月10日 | きみさんち

2年ほど前きみさんちをご退去されたOさん。
生前の彼女は花や人、動物などあらゆる物に対し、「可愛いね、綺麗だね」と賞賛をする方でした。
風で折れた枝や秋に公園でひろったどんぐりなどそっとポケットに忍ばせ、かわいそうだから植えてやったと、自室の横にある小さなお庭にせっせと土を掘り起こし植え込んでいる姿が今でも目に浮かびます。
神社の縁日ですくった金魚もえさをやりつつ、可愛いねと賞賛し、亡くなるとかわいそうだとお庭に埋め、墓作ってやったよと手を合わせる。
どんな物事にも慈しみ自愛に満ちた言葉が返ってきていました。
そんなOさんがあるとき何処からともなく拾ってきた椿の枝。
これもかわいそうだとお庭に埋めると見事に根がつきました。
それでも植えてから約4年の月日が流れOさんとお別れをした後に入る利用者のためにお庭を整理した時に捨てるかどうか迷いましたが、せっかく根がついたものを捨てるのはどうかとOさんの意思に沿わないのでは・・・と思い残すことに決めました。
ファイル 480-1.jpeg2019年12月花芽のついた枝にやっと見事なピンク色の花を咲かせ、道行く人の目の保養になっています。
天国で見ているOさんやっぱりそこでも「綺麗だな、見事だな、やっと咲いたのか」とぼやかれているのでしょうね。
本当に自愛に満ちる何事も敬意を表すOさんの精神を私も見習わねばと思う今日この頃です。

17:53 | Posted by kimisanchi

【池袋サンシャイン水族館です~誕生日企画です~】  のんびり家3F 伊藤

2020年01月10日 | のんびり家::のんびり家 3F

みなさんお久しぶりです。のんびり家3階の伊藤です。寒い季節が到来です。
自分は寒いのが苦手で風邪はひかないのですがとにかく苦手です。この記事を作成しているのが12月の末で、この時期に必ず入居者さんとの話題になるのが「一年経つのが早いね~。この間まで夏だったのにあっという間に正月だね~。」です。早いんですよねー、楽しい時間は早く過ぎるとも言うし、早く歳をとってしまうって言うのもありますけど、何はともあれみなさん無事、健康で年を越せるのだからよかです。寒い季節ですが、地域のみなさんも体調に気を付けて、感染症にも充分に注意して良い年越しをお迎え下さいね。
さて話は変わりまして、自分が担当しているEさんと誕生日企画として、池袋サンシャイン水族館に決定し、行って来ました~。まずタクシーで池袋に向かい、昼食を食べてから水族館にレッツラ、ゴーです。ちなみにご飯は、本人の希望で天丼です。エビ旨っ。笑顔いただきっす。
さあ、目的の水族館です。見渡す限りの魚です、本人「うまそうだなー」と感想あり、すかさず「食べちゃーだめだよ」とツッコミいれさせて頂きました。Eさんはエイが気になっていました。なかなか愛嬌のある顔です。その後に、アシカやペンギン、カワウソのショーをみました。特にアシカショーがお気に入りです、アシカが芸を披露すると同じ動きをしてご満悦。拍手喝采です。
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そんなE さんですが、その日一番喜んでいたのが魚でなく、アシカ、ペンギン、カワウソでもなく、館内にたくさんいた子供達です。子供がいると頭を撫でて御満悦です。その笑顔が見られたら自分も達成感バリバリっす。お年寄りは子供好きな方が多いですが、自分もEさんと同じ歳になったときに子供をみたら可愛い過ぎて泣いてしまうかもしれないな~と納得しました。そんな人間味があるEさんが大好きです。
これからも元気に楽しく生活してくださいね。これからもよろしくお願いします。

17:50 | Posted by kimisanchi

【人の気持ちや心・生き方】  お寺のよこ 伊藤

2020年01月10日 | お寺のよこ

今回は少し自分のことを書いてみようかと思います。
今、季節は秋で街には銀杏並木が並びハラハラと黄色い落ち葉が舞っています。以前はそんな景色を綺麗だと思いながら歩いていました。
桜並木や桜吹雪、新緑、雪景色。四季を愛おしく想い、楽しめていたはずなのに。今の私はどれも物悲しい気持ちになってしまうのです。

