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【新たなキャラクター?】  きみさんち金井

2017年09月30日 | きみさんち

とある日のお昼ご飯前。
最近入居されたSさんが毎日の不安を口にされていました。
目の前にはKKさん。にこにこと話しを聞いています。歯に衣着せぬ物言いでばっさり会話を切ったりす
るのが常なので、私はどうなるかといつでも合いの手が入れられる位置に移動して成り行きを見守っていました。
「私、どうにかなっちゃったのかしら」と辛そうに話すSさん。
「大丈夫よ、本当にそうなった人はそんな事は言わない!」と笑顔で太鼓判を押すKKさん。
その後も慰めるというより励ます言葉を投げかけ続けています。
歳の離れた妹分に、貫禄すら感じさせる姉貴分からのエールが届いたのか、Sさんもそうだよねと、落ち着いた様子に変わられました。
Sさんが入居されるまで一番年下の甘えん坊キャラだったKKさん。年下の妹分が出来て気持ちの変化があったんでしょうか。
環境が人を変えると言いますが、新たなお姉さんキャラの彼女が誕生するのか?乞うご期待です

10:44 | Posted by kimisanchi

【認知症に優しい街づくり】  のんびり家2 飛鳥井

2017年09月30日 | のんびり家::のんびり家 2F

皆さん、こんにちは。のんびり家2階の飛鳥井です。8月に入ってから記録的な長雨が続き、夏らしいお天気が少なく、気が付けばもう秋の気配です。
今、私の手元には、1枚の新聞の切り抜きがあります。岡田京子さんという方を紹介した記事です。この方は、元々社会福祉法人を設立し、特養を運営されていましたが、認知症になっても住み慣れた地域で暮らせる街と聞き、ベルギーを訪れた際に、認知症の人が普通に出歩き、家族も手厚く支援されていることに感銘を受けて、日本にも広めようと、財団法人を設立されました。
ご自身が運営する特養では、入居者の大半が認知症であり、家に帰りたがる本人の思いと、介護に疲れた家族の板挟みにもなったり、身近な知人が若年性認知症と診断される出来事も重なり、「どうしたらみんなが幸せになれるのか」と悩んでいた時に、ベルギーの街づくりを知ったそうです。その後、現地で出会った人たちを招き、シンポジウムを開いたとのことでした。
「認知症になっても大丈夫、と言える社会にしたい」という言葉でこの記事は締め括られています。
ベルギーをはじめとする北欧は、介護の先進国と言われています。日本は、北欧に比べるとまだまだ色々な課題が山積していると感じますが、この岡田さんのような取り組みをされている方がいらっしゃると、とても心強く思います。
私などは、日々の仕事に忙殺されて、目の前のことで手一杯になってしまいがちですが、もう少しゆとりを持って、長い目で「認知症に優しい街づくり」について考えられるようになりたいと思います。

10:42 | Posted by kimisanchi

【早すぎますね】  のんびり家3F 新宮

2017年09月30日 | のんびり家::のんびり家 3F

8月17日に、Nさんと池袋の西武デパートへショッピングに出かけてきました。
ご入居されてから早7か月。
日ごろから、新聞広告をみては、「これいいね」「買い物はいつも西武」などと意気揚々と話されています。その時にはいつも、今度一緒に行きましょう。と言いますと「うんうん。何も買わなくても、見てるだけでもたのしいですよ」と話されていました。
当初は、靴と低反発のクッションを買い、食事は鰻だね。と話しが盛り上がりました。
実際は、きれいに陳列されているクッションより、セールのワゴンの中のクッションや、籠を買われました。
いろいろと、喜怒哀楽があった外出中、ご自分が手に取り、肌ざわりや色や形などこだわりながら選び買われている姿に、一瞬でもご自分を大切にされているのを感じられ、忘れられない光景となりました。