「人は日々、何のために生きているのか」そんな疑問を抱いています。
「お寺のよこ」は仕事場といってもオフィスではないのでデスクワークや営業職とは違い、仕事という認識はもちろんありながらも、ご入居者皆さんと日々を共にし暮らし、ほんのちょっと支援をさせていただいているという感じでいます。
入居者さんとの会話や生活は大変ながらも毎日楽しく、いろんな発見や勉強になることがあり自分を向上させてくださっていると思います。人生の先輩たちの話は今のこんな私の助けになっています。また、「お寺のよこ」はスタッフにも恵まれ本当に皆さんが私のことを心から気遣ってくださいます。だからこそ働かせて頂けていると感謝するばかりです。
こんなに恵まれた環境の中で働けているのに、どうして私はいつも悲しい気持ちになってしまっているのか。自分でもわからないのです。
入居者の皆さんは私よりも大先輩でいろんな経験や思いをされてきていると思います。今の私の状況を話して相談してみたくなってしまうことがあります。

話は変わって、今年の秋も毎年恒例の一泊旅行に熱海温泉まで出かけることが出来ました。大浴場にカラオケ、和洋折衷のコース料理と海が見えること。皆さんに喜んでいただけていればと思っています。
誕生日企画でもそれぞれの入居者さんご希望の場所に出かけることが出来ています。私の担当のご入居者さんはご希望をお尋ねすると久しぶりに浅草へ行ってみたいということだったため、浅草にお出かけになられました。(私の体調不良で他のスタッフに同行をお願いすることになってしまいましたが。)仲見世通りは割りと空いていてゆっくりと散策が出来、浅草寺をお参りしてお線香の煙をいっぱい身体にかけ、昼食にはお寿司を召し上がって、人力車にも乗って楽しんでいらしたそうです。帰宅時には笑顔いっぱいで「楽しかったよ~」と言われ、私も本当に嬉しかったです。

この後、年末にはこれも毎年恒例の餅つき大会やお節作りが待っています。みんなで大掃除もしなくては。年が明けたら初詣にも毎年行っています。ご入居者の皆さん、スタッフの皆さんが元気に年が越せますように。
さあ、私はどんな気持ちで新年を迎えられますでしょうか。きっとこの皆さんと一緒なら、元の前向きで元気な私に戻れると信じて頑張ります。

17:47 | Posted by kimisanchi

【めぐり会えた奇跡】  お寺のよこ 倉澤

2019年12月18日 | お寺のよこ

喜びや楽しみは、人と分かち合った分だけ大きくなっていくと信じています。
笑顔がいいわね。自分にくっついているものだから。離れないからね。
自分を喜ばせることが大切ね。自分を励ますことも忘れずに。一緒にがんばりましょう。と、いつも私を元気づけてくださる女性のIさんは、来年の2月8日で90歳を迎えられます。独身時代に勤務先のボート部に所属し厳しい練習を重ねられた経験の持ち主です。お寺のよこでIさんと出会いたくさんのことを学び生きる力を与えていただきました。来年の東京オリンピックで運動が大好きなIさんと一緒に競技を観戦できることを今から楽しみにワクワクしております。

08:09 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2019年12月18日 | 編集後記

スターウォーズの最終回が行われます。もう行われているかもしれません。
大宇宙を駆け巡り、ハン・ソロ船長が宇宙船を操り、宇宙を駆け回る話です。(今公開されていたものには、ハン・ソロ船長は出ていないと思います)紹介は不要ですね。
そのスターウォーズが、私の中では盛り上がりません。
実際は、全米興行〇位!!などとCMが流れているかもしれませんが、私たちが子供のころに観た夢のような宇宙の話が、どこかにある映画の1シーンになってしまったような気がしてなりません。
いろいろ考えてみたのですが、いくつか思いつくことがありました。ひとつは、宇宙の冒険活劇が増えて特別な感じがしないこと。これは、ほかの映画でもっと刺激的な内容やキャラクターが、活躍する話が増えたために起きたものです。次は、話が長すぎて統一感が無いことです。最初に出ていた人はお亡くなりになった方もいらっしゃいます。第一作目は、今から40年以上前ですから。そして、一番大きな理由は、私が年を取ったのかもしれません。空想の世界に行かなくても現実世界で十分刺激がありますし、現実世界のほうが充実感があります。そう考えると、スターウォーズに悪いところは無いのですが。(笑)
スターウォーズも夢ではなくなってきています。世の中の進み方も早くなっているような気がします。
ここは、落ち着いて空を見上げましょう。何かいいことを思いつくかもしれませんよ。