10:38 | Posted by kimisanchi

【Kさんとの外出企画】  お寺のよこ 伊藤

2017年09月30日 | お寺のよこ

6月の天気の良い日にKさんと誕生日企画で上野恩師動物公園に出掛けて来ました。
パートから常勤職員になって初めての外出企画です。
緊張感や責任感と共にわくわくする気持ちでいっぱいでした。
Kさんは発語があまり得意な方ではありませんが、動物が大好きな方でテレビを見ながら時々声を出して喜ばれる時があります。
そんなKさん、動物園、動物達にどんな反応をみせてくださるか。
いろいろな動物を見て回っていると、一番喜んでくださったのが猿山でした。
猿の動きを目で追いながら「こっち来た」「降りた」「行っちゃった」とたくさんの言葉を言っていらっしゃいました。表情を伺うと目をきらきらさせていらっしゃいました。
持参したお弁当を池のほとりのベンチで食べるのも、いつもより食欲旺盛でピクニックを楽しんでいらっしゃるようでした。傍に寄ってくる鳩にも敏感に反応されていました。
帰りには一緒にいくつかのぬいぐるみの中から猿のぬいぐるみを選び購入しました。
今はベッドで眠るときには「可愛いなあ」と仰りながら抱きかかえて眠っていらっしゃいます。
私にとってはとても充実した一日でした。Kさんも私と同じような幸せな時間を過ごせていただけていたらと思っています。
またKさんをはじめとして入居者の方々にきらきらする時間を過ごしていただきたいなと思います。

10:33 | Posted by kimisanchi

編集後記  林田

2017年08月31日 | 編集後記

私は、子供のころから歴史が好きで、今もよく読む本は歴史ものが多いです。
最初に好きになったのは、中国の歴史で、興味を持っている方も多いと思いますが、三国志から興味を持ちました。それから、中国のほかの時代の歴史、そして日本の歴史へと興味を持ち続けています。
歴史小説ですから、作者の方の考え方なども紛れ込みますし、歴史の資料を読んでいても、それを作った人の立場が反映されていて、「正しい」と思い込むと、大きな間違いを起こします。
よく言われるように、「歴史は勝者が作ったもの。」などともいわれるほどです。
ですから、できるだけ様々な角度からその時代を検証した資料や小説を読むと、考え方や価値観の違いから、人間と言うものが浮き彫りになります。
その、時代を超えた人間臭さみたいなものに触れた時に、歴史が過去の情報の集積物から、現在のこの私の中にある葛藤や苦しみ、充実感などとつながり、生き生きと頭の中で歴史上の人物が動き出すような気がするのです。
日々を過ごしていると、自分の生き様が歴史の一部であるという実感などはさらさらないです。しかし、このあまたの今を生きる人たちは紛れもなく、歴史を作っていっていると考えます。
そう考えると、日々生きている意義を実感できるように思います。
いま、ヒストリエという漫画を読んでいます。珍しくアレキサンダー大王、アケメネス朝ペルシャの時代の話です。
日本では、あんまり漫画にはなっていないと思います。
漫画ですから、それこそ脚色も多いと思いますが、文化や価値観が日本や中国とまた異なりますので、大変興味深いです。
気になった方は、ぜひ読んでみてください。