08:09 | Posted by kimisanchi

【こんにちは】  のんびり家2F 池田

2019年12月18日 | のんびり家::のんびり家 2F

この業界に入ってもう3年目になります、最近は新しい入居者さんが入ってきて、こののんびり家も賑やかになってきました。入ってきた人はAさんという入居者さんで口髭がとてもダンディーで、カッコいい人だと思います。
Aさんは食事をよく食べる方で、丼で1杯は食べてしまいます。また、お酒が好きでよく飲むお方です。
買い物の際はお酒を必ず買って、開けたらその日に半分以上を飲んでしまうお方です。
Aさんはパスタがお嫌いらしく、以前お出した時に嫌いと言われてしまいました。ですがパスタ以外の麺類は好物らしく良く食べていました。
杖を突いているのですが、きりきり歩いたり、自分から入浴したいと言って来たりする、とても元気なお方です。見ているだけで笑顔になり元気を頂く事があります。
話は変わりますが、9月17日に日帰り旅行に行って来ました。江戸東京博物館に行って、江戸の頃の事や東京になってからの事などを展示していました。自分の対応はKさんでした。江戸や東京の初めの頃にとてもいろんなことに興味があったのか、駆け足位の感じで次々に見て行くので、付いて行くのがやっとでした。他の入居者さん達も、思い思い楽しんでいましたし、また江戸東京博物館の7階にあるレストランでは、皆様美味しいと言って食事をしていました。

08:08 | Posted by kimisanchi

【早いですね】  のんびり家3F 新宮

2019年12月18日 | のんびり家::のんびり家 3F

今年もあと1ヶ月。1ヶ月しかないと思うか、あると思うか、人それぞれですね。
北区にある、ぶなの実のスタッフルームの一部整理と片付けをお手伝いしました。
要不要に分ける作業はもとより、他人の所有物を自分の基準で判断し、なんとかすることはやってはいけないことです。
ですが、部屋を久しぶりに見たら、何とかした方が良い、なんとかしたいと感じました。何のためにかというと、目に見える物から整えていくと、時間、お金、思考など整理しやすくなるからです。ここまで終わらせよう。と目標をたてたのはよかったのですが、目的を見失ってしまい迷子になることもあり、何のためか意識を繰り返し。最後にスッキリしました。と感想を頂きうれしいかぎりです。
スッキリ、の感じ方も人それぞれですね。

08:08 | Posted by kimisanchi

【背中の表情】  きみさんち 志寒

2019年12月18日 | きみさんち

夏も過ぎ、疲れからか、このところKさんはスランプになっています。
お得意の料理をしようとしても、記憶が続かず、スムーズに行程が進みません。
食材を選び、洗い、切り、火にかけ、調味する。その流れがひとつひとつ止まってしまい、作業が次につながらない。Kさん自身もそんな状況がいたたまれないのか、やるせない表情でその場を離れることが多くなってきました。

そんなときのKさんの気分転換が外出。特に外のベンチに座り、風の薫りや心地よい木漏れ日を味わい、ご近所の方との語らううちに、心のもやもやが晴れるのか、表情もすっきりと「どっこい、どっこい」などと呟きながら、何か自分に出来ることはないかと、台所に戻られます。

そんなベンチで過ごしているひととき、「あれはひどいねえ」とKさんが指差しました。
ファイル 472-1.jpeg ファイル 472-2.jpeg少し離れたゴミ集積所に、収集日でもない日に出されたゴミがあり、それにカラスが集まり、ゴミが道の真ん中にまで多量に散乱していました。
「やってきましょ」とやおら立ち上がると、Kさんは竹箒を手にゴミ集積所に向かいます。私もゴミ袋と竹箒を持って後を追います。

かくして10分後、見事にきれいになったゴミ集積所。Kさんは誰にそれを見せ付けるわけでもなく、満足げに竹箒を手に、ベンチに戻っていきます。
安堵しているような、誇らしいような、輝いているその無言の背中。そんな背中をKさんだけではなく、他の入居者さんからも、たくさん見てきたような気がします。そして、そんな背中があるうちは、まだまだ、まだまだ、大丈夫。たくさんの背中が教えてくれました。

さて、いま、私がきみさんちで働いているとき。私の背中は、どんな表情をしているのでしょうか。

08:07 | Posted by kimisanchi

【編集後記】  林田

2019年11月30日 | 編集後記

気が付くと、秋が終わり冬になりだしています。
皆様、いかがお過ごしですか?
私は、事業所の空室が埋まらず、入居者さん募集の毎日です。
現在、とちの実が深刻で、3部屋空いています。練馬区にお住まいの方、ご利用をお待ちしています。
あと、のんびり家(文京区)とつげの実(豊島区)も一部屋ずつ空きがありますので、それぞれご連絡をお待ちします。
そろそろ、師走になりますので、何とか空室を埋めたいのですが、耐えるしかありません。
うちの事業所は、食事つくりや外出など、ご入居された方の意思を尊重する対応をしています。入居者さんがお元気で生活していただけると思います。
ご連絡先は、090-8084-6657(林田)までお願いします。

08:42 | Posted by kimisanchi