10:14 | Posted by kimisanchi

【過去を知って未来を思う】  きみさんち 松林

2017年08月31日 | きみさんち

きみさんちには、101歳の入居者さんが暮らしています。
毎日元気に歩かれ、食事を沢山食べられて、、、と続きたいところですが、そこは101歳のご高齢、流石にその様なお姿を見る機会も無くなり、その生活は、ベッド上が主な場所となり、お出掛けは車椅子に乗ってのものとなっています。
そんな入居者さんにも、もちろんお元気な頃があり、15年程前の映像には、杖を突いて歩かれたり、他の入居者さんたちと食事の支度をしているお姿がありました。
その頃、私はきみさんちには居ませんでしたので、その映像を見ると、とても不思議な感覚に包まれるのです。
元気に歩かれている過去の映像と、ベッド上の現在のお姿。確かに映像は存在しますが、想像をも必要とする映像だと思ってしまうのです。
どういう事かというと、自分で“元気な頃があり”などと言っているのは、映像でしか知らないから、映像の部分しか知らないから、他の生活シーンは想像するしかないのです。
映像には「きみさんちの前には緑があって気持ち良いね。緑があると空気が奇麗になるからね」と、穏やかにお話になっているシーンもあります。
自然が大好きで、とても穏やかな方だと知ることができます。
残念ながら、もう、そんな話をしてはくれませんが、そんな人となりを知る事で、その方との距離感が縮まるような気がします。
現在、先の方の映像の様に、元気に買い物に出掛け、食事を全部召し上がり、言いたい事をハッキリ仰る入居者さんたちが暮らしています。
その方たちの15年後はどんな生活になっているのでしょうか?
それは誰にも分りませんが、その方たちが望まれた生活になっていて欲しいと、強く思います。
皆さんのできる可能性を奪うことなく、皆さんの未来を想像しながら、仕事ができれば良いなと思っています。

10:11 | Posted by kimisanchi

【子供は宝物・・・】  のんびり家2F 石井

2017年08月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

のんびり家の下には保育園がありお散歩などもあり子どもの元気な声がのんびり家にも響き渡ります。ちょうど暑い季節になってきたので、外で水遊びをしている元気な声も多く聞こえるようになりました。のんびり家が移転をした2010年から子どもの声に反応しベランダから顔を覗かせたMさん、元気な子どもの笑顔を見て表情がゆるむYさんなどなど子どもに見せる入居者の表情の豊かさはとてもキラキラしているように見られます。のんびり家と保育園では生活の時間やリズムも異なるため毎日の交流というわけにはいきませんが、日々の買い物と散歩が重なった際の短いながらもささやかな交流や合同の避難訓練、節分の交流など継続して行っています。
のんびり家に入居されて日が浅いTさんはのんびり家の2階のベランダから下の保育園の園児を見ながら私に「ほら、見てごらんよ。皆可愛いよ。」と満面の笑顔で話します。そのパッと明るい笑顔や話題が1人の入居者から他の入居者に伝わっていきます。その際にTさんは「子どもは宝物なんだよ。子どもは周りを幸せにしてくれるんだよ。」と教えてくれました。近年では様々な問題もあり社会が多様化していますが、日本古来の伝統的な考えを大切にされているのだろうなと思いました。私の家でも今年5歳と3歳になる小さな男の子兄弟がいます。日々、接しながらもTさんの言葉を実感する毎日です。とはいうものの、毎日がウルトラマンです、シュワッチ。

10:10 | Posted by kimisanchi

【初めまして】  のんびり家3F 松山

2017年08月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

初めまして。今年の2月からのんびり家3Fでお世話になっています。
松山淑美と申します。よろしくお願い致します。
介護職は未経験ですが、諸事情に加えて、御年○歳という妙齢にもかかわらず、未だ不出来な娘で何の親孝行もできておらず、両親が動けなくなった時にはせめて自分でお世話できるようになりたい!と、のんびり家のドアを叩きました。
研修も無事終了し、現在週に1度夜勤を担当させていただいています。
認知症の方に接するのは初めてでしたので、戸惑うこともありましたし、5か月過ぎた今でも、毎回びっくりの連続です。でもなんとか乗り越えながら、その対応の仕方をひとつひとつ先輩方に質問しつつ実践しています。
そして1日も早く利用者様たちにとって快適なサポートをご提供できる介護者であるとともに、何よりも信頼関係を構築していきたいと思っています。
そんな新人の私ですが、最近一番嬉しかった体験談を一つお伝えさせていただきます。実は、女性の利用者様で、お一人、なかなか信頼していただけず、着替えのサポートを受け入れていただけなかった方がいらっしゃるんです。その方がなんと先週、初めてなんとか私の着替えのサポートを受け入れてくださいました。
凄く嬉しかった!!
とはいえ、ご機嫌の良い時と悪い時がありますので、まだまだ道のりは長いようですが…(でもめげずに頑張ります)
人と言うのは、やっぱり嫌われるのは悲しいもの。まだまだ利用者様たちとの信頼関係は発展途上ながら、私も先輩たちのような家族のような温かい関係性を築けるように精進していきたいと思っています。

10:08 | Posted by kimisanchi

【役割】  お寺のよこ 元谷

2017年08月31日 | お寺のよこ

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生活の習慣や好きなこと、得意なこと苦手なこと入居者さんそれぞれ違います。
複数の方が入居するグループホームではその人同士の意思を尊重していくうち入居者さん同士が 生活するうえでの役割を知らず知らず分担しているように感じます。
買い物が大好きなNさんは、毎日のように食事の買い物に行きたがります。
職員と買い物へ行き 帰るたびに、「いつもありがとう」と他の入居者さんに迎えられるうち、すっかり買出し係りのポジションになってしまいました。
買い出しが習慣になった頃 以前よりも的確に食材をみては献立の提案をしたり その調理方法を僕に教えてくださります。
トランプが好きなIさんは、時間があれば他の入居者さんを誘いトランプに興じます。
その姿はどこかで見た介護職員のレクリエーションのようでいつものお相手の入居者さんもそれを楽しみにしています。
個人的にですがトランプをしだしてから以前よりも、よくねむれるようになったように思います。
飲食店で働いていた経験のあるKさんは、食事作りにホットプレートが出るたび他の利用者さんからのご指名で食事作りに励みます。Kさんが食事を作っていると他の入居者さんも何か手伝いましょうか?と笑いながらやってきます。
そしてKさんの指示で食事作りがどんどん進んでいきます。
揚げ物があがるタイミングやお皿の準備など的確に指示をしています。
食器にこだわりのあるnさんは、いつも台所にたまった食器を拭いては、食器棚に入れていきます。自分のお気に入りの食器は誰にも取られぬよう死角にひそませて。
毎日そのお気に入りの食器を使ってはご飯を食べてます。
自分の意思で自分らしく生きるうちに、ホームで役割を見つけみずから可能性を広げていく入居者さんを見ていると自分も老後 お世話になるならグループホームがいいかなあとふと思います。

10:04 | Posted by kimisanchi

編集後記 林田

2017年07月31日 | 編集後記

この前、古い友人と10年ぶりに再会しました。
彼は、年も同じで以前金融関係の仕事をしていたことなどもあって、縁のある存在でした。
しかも、グループホーム草創期の議論を交わした仲なので、とても貴重な思い出があります。
久しぶりの再会となったのは、彼が横浜から宮崎に引っ越したことが大きかったのです。しかし、久しぶりに会うとお互い年を取ったものの、あの時の情熱を共有することができました。
20年以上のキャリアのある私たちの年代は少数派です。これから、大きな具切りを迎える2025年に向けて、彼とまた力を合わせて頑張りたいと思います。

10:09 | Posted by kimisanchi

【きみさんちの朝】  きみさんち 田中

2017年07月31日 | きみさんち

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きみさんちの朝はとにかく早い。
朝の4時ごろから散歩に出かけようとする方、更衣をはじめ整容の為起きて来る方色々である。
日が昇るのが早まるにつれ、皆さんの活動時間も早まるようです。
そんな中の1ページを今回のどっこいしょでご紹介しようと思います。
4月某日
5時におはようございますとKさんが居間へ。
それにあわせるように3月にご入居されたOさんが、「私が1番だと思ってたのにあんたも早いねー」と言いながら居間に出てこられる。
そこでお茶を飲みながらしばし談笑され、6時ごろにKさんが神社に行ってくるといわれると「私も行きたいけど道が分からないんだよね」と寂しそうに言われる。そこで田中が提案。「Kさんに道案内頼んだら?」と。
そうすると「一緒に行きたいけど良いかい」とKさんに尋ねている。
Kさんも快く了解し、一緒に行こうと支度を始める。
その時のOさんの笑顔が朝日より眩しかった。
30分ほど神社ときみさんち前のベンチでKさんと談笑され、戻って来てのOさんの一言。
「良かったよー」
更に一言 「此処は良い所だねー」
この言葉を聞いて、生活環境の再構築のお手伝いを少しでも出来たのかなーと考えると同時に誘ってみて良かったなと思いました。
でも最初は転びはしないか、躓きはしないかと帰ってくるまではらはらしていたのも事実。
それでもこの「良かった」の一言が聞けてリスクを考えるだけではいけない事をOさんに教えていただいたような気がした早朝散歩だったのです。

10:08 | Posted by kimisanchi

【こんにちは】  のんびり家2F 池田

2017年07月31日 | のんびり家::のんびり家 2F

この業界に入って早くも半年がたち早いものだと思います、ここ最近は少しずつ慣れているのかなと思っています、その例を上げます。
夜寝た時に活発なHさんが起きるタイミングが少しわかった気がします、日中はどのタイミングでお手洗いなどに誘導するのかなども分かりました。
最近ではお部屋で過ごすことの多いО さんを一人で入浴ができたり、食事の際のドリンクを飲んでいただいたり、このタイミングで着替えていただいたりなどが分かってきました。
1人の時もおしゃべりなYさんやⅯさんわ足に薬を塗らなければならないのですが、どのタイミングで塗らなければならないのかなどが分かってきました。
だけど、まだまだこれからなこともあります、例えば。
活発なTさんと話をしたり、Tさんが帰りたいなどおっしゃる時に上手い、言い回しが出来ていなかったり、入浴のときも嫌がられたり、就寝の時に怒り出したりと上手く行かなかったりします。
おしゃべりなTさんが歩けなくなり、上手く歩けないので元々も歩行に近付けたいと思っているのに上手くいかなかったりと色々あります。
皆さんの誘導がなかなか難しかくて、出来なかったりと大変でした。
ですがこんなことに負けてなどいられません、これから覚えて行かなくはならない事が沢山あるからです、これからも沢山覚えていき、学び入居者の方とご家族の方のお役に立てることをしたいと思います。

10:07 | Posted by kimisanchi

【自己紹介】  のんびり家3F 吉田

2017年07月31日 | のんびり家::のんびり家 3F

こんにちは、のんびり家3階の吉田です。
今日はのんびり家3階の自己紹介をしたいと思います。
場所は文京区向丘、最寄り駅は東大前に白山、周囲には根津神社や白山神社、東大や西片周辺の歴史ある街並みの中にあります。
入居者さんは6名。
寝たきりではありますが、素敵な寿司職人の旦那さんと文京区から福祉を変えようと頑張ってらっしゃる立派な息子さんをお持ちの最年少のMさん。
起きているときは常に睡魔と闘っていて、負けてしまうとクッションやタオルに顔をうずめてしまい、息が出来るのかといつも心配になってしまうMさんの次に若手のSさん。
のんびり家3階の食事つくりの大半を担っていて、スーパーでの買い物では椎茸を代表にしたキノコ類、薩摩揚げなどの練り物、ポテトサラダなどにいつも目を奪われてしまうHさん。
全裸でいることが大好き、ベランダの植物には日に数回は水やりを欠かさぬ植物思い、ボクシング中継が始まるとうんちくとシャドーボクシングで解説が始まる米寿のEさん。
男性職員を支部長と呼び、いつも誰かに話しかけ、男性には優しく、女性には厳しく、そうかと思えばいつもすいませんと謙虚にお礼を言ってくれる、入居から1年以上ですっかりのんびり家3階に馴染んだKさん。
美味しいものは全て九州産になり、なにか不満があると常に犠牲になってしまう妹さんがいて、自慢のお父さんや犬のちびちゃんが大好きな最高齢のNさん。
以上の女性5名、男性1名の入居者さんです。
職員は常勤職員3名、派遣職員1名、パート職員2名、この6人です。
基本的に、毎日食べるものを入居者さんと毎日買い物に行きます。
出来るだけみんなで献立を決め、出来る人たちで食事つくりを行います。
起きる時間、寝る時間はそれぞれバラバラでタイムスケジュールはありません。
献立決めや調理を一緒にしているので、ご飯を食べるのはいつも一緒になることが多いですが、食事の時間も決まっていません。
皆さんの生活と全く一緒です。
出来ないことだけ職員が行ったり、手伝ったりします。
間違ったことや分からないことを職員が教えたりもしますが、大先輩の入居者さん達が教えてくれることも沢山あります。
そうは言っても職員も入居者さんも毎日てんてこ舞いです。
てんてこ舞いなのも皆さんの生活と一緒ですかね。皆さん生きるのに毎日必死です。
それでも苦しいときばかりではありません。楽しく笑っていられる時間もあります。
そんな認知症対応型共同生活介護施設、いわゆるグループホームのんびり家ですが、職員不足で困っています。楽しい時間を作るために、入居者さんの能力を活かせる環境を作るために、歩くこと、食べること、掃除洗濯や食事作り、趣味の時間を一緒に過ごしたり、色々教わったり教えたり。
そんな時間を作るための職員が足りません。
介護職員の待遇改善の一つとしてお給料も少し上がりましたので、やってみたいと思う方がいれば今がチャンスだと思います。
興味のある方がいれば、のんびり家3階までお電話下さい。

10:07 | Posted by kimisanchi

【☆ Iさんの言葉☆】  お寺のよこ 倉澤

2017年07月31日 | お寺のよこ

「人生は努力と運。運命が自分をつくるのよ。良いところを学ぶ姿勢が大切ね」と教えてくださったIさんは、2月に87歳のお誕生日を迎えられました。とてもスポーツが大好きでお若い時は女性でありながらボート部に所属し、毎日練習されていたそうです。得意のペン習字は3級の腕前です。毎朝、自室でお手本を見ながら練習を怠りません。仲良しの入居者Nさんとのトランプ(七並べ)も日課になりました。時折、口論となりぶつかる時もありますが、いつのまにか仲直り、テーブルの上のトランプカードを見つめるお2人の姿が微笑ましいですね。そんなIさんと5月中旬に誕生日企画として御徒町に出かけました。アメヤ横丁の商店街の中にある徳大寺でお参りした後、「寿司幸」でランチ、上野恩賜公園を散策しました。Iさんは、「みはし」で食べたクリーム白玉あんみつがとても美味しかったようですね。本来なら3月に予定していた企画でしたがIさんの腰椎圧迫骨折の治療があり遅れてしまいました。しかし、上野恩賜公園の新緑を眺めながら感動してくださったIさん。素敵な言葉をプレゼントしてくれました。「緑と習字が繋がりあるように思うわ。墨の色は黒いけれど、どちらも落ち着くのよね」と。ありふれた日常にも落ち着くような雰囲気を作れるといいなぁ~と思った瞬間でした。

10:00 | Posted by kimisanchi

編集後記 林田

2017年06月30日 | 編集後記

昨年「鼻めがねと言う暴力」と言う本を出させていただいて、一年ほど経ちました。
大変ありがたいことに、あちらこちらに講演で呼んでいただきました。読んでいただいた方はお判りでしょうが、虐待に対して書いた本です。講演に呼んでいただくのは大変ありがたいのですが、それだけ虐待が起きていると考えることもできます。全国でどのくらいの虐待が起きているのだろうと考えると、と不安を感じることもあります。
しかし、これまでのことでわかってきていることもあります。
虐待を無くすには、「虐待を絶対に起こさない。」と言う強い意思と意志を持ち、地道に継続して取り組むしかないということです。
私たちの仕事の素晴らしさ、つまり、認知症状態にある人の素晴らしさを理解したいのなら、虐待をなくすための不断の努力をしなければならないと改めて思います。
(林田)

17:15 | Posted by kimisanchi